行動範囲がグッと広がるロードバイクでは、初めて走る道に出会うことも多く、走行ルートを把握することがとても大事です。
万が一道に迷うと体力を消耗するだけでなく、トラブルに見舞われる恐れもあるため、道に迷わないためにもナビの活用がおすすめです。
この記事では、ロードバイク用のナビを検討中の方に向けて、ナビの必要性やメリットとデメリット、選び方のポイントを解説します。
記事の最後には、初心者でも使いやすいロードバイク用ナビ12選もご紹介しますので、ぜひ最後までご覧ください。
目次
- 1 ロードバイク用ナビは必要?
- 2 ロードバイク用ナビを使うメリット
- 3 ロードバイク用ナビを使うデメリット
- 4 ロードバイク用ナビの選び方
- 5 ロードバイク用ナビおすすめ12選
- 5.1 【ガーミン】Edge 540(010-02694-06)
- 5.2 【ガーミン】Edge 840(010-02695-16)
- 5.3 【ガーミン】Edge 1040(010-02503-26)
- 5.4 【LEZYNE】スーパープロGPS
- 5.5 【LEZYNE】MEGA XL GPS
- 5.6 【Wahoo】ELEMNT BOLT V2(WFCC5)
- 5.7 【Wahoo】ELEMNT ROAM V1(WFCC4)
- 5.8 【Blyton】Rider S800T
- 5.9 【Blyton】Rider 750E
- 5.10 【iGPSPORT】iGS630
- 5.11 【iGPSPORT】BSC300S
- 5.12 【Beeline】Velo 2
- 6 まとめ
ロードバイク用ナビは必要?
ロードバイクは1日で100kmを超える長距離を走行することもザラで、行動範囲が限りなく広いスポーツです。
ロードバイクに乗り慣れている中上級者は方向感覚や走りやすいルートが頭に入っていますが、初心者はなかなかそうもいきません。
車では当たり前のようにナビがついていますが、道がわからない中ナビ無しでロードバイクで遠くに出かけることは、ハードルが高いですよね。
そこで、ナビがあればルートを適宜確認しながら走行できるため、道に迷う心配をせずライドに集中することができます。
まだ方向感覚が付いていないロードバイク初心者ほど、ナビの活用がおすすめです。
ロードバイク用ナビを使うメリット
道に迷わなくなる
ロードバイク用ナビのメリットは、ハンドル部分に装着するデバイスでルートを確認できるため、とにかく道に迷うリスクを低減できる点です。
ロングライドで初めて走る道を通ることも多く、標識や方向感覚だけに頼って走行することは、道に迷う原因になります。
ナビに走行ルートを表示しておけば、たとえ道を間違えてルートを外れてしまった時でも、アラートですぐに気が付いて戻ることができます。
バッテリー持ちが良い
ロードバイク用にナビを考える際に、真っ先に思い浮かぶのはスマホの地図アプリをナビ代わりに使用することでしょう。
確かに、既にお持ちのスマホを使えば追加コストはあまりかかりませんが、デメリットはバッテリーの消耗がとても早く、長時間のライドに耐えられない点です。
ロードバイク向けのナビはロングライドでの使用が前提のため、バッテリー持ちが良くスマホのバッテリーを温存できます。
他人が作ったコースを取り込める
ナビによっては、パソコンやスマホアプリと繋ぐことで、ルートを自由自在に設定できるモデルもあります。
自分でルートを考えることも楽しいですが、他のサイクリストが作成したルートを取り込むことで、自分では思い付かないルートで走行することも可能です。
輪行や車で遠出して見知らぬ土地を走る時に、その土地に詳しい人が作成したルートを走るのもおすすめです。
ハンドル回りがごちゃつかない
ロードバイク用のナビと言われると、タブレット端末のような大きいナビをイメージされる方もいらっしゃるのではないでしょうか。
実際には、ロードバイク用のナビは、サイコンと機能を併用しているモデルが多く発売されており、サイズは小さめで違和感がありません。
ナビを使用しても、ハンドル回りがごちゃついてロードバイクのデザインを損なうようなことはありませんので、ご安心ください。
ロードバイク用ナビを使うデメリット
価格が高め
