モニターはフルHDが主流でしたが、近年ではアスペクト比率・解像度が高いウルトラワイドモニターが登場しています。
ウルトラワイドモニターは作業・ゲームプレイの効率を高めてくれますし、深い没入感も体験できます。
ただ、メリットを活かすためには画面サイズが重要となってくるため、40インチサイズを求める方もいるでしょう。
そこで本記事では、40インチウルトラワイドモニターおすすめ紹介をはじめ、メリットデメリット・選び方を解説します。
目次
40インチのウルトラワイドモニターを使うメリット
作業効率アップが期待できる
ウルトラワイドモニターはアスペクト比率が高く、高解像度を採用し、横に対する情報の表示量が多いのが特徴です。
フルHDの場合、分割表示すると文字が潰れたりサイズを抑えなくてはいけないため、視認性が悪く作業効率も下がりがちです。
ですが、ウルトラワイドモニターであれば、見やすいサイズで多数の情報を表示できるので、作業効率を飛躍的に高めてくれます。
横スクロールが必要無くなる
動画編集・Excel等を使用した表作業を行う際、横に対する情報量が多くなり、スクロールで手間が掛かってしまいます。
逐一スクロールする必要が出てくるため作業中断の頻度が多くなり、作業の効率化を図れません。
ですが、ウルトラワイドモニターであれば横に対する情報量が多いため、スクロールの手間が無く、作業の円滑化が可能です。
深い没入感を体験できる
ウルトラワイドモニターは、フルHDよりもアスペクト比率・解像度に優れているのが特徴です。
作業の際には通常より多くの情報を表示できますが、これは作業だけでなく映画・アニメ・ゲームプレイにも恩恵があります。
ワイド+40インチサイズにより深い没入感を体験できますし、スピーカー内蔵の場合は臨場感も演出できます。
40インチのウルトラワイドモニターを使うデメリット
設置にはスペースが要求される
40インチウルトラワイドモニターはとにかく横幅が長く、90cm~100cmに迫ることも珍しくはありません。
最低限上記のスペースを確保する必要がありますが、あくまでも目安となるため、少し余裕を持たせたスペースの確保が必須です。
限られたデスクスペースでは運用しづらいですし、場合によっては設置できないケースもあるため、事前に計測しておきましょう。
縦の情報量は変わらない
ウルトラワイドモニターはアスペクト比率21:9・3440×1440等のワイドな解像度を採用しているのが特徴です。
ただ、あくまで数値が高いのは横部分のみであり、縦方向の数値が大きく上昇しているわけではありません。
加えて、幅を広げているぶん高さを抑えた製品が多く、縦方向の情報量は少なくなるため、縦の情報量も重視する場合は注意です。
目の疲労が溜まりやすい
ウルトラワイドモニターは横に長いため、多くの情報を表示して作業効率のアップが期待できます。
ただ、横幅が長い分、モニターを見ている際の目線の移動幅が広くなるため、目に負担が掛かりがちです。
長時間操作を行った際、目の疲労から肩・首筋にまで疲労が溜まることもあるため、適度な休憩を取りましょう。
一般的なモニターよりもコストが掛かる
ウルトラワイドモニターはアスペクト比率・解像度が高く、横に対する情報量の多さが特徴です。
ですが、当然ながら性能が高い分、通常フルHDモニターよりも高額で販売されており、相応のコストが掛かります。
モニター価格は画面サイズにも比例するため、40インチウルトラワイドモニターとなると、最低でも7万円程度の予算が必須です。
40インチのウルトラワイドモニターの選び方
解像度で選ぶ
40インチウルトラワイドモニターに採用される解像度ですが、3440×1440~5120×2160が存在します。
解像度は数値が大きくなるにつれて品質も向上しますが、品質に比例し製品価格が上がるのが特徴です。
特に4K解像度の場合、美しいグラフィックが楽しめますが、製品次第では価格が20万円に迫るケースもあります。
コストを掛けたくない場合は3440×1440、コストを気にしないなら、より高度な解像度の選択がベストです。
リフレッシュレート・応答速度で選ぶ
ウルトラワイドモニターの性能は製品によって異なりますが、リフレッシュレート・応答速度もこちらに該当します。
リフレッシュレート・応答速度は日常使用をはじめ、特定の用途以外では重要ではないため、高性能でなくても問題は無いです。
ただ、動画編集・ゲームプレイでの使用も想定している場合、重要視すべき項目となります。
そのため、ゲーム・動画編集を視野に入れるなら、リフレッシュレートが高く、応答速度が速い製品を選びましょう。
タイプで選ぶ
ウルトラワイドモニターには、平面・湾曲タイプの2種類が存在しており、各タイプで特徴が異なります。
平面タイプは直線状に横幅を確保しているのが特徴であり、イラスト・図面作成・動画編集等に最適です。
湾曲タイプは緩やかなカーブを描くように設計されており、目線を動かさずに情報を認識しやすく、深い没入感も体験できます。
使用用途によって適したタイプは異なるため、ご自身の環境を考慮し、2タイプから選択しましょう。
メーカーで選ぶ
40インチウルトラワイドモニターは製品数が少なく、限られたメーカーしか取り扱っていません。
「Innocn・LG・DELL」など、海外の大手メーカーから発売されているため、これらのメーカーから選ぶ形になります。
どのメーカーもユーザー人気が高く、レビュー数も多いですが、初めて購入される場合はレビュー評価を参考に選ぶのがおすすめです。
ただ、過去に一度製品を使用し、感触が良かったメーカーがあるのであれば、そのメーカーを選択するのもアリです。
