冬用の寝袋を選ぶにあたって「暖かいこと」「濡れに強いこと」は絶対条件になってきます。
それにプラスして、見た目もカッコよく、価格も手頃であれば言うことありませんよね。
そんな望みをかなえてくれる寝袋として、「カリンシア」の商品を選んでみてはいかがでしょうか?
本記事では、軍用としても使われているほど信頼性が高く、無骨でカッコいいカリンシアの寝袋をご紹介します。
カリンシアの寝袋を使うメリット
過酷な環境下でも暖かく就寝できる
カリンシアの寝袋は、北欧を中心としたEU27カ国の軍用としても使用されているため、その暖かさや耐久性は群を抜いています。
その秘密はG-LOFTというカリンシア独自の暖かく軽量な中綿で、化学繊維にもかかわらず羽毛以上の暖かさと品質を誇ります。
最上位のディフェンス6の下限温度は−18度という驚異の数値のため、寒冷地での冬キャンプでも十分に対応できるでしょう。
暖かさを逃さない
寝袋で暖かく就寝するためには、暖まった空気を外に逃さない保温性の高さがとても重要です。
その点カリンシアの寝袋は、NASAの技術を使用した「サーモフレクト」素材を使うことにより、寝袋内の保温効果を11%も高めています。
さらに水を弾く表面素材により、テント内の結露が寝袋に浸みて保温効果が落ちる、といった心配もありません。
極上の肌触り
暖かいと評判のダウンシュラフを購入しても、カサカサとしたナイロン素材で寝心地がイマイチと感じている人も多いのではないでしょうか。
一方でカリンシアの寝袋は、「Shellproof」という独自の生地を採用しているため、シルクのような極上な肌触りを実現しています。
また、肌触りがよいだけでなく撥水・耐水・透湿性も兼ね備えているため、汗でベタつくようなこともなく朝までぐっすりと眠ることができます。
センタージップで開閉しやすい
カリンシアの寝袋の評価が高いポイントのひとつとして、特徴的なセンタージップが挙げられます。
それにより開閉がしやすく、ダブルジッパーの開け方次第で両腕を出して本を読んだり、足を出して体温調節をしたりと自由自在です。
カリンシアの寝袋を使うデメリット
化学繊維なので重い
カリンシアの寝袋の中綿は普通の中綿より軽量ですが、羽毛に比べるとどうしても重量感があります。
いちばん中綿の多いディフェンス6は重量が約2.8kgと重めで、持ち運びが楽とは言えないのがデメリットです。
そのため、軽めのダウンシュラフに慣れている人であれば、使い始めは抵抗を感じるかも知れません。
収納サイズが大きい
先述のとおり、中綿に化学繊維を使用しているため、ダウンシュラフのようにコンパクトに収納することができずかさばります。
車移動であれば問題ありませんが、バックパックキャンプやツーリングキャンプなどには向かないというところはデメリットと言えるでしょう。
実店舗が少なく、試着が難しい
カリンシアの寝袋を試せる店舗は少なく、現時点では関西の2店舗と東京のショールーム(要予約)のみになっています。
そのため、実際に寝袋を手にとってサイズや暖かさを確認するのが難しい、というのがデメリットのひとつです。
カリンシアの寝袋の選び方
ディフェンスシリーズから選ぶ
カリンシアの寝袋のメインとなるシリーズは「Defence(ディフェンス)」で、おもにこのシリーズの中から選ぶかたちになります。
1→4→6と中綿の量によって商品名が区別されているので、使用するシーズンやキャンプをする地域の最低気温などによって選ぶようにしましょう。
サイズで選ぶ
カリンシアの寝袋は、S・M・Lサイズから選ぶことができます。
対応する身長はSサイズは175cmまで、Mサイズは185cmまで、Lサイズは190cmまでとなっています。
ただし、ヨーロッパサイズなので日本のものより若干大きめの作りです。
余裕を持って大きめを購入したら暖まるのに時間がかかってしまった、というレビューも多いため、サイズ選びは慎重に行いましょう。
適応温度は参考程度にする
カリンシアのスペック表に記載された適応シーズン温度(EN13537)はヨーロッパの規格で、日本人より体格の良い欧州人がベースになっています。
日本人には当てはまらないことが多いため、適応温度はあくまでも参考程度に考えるようにしましょう。
カリンシアの寝袋の価格帯
カリンシアの寝袋は、中綿の量が少ない春夏用(ディフェンス1やトロペン)で2万円台前半から購入することができます。
