キャンプは、大自然の中でテントの設営や食事の準備、焚火など普段の生活では経験できないことができる絶好の機会です。
その分、予期せぬケガや病気などのトラブルにあうことも少なくありません。
また、病院が近くにないことも考えられますので、応急処置のできる救急セットがあると安心です。
そこで本記事では、持ち歩きしやすい救急セットを使うメリットやデメリット、選び方やミニサイズのおすすめ商品を紹介しています。
持ち歩きしやすい救急セットを使うメリット
ケガや急な体調不良にも安心
キャンプでは、斧で薪を割ったり焚火を使って料理したりと、切り傷やヤケドなどのリスクが高まります。
また、大自然の中なので、ハチやブヨなどの虫に刺されてしまうこともあるでしょう。
ですが、いくら注意していても予期せぬことが起きてしまうものです。
救急セットがあれば応急処置ができますので、安心してキャンプできますね。
応急処置に必要なものがまとめられる
思いもよらぬケガをした時は気持ちが焦ってしまい、使いたいアイテムをなかなか見つけ出せないこともあるでしょう。
救急セットは、ばんそうこうや包帯など必要なアイテムを1か所にまとめて保管できるので、探す時間が少なくて済みます。
さらに、1つにまとまっているので、ケガした人のところへすぐに駆けつけて、スムーズに応急処置を始められます。
災害時にも役立つ
救急セットはキャンプなどのアウトドアだけでなく、災害用としても使えます。
近年、地震や台風の被害が大きく、避難所へ避難するケースも多くなっていることでしょう。
万が一に備えて救急セットを準備しておけば、避難先でのケガや急な体調不良にも対応できます。
持ち歩きしやすい救急セットを使うデメリット
定期的な点検が必要
救急セットを持って出かけたのに、いざ使おうとしたら必要なアイテムが足りなかったり、使用期限が過ぎていたりすることがあります。
日常生活では使う機会の少ない救急セットですので、キャンプ前には必ず点検して不足などがあれば補充しておくことが大切です。
防災の日に点検するなど、点検日を決めておくのも良いかもしれません。
応急処置に必要なものすべてが入っていないかもしれない
持ち歩きしやすい救急セットはコンパクトなので、中に入れるアイテムの数が限られます。
そのため、必要なアイテムがすべてそろっていない可能性があります。
場所や季節、アクティビティなどによっても必要なアイテムは異なりますので、カスタマイズして使うことも視野に入れておきましょう。
持ち歩きしやすい救急セットの選び方
ケースのタイプ
ケースのタイプは大きく分けて、マチなしケース・フルオープンケース・ロールトップバッグタイプ・ボックスタイプの4つがあります。
これらのうち、持ち歩きしやすいのは、マチなしケースとフルオープンケースです。
ロールトップバッグタイプは水の侵入がないので、川や海など水辺のキャンプに適しています。
ボックスタイプはたくさん入れられますが、持ち歩きには不便です。
救急セットの中身
商品によって、中に入っているアイテムはさまざまです。
包帯、ばんそうこうなど応急処置用のアイテムだけのシンプルなものや、はさみ、爪切りなど便利グッズが入っているものまであります。
キャンプで特に注意しておきたいのは虫刺されで、ハチやブヨなどの毒虫に刺されると、痛みやひどいかゆみを伴うこともあります。
虫に刺された時のためにポイズンリムーバーがあると、スムーズに応急処置ができるため、用意しておきましょ。
ケースの防水性の有無
救急キットの中身は直接傷口に触れるものも多いため、清潔さを保つことが大切です。
プラスチック製やナイロン製のケースなら防水性の高いものが多いですが、ファスナー部分が水に弱いものもあります。
できるだけ防水性の高いものを選ぶと安心です。
メーカー
メーカーは、衛生用品を扱っているトモナリ衛生材料や、防災関連に注力しているエピオスやフラバなどがあります。
ばんそうこうや包帯など応急処置だけでなく、懐中電灯や救援笛など便利グッズが入った救急セットを販売しているメーカーもあります。
価格帯
