仕事や作業をしながらでも、ハンズフリーで通話ができる便利なヘッドセット。
ヘッドホンよりもマイクの性能が高い分、オンライン会議やSkypeなどで自分の声をよりクリアに相手に届けることができます。
ところで、パソコンで有線のヘッドセットを使う場合、プラグの形状や形式に注意しなければならないことはご存知でしたか?
今回は、パソコンでも使える3極のヘッドセットに注目し、メリットやデメリットを交えつつおすすめの商品を10点ご紹介します。
目次
- 1 3極ヘッドセットを使うメリット
- 2 3極ヘッドセットを使うデメリット
- 3 3極ヘッドセットの選び方
- 4 3極ヘッドセットおすすめ10選
- 4.1 【エレコム】オーバーヘッド型ヘッドセット(HS-HP01SBK)
- 4.2 【エレコム】ネックバンド型ヘッドセット(HS-NB03SBK)
- 4.3 【ゼンハイザー】片耳型PCヘッドセット(PC2CHAT)
- 4.4 【ゼンハイザー】PCヘッドセット VoIP(1000447)
- 4.5 【サンワサプライ】片耳型マルチメディアPCヘッドセット(MM-HS519NCN)
- 4.6 【サンワサプライ】オーバーヘッド型マルチメディアPCヘッドセット(MM-HS515SVN)
- 4.7 【バッファロー】両耳ヘッドバンド式ヘッドセット(BSHSH16BK)
- 4.8 【バッファロー】両耳ネックバンド式ヘッドセット(BSHSN02BK)
- 4.9 【ロジクール】オーバーヘッド型ゲーミングヘッドセット(G433BK)
- 4.10 【城下工業】キオークマン7(SH-9501)
- 5 まとめ
3極ヘッドセットを使うメリット
音量が安定する
マイクに声をのせる場合、音量を安定させるためにはマイクと口の距離がとても重要になります。
距離が一定に保たれていないと同じ声量でも出力される音量は不安定になり、相手に声が届きにくくなることも考えられます。
ヘッドセットは常にマイクと口の距離が一定に保たれるため、安定した音量を相手に届けることが可能です。
低価格帯の商品が豊富
ヘッドセットは比較的昔からある製品のため、高価格帯のものから低価格帯のものまで様々にラインナップされています。
特に、3極のヘッドセットはパソコンで使うことが多いため、周辺機器メーカーがリーズナブルな商品を多く販売しています。
音質の面を考えるとゲーム実況などには向きませんが、必要最低限の機能があれば良いという方にはおすすめです。
ミュートや音量調節が簡単
一部のヘッドセットには、コード部にコントローラーが付属しているモデルがあります。
コントローラーを使うと、手元でヘッドホンとしての音量調節ができる他、マイクのミュートなども可能です。
ミュート機能がある場合、オンライン会議中で離席しなければならない時や家族から声をかけられた時などに非常に便利です。
ラグが小さく接続が安定している
今回紹介する3極ヘッドセットとは、3.5mmステレオミニプラグを使ってパソコンと接続するヘッドセットになります。
このような有線タイプのヘッドセットの最大のメリットが、接続の安定性とラグの少なさです。
音が途切れにくく話をしっかりと聞き取れるほか、オンラインゲームでは画面と音のズレが少なく快適にプレイできるでしょう。
3極ヘッドセットを使うデメリット
音質はヘッドホンやイヤホンのほうが優秀
ヘッドセットとヘッドホンはよく間違えられやすいデバイスですが、音質を比較してみると両者は大きく異なっています。
ヘッドセットはマイクが搭載されているため、同じ価格帯でもヘッドホンよりも音質はかなり低めに作られています。
高音質なヘッドセットで音楽を楽しみたいとお考えの方は、高価格帯のヘッドホンを探すべきでしょう。
マイク性能はダイナミックマイク以下
ヘッドセットには口元に小さなマイクが付いていますが、サイズや価格の都合上どうしても本格的なマイク程の性能はありません。
音質もややくぐもった感じになりやすく、ハイスペックなものを買おうとすると高価格帯のものを探す必要があるでしょう。
