ワンタッチで立てることができ、簡単に日陰を作ってくれるタープテントは、キャンプや屋外イベントに大活躍です。
ところが風に弱いというのが大きなデメリットで、硬い地面やコンクリートの上など、ペグ打ちできない場所では重りが必要となります。
そのため、重りを購入したいけど、どれを選べばよいかと迷われている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
そこで今回は、タープ用ウエイトのおすすめ商品をご紹介するとともに、それぞれのメリット・デメリットについても解説していきます。
目次
- 1 タープ用ウエイトを使うメリット
- 2 タープ用ウエイトを使うデメリット
- 3 タープ用ウエイトの選び方
- 4 タープ用ウエイトおすすめ10選
- 4.1 【FIELDOOR】タープテント用ウエイト
- 4.2 【QUICKCAMP】テント・タープ用 マルチウエイト 10kg(QC-MW10)
- 4.3 【シナノテント】STウエイト 20kg(STW-20)
- 4.4 【日本ハンガーボード】U型ベースウエイト おもりくん
- 4.5 【キャラバンジャパン】ベースプレート10kg ラバーコーティング加工(E1323)
- 4.6 【CAPTAIN STAG】タープ&パラソル用ウォーターウエイト10kg(UD-67)
- 4.7 【LOGOS】テントウエイトバッグ(71661032)
- 4.8 【FIELDOOR】ウエイトバッグ
- 4.9 【Sutekus】ウエイトバッグ 4個入り
- 4.10 【BUNDOK】タープウエイト 8kg(BD-269)
- 4.11 【DAIM】タープテント用マルチウェイト
- 4.12 【ゴトー工業】注水式ウエイト Zウエイト
- 5 まとめ
タープ用ウエイトを使うメリット
簡単に設置できる
タープ用ウエイトは、タープテントの脚に載せるか、マジックテープで留めるだけで簡単に設置することができます。
そのため、ペグ打ちやガイロープの張り方に慣れていないアウトドア初心者でも、迷うことなくタープを固定することができます。
また、ペグが打てない砂浜や地面の堅いキャンプ場、アスファルトの場合は、重りを置くだけでよいのでとても便利です。
安定性が高まる
タープテントは風の影響を受けやすく、ぐらついたり、下からの風にあおられて浮いてしまうこともあります。
最悪のケースとしては、飛んでしまって周りの人にケガをさせてしまう危険性もあるので、しっかりと固定させることが重要です。
そこでタープ用ウエイトを使うことにより、タープを安定させることができ、風の強い日も安心して使用することができます。
汎用性が高い
タープ用ウエイトは、タープの脚を固定させるだけでなく、他の用途にアレンジして使うこともできます。
例えば洗濯物干し台が倒れないように固定させたり、コの字型の形状を活かして自転車の輪留めにしたりと、活用の幅が広がります。
使わない時の収納に困るという方は、このような普段使いをすることにより、場所を取らずに有効活用ができるのでおすすめです。
タープ用ウエイトを使うデメリット
持ち運びが大変
タープを固定させるためには重ければ重いほどよいのですが、持ち運びという点では大きなデメリットとなります。
最低でも5kgの重量があるウエイトを運ぶのはかなりの重労働となり、人手が必要にもなりますし、カートで運ぶ必要も出てきます。
よって、ウエイトを使う時は、車乗入れ可能なサイトを選ぶか、注入式であれば水場が近くにあるサイトを選ぶと安心です。
コストがかかる
充填式のものであれば比較的安く購入できますが、ウエイト式のものは1個あたりの単価が高く、4個揃えるとそれなりにお値段がします。
また、風の強さによっては4個では足りないこともあり、追加購入するとタープ以上の金額がかかる場合もあります。
収納場所が必要
ウォーターバッグ式のものであればコンパクトに折りたたむことができますが、ポリタンク式のものであればかなりかさばってしまいます。
そのため、使わない時の保管場所を確保できるかどうかを、事前に確認したうえで購入を検討するようにしましょう。
メリットの項目でもお伝えしたとおり、収納場所がない場合は、他の用途にアレンジして使うというのもおすすめです。
タープ用ウエイトの選び方
タイプで選ぶ
タープ用ウエイトにはおもに以下のタイプがありますので、商品選びの参考にして下さい。
ウエイトタイプ
それ自体に重量があるタイプで、水や砂を充填する必要がないため設営時間の短縮にもなります。
設営場所に充填するものがない時に便利ですが、常に重量があるため、持ち運びはかなり重労働になります。
注水タイプ(ポリタンク)
ポリタンク式は軽くて持ち運びにも便利ですが、容器自体が大きく、折りたたみができないため保管場所が必要です。
ただし、ビニールやバッグタイプに比べると耐久性、安定性ともに高く、安心感があります。
注水タイプ(ビニール)
防水ビニールの中に水を注入するタイプで、手頃な価格で購入でき、使わない時はコンパクトにたたむことができます。
ただし、本体は自立せず、ビニールのつなぎ目から水が漏れてくることもあるため、屋外での使用に限定されます。
バッグタイプ
バッグの中に水または砂を入れて固定させるため、コンパクトに収納でき、中に入れるウォータージャグも有効活用できます。
ただし、安定性、耐久性についてはやや劣るため、小石の多いキャンプ場など、足場の悪い場所での使用には向かないでしょう。
