ユーティリティをクラブセッティングする際、シャフトをカーボンかスチールにするか悩んだことがある方もいると思います。
特にアイアンがスチールシャフトの方は、ユーティリティも統一してみるとバランスが良くなる可能性もあるでしょう。
しかし、スチールシャフトはカーボンシャフトより扱いにくいと思われがちです。
今回は、初心者でも使いやすいユーティリティのスチールシャフトの選び方や、おすすめの商品をご紹介します。
目次
- 1 ユーティリティのスチールシャフトを使うメリット
- 2 ユーティリティのスチールシャフトを使うデメリット
- 3 ユーティリティのスチールシャフトの選び方
- 4 ユーティリティのスチールシャフトおすすめ7選
- 4.1 日本シャフト】N.S.PRO HYBRID (ns-nsprohybrid)
- 4.2 【日本シャフト】N.S.PRO 950GH UTILITY (ns-nspro950ghut)
- 4.3 【日本シャフト】N.S.PRO Zelos7 HYBRID (ns-nsprozeros7-hyb)
- 4.4 【ジオテック】 K’s-GT スチール R S ハイブリッド (336203)
- 4.5 【日本シャフト】 N.S.PRO MODUS3 HYBRID GOST (19ns-modus3-hybrid-ghost)
- 4.6 【TRUE TEMPER】Project XU(UPXU65-405-HT-DC)
- 4.7 【TRUE TEMPER】ダイナミックゴールドニューDG95 (UDG95IS)
- 5 まとめ
ユーティリティのスチールシャフトを使うメリット
強弾道のボールを打ちやすい
カーボンシャフトは高弾道で飛距離が出やすい傾向にあるシャフトですが、スチールシャフトは強いボールを打ちやすいです。
また、ラフやライの悪い所でも芝の抵抗に負けず振り抜きやすかったりします。
強いボールはアゲインストの風の影響も受けにくいでしょう。
アイアンの延長線で打つことが出来る
スチールシャフトのアイアンを使用している方や、アイアンからクラブセッティングを考えている方におすすめです。
ユーティリティのシャフトをスチールシャフトにすれば、アイアンと繋がりやすくなるので違和感なく打つことが出来るでしょう。
逆にウッドからクラブセッティングをしたい方にはカーボンシャフトの方が良いかもしれません。
ボールの打ち分けをしやすい
スチールシャフトは、カーボンシャフトよりも重い物が多く、操作性に優れています。
また、シャフトの硬さが比較的硬い物が多いので、しなりを感じにくくもなるでしょう。
なので、一つのクラブで色んなボールを打つ方や状況に対して打ち方を変えたい方におすすめです。
ユーティリティのスチールシャフトを使うデメリット
パワー、ヘッドスピードを必要とするシャフトが多い
スチールシャフトは、カーボンシャフトと比べて重量があり硬さもあるので、パワーがないと振りにくいことがあります。
なので、女性やヘッドスピードが遅くても飛距離を出したい方には扱いにくくなるでしょう。
どうしてもスチールシャフトを選びたい方には、最近では軽量化されたスチールシャフトもあるのでそちらをおすすめします。
商品が少ない
ユーティリティのスチールシャフト自体の商品数、販売しているメーカーが少ないことも、デメリットの一つです。
カーボンシャフトの方が取り扱っているメーカーも多い傾向にあります。
アイアン、ウェッジ用は有名なメーカーも含めて商品数もありますが、ユーティリティ用は数が限られてきてしまうでしょう。
ユーティリティのスチールシャフトの選び方
シャフトの硬さから選ぶ
スチールシャフトは、SシャフトやXシャフトの物が多く、Rシャフトの商品は少なくなっています。
ヘッドスピードが速い方や、パワーがある男性はXシャフトでも取り入れることが出来るでしょう。
幅広く使いやすいシャフトはSかもしくはRシャフトになるので、迷ったらSシャフトの方が良いかもしれません。
調子(キックポイント)から選ぶ
キックポイントとは、シャフトが一番しなるポイントです。
手元が硬くて先端が柔らかめを先調子、手元と先端両方固めな中調子、手元が柔らかくて先端が硬めである元調子に主に別れています。
トップでのタメが強く飛距離を出したい方には先調子、安定性を求める方には中調子のシャフトが一般的におすすめです。
反対に、トップでのタメが弱くて安定性を求める方には、元調子のシャフトが良いでしょう。
飛距離を出したい方には、2つのしなりのポイントがあるダブルキックがおすすめです。
価格帯
ユーティリティ用スチールシャフトの価格帯は、ネット通販では大体2,000円~5,000円程の物が多いでしょう。
高い物だと10,000~20,000円程のシャフトもあります。
価格で選ぶよりかは自分のスイングとシャフトの相性、どう言うボールを打ちたいかで決めるといいでしょう。
メーカー
スチールシャフトの主なメーカーは日本シャフト、トゥルーテンパーが有名で、他にはジオテック、島田シャフトと言うメーカーもあります。
日本シャフトは、nsproシリーズがプロの方からアマチュアゴルファーまで幅広く使われています。
トゥルーテンパーで有名なシャフトは、ダイナミックゴールドシリーズになるでしょう。
ダイナミックゴールドシリーズは品揃えが沢山あり、その人に合った商品を見つけやすいです。
ユーティリティのスチールシャフトおすすめ7選
メーカー 商品名 | 長さ | フレックス | 調子 |
---|---|---|---|
日本シャフト N.S.PRO HYBRID | 41インチ | S、X | 中元、元 |
日本シャフト N.S.PRO 950GH UTILITY | 38.5~40インチ | R、S | 中 |
日本シャフト N.S.PRO Zelos7 HYBRID | 41インチ | R2、R、S | 先 |
ジオテック K’s-GT スチール R S ハイブリッド | 41.5インチ | R、S | 先中 |
日本シャフト N.S.PRO MODUS3 HYBRID GOST | 41インチ | S、TOUR S、X、TOUR X | 元 |