ですが、ヘッドケースやポップガードによって風切り音などは抑えられているため、通話などの使用であれば問題はありません。
パソコン以外の使用には変換が必要
3極ヘッドセットの大きなデメリットとして、スマホやタブレットとの接続がそのままではできないということがあります。
これは、3極ミニプラグにはヘッドホン用とマイク用のプラグが別々で備えられているためです。
3極ヘッドセットをスマホやタブレットで使いたい場合には、4極への変換ケーブルを別途購入する必要があります。
3極ヘッドセットの選び方
ヘッドセットのタイプ
ヘッドセットにはオーバーヘッド型やネックバンド型、片耳型などのタイプがあり、自分に合ったタイプを選ぶことが重要です。
オーバーヘッド型は一般的なヘッドホンのような形状で、頭頂部のパッドで頭の負荷を和らげるオーソドックスなタイプです。
ネックバンド型は後頭部にケーブルがフィットするような形状になっており、髪型の崩れを基にすることなく使えます。
片耳型はその名の通り片耳にのみヘッドホンとしての機能が搭載されており、周囲の音を聞き取りながら使えます。
マイク性能
ヘッドセットのマイク性能は、使いやすさと相手への伝わりやすさに直結する重要な要素です。
インピーダンスとはマイクの内部抵抗のことをいい、低いほど作動電圧が低くなるためノイズが乗りにくい傾向にあります。
また、指向性はマイクがどの方向からの音を集音できるかという指標で、安価なモデルの多くは無指向性となっています。
また、操作性の面ではマイクアームが可動式のものや自動ミュート機能のあるものがおすすめです。
ヘッドホン性能
ヘッドホン性能の低いヘッドセットを使うと、特にオンラインゲームをする際に音が聞き取りにくくプレイに影響を及ぼします。
ドライバーユニットが大きいヘッドセットは小さいモデルと比べて低音域に強く、オンラインゲームで役立つでしょう。
何mW(ミリワット)という単位で表される最大入力は、大きいほどそのヘッドセットの最大音量が大きいということを表さします。
また、サラウンド再生に対応しているヘッドセットは音の位相をよりはっきり表現できるため、FPSゲームで大活躍します。
メーカー
3極ヘッドセットを販売しているメーカーは数多くあり、ここではその中でもメジャーなメーカーをご紹介します。
エレコムはキーボードやマウスで有名な日本のパソコン周辺機器メーカーで、コスパと耐久性の高さは群を抜いています。
サンワサプライも同じく日本の周辺機器メーカーで、オフィスチェアやPCバッグなども高性能で非常に好評です。
バッファローは高耐久なルーターやハードディスクに定評があり、最近ではふるさと納税の返礼品にも選ばれています。
価格帯
3極ヘッドセットの価格帯は比較的低いところから始まっており、最上級モデルでも10,000円前後となっています。
その理由としては、最近はスマホやタブレットなどでも使える4極ヘッドセットが主流になってしまっていることが考えられます。
また、Bluetoothの接続安定性やラグの短縮もかなり進んできており、無線ヘッドセットの需要が高まっていることもあるでしょう。
とはいえ、1,000円台から買える3極ヘッドセットはコスパで絶大的なメリットがあるため、悪い商品ということは一切ありません。
3極ヘッドセットおすすめ10選
メーカー・製品名 | ヘッドセットのタイプ | ヘッドホン性能 | マイク性能 |
---|---|---|---|
エレコム オーバーヘッド型ヘッドセット | オーバーヘッド型 | ドライバー径:30mm ダイナミック型 | インピーダンス:2.2kΩ フレキシブルマイクアーム |
エレコム ネックバンド型ヘッドセット | ネックバンド型 | ドライバー径:30mm ダイナミック型 | インピーダンス:2.2kΩ フレキシブルマイクアーム |
ゼンハイザー片耳型PCヘッドセット | 片耳型 | 周波数特性:42~17,000Hz ダイナミック型 | ノイズキャンセリング機能付き |
ゼンハイザーPCヘッドセット VoIP | オーバーヘッド型 | インピーダンス:32Ωダイナミック型 | 単一指向性 ノイズキャンセリング機能付き |
