最近、アプローチウェッジにロフト角50度を選択し、ランニングアプローチをする人が増えています。
特に初心者の方にとって50度のウェッジは、スコアアップに大きく貢献してくれるでしょう。
ですが、さまざまなメーカーから多くのモデルが販売されており、何を選んだら良いのか迷ってしまいますよね。
本記事では、初心者におすすめの50度のウェッジを、メリット・デメリット、選び方とともに紹介していますので、ぜひ参考にしてみてください。
目次
- 1 50度ウェッジを使うメリット
- 2 50度ウェッジを使うデメリット
- 3 50度ウェッジの選び方
- 4 50度ウェッジおすすめ10選
- 4.1 【クリーブランド】CVX ZIPCORE (10325076)
- 4.2 【キャスコ】DW-120G
- 4.3 【フォーティーン】DJ5 (NS-TS-114w)
- 4.4 【クリーブランド】RTX6 ZIPCORE (10335185)
- 4.5 【プロギア】PRGR 0
- 4.6 【ピン】GLIDE 4.0 (GLIDE 4.0 WEDGE MODUS3)
- 4.7 【キャロウェイ】JAWS FORGED (4C6050101301N3000)
- 4.8 【テーラーメイド】ハイ・トウ3 (MILLED GRIND HI-TOE3 WG DG)
- 4.9 【テーラーメイド】MILLED GRIND 3 (N8005909)
- 4.10 【タイトリスト】SM9 (844RS2F5008J)
- 5 まとめ
50度ウェッジを使うメリット
ピッチングウェッジからのロフト角が最適
最近のアイアンは「飛び系」と呼ばれストロングロフト化しており、ピッチングウェッジでも42~44°ほどが多くなっています。
ここに52度のウェッジとなるとロフト差が大きくなり、その飛距離差を力感で調整しなければならないため難しくなってしまいます。
そのため、初心者の方の多くが使用している飛び系アイアンには、50度ウェッジが最適な場合が多いです。
ランニングアプローチがしやすい
初心者のアプローチミスのほとんどは上下方向のミス、つまりダフリやトップであり、これを防ぐためには振り幅を小さくすることが大切です。
ロフト角が比較的立っている50度のウェッジはボールが前に飛ぶので、いつもより小さな振り幅で転がして寄せることができます。
浮かせるアプローチよりもクラブが小さな動きであり、芯を少々外してもコントロールできるので、初心者の方におすすめです。
100yが簡単に打てる
アマチュアの平均的な男性ゴルファーの場合、52度のウェッジで90ヤードほどの飛距離となります。
100ヤードを打とうとして無理に振ればミスのもとになりますし、ピッチングウェッジで飛距離を落とすのも難しいものです。
ヘッドスピードが平均的な方は、50度ウェッジを使うことで目安になる100ヤードが簡単に打てるようになるためおすすめです。
50度ウェッジを使うデメリット
初心者用アイアンよりも難しい
50度ウェッジの使用シチュエーションは、100ヤードくらいのショットとグリーン周りのアプローチです。
ショットにおいてウェッジの中でもレベルの高いものは、寛容性の高いアイアンよりも難しくなってしまいます。
場合によっては、アイアンセットのアプローチウェッジを選択した方がいいかもしれません。
サンドウェッジの選択に悩む
50度のウェッジを取り入れると、その次のウェッジのロフト角をどうするかが難しくなってしまうかもしれません。
一般的には56度になりますが、ロブのように高い球を打ちたいが開いて使うのが苦手な方や、バンカーショットの際に構えづらくなる方もいます。
力のある方だと、50・54・58とウェッジを3本にして解消する方法もあります。
50度ウェッジの選び方
バウンス角
ウェッジの大きな特徴が、リーディングエッジ(刃先)から下に飛び出したバウンスです。
これが大きいと少々のダフリであればソールが滑るため、ザックリなどのミスを減らしてくれます。
一方で、大きすぎるとバウンス自体が邪魔になりリーディングエッジが浮いてしまうので、トップなどのミスが起きやすくなってしまいます。
基本は10~12度のバウンス角ですが、どちらのミスが起きやすいかによって選択すると良いでしょう。
シャフトとクラブの重さ
