ウェーダーには、水辺で滑らないようソールにいくつかの種類があり、中でも防滑性能が高いといわれているのがフェルトスパイクソールです。
滑りにくいフェルトソールにピンを装備したタイプで、様々な地面の状況に対応します。
一方で、その特性から使用できない場所があったり、性能を維持するためにメンテナンスも必要です。
今回はフェルトソールのウェーダーについて、メリットやデメリットから、おすすめ商品まで徹底解説します。
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北国生まれのアマチュア釣り師。前職では量販店で釣り具の販売、企画も担当。釣った魚を調理して食べるのも大好きで、美味しい魚のためならフィールド問わずアクティブに挑戦します。
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目次
- 1 フェルトスパイクのウェーダーとは
- 2 フェルトスパイクのウェーダーを使うメリット・デメリット
- 3 フェルトスパイクのウェーダーおすすめ10選
- 3.1 【シマノ】ドライシールド+4 ストレッチウェーダー カットピンフェルト
- 3.2 【シマノ】DS3ウェーダー チェストハイ・カットピンフェルトソール
- 3.3 【シマノ】ハイパーウェーダー チェストハイ・カットピンフェルトソール
- 3.4 【ダイワ】タイトフィットソルトブレスウェーダー(SW-4501B-T)
- 3.5 【ダイワ】ソルトブレスウェーダーネオ(SW-4550B-NE)
- 3.6 【ダイワ】タイトフィットフィッシングウェーダー(FW-4550R-T)
- 3.7 【マズメ】フルオープンネオプレーンウェイダー(MZBF-556)
- 3.8 【マズメ】フルオープンブーツフットウェイダー フェルトスパイクモデル(MZBF-454)
- 3.9 【DRESS】チェストハイウェーダー AIRBORNE フェルトスパイク
- 3.10 【DRESS】ヒップウェーダーAIRBORNE フェルトスパイク
- 4 まとめ
フェルトスパイクのウェーダーとは
ウェーダーは水辺や水に入って釣りをするときに着用するもので、その時に滑らない性能も重要です。
そのためにソールの種類がいくつかあり、今回紹介するフェルトスパイクソールは、手芸に使うフェルトのような素材に、滑り止めのピンが付いたタイプです。
フェルトのみでも、濡れたコンクリートや岩などの上で滑りにくいですが、ピンがあることでよりグリップ力が高まっています。
ただしフェルトスパイクソールがすべての状況に使用できるわけではなく、むしろ使用できない場合もあるので注意が必要です。
フェルトスパイクのウェーダーを使うメリット・デメリット
フェルトスパイクソールは防滑性の高いソールではありますが、ラジアルソールやフェルトソールに劣る場合もあります。
フェルトスパイクソールのメリットとデメリットを覚えて、しっかり使い分けましょう。
メリット
磯場や渓流などで滑りにくい
フェルトソールも濡れた路面に強いですが、接地面が少ないごつごつした岩場などでは力不足です。
フェルトスパイクソールはそういった場所でも、ピンが食い込むことで滑りにくいメリットがあります。
磯場はもちろん、渓流などでもそういったシチュエーションがあるので、フェルトスパイクソールが安全な場合もあります。
ラジアルのスパイクよりもピンの寿命が長い
ラジアルソールにピンが付いたスパイクソールもあり、こちらも岩場などに効果的です。
ただしスパイクソールはピンがダイレクトに路面にグリップするため、ピンへの負担がフェルトスパイクソールよりも大きくなります。
フェルトスパイクソールはフェルトソールも接地するので、比較的ピンへの負担が少なく、寿命も長めです。
ラジアルよりも疲れにくい
ラジアルソールは分厚いゴムのソールで、路面を掴むような柔軟性はありません。
フェルトソールは柔らかい素材なので、凹凸を包むように面でとらえられるので、比較的足への負担が少なくなります。
もちろんフェルトスパイクソールが適した場所に限りますが、少し歩いてポイントを移動する場合はスパイクソールよりもおすすめです。
デメリット
滑らかな地面ではスパイクが効かない
スパイクはピンが溝に引っかかることでグリップするので、地面に溝がなければグリップが効きません。
滑らかなコンクリートなど、ピンが刺さらない路面の場合は、むしろ滑りやすくなることすらあります。
同様に、泥の上や深いコケの上、落ち葉の積もった場所や流木の上などはピンが刺さっても崩れて滑ってしまうので注意しましょう。
船など着用が禁止な場所がある
船での釣りでもウェーダーを着用することもありますが、船の上はフェルトスパイクソールを含むスパイクは禁止されていることが多いです。
これは船の床をスパイクが削って傷をつけてしまうからで、滑りやすさを考えても基本的にラジアルソールが推奨されます。
なお、渡し船などでは着用できる場合もあるので、あらかじめ確認しておくと安心です。
フェルトとスパイクピンに寿命がある
フェルトは摩耗しやすい素材で、スパイクピンも使い続けていくと摩耗して、どちらもグリップ力が落ちてしまいます。
また、ソールの剥がれやサビなどの問題もあり、そのまま使うと危険なので日々のメンテナンスは必須です。