サンワサプライ片耳型マルチメディアPCヘッドセット | 片耳型 | インピーダンス:32Ωモノラル | コンデンサータイプ 双指向性 |
サンワサプライ オーバーヘッド型マルチメディアPCヘッドセット | オーバーヘッド型 | ドライバー径:27mm ステレオ | コンデンサータイプ 無指向性 |
バッファロー両耳ヘッドバンド式ヘッドセット | オーバーヘッド型 | ドライバー径:40mm 高感度ドライバーユニット搭載 | インピーダンス:2.2kΩ 全指向性 |
バッファロー両耳ネックバンド式ヘッドセット | ネックバンド型 | ステレオ | 双指向性 ノイズキャンセリング機能付き |
ロジクール オーバーヘッド型ゲーミングヘッドセット | オーバーヘッド型 | ドライバー径:40mm 高感度ドライバーユニット搭載 | 単指向性 エレクトレット コンデンサータイプ |
城下工業 キオークマン7 | オーバーヘッド型 | 非公開 | 非公開 |
【エレコム】
オーバーヘッド型ヘッドセット(HS-HP01SBK)
両耳にヘッドホン部があり、オーバーヘッド型で安定した装着感が得られるオーソドックスな3極ヘッドセットです。
ヘッドバンドにはアジャスター機能が搭載されており、使いやすい長さにヘッドバンドを調節して使うことができます。
ドライバー径は30mmと標準的で、オンライン会議に使うには必要十分以上の性能を備えています。
ヘッドセットのタイプ | オーバーヘッド型 |
---|---|
ヘッドホン性能 | ドライバー径:30mm ダイナミック型 |
マイク性能 | インピーダンス:2.2kΩ フレキシブルマイクアーム |
【エレコム】
ネックバンド型ヘッドセット(HS-NB03SBK)
ネックバンド型のため髪型が崩れにくく、パーマをあてている方や女性でも使いやすい3極ヘッドセットです。
マイクアームはフレキシブルとなっており、口元に当てやすいだけでなく収納時にマイクを引っ掛ける心配もありません。
重さは約36gとヘッドセットとしては非常に軽い部類に入り、長時間使用後の耳の負担も抑えられるでしょう。
ヘッドセットのタイプ | ネックバンド型 |
---|---|
ヘッドホン性能 | ドライバー径:30mm ダイナミック型 |
マイク性能 | インピーダンス:2.2kΩ フレキシブルマイクアーム |
【ゼンハイザー】
片耳型PCヘッドセット(PC2CHAT)
ノイズキャンセリングマイクにより、呼吸音やタッチノイズが相手に伝わりにくい3極ヘッドセットです。
マイク部はマイクパッドが内蔵されているスタイリッシュなフォルムとなっており、近未来的な雰囲気が漂います。
発売されてかなりの年月が経つロングセラーモデルではありますが、機能面では最近の3極ヘッドセットに引けを取りません。
ヘッドセットのタイプ | 片耳型 |
---|---|
ヘッドホン性能 | 周波数特性:42~17,000Hz ダイナミック型 |
マイク性能 | ノイズキャンセリング機能付き |
【ゼンハイザー】
PCヘッドセット VoIP(1000447)
細身のヘッドバンドとマイクアームが洗練された印象を与える、ゼンハイザーの3極ヘッドセットです。
進化したノイズキャンセリングマイクにより、よりクリアで聞き取りやすい声を相手に届けることができます。
収納時にはマイクアームがヘッドバンドの中に格納できるようになっており、ヘッドホンアームにもコンパクトにかけられます。
ヘッドセットのタイプ | オーバーヘッド型 |
---|---|
ヘッドホン性能 | インピーダンス:32Ωダイナミック型 |
マイク性能 | 単一指向性 ノイズキャンセリング機能付き |
【サンワサプライ】
片耳型マルチメディアPCヘッドセット(MM-HS519NCN)
1,500円を切る価格設定ながら、ノイズキャンセリングマイクを搭載したコスパに優れる3極ヘッドセットです。
コントローラーは人の手の形にフィットするように設計されており、更には直感的な操作ができるよう工夫されています。