ハイスペックモデルのサバイバルワンでも5万円台で購入することができるため、同等のダウンシュラフに比べると比較的リーズナブルです。
ただし、海外輸入品は為替の影響により値上がりする可能性もあるため、気になったら早めの購入をおすすめします。
カリンシアの寝袋おすすめ10選
製品名 | サイズ展開 | 重量(Mサイズ) | 適応温度 |
---|---|---|---|
Defence 6 | M、L | 2,800g | 快適温度:-8.8度 下限温度:-18度 極限温度:-40度 |
Defence 4 | S、M、L | 1,850g | 快適温度:-8.8度 下限温度:-15度 極限温度:-35度 |
Defence 1 | S、M、L | 1,050g | 快適温度:8.1度 下限温度:4度 極限温度:-10度 |
Survival One | 1サイズ(190cmまで) | 3,000g | 快適温度:-8.8度 下限温度:-18度 極限温度:-40度 |
Tropen | M、M2L(幅狭)、L | 1,100g | 快適温度:9.4度 下限温度:5.0度 極限温度:-7.9度 |
Defence 4 MULTICAM LIMITED EDITION | M、L | 1,850g | 快適温度:-8度 下限温度:-15度 極限温度:-35度 |
G180 | M、L | 910g | 快適温度:2.9度 下限温度:-2.5度 極限温度:-18.7度 |
G280 | M、L | 1,580g | 快適温度:-4.4度 下限温度:-11度 極限温度:-30.6度 |
Grizzly Olive インナーシュラフ | 1サイズ(180cmまで) | 500g | インナーのため記載なし |
Polycotton Liner インナーシュラフ | S、M、L | 480g | インナーのため記載なし |
【Carinthia】
Defence 6
カリンシア独自の中綿「G-LOFT」を3層構造にした、ディフェンスシリーズのなかでもっとも暖かいモデルです。
中綿が入ったネックバッフルにより、マフラーのように首元を温かく包み込んでくれます。
下限温度が-18度となっているため、冬キャンプの醍醐味でもある雪中キャンプを楽しむのに最適な寝袋と言えるでしょう。
サイズ展開 | M、L |
---|---|
重量(Mサイズ) | 2,800g |
適応温度 | 快適温度:-8.8度 下限温度:-18度 極限温度:-40度 |
【Carinthia】
Defence 4
ディフェンスシリーズのなかでもっともスタンダードなモデルで、ディフェンス6に比べると中綿の量がやや少なめになっています。
そのため、氷点下にならない程度の環境下であれば快適に就寝することができるでしょう。
また、ディフェンス6にはないSサイズも展開されているので、小柄な男性や女性でも使用できるというのがポイントです。
サイズ展開 | S、M、L |
---|---|
重量(Mサイズ) | 1,850g |
適応温度 | 快適温度:-8.8度 下限温度:-15度 極限温度:-35度 |
【Carinthia】
Defence 1
こちらはディフェンスシリーズのなかでもっとも綿の量が少ない分、コンパクトなサイズに収納できるというメリットがあります。
そのため、ツーリングキャンプやバックパックキャンプにも最適です。
快適温度は8.1度なので、ディフェンス4または6を冬用に、このディフェンス1を暖かい季節用にと使い分けするのもおすすめです。
サイズ展開 | S、M、L |
---|---|
重量(Mサイズ) | 1,050g |
適応温度 | 快適温度:8.1度 下限温度:4度 極限温度:-10度 |
【Carinthia】
Survival One
このサバイバルワンは、ディフェンス6と同等の適応温度ですが、少し変わった作りになっています。
肩の部分のジッパーを開くとアームが内蔵されているので、寝袋を着たまま本を読んだり足元のジッパーを開けて歩いたりすることも可能です。
足を出した時は寝袋を折り返し、両サイドのバックルに固定させることができるという小ワザが効いたところがギア好きの心をくすぐります。
サイズ展開 | 1サイズ(190cmまで) |
---|---|
重量(Mサイズ) | 3,000g |
