登山やハイキングで使うトレッキングポールのグリップは「I型」と「T型」の2タイプあります。
そして、I型は基本的に2本で使用するのに対して、T型は基本的に1本で使用するタイプで、安定感があるのが魅力です。
そこで本記事では、T型のトレッキングポールのメリットとデメリット、おすすめの商品を紹介しています。
軽量のモデルから、握りやすさを求めたモデルまで幅広く紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。
目次
- 1 T型トレッキングポールを使うメリット
- 2 T型トレッキングポールを使うデメリット
- 3 T型トレッキングポールの選び方
- 4 T型トレッキングポールおすすめ10選
- 4.1 【バンドック】トレッキングポール システム3(BD-450)
- 4.2 【ALBATRE】アルミトレッキングポール(ALTTP2211)
- 4.3 【LEKI】レジェンドシリーズ マイクロ(1300421)
- 4.4 【LEKI】スーパーマイクロ(1300491)
- 4.5 【シナノ】3YS-HSS 2W(113437)
- 4.6 【キャプテンスタッグ】トレッキングステッキTグリップ (M-9839)
- 4.7 【Superior】トレッキングポール カーボン製
- 4.8 【SHICAIJIA】トレッキングポール 超軽量
- 4.9 【Lamake】トレッキングポール
- 4.10 【ビジョンピークス】ハイカー4 ラチェット2(S1VP170203-02)
- 5 まとめ
T型トレッキングポールを使うメリット
安定感がある
T型のグリップは上から握る形状なので、体重をかけてもバランスが取りやすいです。
そのため、下山時などの傾斜を降る場面では、I型に比べて安心して使用が出来ます。
そして、グリップを握った時の姿勢が普段歩行している時の姿勢と近いのが魅力です。
片手が自由に使える
T型のトレッキングポールは基本的に1本で使用するので、片手を自由に使うことが出来ます。
そして、片手が自由であれば飲料を飲むなどした時に、ポールを一度手放す必要がないので楽です。
また、万が一転倒や滑落をしてしまった時に、片手が空いていれば木や岩などを掴むことが出来るので、リスクが減ります。
荷物が減る
I型のトレッキングポールは2本で使用するのに対して、T型のトレッキングポールは1本で使用します。
そのため、収納スペースが増えるということと、1本分の重量が無くなるので軽量化が出来るといったメリットがあります。
それによって、少しでも荷物を減らしたいという人は、T型を選択すると良いでしょう。
T型トレッキングポールを使うデメリット
推進力が低い
I型のトレッキングポールは2本で使用するため、前に進む力である推進力が得られやすいです。
しかし、T型の場合は1本で使用するため、推進力はI型と比較して低いです。
そのため、アップダウンの多い登山道や長距離の山行には向いておらず、ハイキングなどの平坦な山道が向いています。
足への負担が大きい
安定感があるT型のトレッキングポールでも、I型と比較すると足への負担が大きいです。
その理由は、I型は2本使用することで負担を分散させることが出来ますが、T型は1本だけなので、片側だけに負担がかかってしまうためです。
そのため、定期的に左右を持ち替えるなどして、両足への負担を分散させる工夫が必要となってきます。
予備がない
I型のトレッキングポールは2本あるので、1本壊れてしまっても残りの1本を使用することが可能です。
ですが、T型のトレッキングポールは1本で使用するため、もしも壊れてしまったら代わりのものがありません。
そのため、日頃のメンテナンスと登山前のチェックは必ず行うようにしましょう。
T型トレッキングポールの選び方
重量で選ぶ
T型のトレッキングポールの場合、1本で使用するので、片腕で体重を支えることになります。
そのため、使用する腕は2本で使用するI型と比較して、疲労が溜まりやすいです。
ですが、なるべく軽量のモデルを選ぶことや、定期的に左右を持ち替えるなどの対策をすることで改善が出来ます。
サイズで選ぶ
T型のトレッキングポールは、ポールの先端を地面に付けた時に、自然に肘が伸びる状態が適正とされています。
そのため、肘が直角に曲がった状態が適正のI型と比較して、短いモデルが多いです。
それによって、身長が高い人はスペックを確認して選ばないと長さが足りない場合があるので、注意して選びましょう。
グリップで選ぶ
T型のトレッキングポールのグリップは上から握ることが出来ます。
しかし、横からも握ることが出来る2wayタイプのグリップがあったり、T型でも特殊な形状で、より握りやすいものがあったりします。
そのため、実際に握ってみて、握りやすさや使用用途を加味して、しっくりくるものを選ぶと良いでしょう。
メーカー
T型のトレッキングポールを選ぶ際に注目したいのが、メーカーです。
LEKIやシナノなどは信頼と実績があるメーカーで、軽量コンパクトかつ高機能なモデルを扱っています。
そして、キャプテンスタッグやALBATREなどのメーカーは、安価で必要十分な機能性を備えているモデルを扱っています。
価格帯
安価なモデル・メーカーであれば2,000円前後でも購入可能で、高価なモデル・メーカーになってくると1万円~2万円と幅広い価格帯から選べます。
そして、高価なモデル・メーカーは、カーボン素材を使用していたり、グリップが握りやすかったりと、軽量で高機能なものが多いです。
しかし、安価なモデル・メーカーでも必要十分な実用性があるものが多いので、自分に必要な機能を考えて選ぶことが大切です。
T型トレッキングポールおすすめ10選
メーカー・製品名 | 重量 | 使用サイズ | 収納サイズ |
---|---|---|---|
バンドック トレッキングポール システム3 | 320g | 80~120cm | 63cm |
ALBATRE アルミトレッキングポール | 300g | 75~100cm | 58cm |
LEKI レジェンドシリーズ マイクロ | 232g | 85~100cm | 38cm |
