ゲームや作業効率を考えた際に、複数ディスプレイ環境を選択する人が多いかと思います。
便利で使い勝手がよく、価格も抑えられるためおすすめではありますが、どうしても各モニターのフレームが気になってしまう人も多いのではないでしょうか?
そんななか、注目を浴びつつあるものがウルトラワイドモニターです。
本記事では、特にゲーム向けウルトラワイドモニターについてや、実際にどれくらい便利なものなのかを解説します。
最後には、おすすめのモニターもまとめていますので、参考にしてみてください。
- PCゲーム歴15年
- 中古PC組立・販売会社に勤務
幼少期からゲームが大好きで、10代後半に初めてゲーミングPCを購入し、そこからPCゲームにのめりこんでいきました。 遊ぶゲームのジャンルは多岐に渡り、流行りのゲームは遊んでみるタイプです。
目次
- 1 ゲーム向けウルトラワイドモニターを使うメリット
- 2 ゲーム向けウルトラワイドモニターを使うデメリット
- 3 ゲーム向けウルトラワイドモニターの選び方
- 4 ゲーム向けウルトラワイドモニターおすすめ10選
- 4.1 【LG】ゲーミングモニター(29WP60G-B)
- 4.2 【LG】 モニター ディスプレイ 34インチ(34WP500-B)
- 4.3 【JapanNext】曲面VA系パネル ウルトラワイドゲーミングモニター(JN-VCG30202WFHDR)
- 4.4 【Sceptre】30インチ ゲーム用モニター(C305W-2560UN)
- 4.5 【LG】UltraGear 34インチ ウルトラワイド 160Hz(34WP60C-B)
- 4.6 【Dell】34インチ 曲面 ゲーミングモニター(S3422DWG)
- 4.7 【Pixio】湾曲 ゲーミングモニター 34インチ(PXC348C)
- 4.8 【JAPANNEXT】40インチ 144Hz ウルトラワイドゲーミングモニター(JN-IPS40UWQHDR144)
- 4.9 【BenQ】MOBIUZ ウルトラワイドモニター(EX3410R)
- 4.10 【Acer】49インチ湾曲液晶ウルトラワイドモニター(EI491CRPbmiiipx)
- 5 まとめ
ゲーム向けウルトラワイドモニターを使うメリット
ゲーム向けウルトラワイドモニターを使うメリットは、次のとおりです。
- 1枚で複数のウィンドウを表示できる
- フレームが気にならない
- ゲームだけでなく作業効率も上がる
1枚で複数のウィンドウを表示できる
ウルトラワイドモニターの最大のメリットは、1枚のモニターで複数のウィンドウを大きなサイズで表示できる点です。
例えば、ゲームをしながら隣に攻略情報を表示しておけたりするため、複数のモニターを行き来する必要もなく、シームレスで直感的に操作が可能です。
また、「ピクチャインピクチャ」や「ピクチャバイピクチャ」など、複数のウィンドウやデバイスの画面を表示させる機能が搭載されているモデルもあります。
これにより、複数のデバイスを使いまわす人にもおすすめです。
フレームが気にならない
複数のモニターを並べているのも便利ですが、どうしてもそれぞれのモニターのフレームが気になってしまいます。
中には、フレームを極限まで薄くしたモデルも多く販売されていますが、それでもモニター同士の境目が気になる人も多いのではないでしょうか?
