山登りにおいて、バテや膝痛は登山の楽しさを半減させてしまうトラブルです。
これらをサポートするギアとして最も有効なのが、トレッキングポールです。
トレッキングポールを正しく使用する事で、登りで体力を節約したり、下りの際、膝への負担を軽減出来ます。
トレッキングポールは数多くのメーカーが手掛けていますが、今回はその中でも、大手メーカーであるLEKIに注目して紹介します。
目次
- 1 LEKIのトレッキングポールを使うメリット
- 2 LEKIのトレッキングポールを使うデメリット
- 3 LEKIのトレッキングポールの選び方
- 4 LEKIのトレッキングポールおすすめ10選
- 4.1 【LEKI】ブラックシリーズ FX カーボン(1300445)
- 4.2 【LEKI】レジェンドシリーズ マイクロ(1300421)
- 4.3 【LEKI】マカルー FX カーボン AS(1300446)
- 4.4 【LEKI】シェルパ FX.ONE カーボン(1300482)
- 4.5 【LEKI】レガシーライト AS(1300487)
- 4.6 【LEKI】レガシーライト(1300488)
- 4.7 【LEKI】クロストレイル FX スーパーライト(1300492)
- 4.8 【LEKI】クロストレイル FX.ONE スーパーライト(1300452)
- 4.9 【LEKI】ウルトラトレイル FX.ONE スーパーライト(1300453)
- 4.10 【LEKI】スーパーマイクロ(1300491)
- 5 まとめ
LEKIのトレッキングポールを使うメリット
メーカーとして高い信頼性と技術力がある
レキは、スキーストックの製造から始まった70年以上の歴史を持つ、ポール専門のメーカーです。
スキーストック以外に、トレイルランやノルディックウォーキング専用ポールもあり、トレッキングポールにもその技術が生かされています。
エルゴンエア・グリップや、アンチショックシステムなど、ユーザーの快適さを追求した商品が魅力です。
大手代理店でアフターサービスも安心できる
トレッキングポールは大手メーカーからガレージブランドまで、様々なメーカーが手掛けています。
海外製のトレッキングポールの場合、故障した際の修理依頼やアフターメンテナンスが心配です。
LEKIのトレッキングポールの輸入代理店は、国内大手のキャラバンですので、アフターサービスは安心して任せられます。
種類が豊富で選択の幅が広い
ポール専門メーカーであるため、トレッキングポールの取扱数が豊富です。
不要な機能を削いでコスパを重視した物、素材をカーボンに変えて軽量化した物など、様々なラインナップから選択出来ます。
登山初心者から上級者まで、自分の登山スタイルに応じて長く付き合えるのが、LEKIのトレッキングポールのメリットです。
取り扱い店舗が多い
LEKIのトレッキングポールは、好日山荘やスポーツデポなど、多くの登山用品量販店で取り扱いが有ります。
実店舗で現物を直接手に取って確認できるのが、メリットの一つです。
また、修理やメンテナンスの際は、代理店に直接依頼する以外に、購入店舗に持ち込む事もできます。
入手性やアフターメンテナンスの観点で、登山用品量販店で取り扱いがあることがメリットの一つです。
身体への負荷を軽減できる
トレッキングポールは正しく使うことで、登りの体力の節約や下りの膝への負担を軽減できます。
両手でトレッキングポール突いて立つと、膝に加わる重さを数キロ軽減出来ます。
登山初心者でまだ山の体力がついていない方や、下りで膝に不安がある方にとって、とても頼もしいギアの一つです。
LEKIのトレッキングポールを使うデメリット
他の登山者と被る
老舗メーカーでユーザー数も多いLEKIのトレッキングポールは、他の登山者と被ることが多くなります。
山ですれ違うだけなら問題ありませんが、山小屋や駐車場などではポールの取り違えの可能性が高くなります。
取り違えの対策としては、目印となるテープをポールに巻いたり、バンドに名前を書いておくと良いでしょう。
価格が高い
ノーブランドのトレッキングポールと比較すると、LEKIのトレッキングポールの価格は比較的高めです。
安いものでも1万円以上の価格となっており、手を出しづらい点が最大のデメリットです。
しかしながら、アフターサービスやポールの品質まで鑑みると、価格に見合う価値が十分に有ります。
装備重量が増える
トレッキングポールは体力を温存したり、膝の衝撃を和らげてくれる便利なギアです。
しかし、裏を返すと山行を重ねて十分な体力をつけたり、膝の筋力を増やす事で省ける装備となります。
その日の山行でトレッキングポールを装備に加える必要があるか、都度検討してみて下さい。
LEKIのトレッキングポールの選び方
ロックシステム
大きく分けて、スピードロックシステムとスーパーロックシステムの2通りがあります。
スピードロックシステムは、レバー方式で長さを調整するタイプです。
山行中に素早く長さを調整したり、軽量なトレッキングポールと相性が良いロックシステムになっています。
スーパーロックシステムは、スクリュー方式で長さを調整するタイプです。
ロック部の強度が高く、コストパフォーマンスに優れます。