TRUE TEMPER Project XU | 40.5インチ | S、S+、X | 先中、中、中元 |
TRUE TEMPER ダイナミックゴールドニューDG95 | 40インチ | S200、R300 | 中元 |
日本シャフト】N.S.PRO HYBRID (ns-nsprohybrid)
こちらの商品は、ツアープロのリクエストに応えたハイブリッドモデルとなっておりHYBRID100とHYBRID110の2種類あります。
先端径を9mmにしていることでウッド、アイアンにも対応しており振り心地はカーボンとスチール中間のイメージでしょう。
ラフからも抜けやすく振りやすくなっていて、クセのないしなりなので強弾道で打ち分けも可能です。
長さ | 41インチ |
---|---|
フレックス | S、X |
調子 | 中元(100)、元(110) |
https://nipponshaft.co.jp/product/steel_hybrid.html
【日本シャフト】
N.S.PRO 950GH UTILITY (ns-nspro950ghut)
こちらの商品は、ユーティリティ用の軽量スチールシャフトになります。
飛距離と方向性両方求める方や楽に振りたい方におすすめです。
Tip径をやや太め、トルクを大きめに設計しており、バランスポイントもユーティリティ専用に設計されています。
なのでヘッドが暴れることなくスムーズなスイングをしやすいでしょう。
長さ | 38.5~40インチ |
---|---|
フレックス | R、S |
調子 | 中 |
https://nipponshaft.co.jp/product/steel_950fw.html
【日本シャフト】
N.S.PRO Zelos7 HYBRID (ns-nsprozeros7-hyb)
こちらの商品は、今までのスチールシャフトにはない飛びと方向性を実現したシャフトです。
高強度特殊鋼を使用していることでカーボンシャフトに近い飛距離、スチールシャフトの特徴である方向性と強弾道を兼ね備えています。
最軽量シャフトの特徴を崩さず41インチとシャフトの長さは長めになっており、2UTから装着可能です。
長さ | 41インチ |
---|---|
フレックス | R2、R、S |
調子 | 先 |
https://nipponshaft.co.jp/product/steel_zelos7_hybrid.html
【ジオテック】
K’s-GT スチール R S ハイブリッド (336203)
こちらの商品は、島田ゴルフ社スチールシャフトをカスタマイズしたコラボレーションモデルになります。
軽量ながら粘りがあり、振り抜きやすくなっているので、カーボンシャフトと普通のスチールシャフトの中間位のイメージになるでしょう。
カーボン、スチール両方のシャフトを使用していて、クラブセッティング時に2つのシャフトの差を埋めたい方にもおすすめです。
長さ | 41.5インチ |
---|---|
フレックス | R、S |
調子 | 先中 |
https://www.geotechgolf.com/products/detail/20967
【日本シャフト】
N.S.PRO MODUS3 HYBRID GOST (19ns-modus3-hybrid-ghost)
こちらの商品は、2019年モデルのスチールシャフトで特徴として超軽量スチールとカーボン積層のハイブリッド構造になっています。
重量と硬度を両立しているので、ヘッドスピードが44m/s以上の方やアスリート方向けになるスチールシャフトです。
このシャフトを使用すればカーボンシャフトの様なボールの上がりやすさ、スチールシャフトの打感と方向性を感じることが出来るでしょう。
長さ | 41インチ |
---|---|
フレックス | S、TOUR S、X、TOUR X |
調子 | 元 |
https://nipponshaft.co.jp/product/graphite_modus_hybrid.html
【TRUE TEMPER】
Project XU(UPXU65-405-HT-DC)
こちらの商品は、フレックスごとに求められている最適な重量、打ち出し角、スピンで設計されているクラブです。
通常のスチールシャフトとは違い、ブラッシュフィニッシュ加工されていて日の照り返しを防止する効果があります。
フレックスがS~Xになるのでヘッドスピードが速い方やパワーのある方に向いているシャフトになるでしょう。
長さ | 40.5インチ |
---|---|
フレックス | S、S+、X |
調子 | 先中、中、中元 |
https://www.truetemper.co.jp/products/projectx/pjx-u/index.html
【TRUE TEMPER】
ダイナミックゴールドニューDG95 (UDG95IS)
こちらの商品は、初心者から上級者の方まで幅広く使うことが出来る本格派軽量スチールシャフトになります。
軽量ながら粘り、コントロール性に優れたシャフトで、打ち出し角が高くスピン量も抑えられるので飛距離にも期待出来るでしょう。
振りやすさと飛距離を向上させながら、キックポイントを中元調子に設定しているので、コントロールとの両立も可能です。
長さ | 40インチ |
---|---|
フレックス | S200、R300 |
調子 | 中元 |
https://www.truetemper.co.jp/products/steel/dg95/index.html
まとめ
ユーティリティのスチールシャフトは、最近では飛距離とコントロール性を出せるように軽量シャフトも出てきています。
なので、以前より幅広い方に使いやすくなっているでしょう。
ユーティリティのスチールシャフトを探す際は、是非今回の記事を参考にしてみて下さいね。
ユーティリティのスチールシャフトの購入で失敗しないために、各ショッピングサイトのレビューもしっかり確認して自分にピッタリなモノを見つけましょう。
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