寝袋がもっている保温性を最大限まで引き出し、清潔な状態を保って使用できる「寝袋カバー」。
日本発のブランドである「モンベル」の寝袋カバーは、機能性の高さが魅力で、さまざまな登山家に愛用されています。
しかし、いくつかの種類があるので、どれを購入すればよいかわからないという方も多いのではないでしょうか?
そこで今回は、日本発のアウトドアブランドであるモンベルの寝袋カバーを使用するメリットや選び方、おすすめ5選を紹介します。
モンベルの寝袋カバーを使うメリット
保温性を高められる
モンベルの寝袋カバーを使用すると、寝袋の持つ保温性を最大限に高められるでしょう。
そのため、朝晩の気温が下がりやすい秋や、雪の降るような冬にキャンプに行く方におすすめのアイテムです。
また、気温の高い夏は、持ち運びに便利でコンパクトに収納可能な寝袋カバーのみで眠る方もいます。
雨や結露から寝袋を守れる
モンベルの寝袋カバーは防水性に優れた素材を使用しているため、雨や結露などの水濡れから寝袋を守ってくれます。
とくに、中綿にダウンを使用した寝袋は水に濡れることで、保温性が極端に低下するため、寝袋カバーの使用がおすすめです。
モンベルから発売されている「ブリーズドライテック」素材のカバーは、とくに防水性能に優れるため、愛用者が多いです。
寝袋が汚れるのを防止できる
就寝中は汗をかきやすく、寝袋は汗や土汚れなどによって比較的汚れやすいアイテムのひとつです。
寝袋は汚れてしまうことで保温力が下がってしまい、本来の寝袋がもつ性能を果たすことができません。
寝袋カバーを使用することで寝袋が汚れることを防ぎ、清潔な状態を保てるため、寝袋本来の性能を発揮できるでしょう。
モンベルの寝袋カバーを使うデメリット
価格はやや高い
モンベルから発売される、性能に優れた寝袋カバーの価格は他ブランドと比較すると、やや高めの設定となっています。
そのため、キャンプ初心者の方には、なかなか手の出しにくいアイテムと言えるでしょう。
しかし、耐久性も高くて一度購入すれば長く愛用できるアイテムなので、長い目で見るとコスパの良い商品です。
余分な荷物が増える
寝袋カバーを購入すると、持ち運ぶ荷物が増えてしまうので、持ち運びの機会が多いキャンプでは不便と感じる方もいるでしょう。
荷物の軽量さやコンパクトさを重視する方には、あまりおすすめできないアイテムです。
しかし、比較的コンパクトに収納できる商品が多いので、簡単に持ち運びができる商品を探してみてください。
モンベルの寝袋カバーの選び方
使用用途に合ったレイヤーの商品を選ぼう
寝袋カバーには、2枚の層を重ねた「2レイヤー」と3枚の層を重ねた「3レイヤー」があります。
それぞれ特徴があるので、自分の使用用途に合った商品を選びましょう。
2レイヤー
軽量でコンパクトに持ち運べるので、荷物を最小限に抑えたい方におすすめです。
ただし、保温力は3レイヤーに劣るので、使用する季節には注意が必要です。
3レイヤー
保温性に優れるのでオールシーズン使用できます。
ただし、生地が厚い分、収納時にかさばるというデメリットがあります。
防水性の高い素材をチェック
寝袋カバーを選ぶ際は、防水性に優れた素材を使用した商品を選びましょう。
また、防水性に加えて透湿性の高い素材であれば、汗をかいても蒸れにくく、不快さを感じにくいのでおすすめです。
モンベルの寝袋カバーは、防水性に優れたアイテムが多いですが、その中でも「ブリーズドライテック」は優秀です。
価格はやや高いですが、防水性の高さを重視したいという方には向いています。
寝袋より少し大きいサイズがおすすめ
寝袋カバーを購入する際は、使用している寝袋より少し大きいサイズの商品がおすすめです。
寝袋と同じ程度のサイズのカバーを使用すると、寝袋内部のダウンがつぶれてしまい、保温性が低下します。
とくに、モンベルから発売される寝袋は、ロングサイズやショートサイズも展開しています。
大きいサイズのカバーを購入することで、さまざまなサイズの寝袋に対応できるので、買い替えを検討されている方におすすめです。
快適に使用できる仕様をチェック
寝袋カバーを快適に使用するためには、ストレッチ性とジッパーの位置も重要です。
ストレッチ性に優れた素材を使用したカバーは、寝返りなどをする際も動きやすく、窮屈さを感じにくいでしょう。
また、シュラフからスムーズに出入りするためには、シッパーの位置を確認する必要があります。
全体の1/3以上開閉可能なサイドジッパーや、寝袋の内部からも開閉可能なダブルジッパーがおすすめです。
快適さを重視したい方は、ぜひチェックしてみてください。
価格帯を確認しよう
モンベルの寝袋カバーの価格は、安い商品で10,000円程度から30,000円程度までと価格帯にやや幅があります。
