iPadは作業をはじめ、イラスト制作にも対応しており、あらゆる用途でパフォーマンスを発揮できるアイテムです。
しかし、タブレット機能だけでは操作性が悪く、特にイラスト制作は非効率となってしまうのが欠点です。
ですが、近年はiPadの操作性を高めてくれる左手デバイスが登場しており、導入を検討される方も多いと思います。
そこで本記事では、iPad用左手デバイスおすすめ製品を紹介し、メリットデメリット・選び方を解説します。
iPad用左手デバイスを使うメリット
iPadは幅広い用途への適応力がありますが、突出した操作性が無く、扱いにくさを感じてしまうこともあるでしょう。
ですが、左手デバイスをiPadに接続することにより、複数の工程を必要とする操作がワンボタンで実行できるようになります。
あらゆる作業に掛かる工程をカットできるため、イラスト制作時に掛かる時間の大幅な削減が見込めます。
また、右手でジェスチャー操作を行いつつ、左手デバイスで直感的に操作できるため、作業効率アップが期待できる点も強みです。
左手デバイスは人間工学に基づいて設計された製品が多く、作業時に掛かる負担や疲労軽減も期待できます。
iPad用左手デバイスを使うデメリット
iPadに左手デバイスを接続することにより操作性を高められるため、作業効率アップが見込めるアイテムです。
しかし、iPad本来の操作性とは大きく異なるため、スムーズな操作が行えるようになるまでにはかなりの時間を要します。
疲労や負担軽減は期待できますが左手の位置が固定されてしまうため、姿勢を変えづらい点には注意です。
また、iPad用左手デバイスはデザイナー向けに設計された製品が多く、一般的な事務用途やアプリへの適性がありません。
一般的なデバイスと比べると製品価格も高いため、導入するには相応の予算確保も必須になってきます。
iPad用左手デバイスの選び方
タイプで選ぶ
iPad用左手デバイスにはコントローラー・キーボードタイプなど、多様な特性を持つ製品が登場しています。
コントローラーやキーパッドタイプはスティックや十字キーが搭載されているため、直感的に操作しやすいのがメリットです。
キーボードタイプはショートカットキーを登録できる数は多いですが、スティックが無いため、キーボードに慣れている方向けです。
割り当てられるボタン数を考慮しつつ、好みのタイプを選択する形で問題ありません。
ボタン数で選ぶ
iPad用左手デバイスにおけるボタン数は割り当てられる数を指しており、操作性に大きく影響する項目です。
ボタン数が少ない製品は低価格で導入できますが、10個～20個以上搭載されている製品は高額なコストが掛かる点に注意です。
ボタン数は多いに越したことはありませんが、ボタン数が増えるにつれて価格も向上する点には注意しましょう。
ご自身が用意できる予算を加味しつつ製品詳細をチェックして、理想の操作性を持つ製品を選ぶのがベストです。
メーカーで選ぶ
iPad用左手デバイスは全体数でみるとラインナップは少ないですが、多数のメーカーから製品化されています。
メーカーによって人気や性能が大きく異なるケースもあるため、メーカー選びは非常に重要です。
メーカー選びで失敗しないためのポイントですが、製品に対するレビュー評価を参考にしましょう。
iCleverや8Bitdoは国内人気が高く多数の高評価を獲得しており、迷ってしまう際にはチェックしてみましょう。
価格帯で選ぶ
iPad用左手デバイスは製品数こそ決して多くはないですが、3千円以下～1万円前後と幅広い価格帯で登場しています。
基本的に「価格＝性能」に大きく比例しているため、低価格帯は最低限の性能しか搭載されていません。
そのため、カスタマイズ性やボタン数にこだわる場合は、5千円以上の出費は想定しておくのが大切です。
コストを抑えることを重視するなら低価格帯、機能性にしっかりとこだわるなら1万円前後の製品も視野に入れておきましょう。
iPad用左手デバイスおすすめ8選
【Earto】
マルチペアリング 左手デバイス（ZYN960-GY-N-JP）
Bluetooth5.1規格で安定接続を可能にしつつ、全28個のキーで快適な操作性を実現した左手デバイスです。
フル充電時には400時間のスタンバイ、100時間の連続使用が行えるため、こまめなバッテリー管理要らずで運用できます。
また、マルチペアリングにも対応しており、必要に応じて接続デバイスを瞬時に切り替えられる利便性も好評です。
| サイズ/重量 | 16.4×11×3.2cm/130g |
|---|---|