そういった人は、ウルトラワイドモニターを購入することで、シームレスで見やすい環境を構築できるため、おすすめです。
ゲームだけでなく作業効率も上がる
ウルトラワイドモニターの中には、ゲーム向けの機能やスペックのモデルがあります。
基本的にはパソコンでゲームを遊ぶ人が購入するかと思いますが、実はゲームだけでなく編集作業や仕事などの効率をアップさせることが可能です。
ウルトラワイドモニターにも様々なサイズがありますが、32インチ以上のモデルを選ぶことで、作業スペースが非常に広くなるためおすすめです。
ゲーム向けウルトラワイドモニターを使うデメリット
一方でデメリットは、以下のとおりです。
- 圧迫感がある
- 価格が高い
- ゲームによっては余白が出る
圧迫感がある
一般的なモニターと高さはほとんど変わりませんが、横幅が非常に広いため、圧迫感があります。
そのため、狭いデスクスペースに無理やり配置すると、目が疲れる可能性も。
ですが、モデルによってはVESAマウントに対応しているため、モニターアームを設置できます。
モニターアームを使うことで比較的自由にモニターを設置できますので、高さや顔からの距離など、疲れにくく見渡しやすい位置にピンポイントで合わせられます。
価格が高い
モニターサイズが大きくなればなるほど、価格が高くなる傾向にあります。
当然といえば当然ですが、なかには複数枚のディスプレイを購入したほうが安い場合があるため、購入前にマルチディスプレイ環境との比較をしましょう。
単純にゲームをしながら他のウィンドウを開きたいだけであれば、無理にウルトラワイドモニターを使用する必要はありません。
その分、メインモニターに予算を割いて、スペックの高いモデルを購入するほうが良い場合もあります。
ゲームによっては余白が出る
ウルトラワイドモニターの解像度は、最低でも2560×1080と大きく、一般的なフルHDの解像度でゲームをやると、左右に余白が出ます。
基本的にはその余白を活かす方法が限られており、且つゲーム外の情報が多く目に入ってしまい、没入感が薄れてしまう可能性があります。
余白を埋める方法としては、高解像度やウルトラワイドに対応したゲームであれば設定を変えるだけでフルスクリーンで表示可能です。
ですが、基本的にゲーム画面が横に広がるため、人によってはかえって見づらくなる場合もあるため注意しましょう。
ゲーム向けウルトラワイドモニターの選び方
ゲーム向けウルトラワイドモニターを選ぶ際に注目したいポイントは、下記のとおりです。
- インチ
- 解像度
- リフレッシュレート
- メーカー
- 価格帯
インチ
ウルトラワイドモニターといっても、小さいモデルは29インチほどと、比較的小さいモデルもあります。
デスク環境や作業のしやすさなどを考慮し、最適なインチ数を選んでおきましょう。
多く見受けられるサイズボリュームとしては、32~34インチが最も多く、中には40インチ前後のモデルもあります。
大きければ大きいほど、作業スペースや表示領域が広がるため、様々なウィンドウを同時に表示したい人におすすめです。
解像度
ウルトラワイドモニターの解像度に多いのは、ワイドFHD(2560×1080)やUWQHD(3440×1440)です。
解像度が高くなるとインチ数も大きくなり、価格も高くなっていきます。
大きければ大きいほど解像度が高い傾向にあるため、綺麗な映像を求めている人は40インチ前後を選んでみるといいでしょう。
リフレッシュレート
ゲーム向けであれば、やはりリフレッシュレートにはこだわったほうがいいでしょう。
特に、動きの激しいFPSゲームなどであれば、より滑らかに表示してくれるモニターがおすすめです。
ですが、大きいモニターでは240Hzなどの展開は無く、144Hzでも充分にハイスペックといえます。
そのため、より高リフレッシュレートを追求したい人には、ウルトラワイドモニターは合わないでしょう。
メーカー
一般的なゲーミングモニターを販売しているメーカーであれば、ゲーム向けのウルトラワイドモニターを販売しているところがほとんどです。
中でもおすすめのメーカーとしては、LGやJapanNext、BenQなどであれば種類も豊富で選びやすいでしょう。
ハイスペックのウルトラワイドモニターを探しているのであれば、Acerにも注目してみることをおすすめします。
価格帯
全体的に価格は高い傾向にあり、安くても3万円後半から5万円程度、ハイスペックモデルになってくると8万円~15万円程度まで上がってしまいます。
ですので、本当にウルトラワイドのゲーミングモニターが欲しいのかどうかを精査してから購入することをおすすめします。
もちろん、ゲームだけでなく他の作業や仕事でも使う場合は、モデルによってはコスパが良いため、前向きに検討してみるといいでしょう。
ゲーム向けウルトラワイドモニターおすすめ10選