デザイン
LEKIのトレッキングポールのデザインも、他メーカーと同様、I型とT型に大別されます。
I型は基本ダブルハンドで使用し、肘を曲げて前後に突いて使用します。
そのため、進行方向に推進力を得やすく、テンポよく歩きたい方におすすめのデザインです。
一方、T型は基本1本で使用し、グリップがT型となっています。
そのため、上から握り込んで持てるので、下りの際に膝の負担を軽減できるデザインです。
アンチショックシステム
LEKIのトレッキングポールの特徴として、ポールを突いた時の衝撃を緩和するアンチショックシステムが有ります。
バスケット直上に衝撃を吸収する部材が嵌め込まれており、手首から遠い位置で衝撃を吸収する為、最大衝撃より40%衝撃を吸収出来ます。
全てのトレッキングポールに搭載されている訳ではない為、気になるポールにアンチショックシステムが搭載されているか、チェックしてみて下さい。
素材
トレッキングポールの主な素材は、カーボンかアルミです。
カーボンは軽量で衝撃吸収性に優れますが、過剰な衝撃が加わると折れて使用出来なくなります。
また、アルミのトレッキングポールよりも価格が高くなります。
一方、アルミは過剰な衝撃が加わると曲がるため、山行中に即使用不可になりにくい点がメリットです。
カーボンに比べて重たくなりますが、コスパに優れます。
価格帯
トレッキングポールの価格は、素材や機能によって変わってきます。
カーボンを使用しているモデルや、アンチショックシステムなど、ユーザーの使用感を向上させているモデルは、比較的高価格帯です。
一方で、アルミを使用しているモデルや、シンプルなトレッキングポールを選択することで価格を抑える事が出来ます。
LEKIのトレッキングポールおすすめ10選
製品名 | デザイン | 伸縮長 | ロックシステム | 重量 | 素材 |
---|---|---|---|---|---|
ブラックシリーズ FX カーボン | I型 | 110~130cm | スピードロック | 約456g (2本) | カーボン |
レジェンドシリーズ マイクロ | T型 | 85~100cm | スピードロック | 約232g (1本) | カーボン |
マカルー FX カーボン AS | I型 | 110~130cm | スピードロック | 約534g (2本) | カーボン、アルミ |
シェルパ FX.ONE カーボン | I型 | 120cm、125cm、130cm | 不可 | 約474g (2本) | カーボン、アルミ |
レガシーライト AS | I型 | 68~135cm | スピードロック | 約522g (2本) | アルミ |
レガシー ライト | I型 | 66~135cm | スピードロック | 約510g (2本) | アルミ |
クロストレイル FX スーパーライト | I型 | 110~130cm | スピードロック | 約406g (2本) | カーボン |
クロストレイル FX.ONE スーパーライト | I型 | 105cm、110cm、115cm、120cm | 不可 | 約324g (2本) | カーボン |
ウルトラトレイル FX.ONE スーパーライト | I型 | 105cm、110cm、115cm、120cm | 不可 | 約274g (2本) | カーボン |
スーパー マイクロ | T型 | 46~90cm | スーパーロック | 約215g (1本) | アルミ |
【LEKI】
ブラックシリーズ FX カーボン(1300445)
シャフトにカーボンを使用した軽量トレッキングポールです。
グリップは、下側まで拡張されており、登りの際に下の位置で握れます。
また、軽量EVA素材を採用したエルゴンEVAグリップにより、クッション性と衝撃吸収性を確保しているため、下山でも高いパフォーマンスを発揮します。
デザイン | I型 |
---|---|
伸縮長 | 110~130cm |
ロックシステム | スピードロック |
重量 | 約456g(2本) |
素材 | カーボン |
【LEKI】
レジェンドシリーズ マイクロ(1300421)
軽さと携行性を追求した、T型のトレッキングポールです。
軽量化のため、シャフトの素材にカーボンを採用しています。
また、T型のトレッキングポールとしては珍しく、折りたたみ式を採用しているため、コンパクトに収納出来ます。
トレッキングポールはあまり使わないが、お守りとして1本持ちたい、という方は検討してみて下さい。
デザイン | T型 |
---|---|
伸縮長 | 85~100cm |
ロックシステム | スピードロック |
重量 | 約232g(1本) |
素材 | カーボン |
【LEKI】
マカルー FX カーボン AS(1300446)
軽量化と衝撃吸収性を両立させたモデルです。
先端シャフトをアルミにすることで、アンチショックシステムを搭載しています。
エルゴンエアグリップとエルゴンサーモロングで衝撃吸収性、持ち感、汎用性が高いポールです。
より軽く、快適に登山を楽しみたい方におすすめのトレッキングポールです。
デザイン | I型 |
---|---|
伸縮長 | 110~130cm |
