テーラーメイドと言えば、アスリート向けから初心者向けまで、幅広いモデルを販売する人気メーカーです。
その中でもテーラーメイドのフェアウェイウッドは、名器と呼ばれるクラブが非常に多いのが特徴です。
では、テーラーメイドの名器フェアウェイウッドは、具体的にどんな特徴があるのでしょうか。
今回は、テーラーメイドの古くから愛される名器フェアウェイウッドや、歴代の人気モデル、中古商品も数多く紹介していきます。
目次
テーラーメイドの名器フェアウェイウッドを使うメリット
幅広い人気がある
テーラーメイドのフェアウェイウッドは、ツアー選手からアマまで数多くのゴルファーが愛用しています。
それはなぜかというと、ツアー選手も使用するMシリーズや、シニア世代に人気のグローレなど、多彩なラインナップがあるからです。
初心者からアスリートまで選べるモデルがあるということで、幅広い層に人気のあるメーカーとなっています。
リーズナブル
テーラーメイドのクラブは、他の大手ゴルフメーカーと比べると、比較的リーズナブルな価格設定になっています。
そのため、中古品や旧モデルはもちろん、現行モデルでも他のメーカーより気軽に購入できる点がメリットです。
飛距離が出る
テーラーメイドには数多くのモデルがありますが、どのクラブもメーカー独自の最新技術が使われています。
例えば、カーボンヘッドのステルスシリーズや、ツイストフェースを搭載したMシリーズもその1つです。
そのため、飛距離を重視したクラブもとても多く、自分に合った1本を見つかれば、さらなる飛距離アップに期待が持てます。
テーラーメイドの名器フェアウェイウッドを使うデメリット
ラフに弱い
これはどのメーカーでも言えることですが、フェアウェイウッドは厚みのあるヘッド形状のため、芝の影響を受けやすいクラブです。
そのため、ラフが深い場所の場合、芝を食って力が弱まってしまい飛距離が落ちてしまう傾向にあります。
操作性に劣る
フェアウェイウッドは、ユーティリティよりも飛距離を伸ばすことを重視して作られているので低、深重心となっています。
そのため、低スピンでキャリーが伸びる仕組みになっており、方向やスピンの調整はしにくい場合があるのです。
ですので、グリーンを狙ってスピンをかけたいといった場合、方向性やスピン性能はユーティリティに劣ってしまいます。
テーラーメイドの名器フェアウェイウッドの選び方
ヘッド素材
ヘッド素材は、大きく分けると「チタン」と「ステンレス」の2種類があります。
チタンはステンレスと比べて軽く強度が高いため、余剰重量で高性能のヘッドを作ることが可能です。
しかし、価格が高いのがデメリットで、コスト面から他の素材との複合ヘッドとなる場合もあります。
ステンレスは、重さや強度はチタンに劣りますが、価格が安いので素材以外にコストをかけることが可能です。
ヘッド素材によって機能と価格が大きく変わるので、何を重視するかで選び方が変わってくるでしょう。
シャフト素材
フェアウェイウッドは、アイアンと同様に「カーボンシャフト」と「スチールシャフト」があります。
カーボンは軽くてしなるのが特徴で、ヘッドスピードが遅い人や力が弱い人でも、楽に振り抜けてボールが飛ばせるシャフトです。
スチールは鉄素材なので、カーボンより重くしなりが少なくなり、手打ちにならずに力強いボールを飛ばすことができます。
軽い振り心地を好むならカーボン、振り子のような打ち込むショットをしたいならスチールがおすすめです。
番手
フェアウェイウッドは、番手によって打ちやすさと飛距離が変わるので、何を重視するかで選ぶ番手も変わってきます。
例えば、初心者の場合、当たりにくい3番ウッドよりも7番ウッドを使う方が、スコアの乱れは少ないでしょう。
一方で、飛距離重視であれば3番ウッドというように、自分のスペックと飛距離、操作性のバランスを見て選ぶのがおすすめです。
価格帯
テーラーメイドのフェアウェイウッドは、現行モデルの場合は3~5万円台が主流です。
これは前にも書いた通り、他の大手メーカーと比べると比較的リーズナブルな価格となっています。
しかし、それでも結構な出費となるため、できるだけ価格を抑えたい人は旧モデルや中古品がおすすめです。
旧モデルは1~2万円台、中古品はそれ以下になることが多いので、予算に合わせてクラブを選ぶことができます。
