テントやタープの設営に欠かせないのが「ペグ」というアイテム。
手頃で求めやすいプラスチック製や、頑丈で抜けに強い鍛造ペグなどの種類がありますが、軽くて強度に優れた「チタン製ペグ」に最近注目が集まってきています。
一度使ってしまうと、その魅力と便利さに取り憑かれる方も少なくありません。
本記事では、人気の日本製チタン製ペグのメリットや注意点、またおすすめのメーカーや製品について詳しく解説していますので、ぜひ最後までご覧ください。
日本製チタンペグを使うメリット
強度に優れ曲がり・潰れが起きない
硬い地面だとペグが打ち込みにくく、なかなかテント設営が捗らないもの。
国内で生産管理されたチタン製ペグであれば、その強度は鍛造ペグに引けを取らず、曲がりにくいので、思い切り打ち込んでも変形しにくいです。
さらに細身であることから、硬質な地面でも容易に地面に突き刺すことができます。
金属の表面が滑らかであるため、打ち込む際の反動が少なく、女性にも設営が容易なのもメリットです。
軽量で持ち運びが楽
スチール製鍛造ペグと比較すると、その重さはおよそ半分以下とかなりの差があります。
同じチタンペグ中でも軽い製品を選ぶと、1/3以上重さを減らすことができます。
大型テントであればペグを何本も持ち運ぶ必要があり、意外と重量を感じてしまうペグですが、チタン製であればその負担もかなり軽減されるでしょう。
汚れが落ちやすく錆びにくい
鍛造ペグでは手入れを怠ったり、土が付いたままで長時間放置すると、錆びが発生する可能性があります。
チタンペグは水分に強く錆びにくいこと、また表面が滑らかであるため土汚れがつきにくく、また洗い落としやすいため、メンテナンスが容易です。
キャンプギアを美しく保ちたいキャンパーにもおすすめの製品と言えます。
日本製チタンペグを使うデメリット
高額な製品が多い
多く出回っているプラスチック・スチール製ペグと比較し、どうしても一本あたりの単価は高価になってしまいます。
物によっては、スチール性の倍以上する製品も珍しくありません。
もちろん、チタン製ペグの中にも価格差はあり、コスパに優れた製品も存在しますので、予算に応じて適切な製品を選定してください。
細身の分だけ抜けやすい
強度がある分、ペグ自体は細くすることが可能で、その分打ち込みやすく、軽量であることがチタン製のメリット。
ただし、ペグと土との摩擦力はその太さも影響するため、スチールに比較して抜けやすくなっています。
サイトやテントのサイズ、天候によって太いものや、深さのあるペグを選ぶと良いです。
稀に割れを起こす可能性あり
スチール製のペグと比較し曲げ、変形しにくいチタンペグですが、金属自体に粘りのない分、品質のばらつきによっては割れを起こす可能性があります。
金属ペグが割れた場合の切先は、怪我の原因となり大変危険です。
テント設営の際はペグが曲がる方向に叩いて割れないよう、真っ直ぐ打ち込むことを心がけましょう。
日本製チタンペグおすすめ7選
【TITAN MANIA】
ペグ チタン製
チタン製品専門ブランドで、テントペグの他にもクッカーやカトラリーなど100点を超える多くの製品を取り扱っています。
製作を日本国内で行っており、その品質には信頼を置くことができます。
サイズバリエーションは20cm、24cm、30cm、35cm、40cmです。
【TITAN MANIA】
V字型チタンペグ
こちらは同じTITAN MANIA製の製品で、V字型の特殊な形状が特徴です。
地面に差し込みやすいように切先、断面形状ともV字となっており、引き抜きに対しても摩擦力による抜けにくさを発揮します。
圧倒的な軽さを誇り、スタックして収納できて便利ですが、地面が硬い場合は変形する可能性があるので注意して取り扱いましょう。
【TITAN MANIA】
超軽量チタンペグ
非常に軽量なモデルで、その重量は細い方でなんと6グラムという徹底した軽さです。
軽量を誇る他のチタンペグと比べても重さ半分以下で、何本携えていても運搬の負担になりません。
ペグの直径が細く、メインで使用するには若干抜けの心配があるため、インナーテント用ペグなどサブ用途で使用すると良いでしょう。
【村の鍛冶屋】
64チタンペグ エリッゼステーク(MK−200TI)
64チタンという、同じチタン合金の中でも強度に優れたものを使用しています。
ゴルフクラブからスペースシャトルまで使用されているほどの強度であり、キャンプ用途であれば破損する可能性は低いでしょう。
素材のみならず形状も工夫されており、楕円形の断面になっています。
回転によって抜けやすくなる円形断面に比べ、引き抜きに強い形となっているのです。
【FIELDOOR】
チタンペグ
FIELDOORは国内発のアウトドアブランドで、気軽に購入できる価格帯ながら品質の高さを誇るブランドです。
ハンマーで打設の際に狙いやすい、大きなヘッド部分が特徴です。
撤収の際は、頭頂部のフック部分の穴にペグを引っ掛けることで、簡単に引き抜苦ことができます。
【FIELDOOR】
チタンペグ プラス
フックが上下それぞれ設けられている点が特徴です。
上向きのフックを付加することで、蚊取り線香やランタンを設置したり、4隅にペグを打ち込んで焚き火台にしたりと、多様な使い方ができます。
ソロキャンプなどで荷物を極力減らし、ペグを多目的に使いこなしたい方にはお勧めの製品です。
【キャプテンスタッグ】
チタンV型ペグ(M-9721)
国内製、かつ安心のアウトドア専門メーカーによる製品とあり、強度や仕上げなどの品質は折り紙付きです。
V字型で打ち込みやすく軽量ですが、強く叩きすぎて曲がらないよう注意して取り扱いましょう。
まとめ
チタンペグにもいくつかの種類がありますが、どれを選んでも今までのペグと違う快適な打ち心地に、テント設営も捗ることでしょう。
キャンプに慣れてきた方は、ぜひ自分に合ったチタンペグを探してみてください。
日本製チタンペグの購入で失敗しないために、各ショッピングサイトのレビューもしっかり確認して自分にピッタリなモノを見つけましょう。
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