軽量で持ち歩きしやすい救急キットは1,000円から2,000円のものが多く、特別に高価なものはほとんどありません。
起きやすいケガを想定して、必要なアイテムができるだけそろっているものを選ぶことが大切です。
アイテムが足りなければ買い足したり、自分にあう常備薬を用意したりする必要もあるので、これらの費用も考えて選ぶようにしましょう。
持ち歩きしやすい救急セットおすすめ10選
メーカー・製品名 | ケースのタイプ | 重量 (g) | アイテムの種類 | ポイズンリムーバーの有無 |
---|---|---|---|---|
OHKEY ファーストエイドキット小 | マチなしケース | 230 | 17 | あり |
OHKEY ファーストエイドキット中 | フルオープン | 367 | 18 | あり |
WEIRUIXIN 救急セット | フルオープン | 150 | 14 | なし |
トモナリ衛生材料 携帯用救急セット | 薄型ケース | - | 6 | なし |
エピオス コンパクトファーストエイドキット15点セット | フルオープン | 190 | 12 | なし |
hosum ファーストエイドキット | フルオープン | 115 | 12 | あり |
LIFELINE ファーストエイドキットL | フルオープン | 245 | 12 | なし |
山の奥 救急セット | マチなしケース | 105 | 14 | あり |
NORAH ファーストエイドキット | マチなしケース | 260 | 15 | あり |
フラバ アウトドアミニ救急セット | マチなしケース | 190 | 11 | あり |
【OHKEY】
ファーストエイドキット小(OKY11)
ばんそうこうや包帯、アルコールティッシュなどが小容量のマチなしケースに入っていて、コンパクトで持ち歩きしやすくなっています。
小型のポイズンリムーバーも入っているので、毒虫に刺された時も応急処置ができます。
「雨でも安心。生活防水機能ケース」との表示がありますが、大雨の時には注意するほうが良さそうです。
ケースのタイプ | マチなしケース |
---|---|
重量 | 230g |
アイテムの種類 | 17種類 |
ポイズンリムーバーの有無 | あり |
【OHKEY】
ファーストエイドキット中
重量367gは少し重い部類に入りますが、充実した中身と耐水性を備えているケースを考えると気にならない重さです。
ばんそうこうや包帯などの応急処置用のアイテム以外に、ポイズンリムーバーも入っていますので、毒虫に刺された時も対応できます。
耐水性が高いとのレビューがありますので、ある程度の雨なら問題ありません。
ケースのタイプ | フルオープン |
---|---|
重量 | 367g |
アイテムの種類 | 18種類 |
ポイズンリムーバーの有無 | あり |
【WEIRUIXIN】
救急セット
コンパクトで持ち歩きしやすい救急セットです。
ばんそうこうや包帯など応急処置用のアイテムのほか、懐中電灯やマスク、救援笛なども入っていて、万が一の時にも役立ちます。
バッグはナイロン生地で防塵性と耐用性がありますが、耐水性のことは書かれていないので、無いと考えるほうがいいでしょう。
ケースのタイプ | フルオープン |
---|---|
重量 | 150g |
アイテムの種類 | 14種類 |
ポイズンリムーバーの有無 | なし |
【トモナリ衛生材料】
携帯用救急セット
携帯性を考慮して、ばんそうこうやガーゼ、綿棒など応急処置に必要な最低限のアイテム6点が入っています。
透明なポリプロピレン製のハードケースのため、カバンの中でつぶれる心配がなく、中身が一目でわかりやすいのが特徴です。
重さの表示はありませんが、シンプルなアイテムしか入っていないので、持ち歩きに心配はありません。
ケースのタイプ | 薄型ケース |
---|---|
重量 | - |
アイテムの種類 | 6種類 |
ポイズンリムーバーの有無 | なし |
【エピオス】
コンパクトファーストエイドキット15点セット(CF15)