重量で選ぶ
タープ用ウエイトは、1個あたり5kgから10kgのものが主流となっています。
その時の天候にもよりますが、1つの脚に対して10kgはあったほうが安心です。
スタッキングして重量を増やすこともできるため、持ち運びのしやすさを考えて、5kgのものを2個購入するのもよいでしょう。
形で選ぶ
ウエイト式のものは主にコの字型をしており、取っ手がついたものであれば持ち運びにも便利ですし、取っ手にロープを通して固定することもできます。
ポリタンク式のものであれば、横に広いもの、縦長なものがあるので、設置スペースや見た目の好みで選ぶようにしましょう。
メーカー
例えばフィールドアのように、タープテントを出しているメーカーや、業務用テントのメーカーであればウエイトも合わせて販売しています。
同一メーカーのものであれば、脚のサイズが合わないという失敗がありません。
意外なところとして、洗濯用品やガーデニング用品メーカーにも、ウエイトとして使える商品があるのでチェックしてみて下さい。
価格帯
充填式のものであれば4個セットで2千円を切るようなリーズナブルな商品もあり、お試しで購入するのにもおすすめです。
業務用テントの純正品であれば、1個1万円近くするものもあり、導入コストはかなりかかってしまいます。
1個単位で購入できるものも多いため、一度に購入せず、様子を見ながら追加購入していくのもよいでしょう。
タープ用ウエイトおすすめ10選
メーカー・製品名 | サイズ | 重量または容量 | 素材 |
---|---|---|---|
FIELDOOR タープテント用ウエイト | φ24.5×7.5cm | 5kg | ポリエチレン、セメント化合物 |
QUICKCAMP テント・タープ用 マルチウエイト 10kg | φ24.5×16.5cm | 10kg | ポリエチレン、セメント、鉄 |
シナノテント STウエイト 20kg | φ25×9cm | 20kg | 鋳鉄 |
日本ハンガーボード U型ベースウエイト おもりくん | 25×25×H12cm | 10kg | PE樹脂、セメント |
キャラバンジャパン ベースプレート10kg ラバーコーティング加工 | 29×29×H4cm | 10kg | 鋳物(表面ラバーコーティング加工) |
CAPTAIN STAG タープ&パラソル用ウォーターウエイト10kg | 40×40×H27cm | 10L | ポリエチレン |
LOGOS テントウエイトバッグ | φ30×30cm | 16L | ポリエステル |
FIELDOOR ウエイトバッグ | 27×27×H23cm | 15L | PE |
Sutekus ウエイトバッグ 4個入り | 42×H40.5cm | 6L | オックスフォード |
BUNDOK タープウエイト 8kg | 23.5×23.5×H25cm | 8L | ポリエチレン |
DAIM タープテント用マルチウェイト | 20×H32cm | 10L | PVC |
ゴトー工業 注水式ウエイト Zウエイト | 26×H26cm | 10L | ポリエチレン |
【FIELDOOR】
タープテント用ウエイト
スタッキングが可能なウエイトで、コの字型の切込みを互い違いに挟むように重ねることにより、タープの脚が抜けにくくなります。
1個5kgのウェイトは、両手に持つと負担が少なく、天候に応じてスタッキングの数を調節できるのがポイントです。
表面はポリエチレン加工がされているため錆びる心配がなく、汚れもさっと落とすことができる、メンテナンスフリーのウェイトです。
サイズ | φ24.5×7.5cm |
---|---|
重量または容量 | 5kg |
素材 | ポリエチレン、セメント化合物 |
【QUICKCAMP】
テント・タープ用 マルチウエイト 10kg(QC-MW10)
持ち運びに便利なハンドルが付いており、そのハンドル部分にはテントロープを通せるようになっています。
そのためタープテントの脚だけでなく、ロープを使ってテントの固定もできるので、ペグが刺さりにくい場所でのキャンプにも最適です。
重さは他にも6kgタイプがあり、凹凸がぴったりとはまるため、違う重さのもの同士をスタッキングすることも可能です。
サイズ | φ24.5×16.5cm |
---|---|
重量または容量 | 10kg |
素材 | ポリエチレン、セメント、鉄 |
【シナノテント】
STウエイト 20kg(STW-20)
1つ20kgの重量があるため、持ち運びは大変ですが、両手で持ち運びができるように左右に取っ手が付いています。
さらに、ロープを通す穴がついているため、雨風の強い日はテントが揺れないようにロープでしっかりと固定することができます。
鉄製のためサビ止めなどのメンテナンスは必要ですが、屋外のイベントなどで安心して使用したい方にとってはおすすめです。
サイズ | φ25×9cm |
---|---|
重量または容量 | 20kg |
素材 | 鋳鉄 |
【日本ハンガーボード】
U型ベースウエイト おもりくん
洗濯物干し台やのぼり、自転車の転倒防止用に使えるこのウエイトは、コの字型の形状を活かしてタープテントの固定にも使えます。
セメントの周りをプラスチック加工してあり、つなぎ目を無くすことにより、中からコンクリート破片がこぼれないよう改良されています。