長期間の使用でイヤーパッドが破損してしまっても大丈夫なよう、交換用のイヤーパッドも付属しています。
ヘッドセットのタイプ | 片耳型 |
---|---|
ヘッドホン性能 | インピーダンス:32Ωモノラル |
マイク性能 | コンデンサータイプ 双指向性 |
【サンワサプライ】
オーバーヘッド型マルチメディアPCヘッドセット(MM-HS515SVN)
ヘッドホンと同じオーバーヘッド型で初心者にも扱いやすい、リーズナブルな3極ヘッドセットです。
大型のマイクパッドによりマイクにノイズが乗りにくく、アームはフレキシブルタイプなため微調節も簡単にできます。
ZoomやMicrosoft TeamsといったWeb会議ツールに対応しており、在宅ワークに備えて用意しておくのもいいでしょう。
ヘッドセットのタイプ | オーバーヘッド型 |
---|---|
ヘッドホン性能 | ドライバー径:27mm ステレオ |
マイク性能 | コンデンサータイプ 無指向性 |
【バッファロー】
両耳ヘッドバンド式ヘッドセット(BSHSH16BK)
直径40mmの大口径ドライバーユニットを搭載し、細かな音もしっかりと聞き取れる3極ヘッドセットです。
イヤーパッドはヘッドホンと同様のソフトクッションタイプとなっており、耳が痛くなりにくいよう工夫されています。
最大入力も100mWと比較的大きいため、音量調節の幅が広いというのも嬉しいポイントです。
ヘッドセットのタイプ | オーバーヘッド型 |
---|---|
ヘッドホン性能 | ドライバー径:40mm 高感度ドライバーユニット搭載 |
マイク性能 | インピーダンス:2.2kΩ 全指向性 |
【バッファロー】
両耳ネックバンド式ヘッドセット(BSHSN02BK)
指向性マイクとノイズキャンセリング機能の組み合わせにより、自分の声がクリアに伝わる3極ヘッドセットです。
先程のモデルと同様にイヤーパッドはソフトクッションタイプとなっており、耳への負担を軽減しています。
メーカー公式サイトではセットアップツールも配布されており、初心者でもわかりやすくヘッドセットの使い方が学べます。
ヘッドセットのタイプ | ネックバンド型 |
---|---|
ヘッドホン性能 | ステレオ |
マイク性能 | 双指向性 ノイズキャンセリング機能付き |
【ロジクール】
オーバーヘッド型ゲーミングヘッドセット(G433BK)
軽量なガラス繊維強化ポリカボネートやステンレススチールにより、軽量性と耐久性を両立した3極ヘッドセットです。
3極ケーブルと4極ケーブルが両方セットになっており、ほとんどすべてのデバイスで使うことができます。
イヤーパッドはメッシュ製とマイクロファイバー製の2種類が同梱されており、スタイルに合わせたカスタマイズが可能です。
ヘッドセットのタイプ | オーバーヘッド型 |
---|---|
ヘッドホン性能 | ドライバー径:40mm 高感度ドライバーユニット搭載 |
マイク性能 | 単指向性 エレクトレット コンデンサータイプ |
【城下工業】
キオークマン7(SH-9501)
自分の声が耳にダイレクトに届く音声フィードバック機能により、語学学習やスピーチの練習に最適な3極ヘッドセットです。
別売りの単三電池をセットすることでスタンドアロンモードが使用可能になり、どこでも語学勉強ができます。
ヘッドセットの下部についているノブでモードを切り替えることにより、音楽鑑賞やヘッドセットとしても使えます。
ヘッドセットのタイプ | オーバーヘッド型 |
---|---|
ヘッドホン性能 | 非公開 |
マイク性能 | 非公開 |
まとめ
3極ヘッドセットには、タイプやマイクの性能など、様々な特徴を持った製品が数多く販売されています。
みなさんもこの記事を参考に、自分に合ったヘッドセットを是非一度探してみてください。
3極ヘッドセットの購入で失敗しないために、各ショッピングサイトのレビューもしっかり確認して自分にピッタリなモノを見つけましょう。
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