アプローチだけでなくアイアンの流れで100ヤード前後を打つ場合に使用するので、アイアンと同じ重さのシャフトを選ぶようにしましょう。
重すぎたり、軽すぎたりすると、余計な力や動きが出てしまいます。
気持ちよく自然なスイングができるように、シャフトを同じ重さにして、クラブ全体の重さが少しずつ増えるようにしましょう。
メーカー
メーカーは、アイアンとそろえた方が良いなどはありません。
ただ、ツアープロからアマチュアまで対象としているメーカーもあれば、アマチュアに特化したメーカーもあります。
寛容性という面だけで言えば、アマチュア向けメーカーの方が良いでしょう。
ただし、ブランド力もあり所有する満足感もあるので、好みで選択すると良いと思います。
価格帯
ウェッジの価格は、1本で1万数千円から3万円ほどになります。
比較的、初心者をはじめとしたアマチュア向けウェッジは1万円台とお手頃な価格になっています。
買い換えながらレベルに合ったウェッジにしても良いでしょうし、高性能なものをスキルアップしながら長く使用するのも良いでしょう。
50度ウェッジおすすめ10選
メーカー・製品名 | バウンス角 | クラブ重さ(7I)・シャフト |
---|---|---|
クリーブランド CVX ZIPCORE | 11° | 444g N.S. PRO 950GH |
キャスコ DW-120G | 6° | 444g N.S. PRO 950GH |
フォーティーン DJ5 | 6° | 441g N.S. PRO DS-91w |
クリーブランド RTX6 | 10° | 442g N.S. PRO 950GH |
プロギア PRGR0 | 8° | 446g N.S. PRO 950GH |
ピン GLIDE 4.0 | 12° | 約438g N.S. PRO MODUS3 TOUR 105 |
キャロウェイ JAWS FORGED | 10°, 12° | 448g N.S. PRO 950GH |
テーラーメイド ハイ・トウ3 | 9° | 466g Dynamic Gold(S200) |
テーラーメイド ミルドグライド | 9° | 467g Dynamic Gold(S200) |
タイトリスト SM9 | 8°, 12° | 444g N.S. PRO 950GH |
【クリーブランド】
CVX ZIPCORE (10325076)
クリーブランドは、スリクソンで有名なダンロップグループの中のショートゲームに特化したブランドです。
中でもCVXは初心者向けのウェッジで、キャビティバック形状で寛容性が高いのが特徴になります。
50度のウェッジでは、V字のソール形状となり、ショット時のソールの抜けが良く、ダフリやすい方におすすめです。
バウンス角 | 11° |
---|---|
クラブ重さ(7I)・シャフト | 444g N.S. PRO 950GH |
【キャスコ】
DW-120G
キャスコのドルフィンウェッジは、アベレージゴルファーのために開発設計されおり、初心者でも簡単に扱うことができます。
開かなくても良いように開発されており、特徴的なソール形状によって刺さりにくく潜らない、かつ抜けやすくなっています。
開くことが苦手な方や、バンカーショットが苦手な方にはぜひ一度お試しいただきたいウェッジです。
バウンス角 | 6° |
---|---|
クラブ重さ(7I)・シャフト | 444g N.S. PRO 950GH |
【フォーティーン】
DJ5 (NS-TS-114w)
アマチュアゴルファーのための、フォーティーンDJシリーズの最新ウェッジです。
バックフェースの周囲を、スケートリンクのように広げた「リンクブレード」設計によって、ミスヒットに強く打球のばらつきを抑えています。
さらに、ソールからリーディングエッジの形状によって「ザックリ」しづらく、抜けの良いアプローチを実現しています。
バウンス角 | 6° |
---|---|
クラブ重さ(7I)・シャフト | 441g N.S. PRO DS-91w |
【クリーブランド】
RTX6 ZIPCORE (10335185)
こちらは、クリーブランドの代表的なウェッジで、コントロール性の高さとスピン性能に定評があります。
特徴は、ZIPCOREという技術で、オフセンターショットでも安定して狙った飛距離のショットが可能になっています。
初心者の方から上級者まで長く使うことのできるウェッジで、コスパも良くおすすめです。
