リモートワークをはじめ、ゲームプレイやライブ配信において、ヘッドセットはあらゆるシーンで運用できるアイテムです。
しかし、ヘッドセットは利便性にこそ優れていますが、マイク品質が低い製品が多く、不満を持たれる方もいると思います。
そこでプロ用と言っても過言ではない、本格的なマイクを搭載したヘッドセットを視野に入れる方もいるでしょう。
そこで本記事では、プロ用マイクを搭載したヘッドセットを紹介し、メリットデメリットや選び方を解説します。
目次
- 1 プロ用マイク搭載ヘッドセットを使うメリット
- 2 プロ用マイク搭載ヘッドセットを使うデメリット
- 3 プロ用マイク搭載ヘッドセットの選び方
- 4 プロ用マイク搭載ヘッドセットおすすめ10選
- 4.1 【VOPTECH】UC809D
- 4.2 【Turtle Beach】Stealth Pro(TBS-3365-01)
- 4.3 【Avantree】Aria Pro 2(BTHS-AS90P-ENC)
- 4.4 【Cisco Systems】両耳 ヘッドセット(CP-HS-W-522-USB=)
- 4.5 【DELL】WL5022
- 4.6 【SteelSeries】Arctis 7(61505)
- 4.7 【Logicool】G PRO X 2 LIGHTSPEED(G-PHS-005WLBK)
- 4.8 【Astro】A40TR-MAP
- 4.9 【Sennheiser】MB Pro 1 UC ML
- 4.10 【CORSAIR】Virtuoso PRO(CA-9011370-NA)
- 5 まとめ
プロ用マイク搭載ヘッドセットを使うメリット
動画やライブ配信に最適
一般的なヘッドセットの場合、マイク性能は限られてしまうため、音質にこだわりにくいのが欠点です。
ですが、プロ用マイクを搭載したヘッドセットはマイクの性能が非常に高く、レコーディングや配信でもパフォーマンスを発揮できます。
通常のヘッドセットなら雑音も交じりやすいですが、クリアな音声を録音できるのがメリットです。
ゲームプレイで連携を取りやすい
近年はゲーミングPCが大きく普及した影響もあり、ボイスチャットを使用しつつ、ゲームをする機会が増えつつあります。
しかし、マイクの性能が低いと通話相手に正確な情報を伝えにくく、コミュニケーションでエラーが起きてしまう可能性があります。
ですが、プロ用マイクを搭載したヘッドセットはノイズをクリアな音声を忠実に伝えられるため、エラーが起きる心配もありません。
作業を効率化できる
一般的なヘッドセットの場合、音量やミュート変更を操作する際にPC側を操作する必要があるため、作業やゲームプレイを一時的に中断しなくてはいけません。
ですが、プロ用マイクを搭載したヘッドセットはコントローラーが付属された製品が多く、手を止めずに直感的に操作できます。
プロ用マイク搭載ヘッドセットを使うデメリット
高額なコストが掛かる
プロ用マイクを搭載したヘッドセットは性能で優れており、幅広い用途でパフォーマンスを発揮してくれます。
しかし、性能が高さに比例して製品価格も高額となってしまうため、相応の予算確保が必須です。
最低でも5千円以上は必須ですし、中には3万円を超える製品もあるため、事前に予算を確保しておきましょう。
疲労が溜まりやすい
プロ用マイクを搭載したヘッドセットはクリアな音声を届けられますが、製品重量の重さが欠点です。
軽くても100gはありますし、重たい製品だと300gを超えるケースもあり、長時間装着すると痛みを伴う恐れがあります。
首や頭に大きな負担が掛かる可能性もあるため、長時間使用する場合はなるべく軽量な製品を選びましょう。
髪型が乱れてしまう
プロ用マイクを搭載したヘッドセットはサウンド品質が高く、あらゆる用途に適しているのが強みです。
しかし、ヘッドセットは頭に覆いかぶさるように着用する性質上、髪型が乱れてしまいます。
自宅での使用なら良いですが、外出時に使用する際はヘアスタイルに気を使う必要がある点に注意です。
プロ用マイク搭載ヘッドセットの選び方
接続方式で選ぶ
プロ用マイクを搭載したヘッドセットの接続方式ですが、有線と無線接続が存在しています。
有線接続は3.5mmやUSB端子を採用していて安定した接続が行えますが、ケーブルの煩わしさが欠点です。
無線接続はBluetooth等で接続可能でケーブルの煩わしさは無いですが、接続時に遅延が起きる可能性があります。