適応温度 | 快適温度:-8.8度 下限温度:-18度 極限温度:-40度 |
【Carinthia】
Tropen
このトロペンは「撥水加工Shelltex」という撥水透湿素材を使っているため、通気性がよく、暖かい季節でも快適に過ごすことができます。
また、顔専用の蚊帳により顔周りに虫が寄ってくる不快感を感じにくく、虫嫌いの人でも安心して就寝することができます。
ディフェンスシリーズに似ていますが、センタージップではなくサイドジップのため、商品選択の際にはご注意ください。
サイズ展開 | M、M2L(幅狭)、L |
---|---|
重量(Mサイズ) | 1,100g |
適応温度 | 快適温度:9.4度 下限温度:5.0度 極限温度:-7.9度 |
【Carinthia】
Defence 4 MULTICAM LIMITED EDITION
ディフェンス4の限定バージョンで、マルチカム柄がよりミリタリーテイストを感じさせてくれる寝袋です。
無骨なキャンプギアの中に柄物を一点投入すると、サイトの雰囲気をガラッと変えることができるのでおすすめです。
二層構造になったふかふかのお布団のような寝心地は健在なので、タープ泊でも快適な眠りにつくことができるでしょう。
サイズ展開 | M、L |
---|---|
重量(Mサイズ) | 1,850g |
適応温度 | 快適温度:-8度 下限温度:-15度 極限温度:-35度 |
【Carinthia】
G180
シルクのような肌触りを実現したShelltexスーパーライトという独自素材を採用しているため、高い撥水・透湿・防風性を誇ります。
世界的な冒険家も使用しているというのも納得で、シンプルながらも暖かく快適に休むことができる寝袋です。
サイズ展開 | M、L |
---|---|
重量(Mサイズ) | 910g |
適応温度 | 快適温度:2.9度 下限温度:-2.5度 極限温度:-18.7度 |
【Carinthia】
G280
先述のG180からさらに綿の量が増えて、快適温度−4.4度という保温性をより高めたモデルです。
寝具のようにやわらかな肌触りで、厳しい環境下でも快適な眠りを約束してくれます。
ただしG180と同様、フロントジッパーではなくサイドジッパーとなっており、ディフェンスシリーズとは作りが異なる点にご注意ください。
サイズ展開 | M、L |
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重量(Mサイズ) | 1,580g |
適応温度 | 快適温度:-4.4度 下限温度:-11度 極限温度:-30.6度 |
【Carinthia】
Grizzly Olive インナーシュラフ
ディフェンスシリーズの中に仕込むことにより、寝袋内の温度を+5度高めてくれるインナーシュラフです。
とても薄い素材ですが、内側がフリース素材になっているため、寝袋の中に入った時のヒヤッとした感覚を軽減してくれます。
これ一枚でも快適に過ごせるため、春夏用の簡易シュラフとして使うのもおすすめです。
サイズ展開 | 1サイズ(180cmまで) |
---|---|
重量(Mサイズ) | 500g |
適応温度 | インナーのため記載なし |
【Carinthia】
Polycotton Liner インナーシュラフ
こちらもディフェンス用のインナーシュラフで、寝袋内のリングと紐で結んで連結させることができます。
ディフェンスシリーズの寝袋はお洗濯が大変なので、このインナーをシーツのようにして汚れ防止にするのもおすすめです。
ただし、ポリコットンの素材は伸びないため、ゆったりと就寝したければ大きめのサイズを選んだほうがよいでしょう。
サイズ展開 | S、M、L |
---|---|
重量(Mサイズ) | 480g |
適応温度 | インナーのため記載なし |
まとめ
カリンシアの寝袋は最高品質の素材で作られているため、暖かいだけでなく耐久性と快適さも兼ね備えています。
軍用に使われているのも納得のスペックの寝袋を、あなたのアウトドアライフに取り入れてみてはいかがでしょうか。
カリンシアの寝袋の購入で失敗しないために、各ショッピングサイトのレビューもしっかり確認して自分にピッタリなモノを見つけましょう。
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