スマートウォッチといえば、ビジネスなどの普段使い、またはランニングなどの運動時に着用するのが一般的です。
しかし近年、サッカー審判でスマートウォッチを着用するケースがよくみられます。
「スマートウォッチって普段使っているけど、サッカー審判で使えるの?」
「サッカー審判でスマートウォッチを使って良いことあるの?」
「スマートウォッチって高いでしょ?」
そのような疑問を持っている方に、サッカー審判で使えるスマートウォッチの選び方のポイントと、おすすめのスマートウォッチを紹介していきます。
目次
スマートウォッチはサッカー審判にも使えるのか?
結論から言いますと、スマートウォッチはサッカー審判に使えます。
実際に、スイスの高級時計ブランドのウブロが手掛けたスマートウォッチを、2018ワールドカップロシア大会の全試合で審判が着用しました。
ただ、何でも良いというわけではありません。
サッカー審判の時計に最低限必要な機能は、ストップウォッチと防水機能の2つです。
試合中のプレー時間は、ストップウォッチ機能で計測します。
ハーフタイムをタイマーで設定しておくと、うっかり時間が過ぎてしまうこともないので、タイマー機能もあればなお良いでしょう。
また、多少の雨でも故障しない程度の防水機能は必須です。
スマートウォッチをサッカー審判で使うメリット・デメリット
メリット
審判のスキルアップになる
スマートウォッチは走った時間や距離、心拍数などを記録してくれるので、自身のパフォーマンスを可視化できます。
サッカー審判が1試合で走る距離は、45分ハーフ(計90分)の試合で「13km」にもなるといわれています。
この数字を指標にし、スマートウォッチ内に蓄積した自身の記録と比較していくと、スキルアップにつながるでしょう。
モチベーションが上がる
パフォーマンスを記録し可視化できることによって、モチベーションが上がるのもスマートウォッチを使う大きなメリットになります。
「子どものサッカークラブの付き合いで」とか「サッカー部の顧問だから仕方なく」などという理由で、審判活動をしている方もいるかと思います。
スマートウォッチ内のデータが増えていくと「前回より良い記録を出そう」「半年前よりたくさん走れた」など、目標ができたり成長を実感できたりします。
サッカー審判専用アプリが使える
サッカー審判のために作られた「REFSIX」というアプリがあります。
このアプリは、時間、得点、選手交代などの試合中の記録をとることができます。
また、有料オプションに入ると、走行距離やヒートマップを用いたポジショニングなどの自身のパフォーマンスを記録できます。
このアプリを使えば、審判活動の大きな助けになるでしょう。
無料版だけでも使ってみる価値はありそうです。
デザイン性が高い
サッカー審判が使えるスマートウォッチは、デザイン性が高いものが多いです。
スマートフォンのようにタッチパネルですので、余計なボタンや装飾がなく、すっきりしたシンプルなデザインになっています。
そのため、飽きがこなく、長く使えるのも大きなメリットです。
デメリット
充電しないと使えない
当たり前ですが、スマートウォッチは充電しないと使えません。
週に1回や月に1回など、審判活動の頻度は人によってさまざまなので、時には充電するのを忘れてしまうこともあるでしょう。
充電せずに試合に臨むと、バッテリーがいつ切れるか気になり、レフェリングに支障が出てしまいます。
途中でバッテリーが切れて時間がわからなくなってしまうことがないよう、試合前にしっかり充電して臨みましょう。
サッカー審判のスマートウォッチの選び方
画面の見やすさ
サッカーは攻守一体型のスポーツゆえ、目まぐるしく状況が変わってしまうので、審判は試合中、選手の動きから目が離せません。
少しでも目を離すと的確なジャッジができなくなるため、プレー時間の確認は瞬時に行う必要があります。
したがって「パッと見てわかりやすい表示であるか」がとても大事になります。
液晶画面の大きさ、表示の大きさ、画面の明るさなどは必ずチェックしておきましょう。
重さ
スマートウォッチを選ぶうえで、重さも重要です。