接続方式に関しては一長一短となるため、自身の好みから選択するのがおすすめです。
音質で選ぶ
ヘッドセットで音声をクリアに届けるためにはマイク性能が重要ですが、実はそれだけではありません。
相手の音声をクリアに捉えたり、迫力のあるダイナミックなサウンドを楽しむには音質が非常に重要な項目です。
ドライバーユニットをはじめ、インピーダンスや周波数が音質に影響しているため、上記項目に注目しましょう。
音質に比例して製品価格が高騰する点には注意しつつ、理想の音質を実現した製品を選ぶのがベストです。
メーカーで選ぶ
プロ用マイクを搭載したヘッドセットは製品数が多く、国内外のデバイスメーカーから登場しています。
どのメーカーも国内での知名度が高いですが、同じ価格帯におけるメーカー別での品質差は存在します。
価格が安いのに周波数が高い製品もありますし、価格が高いのに周波数が低い製品もあり、メーカー選びは非常に重要です。
迷ってしまった場合、優れた製品を多く輩出しているLogicoolやJabraがおすすめです。
価格帯で選ぶ
プロ用マイクを搭載したヘッドセットは年々製品数が増えつつあり、幅広い価格帯で展開されています。
実際の価格幅は5千円~4万円越えとなるため、可能な限りコストを抑えるなら5千円台から選択するのがベストです。
注意点としては価格=音質やマイクの性能に比例するため、パフォーマンスを求める場合は1万円以上の予算確保が必須です。
事前にしっかりと製品をチェックし、無理の無い範囲で予算を確保し、選択しましょう。
プロ用マイク搭載ヘッドセットおすすめ10選
メーカー・製品名 | 重量 | 出力/入力周波数 | 接続方式 |
---|---|---|---|
VOPTECH UC809D | 220g | 10khz | 有線 |
Turtle Beach Stealth Pro | 422g | 22khz/8khz | 無線 |
Avantree Aria Pro 2 | 230g | 10khz/6khz | 無線 |
Cisco Systems 両耳 ヘッドセット | 249g | 18khz/6.8khz | 有線 |
DELL WL5022 | 150g | 8khz | 無線 |
Steel Series Arctis 7 | 353g | 20khz/6.5khz | 無線 |
Logicool G PRO X 2 LIGHTSPEED | 345g | 20khz/10khz | 無線 |
Astro A40TR-MAP | 369g | 20khz | 有線 |
Sennheiser MB Pro 1 UC ML | 63g | 15khz/6.8khz | 無線 |
CORSAIR Virtuoso PRO | 336g | 40khz/10khz | 有線 |
【VOPTECH】
UC809D
音量調節やミュート切り替えスイッチを手元に配置し、直感的にコントロールできるヘッドセットです。
通話開始と終了の切り替えもスイッチで行えるため、接続端末側を操作せずに完結させられます。
Microsoft Teamsへの互換性があり、ノイズキャンセリングでクリアな音声を届けられる点が魅力です。
重量 | 220g |
---|---|
出力/入力周波数 | 10khz |
接続方式 | 有線 |
【Turtle Beach】
Stealth Pro(TBS-3365-01)
50mmナノクリアドライバーを搭載し、透き通るような透明感と深い臨場感を楽しめるヘッドセットです。
最高峰のノイズキャンセリング技術を採用しており、ゲームプレイやWeb会議等でパフォーマンスを発揮できます。
無線タイプで稼働時間はやや短めですが、ヘッドセットとしては珍しいイコライザー調節に対応している点も好評です。
重量 | 422g |
---|---|
出力/入力周波数 | 22khz/8khz |
接続方式 | 無線 |
【Avantree】
Aria Pro 2(BTHS-AS90P-ENC)
着脱式高性能マイクを搭載しており、使用時以外は折りたたんで収納できるヘッドセットです。
環境音だけをフィルタリングするノイズキャンセリングにより、クリアな音声だけを確実に届けてくれます。
マルチポイントにも対応しており、用途や状況に合わせて2台の端末を自在に切り替えられる点もおすすめです。
重量 | 230g |
---|---|
出力/入力周波数 | 10khz/6khz |
接続方式 | 無線 |
【Cisco Systems】