ロードバイク用のナビは、サイコンメーカーの中でも上位機種に実装されている機能であることが多く、価格が高めな傾向にあります。
モデルによっては10万円前後と、ロードバイクの完成車に匹敵するような価格帯になることもザラです。
ロードバイク用ナビにかけられる予算と欲しい機能を、よく検討してモデル選びする必要があります。
スマホのナビも優秀
今やスマホのナビをカーナビ代わりに使う方も多いぐらい、スマホのナビは優秀です。
長時間使用することによるバッテリー切れや、スマホが落下してしまうリスクを飲み込めるのであれば、スマホで十分かもしれません。
まずはスマホのナビをロードバイク用に使ってみて、メリットデメリットを実感した上でロードバイク用ナビを検討してもよいでしょう。
ロードバイク用ナビの選び方
タイプを確認する
ロードバイク用のナビを選ぶ際には、端末がどのようなタイプかを確認しましょう。
ロードバイク向けに最もオーソドックスなのは、ナビ機能が搭載されたサイコンです。
サイコンはロードバイクに特化した端末ですので、走行距離や時間、スピードなど便利な機能が豊富に搭載されています。
サイコン以外のナビであれば、カーナビのようなポータブルタイプや、トレッキングなどで使われるハンディタイプが選択肢になります。
必要な機能をチェックする
ナビを購入後に必要な機能が足りなくて後悔することがないよう、あらかじめ必要な機能を確認することが大切です。
ロードバイク用のナビに必要な機能として、ルートを事前に取り込み・設定できるか、そしてGPSによる現在地表示が可能かを確認しましょう。
また、サイコンとして使うのであれば、走行距離やスピードなどの基本的な機能に加えて、心拍計やパワーメーターなど、欲しい機能を事前に確認しましょう。
スペックを確認する
必要な機能をチェックしたら、端末そのもののスペックも確認しましょう。
ナビとしての見やすさを重要視するのであれば、液晶画面のバックライトは必須で、かつカラー表示できるモデルがおすすめです。
また、朝から晩まで長距離ライドを楽しむ場合、途中でバッテリー切れを起こさないよう、端末の連続使用時間もチェックが必要です。
ロードバイク用ナビのメーカーは?
品質の高いナビを選ぶには、サイクリストから支持される有名メーカーから選ぶと安心です。
ナビ機能を持つサイコンで最もおすすめなメーカーは、サイクリスト業界で高いシェアを誇る「Garmin(ガーミン)」です。
ガーミンはロードバイクのプロも多く使用するサイコンで、トップクラスの機能性やデザイン性を誇ります。
他にも、勢いよくシェアを伸ばしているメーカーとして「Wahoo」や「Bryton」などもおすすめです。
ロードバイク用ナビの価格帯は?
ロードバイク用のナビは、安いモデルでも最低2万円前後はするものとお考えください。
また、サイコンメーカーのハイエンドモデルになると、10万円前後ともはやスマホと同じくらいの価格になります。
グレードが高いモデルは、液晶カラー表示やタッチパネル、大画面などナビとしての利便性が向上します。
数あるロードバイク用品の中でナビにかけられる予算と、欲しい機能をよく見比べてモデルを選びましょう。
ロードバイク用ナビおすすめ12選
メーカー・製品名 | ディスプレイ | バッテリー | 重量 | 操作方法 |
---|---|---|---|---|
ガーミン Edge 540 | 2.6インチカラー | 26時間 | 80.3g | ボタン |
ガーミン Edge 840 | 2.6インチカラー | 26時間 | 84.8g | ボタン、タッチ |
ガーミン Edge 1040 | 3.5インチカラー | 35時間 | 126g | ボタン、タッチ |
LEZYNE スーパープロGPS | 2.0インチモノクロ | 28時間 | 60g | ボタン |
LEZYNE MEGA XL GPS | 2.7インチモノクロ | 48時間 | 83g | ボタン |
Wahoo ELEMNT BOLT V2 | 2.2インチカラー | 15時間 | 68g | ボタン |
Wahoo ELEMNT ROAM V1 | 2.7インチカラー | 17時間 | 93.6g | ボタン |
Blyton Rider S800T | 3.7インチカラー | 36時間 | 106g | ボタン、タッチ |