ばんそうこうや包帯など応急処置に必要な最低限のアイテムに加えて、はさみやツイーザーなどの便利グッズが入っています。
ケースは、仕分けしやすいように中に仕切りがあり、必要なものが探しやすくなっています。
バッグに入れて持ち歩きしやすいセミハードケースですが、耐水性はあまりないというレビューもありますので注意が必要です。
ケースのタイプ | フルオープン |
---|---|
重量 | 190g |
アイテムの種類 | 12種類 |
ポイズンリムーバーの有無 | なし |
【hosum】
ファーストエイドキット
応急処置に必要なアイテムは、ばんそうこうや包帯、ポイズンリムーバーなど5点だけです。
それ以外は、懐中電灯や方位磁石、折りたたみナイフなど7種類のサバイバルキットが入っています。
応急処置には少し物足りなさを感じますが、手つかずの山でのキャンプや災害時に役立ってくれそうです。
ケースのタイプ | フルオープン |
---|---|
重量 | 115g |
アイテムの種類 | 12種類 |
ポイズンリムーバーの有無 | あり |
【LIFELINE】
ファーストエイドキットL(LF-0052)
ばんそうこうやガーゼなど応急処置用のアイテムに加えて、裁縫セットが入っているのが特徴です。
キャンプで衣服を補修する機会がどれだけあるか微妙ですが、災害時に役立ってくれそうです。
ですが、応急処置用のアイテムが少し物足りない印象は否めません。
カラビナが付属していてバッグに取り付けられるので、持ち歩きしやすいのがいいですね。
ケースのタイプ | フルオープン |
---|---|
重量 | 245g |
アイテムの種類 | 12種類 |
ポイズンリムーバーの有無 | なし |
【山の奥】
救急セット(LF-0052)
重さ105gと非常に軽く、かさばりにくいマチなしケースに入っていて、持ち歩きしやすい救急セットです。
バッグはナイロン製で防水性があるので、雨の時でも安心です。
ばんそうこうや包帯など応急処置用のアイテムのほか、はさみやツイーザーなど便利グッズも入っています。
ポイズンリムーバーもあるので、毒虫に刺された時にも対応できます。
ケースのタイプ | マチなしケース |
---|---|
重量 | 105g |
アイテムの種類 | 14種類 |
ポイズンリムーバーの有無 | あり |
【NORAH】
ファーストエイドキット
ばんそうこうや包帯などのアイテムのほか、骨折や捻挫に対応できるよう三角巾とテーピングも入っています。
はさみやピンセット、虫に刺された時のポイズンリムーバーもあるので、ひと通り必要なアイテムはそろっている印象です。
全15点のアイテムがマチなしケースに入っているので、カバンの中でもかさばらずに持ち歩きできるのが嬉しいポイントです。
ケースのタイプ | マチなしケース |
---|---|
重量 | 260g |
アイテムの種類 | 15種類 |
ポイズンリムーバーの有無 | あり |
【フラバ】
アウトドアミニ救急セット
ばんそうこうや包帯など応急処置に必要なアイテムが全部で11点入っています。
ポイズンリムーバーもあるので、毒虫に刺された時もすぐに対応できます。
冷却シートが入っているのは珍しいですが、急な発熱にも対応できるのは安心です。
ケースはメッシュ素材のA5サイズのポーチで、外から見えるのですぐに取り出せて使えます。
ケースのタイプ | マチなしケース |
---|---|
重量 | 190g |
アイテムの種類 | 11種類 |
ポイズンリムーバーの有無 | あり |
まとめ
キャンプに出かける時は、予期せぬケガや急な体調不良に備えて、持ち歩きしやすい救急セットがあると安心です。
必要なアイテムは場所や季節、年齢などによって変わりますので、自分にあった救急セットを探している人は、ぜひ参考にしてみてください。
持ち歩きしやすい救急セットの購入で失敗しないために、各ショッピングサイトのレビューもしっかり確認して自分にピッタリなモノを見つけましょう。
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