サッカー審判は、ダッシュをしたり、ターンして方向転換したり、バックステップを踏んだりと、さまざまな動きをします。
そのような動きを試合中にひたすら繰り返すので、時計が重いものだと余計に疲れてしまいますよね。
また、サッカー審判の中には、両腕に1つずつ時計をする人もいます。
これは、片方が故障した時の予備として、また、アディショナルタイムの計測用として2つ使用しているのです。
時計を2つ付ける場合は特に、軽いスマートウォッチを選ぶと良いでしょう。
耐久性、防水機能
丈夫であるかといった耐久性も重要な要素です。
試合中に転んだり、選手とぶつかってしまったりすることがあるので、多少の衝撃に耐えることができるタフさは必要です。
また、サッカーの試合は雨で中止になることはほとんどありません。
雨の中試合が行われる場合に備えて、防水機能がついていることは外せませんね。
試合で起こるさまざまなアクシデントに対応できるものを選びましょう。
サッカー審判のスマートウォッチおすすめ5選
【CASIO】
G-SHOCK G-SQUAD(GBD-200)
言わずと知れた時計ブランド「CASIO」のG-SHOCK G-SQUAD GBD-200というモデルです。
初代G-SHOCKから受け継がれたスクエアフォルムで、従来モデル(GBD-100)よりコンパクトになっています。
最大5つの時間設定ができるマルチタイマー機能があり、審判時の時間管理に役立つでしょう。
G-SHOCKのスマートウォッチの中では低価格帯なので、手を出しやすいモデルです。
【CASIO】
G-SHOCK G-SQUAD(GBD-H1000)
続いてこちらもG-SHOCKのG-SQUAD GBD-H1000というモデルです。
G-SHOCKらしいゴツゴツとしたデザインで、男心をくすぐりますね。
画面やボタン部分が凹凸形状のため、ガラスやボタンへの直接的な衝撃を防ぐ構造になっています。
また、20気圧防水を実現しており、防水機能もばっちりです。
とにかく丈夫で、カッコイイものを探している方におすすめです。
【Samsung】
Galaxy Watch4
SamsungのGalaxy Watch4はシンプルなデザインが特徴です。
液晶画面やボタン周りに余計な装飾もなく、丸形の時計本体とストラップが「流れるような美しいフォルム」になっています。
重さも25.9g(ストラップ除く)と非常に軽く、今回ご紹介するスマートウォッチの中で一番軽いモデルです。
シンプルかつ軽量ですので、男女問わず着用できるでしょう。
【HUAWEI】
WATCH GT2
HUAWEIのWATCH GT2の大きな特徴は電池持ちの良さです。
WATCH GT2は本体サイズが2種類あり、42mmと46mmのどちらか選べます。
どちらにも、電力を抑えるアルゴリズムが搭載されており、消費電力が少なく済むため、長時間の電池持ちを実現しています。
46mmタイプで最大2週間連続使用可能ですので、電池持ちが気になる方におすすめです。
【GARMIN】
ForeAthlete 55
最後に紹介するのは、GARMINのForeAthlete 55というモデルです。
機能性、価格の面でバランスが取れており、今まで紹介してきたスマートウォッチのいいとこどりといったところでしょうか。
重さは37g、電池持ちはGPS+心拍モードで約20時間稼働ですので、審判活動においては十分といえるでしょう。
ひとつ特徴を加えると、表示される文字が大きく、画面が見やすいという点になります。
まとめ
サッカー審判のスマートウォッチについてメリット・デメリットを踏まえ、おすすめ5選を紹介しました。
スマートウォッチだからこそできる機能や使い方があるので、これからサッカーの審判活動をするうえで、少しでもスマートウォッチを選ぶ際の参考になれば幸いです。
サッカー審判のスマートウォッチの購入で失敗しないために、各ショッピングサイトのレビューもしっかり確認して自分にピッタリなモノを見つけましょう。
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