メーカー名・製品名 | インチ | パネル | リフレッシュレート | 解像度 |
---|---|---|---|---|
LG ゲーミングモニター 29WP60G-B | 29 | IPS | 75Hz | 2560×1080 |
LG モニター ディスプレイ 34WP500-B 34インチ | 34 | IPS | 75Hz | 2560×1080 |
JapanNext 曲面VA系パネル ウルトラワイドゲーミングモニター JN-VCG30202WFHDR | 30 | VA | 200Hz | 2560×1080 |
Sceptre 30インチ ゲーム用モニター C305W-2560UN | 30 | 記載なし | 85Hz | 2560×1080 |
LG UltraGear 34インチ ウルトラワイド 160Hz 34WP60C-B | 34 | VA | 160Hz | 3440×1440 |
Dell 34インチ 曲面 ゲーミングモニター S3422DWG | 34 | VA | 144Hz | 3440×1440 |
Pixio 湾曲 ゲーミングモニター 34インチ PXC348C | 34 | VA | 144Hz | 3440×1440 |
JAPANNEXT 40インチ 144Hz ウルトラワイドゲーミングモニター JN-IPS40UWQHDR144 | 40 | IPS | 144Hz | 3440×1440 |
BenQ MOBIUZ ウルトラワイドモニター EX3410R | 34 | VA | 144Hz | 3440×1440 |
Acer 49インチ湾曲液晶ウルトラワイドモニター EI491CRPbmiiipx | 49 | VA | 120Hz | 3840×1080 |
【LG】
ゲーミングモニター(29WP60G-B)
ウルトラワイドの中でもかなり安価で、大きなサイズが好みではない人にもピッタリなゲーミングモニターです。
IPSパネルに加えHDRに対応しており、色彩表現の高さや細かい部分までしっかり表現してくれるため、ゲームにおいても非常に認識力が高まります。
また、ゲーム向けの機能である「ブラックスタピライザー」なども搭載されているため、全体的に暗いシーンでも濃淡や明暗をハッキリさせてくれます。
インチ | 29 |
---|---|
パネル | IPS |
リフレッシュレート | 75Hz |
解像度 | 2560×1080 |
【LG】
モニター ディスプレイ 34インチ(34WP500-B)
ゲームにもクリエイティブな作業でも使いやすい、34インチのゲーミングモニターです。
リフレッシュレートは75Hzと控えめですが、やはり注目点は作業領域です。
ゲームウィンドウを真ん中に置いても左右に余白があり、そこにWebブラウザを配置すれば、ゲーム中にも攻略情報などを見ることも可能。
また、画面のズレや遅延を抑えてくれるAMD FreeSyncにも対応しているので、より滑らかにゲーム映像を表示できるため、目が疲れにくくなっています。
インチ | 34 |
---|---|
パネル | IPS |
リフレッシュレート | 75Hz |
解像度 | 2560×1080 |
【JapanNext】
曲面VA系パネル ウルトラワイドゲーミングモニター(JN-VCG30202WFHDR)
ウルトラワイドモニターでも没入感を高められる、湾曲ゲーミングモニターです。
非光沢VAパネルを採用しており、光の反射を抑えて視認性を高めています。
また、複数のデバイスからの入力信号を同時に表示できる「マルチウィンドウ」に対応しているので、デスクトップとノートパソコンなどを使いまわす人にもおすすめです。
他にも、「ピクチャインピクチャ」や「ピクチャバイピクチャ」など、複数のウィンドウを効率的に表示する設定もあります。
ですので、普段からマルチタスクで様々なソフトやウィンドウを開く人におすすめです。
インチ | 30 |
---|---|
パネル | VA |
リフレッシュレート | 200Hz |
解像度 | 2560×1080 |
【Sceptre】
30インチ ゲーム用モニター(C305W-2560UN)
程よい湾曲を施しており、視線を大きく動かさなくても隅々まで見渡せるウルトラワイドモニターです。
ブルーライト軽減機能が搭載されているため、目の疲れを極限まで抑えてくれます。
また、応答速度も1msと速く、チラつきやボヤけを抑えて視認性をアップしています。
VESA規格にも対応しているため、スタンドを外してモニターアームに設置することも可能です。
インチ | 30 |
---|---|
パネル | 記載なし |
リフレッシュレート | 85Hz |
解像度 | 2560×1080 |
【LG】
UltraGear 34インチ ウルトラワイド 160Hz(34WP60C-B)
