トレッキングポールは、登山の時に持っておくと安全性や快適性が変わります。
特に、長い時間歩く登山や荷物が重い時などは、疲労軽減のために積極的に使いたいアイテムです。
そして、足場が不安定な場所で身体を支えることが出来るので、転倒や滑落防止になります。
しかし、トレッキングポールは色々な種類があって、どれを選べばいいか分からないですよね。
本記事では、そのなかでも「カムロック式の」トレッキングポールのメリットやデメリット、おすすめの商品を紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。
目次
- 1 カムロック式トレッキングポールとは
- 2 カムロック式トレッキングポールを使うメリット
- 3 カムロック式トレッキングポールを使うデメリット
- 4 カムロック式トレッキングポールの選び方
- 5 カムロック式トレッキングポールおすすめ10選
- 5.1 【シナノ】ロングトレイル 115(510284)
- 5.2 【Black Diamond】トレイル グラニット(BD82380)
- 5.3 【Black Diamond】パーシュートショック(BD82503)
- 5.4 【キャプテンスタッグ】トレッキングポール UM-2300(CSI-001)
- 5.5 【キャプテンスタッグ】トレッキングポール UM-2301(CST-002)
- 5.6 【Naturehike】トレッキングポール カーボン製(cnk2300ds010)
- 5.7 【TINKAZ】トレッキングポール
- 5.8 【LEKI】マカルーライト AS(1300384)
- 5.9 【ノーザンカントリー】トレッキングポール(TR-3021)
- 5.10 【DABADA】SG承認品 アルミ製 トレッキングポール
- 6 まとめ
カムロック式トレッキングポールとは
トレッキングポールのほとんどは、3段の「シャフト」と呼ばれる棒で構成されています。
内訳は、グリップが付いている上段シャフト、中段シャフト、石突きが付いている下段シャフトの3段です。
カムロック式は、上段の中に格納されている中段、そして中段の中に格納されている下段のシャフトを伸ばした時に、「レバー」でロックします。
他には、シャフトを捻ってロックするネジ込み式のものや、シャフトを3つに分けて折りたたむことが出来る分割式のものがあります。
カムロック式トレッキングポールを使うメリット
長さ調整がしやすい
トレッキングポールの長さは、ひじを直角にした状態からこぶし一つ分下がった位置が適正です。
カムロック式は無段階で調整が可能なので、体格にあった長さにすることが出来ます。
そして、カムロック式はレバーでロックをするので、グローブを装着していても調整がしやすいです。
メンテナンスがしやすい
カムロック式は、ロックを外してネジを緩めることで、シャフトを分割することが可能です。
そのため、中に入り込んでしまった泥や水を清掃して拭き取ることが出来ます。
また、シャフトが歪んでしまっても、メーカーによっては交換パーツが用意されているので、簡単に修理が可能です。
耐久性がある
カムロック式のトレッキングポールは、分割式のものと比較して、横からの耐久性や強度が高いです。
そのため、トレッキングポールに負担のかかる長距離の登山やテント泊登山などの荷物が多い時は、カムロック式を選ぶと安心出来ます。
しかし、限界以上に伸ばして使用してしまうとモデルの耐久性を発揮出来ないので、注意が必要です。
カムロック式トレッキングポールを使うデメリット
重い
カムロック式は分割式と比較して、ロック機能が備わっているため重いです。
そのため、スピードを重視するトレイルランニングなどのファストハイクでは使いずらいです。
しかし、カーボンなどの軽量素材のモデルを選ぶことで様々な登山スタイルに対応出来ます。
収納サイズ
カムロック式のトレッキングポールは一番短くした状態で、約60cm程です。
そのため、長さが短いリュックだと、外に括り付けた時に飛び出してしまいます。
そして、飛び出した状態だと木に引っ掛けてしまったり、人にぶつけてしまったりと危険なので、リュックの長さに合ったモデルを選びましょう。
カムロック式トレッキングポールの選び方
軽さで選ぶ
トレッキングポールは長時間手で持って動かすので、重いものだと疲労が溜まりやすいです。
そのため、体力に自信のない方や初心者は出来るだけ軽いものだと楽です。
しかし、軽ければ軽いほど良いというわけではなく、素材などに注意して耐久性もあるモデルを選びましょう。