テーラーメイドの名器フェアウェイウッドおすすめ10選
製品名 | 番手 | ロフト角(#5) | ヘッド体積(#5) | シャフト長さ(#5) |
---|---|---|---|---|
Vスチール 2003年モデル | 3~7 | 18度 | 135㏄ | 42.5インチ |
RBZロケットボールズ | 3~9 | 19度 | 175㏄ | 42.5インチ |
M2 2017年モデル | 3~7 | 18度 | 155㏄ | 42~42.25インチ |
M4 | 3、5 | 18度 | 156㏄ | 42.25インチ |
M6 | 3~7 | 18度 | 158㏄ | 42.25インチ |
SIMMAX | 3~7 | 18度 | 160㏄ | 42~42.25インチ |
SIM2MAX | 3~7 | 18度 | 160㏄ | 42~42.25インチ |
SIM2 | 3、5 | 19度 | 140㏄ | 42~42.25インチ |
Mグローレ | 3~7 | 18度 | 161㏄ | 42.75インチ |
ステルス | 3~7 | 18度 | 165㏄ | 42~42.25インチ |
【テーラーメイド】
Vスチール 2003年モデル
テーラーメイドのフェアウェイウッドの中では「初代名器」とも言える、歴史のあるクラブです。
今やメーカーの看板技術となった「Vソール」と呼ばれるソール部分のV字型の溝が、設置面積を減らし振り抜けを良くしています。
そのため、ライが悪い場所でも、負けずにしっかりと強いボールを打ちぬくことが可能です。
20年以上前のモデルになりますが、今でも中古市場に出ていて長く愛されているクラブです。
番手 | 3~7 |
---|---|
ロフト角(#5) | 18度 |
ヘッド体積(#5) | 135㏄ |
シャフト長さ(#5) | 42.5インチ |
【テーラーメイド】
RBZロケットボールズ
ソール前方部分にある「スピードポケット」と呼ばれる溝により、ドライバー並みの飛距離を叩き出したことから人気になりました。
この溝が、インパクト時のフェースとヘッドの反発力を高めて、ボール初速を向上して17ヤードの飛距離アップを実現。
さらに、薄いクラウンとソール部分のウエイトにより低重心となって、低スピンでキャリーが伸びる作りになっています。
発売から10年以上たった今でも使用しているプロがいるほど「飛ばせるフェアウェイウッド」として現役の名器です。
番手 | 3~9 |
---|---|
ロフト角(#5) | 19度 |
ヘッド体積 | 175㏄ |
シャフト長さ(#5) | 42.5インチ |
【テーラーメイド】
M2 2017年モデル(B1882107)
2016年に発売された後継モデルとして2017年に発売されて、その人気の高さから2019年に再販がされた大人気モデルです。
チタンとカーボンの複合ヘッドで軽量化したことにより、余剰重量を生んで高弾道、低スピンのボールを打ち出せます。
RBZでもあった「スピードポケット」を搭載しており、高い反発力でボール初速を向上。
軽い振り抜きと心地よい打感で多くの人を虜にした、今でも人気の名器となっています。
番手 | 3~7 |
---|---|
ロフト角(#5) | 18度 |
ヘッド体積 | 155㏄ |
シャフト長さ(#5) | 42~42.25インチ |
【テーラーメイド】
M4(DW-TA003)
テーラーメイドのウッドでは主流となった「スピードポケット」により、広い反発エリアで飛距離を伸ばせるクラブとなっています。
また、「スプリットウエイト」と呼ばれるパッドをトゥとヒールに搭載することで、左右のミスに強い作りに。
「ジオコースティックデザイン」と呼ばれる特殊なソールデザインで、打感と打音にもこだわった1本となっています。
番手 | 3、5 |
---|---|
ロフト角(#5) | 18度 |
ヘッド体積 | 156㏄ |
シャフト長さ(#5) | 42.25インチ |
【テーラーメイド】
M6(DW-KY189)
今までドライバーに使われていた「ツイストフェース」という技術を、初めてフェアウェイウッドに搭載しました。