交換用の補修キットなどもあるので、グリップ力が下がった場合には交換しておくといいでしょう。
フェルトスパイクのウェーダーおすすめ10選
コスパ重視から性能重視まで、おすすめのフェルトスパイクソールのウェーダーを厳選してご紹介します。
胴付きのタイプや素材の違いもあるので、併せてチェックしてみてくださいね。
【シマノ】
ドライシールド+4 ストレッチウェーダー カットピンフェルト
高性能生地を使用し、フィット感や細かな機能性まで考えつくされたチェストハイウェーダーです。
通常、胴付きの素材は伸びがなく動きにくいですが、シマノ独自のドライシールド+は伸びがありつつ防水性があり、かつ透湿性にも優れています。
ポケットや肩紐の作りにまでこだわっていて、より釣りに集中したい方におすすめのモデルに仕上がっています。
【シマノ】
DS3ウェーダー チェストハイ・カットピンフェルトソール
伸縮性はないものの、高い防水性と透湿性を誇る素材を使用したハイスペックなウェーダーです。
夏場やアクティブな釣りでは、汗が内部に溜まり不快感に繋がりますが、透湿素材を使ったことでそのストレスを軽減しています。
そこまでアクティブに動かない釣りには、ドライシールド+よりもコスパもよくおすすめです。
【シマノ】
ハイパーウェーダー チェストハイ・カットピンフェルトソール
機能性こそ削られていますが、耐久性を重視した生地を使用し、基本性能も光るコスパ良好なモデルです。
ウェーディングするシチュエーションによっては、胴付き部分が擦れて水漏れのリスクがあります。
ハイパーウェーダーのタスラン生地は耐摩耗性に優れていて、そういったシチュエーションでも安心して着用することができます。
【ダイワ】
タイトフィットソルトブレスウェーダー(SW-4501B-T)
ダイワ独自の高性能生地を使用した、ソルトウォーター用ウェーダーです。
四層構造のブレスアーマー生地は、高い防水性と透湿性もあり快適性が高く、キュービックセンサーソールの効果で歩きやすさも向上しています。
手元に装備をまとめやすいDカンや、波を受けた時の浸水を防ぐ機構も搭載していて、サーフなどでの釣りにもおすすめです。
【ダイワ】
ソルトブレスウェーダーネオ(SW-4550B-NE)
価格を抑えながらも、新型素材を採用し、着用感と機動性のバランスがいいウェーダーです。
3層構造の防水透湿素材を使用したことにより、より生地が薄くなり、動きやすさも向上しています。
スリムフィット裁断で脚回りの余計なダボつきもなく、水の抵抗も受けにくいので、水に入りながらの釣りでも安定感があります。
【ダイワ】
タイトフィットフィッシングウェーダー(FW-4550R-T)
低価格ながら、国内メーカー製らしい作りで、しっかり使えるおすすめのハイコスパウェーダーです。
70デニールと薄手の生地なのでややスレには弱いですが、防水性は十分で、動きやすさも重視した胴付きになっています。
価格は抑えてもダイワらしいデザイン性には手を抜かず、ルックスにもこだわりたい方にもおすすめです。
【マズメ】
フルオープンネオプレーンウェイダー(MZBF-556)
マズメのウェーダーは非常に評判がよく、このモデルも基本性能はもちろん、その先も追及したおすすめモデルです。
保温性の高いネオプレーン製の胴付きは、前部がフルオープンするので、重ね着もストレスなくでき、体温調節もしやすくなっています。
収納力も高く、ハンドウォーマーにもなる大型ポケットなど、アングラーの欲しいが詰まったモデルです。
【マズメ】
フルオープンブーツフットウェイダー フェルトスパイクモデル(MZBF-454)
マズメウェーダーの最高峰を自称する、機能性に優れた実践仕様のウェーダーです。
フルオープンの魅力はそのままに、防水透湿素材を使用して夏場の使用も快適で、歩きやすいショートブーツを採用しています。
ブーツとソールは接着剤を使わない一体成型なので、フェルトもはがれにくく、耐久性も向上しています。
【DRESS】
チェストハイウェーダー AIRBORNE フェルトスパイク
デザインもよくコスパも良好な、人気のチェストハイウェーダーです。
胴付きのPVCコーティングナイロン素材は軽量で動きやすく、もちろん防水性もばっちりで、インナーはメッシュなので湿気も逃がしやすくなっています。
スパイクピンの配置もベーシックで使いやすいので、安くて使えるフェルトスパイクウェーダーを探している方におすすめです。
【DRESS】
ヒップウェーダーAIRBORNE フェルトスパイク
腿上丈のヒップウェーダータイプで、暑い時期におすすめのモデルです。
胴回りを覆わないので熱がこもりにくく、あまり波が高くない場所や、スパイクシューズ代わりに使いたい方にも使いやすくなっています。
筆者も使用していたモデルですが、ブーツを脱ぎやすくするキックオフ機能が意外と便利で、夏場蒸れる時期には特に扱いやすくおすすめです。
まとめ
フェルトスパイクソールのウェーダーは、安全確保にも影響する重要な装備品です。
ソールはもちろん、着用感や機能性も重視して、ぴったりなウェーダーを選んで、ウェーディングでの釣りを快適に楽しんでくださいね。
フェルトスパイクのウェーダーの購入で失敗しないために、各ショッピングサイトのレビューもしっかり確認して自分にピッタリなモノを見つけましょう。
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