Blyton Rider 750E | 2.8インチカラー | 20時間 | 93g | ボタン、タッチ |
iGPSPORT iGS630 | 2.8インチカラー | 35時間 | 90g | ボタン |
iGPSPORT BSC300S | 2.6インチカラー | 20時間 | 67g | ボタン |
Beeline Velo 2 | 直径46.4mm カラー | 20時間 | 25g | ボタン |
【ガーミン】
Edge 540(010-02694-06)
こちらのサイコンはガーミンのミドルグレードモデルですが、ハイグレードに負けない最先端のパフォーマンス機能を搭載しています。
GNSSマルチバンドに対応しており、ビル街の中でも森の中でも、走行位置を正確にキャッチ可能です。
ターンバイターンの経路案内方式に対応しており、曲がり角が近づいた時には事前に知らせてくれるため、道を間違えるリスクを低減できます。
ディスプレイ | 2.6インチカラー |
---|---|
バッテリー | 26時間 |
重量 | 80.3g |
操作方法 | ボタン |
【ガーミン】
Edge 840(010-02695-16)
ぱっと見のデザインは前述のEdge540とそっくりですが、大きな違いはタッチパネルに対応している点と、特定の住所を検索しルート作成できる点です。
LiveTrack機能を使用すれば、サイコンのGPS情報を友人や家族に知らせることが可能なため、レース応援の位置確認にも活躍します。
サイコンとしての機能と、ナビとしての機能のバランスが取れたハイグレードモデルです。
ディスプレイ | 2.6インチカラー |
---|---|
バッテリー | 26時間 |
重量 | 84.8g |
操作方法 | ボタン、タッチ |
【ガーミン】
Edge 1040(010-02503-26)
ガーミンが誇るフラッグシップモデルであるこちらのサイコンは、3.5インチの大画面で視認性が高く、35時間もの長時間バッテリーを搭載しています。
交通量の多い道路や、トレイルロードなどを区別できるようにナビがデザインされており、初めての道でも最適なルートを選択できます。
プリロードされているTRAILFORKSアプリを使用すれば、あらかじめ計画したルートを直接インポート可能です。
ディスプレイ | 3.5インチカラー |
---|---|
バッテリー | 35時間 |
重量 | 126g |
操作方法 | ボタン、タッチ |
【LEZYNE】
スーパープロGPS
コンパクトなボディは縦横どちらでも表示可能で、ナビ機能が搭載されたリーズナブルなサイコンをお求めの方におすすめです。
ナビゲーション機能は上位機種と同等で、オフラインでも使用可能という便利なモードも搭載しています。
ルート設定は専用スマホアプリで簡単にセッティングでき、バッテリー持続時間も28時間と大容量で使い勝手も抜群です。
ディスプレイ | 2.0インチモノクロ |
---|---|
バッテリー | 28時間 |
重量 | 60g |
操作方法 | ボタン |
【LEZYNE】
MEGA XL GPS
コスパ良く視認性の高いナビ端末をお求めの方におすすめな、2.7インチ大画面多機能GPSコンピューターです。
48時間もの超長時間バッテリーを搭載しているため、泊まりがけのツーリングやブルベなどを楽しむ方に支持されています。
心拍数はもちろん、速度やケイデンスセンサー、パワーメーターとも連携でき、サイコンとしての性能も高いモデルです。
ディスプレイ | 2.7インチモノクロ |
---|---|
バッテリー | 48時間 |
重量 | 83g |
操作方法 | ボタン |
【Wahoo】
ELEMNT BOLT V2(WFCC5)
ダイレクトドライブ式のサイクルトレーナーでも人気なWahooが販売するカラーナビ機能付きサイコンです。
カラー表示は64もの色を使い分け、環境光に合わせて明るさを変えるセンサーが付いているため、どのような環境でも抜群の視認性を誇ります。
予定していたルートから外れてしまった時には、サイコン上でリルートや目的地の変更を行える高機能さが特徴です。
ディスプレイ | 2.2インチカラー |