| タイプ | テンキー |
| ボタン数 | 28 |
【iClever】
ワイヤレス 左手デバイス（IC-KP08）
Bluetooth5.1規格高速通信で低遅延を実現しつつ、スリムなテンキータイプで仕上げた左手デバイスです。
人間工学に基づいた傾斜角度が設けられており、長時間使用しても疲労を感じにくく、作業に集中できます。
約1時間の充電で40時間の連続使用が行えますし、自動スリープモードでバッテリー消費を抑えてくれる点もおすすめです。
| サイズ/重量 | 18×12.5×3cm/180g |
|---|---|
| タイプ | テンキー |
| ボタン数 | 22 |
【8Bitdo】
Zero2
コンパクトサイズ＋軽量で設計されており、ゲームコントローラータイプで仕上げた左手デバイスです。
縦置きでイラスト用途への運用も可能であり、「CLIP STUDIO」などのアプリでパフォーマンスを発揮できます。
バッテリー持続時間の短さがあるため、こまめな管理は必要になりますが、3千円以下で導入できるコスパが魅力です。
| サイズ/重量 | 11.8×5.7×4.4cm/60g |
|---|---|
| タイプ | コントローラー |
| ボタン数 | 12 |
【8Bitdo】
Micro（6922621503583）
コンパクトサイズをユニークなカラーで仕上げつつ、16のボタンで操作性を強化した左手デバイスです。
軽量で持ち運ぶ際に負担が掛かる心配が無く、専用アプリを活用して柔軟なボタン割り当てが行えます。
また、幅広いイラスト制作ソフトウェアへの互換性もあり、適応力の高さも高く評価されています。
| サイズ/重量 | 11.6×5.4×3.9cm/59g |
|---|---|
| タイプ | コントローラー |
| ボタン数 | 16 |
【AOIKTYE】
ProCreate向け 左手デバイス（A3）
イラストソフトウェア「ProCreate」を想定して設計されており、テンキータイプで仕上げた左手デバイスです。
カラーバランスやブラシ調節をはじめ、アプリ上で使用頻度が高い操作を割り当てられるため、作業効率アップが期待できます。
スタイリッシュなデザインで持ち運びやすいですし、滑り止め加工によって安定性も確保されています。
| サイズ/重量 | 14.6×8.6×2.5cm/120g |
|---|---|
| タイプ | テンキー |
| ボタン数 | 20 |
【Coolertron】
メカニカル 左手デバイス（AE-AMAG23）
キーボードの左側部分のみを採用し、カスタマイズ可能な23個のキーで操作性を高めた左手デバイスです。
あらゆるイラスト制作ソフトウェアへの互換性があり、コンパクトサイズでラクに持ち運べます。
RGBバックライトで視認性も確保できますし、2色＋2軸のバリエーションが用意されている点も魅力です。
| サイズ/重量 | 30.8×13.2×5.8cm/420g |
|---|---|
| タイプ | キーボード |
| ボタン数 | 23 |
【HUION】
Keydial mini（K20-JP）
テンキー＋ダイヤルコントローラーを採用しており、コンパクトサイズで運用しやすく仕上げた左手デバイスです。
カスタマイズ可能な全18キーを活用し、ショートカットを個別に割り当てられるため、理想の操作性を実現できます。
静音性に優れたパンタグラフ方式のためタイピング音も気になりませんし、大容量バッテリーを搭載している点も好評です。
| サイズ/重量 | 18×12.5×4.4cm/290g |
|---|---|
| タイプ | テンキー |
| ボタン数 | 18 |
【YesWord】
X-20
ベーシックなテンキータイプをコンパクトに仕上げており、幅広いアプリへの互換性も実現した左手デバイスです。
アイコンステッカーが付属されており、使用頻度が高いショートカットキーに対し、自分好みで目印を付けられます。
使用頻度が高いレイアウトを2つまで記憶可能であり、状況に合わせた瞬時の切り替えが行える点もおすすめです。
| サイズ/重量 | 14×13.1×2.4cm/130g |
|---|---|
| タイプ | テンキー |
| ボタン数 | 20 |
iPad用左手デバイスの購入で失敗しないために、各ショッピングサイトのレビューもしっかり確認して自分にピッタリなモノを見つけましょう。
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