両耳 ヘッドセット(CP-HS-W-522-USB=)
人間工学に基づいたエルゴノミクスデザインを採用し、長時間使用し続けても疲れにくいヘッドセットです。
高性能ノイズキャンセリングマイクにより、周囲の雑音を排除しつつ音声だけを鮮明に入力できます。
ノイズアイソレーション技術により周囲の雑音が聞こえる心配が無く、ビジネスシーンに最適です。
重量 | 249g |
---|---|
出力/入力周波数 | 18khz/6.8khz |
接続方式 | 有線 |
【DELL】
WL5022
Type-Aレシーバーを使用したワイヤレス接続が可能であり、最大30m範囲で利用できるヘッドセットです。
最大12時間連続で稼働できるバッテリーが搭載されているため、長時間使用してもバッテリーが切れる心配もありません。
ボリュームコントローラーで調節もラクですし、ノイズキャンセリングマイクでクリアな音声の録音も可能です。
重量 | 150g |
---|---|
出力/入力周波数 | 8khz |
接続方式 | 無線 |
【SteelSeries】
Arctis 7(61505)
2.4G無線接続で安定した接続を可能にしつつ、S1オーディオドライバーでパワフルなサウンドが楽しめるヘッドセットです。
独自サラウンド技術で音の低位性強化が可能であり、有利なゲームプレイとライブのような臨場感を演出できます。
ヘッドフォン部分にコントロールスイッチが配置されており、使用時に直感的に操作できる点もおすすめです。
重量 | 353g |
---|---|
出力/入力周波数 | 20khz/6.5khz |
接続方式 | 無線 |
【Logicool】
G PRO X 2 LIGHTSPEED(G-PHS-005WLBK)
50mmグラフェンドライバーを搭載し、微かな音の変化も正確に表現できるヘッドセットです。
LIGHTSPEEDワイヤレス技術により、最長30mで安定した接続が行えるため、遅延が起きる心配もありません。
低反発イヤーパッドで長時間快適に使用しやすく、単一指向性マイクでクリアな音声だけを届けられます。
重量 | 345g |
---|---|
出力/入力周波数 | 20khz/10khz |
接続方式 | 無線 |
【Astro】
A40TR-MAP
スワップ機能付き高性能マイクを搭載しており、任意の位置に調節しやすいヘッドセットです。
全方位性マイクで音声を際立たせつつ、ノイズだけを確実にカットしてくれるため、クリアな音声を録音できます。
さらにMixAmpが付属されており、サウンドにおけるカスタマイズが自在に行える点もおすすめです。
重量 | 369g |
---|---|
出力/入力周波数 | 20khz |
接続方式 | 有線 |
【Sennheiser】
MB Pro 1 UC ML
片耳タイプながらも密着感が強いですが軽量に設計されているため、長時間使用しても疲れにくいヘッドセットです。
ウルトラノイズキャンセル+リダクションシステムにより、自然に発生しがちな雑音もカットできます。
ワイヤレス接続ながらも低遅延を実現しており、自身の声だけを正確且つクリアに届けられる一台です。
重量 | 63g |
---|---|
出力/入力周波数 | 15khz/6.8khz |
接続方式 | 無線 |
【CORSAIR】
Virtuoso PRO(CA-9011370-NA)
高性能50mmグラフェンドライバーを搭載し、深みのあるクリアなサウンド再生を可能にしたヘッドセットです。
専用ソフトウェアを活用し、マイク入力の微調整が自在に行えるため、幅広い用途でパフォーマンスを発揮できます。
オープンバックデザインにより周囲の雑音を確実にカットしつつ、抜群のフィット感で装着できます。
重量 | 336g |
---|---|
出力/入力周波数 | 40khz/10khz |
接続方式 | 有線 |
まとめ
プロ用マイク搭載ヘッドセットはあらゆる用途でパフォーマンスを発揮できますが、高額なコストが掛かる点に注意です。
取り扱うメーカーも多く、製品数も増加傾向にあるため、迷うこともあると思いますが、本記事を参考にしていただければ幸いです。
プロ用マイク搭載ヘッドセットの購入で失敗しないために、各ショッピングサイトのレビューもしっかり確認して自分にピッタリなモノを見つけましょう。
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