それにより、幅広いスイートスポットでミスの寛容性がありながら、飛距離も追求できるクラブとなっています。
ウエイト調整やスリーブ可変のカスタム機能はなく、非常にシンプルな作りとなっているので、初心者でも扱いやすいクラブです。
番手 | 3~7 |
---|---|
ロフト角(#5) | 18度 |
ヘッド体積 | 158㏄ |
シャフト長さ(#5) | 42.25インチ |
【テーラーメイド】
SIMMAX(DW-KY225-JP)
1番の特徴は、シムシリーズ全体で搭載している、Vスチールのソールデザインを踏襲したソール部分にあります。
それにより、芝の影響を受けない振り抜きと、カーボンとスチールの複合ヘッドにより低重心で高弾道のボールを実現しました。
また、M6と同様に「ツイストフェース」も搭載しているので、左右のミスにも強い1本となっています。
番手 | 3~7 |
---|---|
ロフト角(#5) | 18度 |
ヘッド体積 | 160㏄ |
シャフト長さ(#5) | 42~42.25インチ |
【テーラーメイド】
SIM2MAX(DW-CCU46)
メーカー史上、最も高弾道で飛距離を伸ばせるクラブということで、やさしく飛ばせる1本となっています。
前作の「Vスチール」はそのままに、ウエイトをさらにソール側に持っていくことで、さらに高弾道でキャリーを伸ばせる仕組みに。
また、「ツイストフェース」に加え、フェースをマレージング鋼素材にすることで、直線的で力強い弾道を実現しました。
番手 | 3~7 |
---|---|
ロフト角(#5) | 18度 |
ヘッド体積 | 160㏄ |
シャフト長さ(#5) | 42~42.25インチ |
【テーラーメイド】
SIM2(DW-CCU42)
小ぶりのヘッドとチタンのソールウエイトが特徴で、上記のSIM2MAXより操作性の高いヘッドとなっています。
「Vスチール」や「ツイストフェース」「スピードポケット」の技術はそのままに、可変スリーブによる細かいロフト角調整が可能です。
操作性の高さとカスタムが可能なことから、中級者~上級者におすすめの1本となっています。
番手 | 3、5 |
---|---|
ロフト角(#5) | 19度 |
ヘッド体積 | 140㏄ |
シャフト長さ(#5) | 42~42.25インチ |
【テーラーメイド】
Mグローレ
「ツイストフェース」と強度の高いスチールフェース素材により、曲がらずまっすぐ飛ばせるクラブになっています。
また、「スピードポケット」によりスイートスポットが拡大して、フェースのどこに当たっても高い反発力で初速アップが可能に。
クラウンとホーゼルを軽量化したことで低重心化を、ソール後方のウエイトで高弾道を実現しました。
軽い振り抜きとやさしくつかまる作りで、女性やシニア世代にも使いやすい1本となっています。
番手 | 3~7 |
---|---|
ロフト角(#5) | 18度 |
ヘッド体積 | 161㏄ |
シャフト長さ(#5) | 42.75インチ |
【テーラーメイド】
ステルス(DW-JJB35)
こちらは、ステルスシリーズの特徴でもある、3Dカーボンクラウンとステンレスの複合ヘッドとなっています。
さらに、可変スリーブをなくすことで軽量化を図り、大型ヘッドでも軽い振り心地を実現しました。
「レーザーアライメント」と呼ばれるフェース上部のラインにより、構えやすく見た目にもこだわっています。
ラウンド型のソールと「スピードポケット」「Vスチール」も搭載されて、高弾道で飛ばせるクラブです。
番手 | 3~7 |
---|---|
ロフト角(#5) | 18度 |
ヘッド体積 | 165㏄ |
シャフト長さ(#5) | 42~42.25インチ |
まとめ
テーラーメイドのフェアウェイウッドは、豊富なラインナップで選べる幅が広いのが魅力の1つです。
もちろん最新モデルも良いですが、歴代の名器には長く愛される理由があるので、手に取る機会があればぜひお試しください。
テーラーメイドの名器フェアウェイウッドの購入で失敗しないために、各ショッピングサイトのレビューもしっかり確認して自分にピッタリなモノを見つけましょう。
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