9つのカラーリングから選べるため、手持ちのタープテントと色を合わせてコーディネートするのもおすすめです。
サイズ | 25×25×H12cm |
---|---|
重量または容量 | 10kg |
素材 | PE樹脂、セメント |
【キャラバンジャパン】
ベースプレート10kg ラバーコーティング加工(E1323)
鋳物の重りをラバーコーティングすることにより、サビの発生を抑えることができるウエイトです。
また、凹凸があることによりスタッキングが可能で、互い違いに挟み込むことにより、脚をよりしっかりと固定させることができます。
業務用のキャラバンテント純正品につきお値段はしますが、風の強い日の屋外イベントでも安心して使用できる商品です。
サイズ | 29×29×H4cm |
---|---|
重量または容量 | 10kg |
素材 | 鋳物(表面ラバーコーティング加工) |
【CAPTAIN STAG】
タープ&パラソル用ウォーターウエイト10kg(UD-67)
水を入れると10kgの重さになり、タープだけでなくパラソルを固定することもできるウエイトです。
風の強い日はタープのガイロープを取手部分に結ぶことにより、タープの脚をより固定することができます。
注入口のキャップにはパッキンが付いていないため、水を入れたままでは持ち運びの際に漏れることがあるのでご注意下さい。
サイズ | 40×40×H27cm |
---|---|
重量または容量 | 10L |
素材 | ポリエチレン |
【LOGOS】
テントウエイトバッグ(71661032)
4個セットになったバッグタイプで、現地で砂や石、水を入れてウエイトとして使用することができます。
タープテントで使用する際はベルクロで固定、テントで使用する際は3Dリングにロープを固定させるかたちになります。
コンパクトに収納でき持ち運びにも便利ですが、ウォータージャグは付属しておらず、別途用意が必要となります。
サイズ | φ30×30cm |
---|---|
重量または容量 | 16L |
素材 | ポリエステル |
【FIELDOOR】
ウエイトバッグ
LOGOS同様バッグタイプのウエイトになりますが、15リットルのウォータータンクが付属しており、別途購入の必要がありません。
自在付きガイロープも付属しているため、風の状況によってはガイロープを張ることで、よりタープテントを安定させることができます。
付属のウォータータンクは折りたたみもできるので、使わない時はコンパクトにしまうことができ、災害時の備えとしても使えます。
サイズ | 27×27×H23cm |
---|---|
重量または容量 | 15L |
素材 | PE |
【Sutekus】
ウエイトバッグ 4個入り
とにかく安いウエイトをお探しであれば、こちらの充填式ウエイトを選んでみてはいかがでしょうか。
砂や土をビニールに入れて充填すればバッグが汚れることもなく、水であれば2Lのペットボトルが2つ入るため出し入れも簡単。
4個セットで2千円ほどで購入できるという、もう1セット追加しても負担にならない価格が魅力の商品です。
サイズ | 42×H40.5cm |
---|---|
重量または容量 | 6L |
素材 | オックスフォード |
【BUNDOK】
タープウエイト 8kg(BD-269)
2個のタンクに水を入れ、タープテントの脚を両サイドから挟み込むようなかたちで固定させるウエイトです。
水を入れるタイプのウエイトとしては比較的コンパクトなため、使用しない時の収納場所にもさほど困ることはありません。
ただし、重量が8kgと若干軽めでスタックできないため、風の強い日の使用は避けたほうが無難です。
サイズ | 23.5×23.5×H25cm |
---|---|
重量または容量 | 8L |
素材 | ポリエチレン |
【DAIM】
タープテント用マルチウェイト
ビニール素材のバッグに水を入れ、3本のバンドテープでタープテントの脚を固定させるウエイトです。
先端に付いた取っ手は水を入れた時の持ち運びにも便利で、使用しない時はコンパクトに収納することができます。
本製品単体では自立しないため、タープテントなどの自立式テントでの使用に限られますのでご注意下さい。
サイズ | 20×H32cm |
---|---|
重量または容量 | 10L |
素材 | PVC |
【ゴトー工業】
注水式ウエイト Zウエイト
業務用テント専門メーカーの商品だけありしっかりとした作りで、意匠登録されているため他にはない形と高い機能性を誇る商品です。
両サイドから挟み込むタイプにしては珍しくスタッキング可能で、さらに2つの溝に支柱を挟み、テントをジョイントさせることもできます。
お値段はしますが、人が多く集まる屋外イベントの時などに、安心材料のひとつとして用意しておくのにも最適です。
サイズ | 26×H26cm |
---|---|
重量または容量 | 10L |
素材 | ポリエチレン |
まとめ
タープ用ウェイトにもさまざまなタイプがあり、使用用途、使用頻度、保管場所の有無によって選ぶことができます。
それぞれの特徴やユーザーレビューを参考に、あなたにとってベストな商品を探してみて下さい。
タープ用ウエイトの購入で失敗しないために、各ショッピングサイトのレビューもしっかり確認して自分にピッタリなモノを見つけましょう。
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