価格帯で選ぶ
40インチウルトラワイドモニターは製品数が少ないですが、7万円前後~20万円と価格は幅広く展開されています。
ただ、性能=価格の結び付きが強いため、コストを抑えるなら7万円前後、高性能を求めるなら高価格帯から選択する形となります。
とはいえ、7万円前後のモニターでもフルHDよりは遥かに高性能なため、低価格帯でも不憫に感じることは無いです。
基本的な性能+様々な機能・オプションも重視するのであれば、製品詳細をチェックし、手が届く価格帯を選びましょう。
40インチのウルトラワイドモニターおすすめ5選
メーカー・製品名 | タイプ | サイズ/重量 | 解像度 | リフレッシュレート |
---|---|---|---|---|
Innocn ゲーミングモニター | 平面 | 99.4×59.6×24.7cm/14.8kg | 3440×1440 | 144hz |
JAPANNEXT ゲーミングモニター | 平面 | 94.4×57.2×23.7cm/12.5kg | 3440×1440 | 144hz |
JAPANNEXT ウルトラワイドモニター | 湾曲 | 94.8×59.4×30.6cm/9.8kg | 5120×2160 | 60hz |
LG ウルトラワイドモニター | 湾曲 | 94.7×61.5×28.3cm/12.3kg | 5120×2160 | 60hz |
DELL ウルトラワイドモニター | 湾曲 | 94.7×45.8×24.8cm/9.5kg | 5120×2160 | 60hz |
【Innocn】
ゲーミングモニター(WR40-PRO)
40インチ大画面+IPSパネルで仕上げつつ、リフレッシュレート144hz・応答速度1msを実現したモニターです。
Freesyncで遅延を軽減しつつ、応答速度も速めているので、高いパフォーマンスを安定して発揮できます。
PIP/PBP機能にも対応しているため、複数の端末からの情報を表示し、作業効率をアップできる点も魅力です。
タイプ | 平面 |
---|---|
サイズ/重量 | 99.4×59.6×24.7cm/14.8kg |
解像度 | 3440×1440 |
リフレッシュレート | 144hz |
【JAPANNEXT】
ゲーミングモニター(JN-IPS40UWQHDR144)
40インチワイドモニター+IPSパネルで仕上げており、あらゆる角度からの視認性も高めたキーボードです。
リフレッシュレート144hz・応答速度1msを実現しているため、滑らかで遅延の無いゲームプレイが楽しめます。
スピーカーも内蔵されているため、一台で臨場感も楽しめますし、VESAマウント対応で自由に設置しやすい点も魅力です。
タイプ | 平面 |
---|---|
サイズ/重量 | 94.4×57.2×23.7cm/12.5kg |
解像度 | 3440×1440 |
リフレッシュレート | 144hz |
【JAPANNEXT】
ウルトラワイドモニター(JN-5X40)
40インチ大画面+湾曲形状で設計し、IPSパネルを搭載しており、あらゆる角度からの視認性を高めたキーボードです。
4Kよりも高い5120×2160解像度を実現しており、あらゆる映像を美しく繊細なグラフィックで楽しめます。
PIP機能にも対応しており、2台の端末から2560×1080で出力可能であり、作業効率を高めてくれる点も魅力です。
タイプ | 湾曲 |
---|---|
サイズ/重量 | 94.8×59.4×30.6cm/9.8kg |
解像度 | 5120×2160 |
リフレッシュレート | 60hz |
【LG】
ウルトラワイドモニター(40WP95C-W)
40インチ大画面+IPSパネルで仕上げつつ、湾曲形状を採用し、視認しやすく、集中状態も維持しやすいモニターです。
パネルにはナノサイズの微粒子を使用しており、極めてナチュラルな色味表現を実現しています。
4Kを超える解像度を採用しつつ、PIP/PBP・フリッカーレス・Freesyncと様々な機能を搭載している点も魅力です。
タイプ | 湾曲 |
---|---|
サイズ/重量 | 94.7×61.5×28.3cm/12.3kg |
解像度 | 5120×2160 |
リフレッシュレート | 72hz |
【DELL】
ウルトラワイドモニター(U4021QW)
40インチ大画面+非光沢IPSパネルで設計しており、あらゆる角度からムラ無く美しいグラフィックが楽しめるモニターです。
sRGBカバー率100%を実現しており、深いリアリティを体験できますし、内蔵スピーカーで臨場感も演出できます。
VESAマウントに対応しているので、自由に設置しやすいですし、高さ・角度を調節し、ラクな姿勢を維持できる点もおすすめです。
タイプ | 湾曲 |
---|---|
サイズ/重量 | 94.7×45.8×24.8cm/9.5kg |
解像度 | 5120×2160 |
リフレッシュレート | 60hz |
まとめ
40インチウルトラワイドモニターは製品数が非常に少なく、かなりのコストが掛かる点には注意が必要です。
とはいえ、嬉しいメリットも多数存在するため、導入を検討されている場合は本記事を参考にし、選んでいただければ幸いです。
40インチのウルトラワイドモニターの購入で失敗しないために、各ショッピングサイトのレビューもしっかり確認して自分にピッタリなモノを見つけましょう。
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