---|---|
バッテリー | 15時間 |
重量 | 68g |
操作方法 | ボタン |
【Wahoo】
ELEMNT ROAM V1(WFCC4)
自由度の高いロードバイクにおいて、「世界中を自由に’’さまよう’’」をコンセプトに作られた、ライドの相棒とも呼ぶべきナビ機能付きサイコンです。
本体上で自由に目的地をセットすることが可能で、道中気になったルートへ外れても自動的にルートを再検索してくれます。
センサー内蔵のカラースクリーンは、日差しの強い太陽の下であっても常にクリアな視認性を実現します。
ディスプレイ | 2.7インチカラー |
---|---|
バッテリー | 17時間 |
重量 | 93.6g |
操作方法 | ボタン |
【Blyton】
Rider S800T
3.4インチの大型カラーディスプレイに、タッチ機能を搭載し視認性と操作性の高さが人気なナビ付きサイコンです。
こちらのモデルの最大の特徴は、走りたい距離を設定するだけで現在地をスタートとゴールとして自動的にサイクリングコースを作成できる点です。
連続稼働時間は36時間とロングバッテリーを搭載しており、ブルベのような超長距離ライドでも十分にお使いいただけます。
ディスプレイ | 3.7インチカラー |
---|---|
バッテリー | 36時間 |
重量 | 106g |
操作方法 | ボタン、タッチ |
【Blyton】
Rider 750E
3万円台という比較的リーズナブルな価格帯ながら、カラー液晶タッチパネルや音声検索、音声ナビゲーション機能が搭載された高機能モデルです。
グラフィカルユーザーインターフェイスを採用し、スマホ操作に慣れている方であれば直感的に操作できます。
日本全国のマップがあらかじめインストールされているため、購入後細かい設定などをせずすぐにナビ機能をお使いいただけます。
ディスプレイ | 2.8インチカラー |
---|---|
バッテリー | 20時間 |
重量 | 93g |
操作方法 | ボタン、タッチ |
【iGPSPORT】
iGS630
スイスの最先端ナビゲーションチップを搭載し、素早く正確な測位により従来モデルと比べてナビパフォーマンスを大幅に向上しました。
2.8インチの大型カラーディスプレイ、8GBの大容量メモリ、そしてオフラインマップを内蔵するフラッグシップモデルです。
100種類以上のデータ項目を画面上で好きな位置にカスタマイズでき、ナビはもちろんサイコンとしても高い性能を誇ります。
ディスプレイ | 2.8インチカラー |
---|---|
バッテリー | 35時間 |
重量 | 90g |
操作方法 | ボタン |
【iGPSPORT】
BSC300S
こちらのモデルはセール期間であれば2万円を切る低価格で、ナビ機能付きサイコンの中でも最安値級のモデルです。
リーズナブルながら、サイクリングマニアでも満足いただける高機能さとデザイン性の高さが特徴です。
専用のスマホアプリをお使いいただくことで、スピードや走行距離などの豊富なデータをリアルタイムで表示・記録し、分析・共有もできます。
ディスプレイ | 2.6インチカラー |
---|---|
バッテリー | 20時間 |
重量 | 67g |
操作方法 | ボタン |
【Beeline】
Velo 2
サイコンはすでにお持ちという方は、自転車用のナビに特化して開発されたこちらのデバイスがおすすめです。
見た目と操作性はとてもシンプルで誰でも使いやすく、高い防水性と耐衝撃性を持ち、雨のライドでもハードにお使いいただけます。
コース上の右左折ポイントをわかりやすい絵柄で表示してくれるため、移動中にスマホで地図を確認する手間が省けます。
ディスプレイ | 直径46.4mm カラー |
---|---|
バッテリー | 20時間 |
重量 | 25g |
操作方法 | ボタン |
まとめ
ロードバイク用のナビを使うことで、スマホのバッテリーを節約しながら、道に迷うことなく目的地に向かえ、ライドをより楽しめるようになります。
ぜひこの記事をご覧になり、ルート確認に便利なロードバイク用ナビが見つかれば幸いです。
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