3440×1440の高解像度に加え、160Hzの高リフレッシュレートを実現した、ウルトラワイドモニターです。
一般的なモニターと比べて133%ほど横長になっており、ゲームだけでなく作業もしやすく、仕事の効率化も図れます。
160Hzで滑らかな映像を表示できるうえに、遅延を抑えるDAS Modeや、チラつきづらい応答速度1msで、ゲームの重要な場面での見やすさを高めてくれています。
また、色再現もsRGB99%と再現力が高く、ゲームだけでなく写真などの映像データの色彩も忠実に再現可能です。
インチ | 34 |
---|---|
パネル | VA |
リフレッシュレート | 160Hz |
解像度 | 3440×1440 |
【Dell】
34インチ 曲面 ゲーミングモニター(S3422DWG)
ビジネス向けのパソコンやデバイスが多いと思われがちなDellですが、ゲーミングモニターも販売しています。
144Hzはゲーミングパソコンでゲームをプレイするのであれば最低限欲しい数値で、インチ数は平均より大きく、ゲームはもちろん作業でも大活躍してくれます。
また、発熱しやすいゲーミングモニターの対策として、背面に大きな通気口を搭載。
これにより、効率よく排熱を促してくれるため、モニターの寿命も長く保てます。
インチ | 34 |
---|---|
パネル | VA |
リフレッシュレート | 144Hz |
解像度 | 3440×1440 |
【Pixio】
湾曲 ゲーミングモニター 34インチ(PXC348C)
キツすぎず程よい1500Rで、端まで違和感なく見渡せるウルトラワイドモニターです。
USB Type-C端子が搭載されているので、画面出力と電力供給を1本のケーブルでおこなえるため、デスク周りがスッキリします。
スピーカーも内蔵されているため、コンシューマー機をそのまま繋げてもゲーム音を流せるため、音にこだわらないのであれば便利です。
インチ | 34 |
---|---|
パネル | VA |
リフレッシュレート | 144Hz |
解像度 | 3440×1440 |
【JAPANNEXT】
40インチ 144Hz ウルトラワイドゲーミングモニター(JN-IPS40UWQHDR144)
驚異の40インチで、平面パネルを採用したウルトラワイドモニターです。
UWQHD(3440×1440)という非常に高解像度で、画面サイズが大きくなっても隅々まで綺麗に表示可能。
前後のチルトに加え、左右のスイーベル機能も搭載しているため、どんなデスク環境にもピッタリとフィットしてくれます。
また、対応しているAndroidスマホがあれば、ピクチャバイピクチャを使うことでパソコンの映像をスマホの映像を同時に表示することもできます。
インチ | 34 |
---|---|
パネル | VA |
リフレッシュレート | 144Hz |
解像度 | 3440×1440 |
【BenQ】
MOBIUZ ウルトラワイドモニター(EX3410R)
ゲーミングモニターの定番メーカーであるBenQからも、ハイスペックウルトラワイドモニターが販売されています。
同メーカー独自のHDRi技術を搭載しており、ゲームはもちろん映画などに最適化されたHDRを3種類から選べるようになっています。
内蔵スピーカーもクオリティがたかく、2.1chのtreVoloスピーカーを採用。
これにより、外部スピーカーを用意しなくても、心地よいゲーム音を体感できます。
インチ | 34 |
---|---|
パネル | VA |
リフレッシュレート | 144Hz |
解像度 | 3440×1440 |
【Acer】
49インチ湾曲液晶ウルトラワイドモニター(EI491CRPbmiiipx)
49インチの超大画面ウルトラワイドモニターで、表示領域の広さに特化しています。
ゲーミングモニターとしては120Hzで使いやすく、PS5向けに使用したい人にもピッタリです。
DP×1、HDMI×3と入力端子も豊富で、パソコンを始めコンシューマー機やその他デバイスを接続したままにすることも可能です。
そうすることで、手元のボタンで入力切替をするだけで簡単にデバイスを切り替えられるため、作業効率も上がります。
インチ | 49 |
---|---|
パネル | VA |
リフレッシュレート | 120Hz |
解像度 | 3840×1080 |
まとめ
作業効率をアップさせるために選ばれがちなウルトラワイドモニターですが、ゲーム向けのモデルも数多く販売されています。
ゲームと仕事・作業などを同じ環境でおこなっている人にとって非常に便利なため、本記事を参考に選んでみてください。
ゲーム向けウルトラワイドモニターの購入で失敗しないために、各ショッピングサイトのレビューもしっかり確認して自分にピッタリなモノを見つけましょう。
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