サイズで選ぶ
トレッキングポールは使用サイズと、収納サイズが大切です。
カムロック式は無段階調整が出来ますが、使用出来るサイズの幅はモデルによって差があるので、自分が使いたい長さをイメージして選びましょう。
そして、収納サイズは短いものを選ぶことで、リュックの外に括り付けても飛び出す心配がありません。
グリップで選ぶ
トレッキングポールのグリップは、T型のモデルとI型のモデルがあります。
T型は、手のひらで上から押さえることが出来るので安定感がありますが、I型と比較して重くて収納サイズも大きいです。
一方、I型はT型と比較して安定感に欠けますが、軽くてスリムです。
好みもあるので、実際握り比べてみて、しっくりくる方を選びましょう。
メーカー
カムロック式のトレッキングポールを選ぶ際に、注目したいのがメーカーです。
日本で信頼と実績のある有名なメーカーだと、Black DiamondやLEKIなどが挙げられます。
そして、コスパが優れている商品を扱っているメーカーだと、キャプテンスタッグやDABADAなどで、これから登山をはじめる人におすすめです。
価格帯
安価なモデル・メーカーであれば3,000円前後でも購入可能で、高価なモデル・メーカーになってくると1万円~3万円と幅広い価格帯から選べます。
もちろん、高価なモデル・メーカーとなると高機能だったり、カーボンなどの高価で軽量な素材をしています。
しかし、安価なモデル・メーカーでも必要十分な軽量耐久性と機能性を有するものが多いので、自分に必要なものを考えて選ぶことが大切です。
カムロック式トレッキングポールおすすめ10選
メーカー・製品名 | 使用サイズ | 収納サイズ | ペア重量 |
---|---|---|---|
シナノ ロングトレイル 115 | 90〜115cm | 55cm | 480g |
Black Diamond トレイル グラニット | 100〜140cm | 64cm | 486g |
Black Diamond パーシュートショック | S/M100~125cm,M/L100〜140cm | S/M60cm,M/L70cm | S/M494g,M/L526g |
キャプテンスタッグ トレッキングポール UM-2300 | 95〜125cm | 64cm | 500g |
キャプテンスタッグ トレッキングポール UM-2301 | 80〜110cm | 58cm | 500g |
Naturehike トレッキングポール カーボン製 | 62〜135cm | 62cm | 338g |
TINKAZ トレッキングポール | 63〜135cm | 63cm | 340g |
LEKI マカルーライト AS | 66.5~130cm | 63cm | 462g |
ノーザンカントリー トレッキングポール | 100~125cm | 61cm | 482g |
DABADA SG承認品 アルミ製 トレッキングポール | 58.5〜120cm | 58.5cm | 500g |
【シナノ】
ロングトレイル 115(510284)
コスパを求める初心者にもおすすめのベーシックなモデルです。
シャフトに超々ジュラルミンと呼ばれる、航空機にも使えわれている軽量で強度の高い素材が使われています。
そして、スノーバスケットなどの純正のオプションパーツが豊富なので、オールシーズンで使うことが可能です。
使用サイズ | 90〜115cm |
---|---|
収納サイズ | 55cm |
ペア重量 | 480g |
【Black Diamond】
トレイル グラニット(BD82380)
握りやすいソフトなグリップが採用された、スタンダードなモデルです。
そして、全てのシャフトにアルミ素材を使用しているので、軽量で耐久性に優れています。
また、ブラックダイアモンドの独自機構のフリックロック2を搭載しているので、軽い力でレバーを開閉することが可能です。
使用サイズ | 100〜140cm |
---|---|
収納サイズ | 64cm |
ペア重量 | 486g |
【Black Diamond】
パーシュートショック(BD82503)
Black Diamodのトレッキングポールの中でも上級のモデルです。
特徴として、グリップに肘の負担を軽減するショック機構である「パーシュートショックテクノロジー」が使われています。
また、快適に握れるナチュラルコルクグリップを採用していることで、更に疲労軽減効果があります。
使用サイズ | S/M100~125cm,M/L100〜140cm |