バウンス角 | 10° |
---|---|
クラブ重さ(7I)・シャフト | 442g N.S. PRO 950GH |
【プロギア】
PRGR 0
アマチュアゴルファーがプロのように打てるギアを作ることを由来とした、プロギアの代表的なウェッジです。
ソールのセンターをワイドにし、両端を少し狭めた独特の形状によって、開きやすく抜けの良い形状になっています。
寛容性をもたせつつ、開いたりしながら狙い通りにコントロールしたアプローチショットをしたい方へおすすめです。
バウンス角 | 8° |
---|---|
クラブ重さ(7I)・シャフト | 446g N.S. PRO 950GH |
【ピン】
GLIDE 4.0 (GLIDE 4.0 WEDGE MODUS3)
アマチュアゴルファーのためのブランド「ピン」から、2019年以来待望のスタンダードウェッジシリーズ最新作です。
番手別に設計された溝によって最適なスピン量を、新フェースによって濡れた状態やラフからでも安定したスピン量を実現しています。
スピン性能はもちろんのこと、寛容性と打感に優れており、初心者の方がこれから先長く使えるやさしいウェッジです。
バウンス角 | 6° |
---|---|
クラブ重さ(7I)・シャフト | 約438g N.S. PRO MODUS3 TOUR 105 |
【キャロウェイ】
JAWS FORGED (4C6050101301N3000)
寛容性が高いことが特徴のキャロウェイから、非常にスピン性能の高いジョーズウェッジです。
軟鉄鍛造ウェッジで初めてマイクロフィーチャーを搭載し、角が鋭い37グルーブとともに非常に高いスピン性能を生み出しています。
プロも使用するような高性能ウェッジではありますが、キャロウェイならではの寛容性の高さもあって初心者の方にもおすすめです。
バウンス角 | 10°、12° |
---|---|
クラブ重さ(7I)・シャフト | 448g N.S. PRO 950GH |
【テーラーメイド】
ハイ・トウ3 (MILLED GRIND HI-TOE3 WG DG)
トウ側が高くなった特徴的なデザインをしている「ハイ・トウ」シリーズの最新作です。
「プログレッシブCG」デザインによって低弾道高スピンとなり、グリーン上でボールを止めやすくなっています。
また、バックキャビティには「ウェイトパッド」があり重心位置をコントロールし、ミスヒットに強い設計です。
バウンス角 | 9° |
---|---|
クラブ重さ(7I)・シャフト | 466g Dynamic Gold(S200) |
【テーラーメイド】
MILLED GRIND 3 (N8005909)
こちらはテーラーメイドのスタンダード形状のウェッジです。
一番の特徴は、スコアライン上にメッキ加工を施していなく、溝本来の性能を引き出して高いスピン性能を誇っています。
「ミルドグラインドソール」といって、ソールにも溝が施されていることで抜けが良く、アプローチに苦手意識のある初心者におすすめです。
バウンス角 | 9° |
---|---|
クラブ重さ(7I)・シャフト | 467g Dynamic Gold(S200) |
【タイトリスト】
SM9 (844RS2F5008J)
言わずと知れた世界的に高い人気を誇るウェッジシリーズで、ツアープロからアマチュアまで多くの方に使用されています。
弾道が高くスピン性能が非常に高いため、多くのゴルファーから高い評価を得ているウェッジです。
6種類のソールグラインドが用意されており、その用途やゴルファーのクセによって広く選択することができます。
バウンス角 | 8°、12° |
---|---|
クラブ重さ(7I)・シャフト | 444g N.S. PRO 950GH |
まとめ
最近よく初心者ゴルファーにおすすめされる50度のウェッジですが、特徴をうまく使うと非常に扱いやすいものです。
100ヤード以内の距離に強くなりたい、アプローチで寄せてワンパットで沈めたいと考える方は、ぜひ参考にしてみてください。
50度ウェッジの購入で失敗しないために、各ショッピングサイトのレビューもしっかり確認して自分にピッタリなモノを見つけましょう。
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