価格が高めの寝袋カバーは保温性や防水性に優れ、使用中にも窮屈さを感じにくい商品が多い印象です。
しかし、使用する方によっては、高価な寝袋カバーでもオーバースペックとなる可能性もあります。
ぜひ、自分の使用する季節や用途に合わせて、適切な機能を搭載した寝袋カバーを購入してください。
モンベルの寝袋カバーおすすめ5選
製品名 | 重さ | 使用サイズ | 収納サイズ | 素材 |
---|---|---|---|---|
ウォームアップシーツ | 250g | 183.6×77cm | 9×15.5cm | クリマプラスメッシュ |
キャンプシーツ | 220g | 184×77cm | 9×15.5cm | ポリエステルタフタ |
ブリーズドライテックサイドジップスリーピングバッグカバー | 405g | 225×84cm | 11.5×25cm | ブリーズドライテック |
UL.スリーピングバッグカバー | 222g | 225×85cm | 不明 | ポリエステル・ナイロン |
ウォームアップSBカバー | 400g | 225×77cm | 11.5×27cm | ブリーズドライテック |
【mont-bell】
ウォームアップシーツ(1121583)
寝袋の使用可能温度を2℃引き上げる効果のある起毛地を使用した、軽量タイプの寝袋シーツです。
吸汗加工が施されているため、使用中に汗をかいても寝袋内で蒸れを感じにくく、不快と感じにくいでしょう。
また、ストレッチシステムに対応しているため伸縮性が高く、自由に寝返りを打つことができます。
重さ | 250g |
---|---|
使用サイズ | 183.6×77cm |
収納サイズ | 9×15.5cm |
素材 | クリマプラスメッシュ |
【mont-bell】
キャンプシーツ(1121197)
耐久性の高さと、肌触りの良さが魅力のポリエステルタフタを生地に採用した、軽量タイプの寝袋シーツです。
2レイヤータイプのため、比較的気温の高い季節のキャンプや、山小屋などの屋内での使用におすすめのアイテムとなっています。
万が一汚れても自宅の洗濯機で丸洗い可能で、コンパクトに収納できるスタッフバッグがついているので持ち運びに便利です。
重さ | 220g |
---|---|
使用サイズ | 184×77cm |
収納サイズ | 9×15.5cm |
素材 | ポリエステルタフタ |
【mont-bell】
ブリーズドライテックサイドジップスリーピングバッグカバー(1121030)
モンベル独自の防水透湿性素材である「ブリーズドライテック」素材を使用した、寝心地抜群の寝袋カバーです。
カバー表面にはフルシームテープが施されているので、防水性が高く、気温差の激しい季節の結露対策として活躍します。
また、裏地には起毛地を使用しているので肌触りが良く、気温の高い季節にはカバー単体での使用も可能です。
重さ | 405g |
---|---|
使用サイズ | 225×84cm |
収納サイズ | 11.5×25cm |
素材 | ブリーズドライテック3レイヤー |
【mont-bell】
UL.スリーピングバッグカバー(1121024)
軽量でコンパクトに収納可能なので、持ち運びやすさを重視したい方におすすめの寝袋カバーです。
使用サイズは最長225cmと大きめのサイズとなっているため、体の大きな方でも窮屈に感じにくいでしょう。
また、シームレステープを施しているので防水性は高く、結露などによる水濡れにも安心して対応できます。
重さ | 222g |
---|---|
使用サイズ | 225×85cm |
収納サイズ | 不明 |
素材 | ポリエステル・ナイロン |
【mont-bell】
ウォームアップSBカバー(1121033)
カバー表面はフルシームテープ加工が施されているので防水性が高く、透湿性にも優れた蒸れにくい寝袋カバーです。
3レイヤータイプなので保温性の高さが魅力で、気温の高い夏場はカバー単体でも使用できる汎用性の高さが魅力です。
また、専用のスタッフバッグがセットになっているため、コンパクトに収納できます。
重さ | 400g |
---|---|
使用サイズ | 225×77cm |
収納サイズ | 11.5×27cm |
素材 | ブリーズドライテック |
まとめ
寝袋の保温性を最大限まで引き出し、清潔な状態を保つことにも役立つ寝袋カバーはキャンプで活躍するアイテムです。
ぜひ今回の記事を参考に、自分の使用する季節や用途に合ったアイテムを見つけて、キャンプを快適に楽しんでください。
モンベルの寝袋カバーの購入で失敗しないために、各ショッピングサイトのレビューもしっかり確認して自分にピッタリなモノを見つけましょう。
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