---|---|
収納サイズ | S/M60cm,M/L70cm |
ペア重量 | S/M494g,M/L526g |
【キャプテンスタッグ】
トレッキングポール UM-2300(CSI-001)
シンプルでグリップに握りやすいウレタンフォームを採用したモデルです。
そして、シャフトにはアルマイト加工が施された7075ジュラルミンが使用されているので、軽量で耐久性があります。
また、シャフトには分かりやすいメモリがあるので、細かい長さ調整がしやすいです。
使用サイズ | 95〜125cm |
---|---|
収納サイズ | 64cm |
ペア重量 | 500g |
【キャプテンスタッグ】
トレッキングポール UM-2301(CST-002)
T型のグリップを採用していて、1本から購入が可能なモデルです。
クリックロック機能を搭載しているので、簡単に素早く調整をすることが出来ます。
そして、こちらもシャフトはアルマイト加工が施された7075ジュラルミンを使用しているので、軽量で耐久性があります。
使用サイズ | 80〜110cm |
---|---|
収納サイズ | 58cm |
ペア重量 | 500g |
【Naturehike】
トレッキングポール カーボン製(cnk2300ds010)
3Kカーボンを使用した、軽量で高強度なモデルです。
そして、調整可能なストラップや、タングステン合金の石突など、細部までこだわって製作されています。
また、使用サイズの幅が広いので、小柄な人から大柄な人まで様々な体格の人に適応可能です。
使用サイズ | 62〜135cm |
---|---|
収納サイズ | 62cm |
ペア重量 | 338g |
【TINKAZ】
トレッキングポール
「雪のように軽く、風のように走る」をコンセプトに制作されたモデルです。
そのため、航空宇宙用のカーボン素材が使用されていて、非常に軽量かつ耐久性に優れています。
そして、グリップには天然コルクが使用されていて、手のひらの汗や湿気を吸ってくれるので、快適さを保ってくれます。
使用サイズ | 63〜135cm |
---|---|
収納サイズ | 63cm |
ペア重量 | 340g |
【LEKI】
マカルーライト AS(1300384)
世界的ポールメーカーの「LEKI」を代表するモデルです。
LEKI独自の形状である、上部の卵型が特徴のグリップを採用していて、どこから握っても快適に使用できる形状になっています。
そして、地面からの衝撃を吸収するアンチショックシステムを搭載しているため、身体への負担が少ないです。
使用サイズ | 66.5〜130cm |
---|---|
収納サイズ | 63cm |
ペア重量 | 462g |
【ノーザンカントリー】
トレッキングポール(TR-3021)
「踏み出すその一歩を支える」をコンセプトに制作された、トレッキングだけでなくウォーキングでも使えるシンプルなモデルです。
シャフトには、折れにくく丈夫で軽量なアルミニウム素材を使用しています。
そして、キャップやバスケットなど付属品が3点あるので、用途に合わせて使い分けることが出来ます。
使用サイズ | 100〜125cm |
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収納サイズ | 61cm |
ペア重量 | 482g |
【DABADA】
SG承認品 アルミ製 トレッキングポール
低価格でありながら、信頼と安全の証である「SGマーク」を取得したモデルです。
シャフトはアルミの中でも軽量な超々ジュラルミンを使用しているので、軽量で耐久性が高くなっています。
また、石突きのキャップがスクリュータイプなので、登山中に外れてしまう可能性が低いです。
使用サイズ | 58.5〜120cm |
---|---|
収納サイズ | 58.5cm |
ペア重量 | 500g |
まとめ
カムロック式のトレッキングポールは、体格に合った調整がしやすいため、これから登山をはじめる方や、初心者の方にもおすすめです。
そして、丈夫でメンテナンスがしやすいので、長く使える相棒の様な存在になってくれるはずです。
トレッキングポールを探している人は、是非参考にしてみてください。
カムロック式トレッキングポールの購入で失敗しないために、各ショッピングサイトのレビューもしっかり確認して自分にピッタリなモノを見つけましょう。
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