LEKI スーパーマイクロ | 215g | 46~90cm | 46cm |
シナノ 3YS-HSS 2W | 235g | 66~90cm | 47cm |
キャプテンスタッグ トレッキングステッキTグリップ | 340g | 100~120cm | 55cm |
Superior トレッキングポール カーボン製 | 190g | 46~100cm | 46cm |
SHICAIJIA トレッキングポール 超軽量 | 300g | 65~135cm | 65cm |
Lamake トレッキングポール | 320g | 50~110cm | 50cm |
ビジョンピークス ハイカー4 ラチェット2 | 210g | 40~98cm | 40cm |
【バンドック】
トレッキングポール システム3(BD-450)
登山やハイキングにおすすめのシンプルでスタンダードなモデルです。
そして、地面からの衝撃を吸収して、手首への負担を柔らげてくれるアンチショックシステムを搭載しています。
また、横からも掴むことが出来る2wayグリップを採用しているので、必要に応じて持ち方を変えることが可能です。
重量 | 320g |
---|---|
使用サイズ | 80〜120cm |
収納サイズ | 63cm |
【ALBATRE】
アルミトレッキングポール(ALTTP2211)
2通りの持ち方が出来る2wayグリップを採用したモデルです。
そして、登山中に紛失しやすい、石突きのキャップはネジ式を採用しているので安心して使用が出来ます。
また、シャフトにはアルミニウム合金を使用しているので軽量で強度が高いです。
重量 | 300g |
---|---|
使用サイズ | 75〜100cm |
収納サイズ | 58cm |
【LEKI】
レジェンドシリーズ マイクロ(1300421)
コンパクトに収納することが出来る、折り畳み機能が付いたモデルです。
シャフトは太めのサイズのカーボン素材を使用しているので、軽さと強度を両立しています。
さらに、エルゴムドグリップを採用しているので、軽く握っただけでも安定した使用心地を実現しています。
重量 | 232g |
---|---|
使用サイズ | 85〜100cm |
収納サイズ | 38cm |
【LEKI】
スーパーマイクロ(1300491)
小柄な人でも扱いやすい、短いサイズのモデルです。
グリップは人間工学に基づいたデザインのエルゴムドグリップを採用しているので、使用していてブレを感じにくくなっています。
また、独自機能のスーパロックシステムで、素早い調整と強い固定力を実現しています。
重量 | 215g |
---|---|
使用サイズ | 46〜90cm |
収納サイズ | 46cm |
【シナノ】
3YS-HSS 2W(113437)
2段階で衝撃を吸収することが出来る、アンチショックシステムを内蔵したモデルです。
グリップは横からも握ることが出来る2wayグリップを採用しているので、必要に応じて持ち方を変えることが出来ます。
また、石突きのゴムにはストッパーが付いているので、登山中に紛失しづらくなっています。
重量 | 235g |
---|---|
使用サイズ | 66〜90cm |
収納サイズ | 47cm |
【キャプテンスタッグ】
トレッキングステッキTグリップ (M-9839)
身長が高い人でも使いやすいサイズの、4段スライド式のモデルです。
シャフトにメモリが印字されているため、サイズを調整する時に微調整が出来ます。
さらに、地面を突いた時の衝撃を緩やかに吸収してくれるアンチショックシステムを搭載しています。
重量 | 340g |
---|---|
使用サイズ | 100〜120cm |
収納サイズ | 55cm |
【Superior】
トレッキングポール カーボン製
幾何学模様がプリントされた、お洒落なデザインのモデルです。
シャフトは航空機にも使われているカーボン素材を使用しているので、軽量で耐久性があります。
さらに、グリップには高密度EVA素材を使用しているので、汗をかいても滑りづらく快適に使用が可能です。
重量 | 190g |
---|---|
使用サイズ | 49〜100cm |
収納サイズ | 49cm |
【SHICAIJIA】
トレッキングポール 超軽量
「いろんな状況に応じる」をコンセプトに製作されたモデルです。
そのため、砂利道や雪道に対応するバスケットなどのアダプターを標準装備しています。
また、シャフトには衝撃を吸収する機能である、スプリングショックアブソーバーを搭載しています。
重量 | 300g |
---|---|
使用サイズ | 65〜135cm |
収納サイズ | 65cm |
【Lamake】
トレッキングポール
ハイキングから普段のウォーキングまで使える、4段伸縮のモデルです。
シャフトには航空機でも使用している高強度アルミニウム素材を採用しているので、軽量で耐久性があります。
また、シャフトにはアンチショック機能を搭載しているので、地面からの衝撃を吸収してくれます。
重量 | 320g |
---|---|
使用サイズ | 50〜110cm |
収納サイズ | 50cm |
【ビジョンピークス】
ハイカー4 ラチェット2(S1VP170203-02)
長めのストラップが備わっている、ピンロック式のシンプルなモデルです。
シャフトにはアルミ合金を使用しているので、軽量で耐久性があります。
さらに、小さめですがバスケットが標準装備となっているので、ぬかるみや軽い雪道でも使用が可能です。
重量 | 210g |
---|---|
使用サイズ | 40〜98cm |
収納サイズ | 40cm |
まとめ
T型のトレッキングポールは、体重をかけやすく、バランスが取りやすいです。
そのため、初心者の人や握力に自信がない人にも、使いやすいものとなっています。
T型のトレッキングポールを探していた人は、是非参考にしてみてください。
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