ロックシステム | スピードロック |
重量 | 約534g(2本) |
素材 | カーボン、アルミ |
【LEKI】
シェルパ FX.ONE カーボン(1300482)
冬でも使用可能な軽量トレッキングポールです。
マウンテンビンディングバスケットに取り換えることで、雪上での使用に対応できます。
3段折りたたみ式ポールとなっており、荷物が増える冬の山行でもコンパクトにしまえるのが、大きなメリットです。
長さは調整不可で、120cm、125cm、130cmの固定長から選択するため、一度実物を確認してから購入する事をお勧めします。
デザイン | I型 |
---|---|
伸縮長 | 120cm、125cm、130cm |
ロックシステム | 不可 |
重量 | 約474g(2本) |
素材 | カーボン、アルミ |
【LEKI】
レガシーライト AS(1300487)
LEKIのトレッキングポールの中でもコスパを重視したモデルです。
一方で、アンチショックシステムを搭載により、衝撃を軽減してくれます。
また、I型のグリップは、通気口が施されたエボコンコルクグリップを採用し、汗による滑りを防止します。
I型のポールでコスパと衝撃軽減に優れるモデルを探している方は検討してみてください。
デザイン | I型 |
---|---|
伸縮長 | 68~135cm |
ロックシステム | スピードロック |
重量 | 約522g(2本) |
素材 | アルミ |
【LEKI】
レガシーライト(1300488)
レガシーライトASからアンチショックシステムを廃し、更にコスパを重視したモデルです。
レディースモデルとして、全長と重さを抑えたラサもラインナップされています。
I型で、とにかくコスパの良いトレッキングポールを探している方は、検討してみてください。
デザイン | I型 |
---|---|
伸縮長 | 66~135cm |
ロックシステム | スピードロック |
重量 | 約510g(2本) |
素材 | アルミ |
【LEKI】
クロストレイル FX スーパーライト(1300492)
より早くより快適に山を歩くために設計された、クロストレイル専用ポールです。
カーボンやクロスシャークグリップにより、軽量化を図っており、三段折りたたみ式の採用で携行性に優れます。
クロスシャークグリップは、片手でストラップを着脱できる使い勝手の良さと、トレッキングポールの様な持ち感を両立しています。
デザイン | I型 |
---|---|
伸縮長 | 110~130cm |
ロックシステム | スピードロック |
重量 | 約406g(2本) |
素材 | カーボン |
【LEKI】
クロストレイル FX.ONE スーパーライト(1300452)
クロストレイル FX スーパーライトからサイズ調整機能を省き、より軽さを追求したモデルです。
軽量化によりスイングバランスが良く、長時間の使用でも腕への負荷を軽減できます。
一方で、クロスシャークグリップを採用し、持ち感を維持したまま、極限まで軽量化を追求したポールとなっています。
デザイン | I型 |
---|---|
伸縮長 | 105cm、110cm、115cm、120cm |
ロックシステム | 不可 |
重量 | 約324g(2本) |
素材 | カーボン |
【LEKI】
ウルトラトレイル FX.ONE スーパーライト(1300453)
とにかく軽いポールを探している方は、トレイルラン専用ポールもチェックしてみて下さい。
素材はカーボンで、ジョイント部のアルミパーツを廃したことで、2本で約274gの軽さを実現しています。
また、3段の折りたたみ式で携行性にも優れています。
一方、長さ調整不可であるため、自分の身体に合ったものを選ぶ事が必要です。
デザイン | I型 |
---|---|
伸縮長 | 105cm、110cm、115cm、120cm |
ロックシステム | 不可 |
重量 | 約274g(2本) |
素材 | カーボン |
【LEKI】
スーパーマイクロ(1300491)
身長の短い方に、お勧めのトレッキングポールです。
小さいお子さんは頭が重たく脚力が弱いため、大人より転倒のリスクが高くなります。
ポールを使うとバランスを取りながら歩けるので、ケガの防止や体力を温存できます。
ファミリーで登山される方は、お子さん用のトレッキングポールとして検討してはいかがでしょうか。
デザイン | T型 |
---|---|
伸縮長 | 46~90cm |
ロックシステム | スーパーロック |
重量 | 約215g(1本) |
素材 | アルミ |
まとめ
トレッキングポールは、登山をより快適にしてくれる頼もしいギアです。
特にLEKIのトレッキングポールは信頼性が高く、数多くの優良モデルがラインナップされています。
各ポールの特徴をしっかり理解した上で、自分に合ったものを検討してみて下さい。
LEKIのトレッキングポールの購入で失敗しないために、各ショッピングサイトのレビューもしっかり確認して自分にピッタリなモノを見つけましょう。
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