キャンプやBBQの時に、夏の鋭い日差しや急な雨から身を守ってくれる「タープ」。
リビングスペースとして活躍しますが、ポールの周りがデッドスペースとなり、レイアウトの邪魔と感じる方も多いでしょう。
そのような方にはタープ内の居住性が格段にアップする「二股ポール」の使用がおすすめです。
そこで今回は、キャンプが快適に楽しめるタープ用二股ポールを使用するメリットや選び方、おすすめ10選を詳しく紹介します。
タープ用二股ポールとは
二股ポールとはタープを支えるためのポールを二股用のジョイントパーツや二股ポールを使用して、分けてポールを立てる商品です。
メインポールを二股化することで、タープを支えるポールはタープに沿うように立ちます。
二股ポールを使用することでタープ内のデッドスペースが減り、テント内を広々と有効に使えるようになるでしょう。
なるべく荷物を軽量化したい方や、タープ内を広々と使いたい方におすすめの商品です。
タープ用二股ポールを使うメリット
デッドスペースが減り自由にレイアウトができる
タープを支えるメインポールを二股化することで、ポールの周りにできていたデッドスペースが無くなります。
デッドスペースが無くなることで、タープ内をお気に入りのキャンプギアを用いて自由にレイアウトできるでしょう。
特に、大きなスペースを必要とするベンチやコットをタープ内で使用したいという方におすすめです。
小さいタープでも有効面積を広く使える
タープに二股ポールを使用することで、サイズの小さいタープを使用しても有効面積を広く使えるでしょう。
小さいサイズのタープを使用することで、荷物の軽量化につながり持ち運びの機会が多いキャンプでも快適に過ごせます。
特に、「ヘキサタープ」や「ウィングタープ」などの有効面積が小さいタープを使用している方におすすめです。
タープアレンジが楽しめる
タープのポールを二股化することでスペースが広々と使えるため、さまざまなタープアレンジを楽しめるでしょう。
グロメットが多い「レクタタープ」や「スクエアタープ」を使用している方は、タープをテントのように使うこともできます。
また、スペースが増えることにより、タープ下に小さなテントを入れる「カンガルースタイル」に挑戦することもできます。
耐風性が高くなる
タープのメインポールを二股化し支えとなるものが増えることによって、タープの弱点であった耐風性が高くなります。
標高の高いキャンプ場や海、河辺などの風の強くなりやすい場所でのキャンプを楽しむ方にはおすすめの商品です。
ただし、タープ自体は耐風性が弱いので事前に天気予報を確認し、風が強いようであれば、キャンプを中止する必要もあります。
タープ用二股ポールを使うデメリット
設営に手間と時間がかかる
タープに二股ポールを使用すると、通常のポール1本の場合と比較して設営に手間や時間がかかってしまいます。
設営に慣れてしまえばあまり時間がかからずに設営できますが、はじめてタープを設営する方には特に時間がかかるでしょう。
そのため、設営を短時間で終わらせてゆっくりとキャンプを楽しみたいという方には、あまりおすすめできません。
荷物が増える
タープ用二股ポールを使用することで、ポールが増えてしまい重くなってしまうため、持ち運びが大変と感じる方もいるでしょう。
特にキャンプ場への移動手段に徒歩やバイク、公共交通機関などを使用する方にはあまり向いていない商品です。
ただし、二股ポールの中でも素材にアルミやカーボンを使用している商品であれば、重量を抑えることができます。
タープ用二股ポールの選び方
ポールがある人は「ジョイントパーツ」がおすすめ
タープで二股ポールを使用するには、3種類の方法があります。
まずは、現在タープやポールを持っている人におすすめの「ジョイントパーツ」を使用する方法を紹介します。
ジョイントパーツはポールの二股の先端部分となるパーツのことを指し、2本のポールを差し込めば使用可能です。
1つのタープだけではなくさまざまな商品で使用でき、汎用性に優れます。
アルミやスチールなどいろいろな素材の商品が販売されているため、自分に合った商品を選んでください。
タープ専用のオプション商品なら間違いなし
タープによっては専用のオプション商品でフタマタポールを販売しています。
専用商品なので他のタープには使用できず汎用性は低いですが、サイズなどで失敗することはないでしょう。
オプション商品として購入するため価格は高くなりますが、初めて二股ポールを購入する方におすすめの商品です。
必要な道具がセットになった商品もおすすめ
商品によってはタープを購入すれば二股ポールからペグ、ロープまで設営に必要なアイテムがすべてセットになった商品もあります。
アイテムを1つずつ集めるとなるとお金や時間がかかってしまうため、これからキャンプを始めるという方にはおすすめです。
ただし、セットになって販売しているペグやロープは強度の低いものが多く、使用途中で壊れてしまう可能性も。
タープを何度か使用して慣れてきたら、強度の高い商品や使い勝手の良い商品に買い替えてもよいでしょう。
用途に合わせて素材を選ぼう
二股ポールに使用される素材は大きく分けて3種類あるので、特徴を理解して自分に合った素材の商品を選びましょう。
アルミ
軽量で持ち運びやすく耐久性に優れます。
雨などの水に濡れた後もサビにくいためお手入れが簡単です。
スチール
アルミより耐久性に優れますが、重量があります。
水に濡れるとサビやすいため、使用後はお手入れが必要です。
カーボン
高価なものが多いですが、軽量で耐久性にも優れます。
高さ調節できれば汎用性が高い
ポールによっては高さ調節をできる商品があり、主に2種類の方法があります。
スライド式
使用した長さでポールをひねり回せば、その長さで固定されます。
高さを無段階に調節でき設営後の微調整も可能ですが、先端に行くにつれて細くなるため耐久性は低いです。
プッシュボタン式
複数本あるポールにボタンがついており、使用したい長さになるよう本数を調整してポールをはめ込みます。
スライド式に比べて耐久性が高いですが、高さの微調整はできません。
キャンパーに人気の高いおすすめメーカー
キャンパーに人気の高いおすすめメーカーを3つ紹介します。
DOD
大阪に本社がある「ウサギ」のマークが目印のアウトドアメーカーです。
キャンパーに必要な機能性は残しつつ、価格を抑えた商品が魅力です。
コールマン
100年以上続くアメリカの老舗アウトドアメーカーです。
初心者から上級者向けまで、レベルに合わせた商品を販売しています。
FIELDOOR
初心者でも購入しやすい価格が魅力の日本のアウトドアメーカーです。
さまざまな素材を使用した商品を販売しています。
気になる価格帯をチェック
二股ポールの価格は商品にもよりますが、1,000円以下で購入できるものから20,000円台の商品までさまざまな価格で販売されています。
価格の高い商品は、設営に必要なアイテムがすべてセットになった商品が多いです。
そのため、価格の安い商品であっても、必要なアイテムを揃えるとなるとお金がかかってくるでしょう。
現在自分の持っているアイテムを確認しながら、必要なアイテムを購入してください。
タープ用二股ポールおすすめ10選
メーカー・製品名 | 重さ | サイズ | 素材 |
---|---|---|---|
Soomloom 二股化パーツ90°ポールジョイント | 115g | Sφ6.8mm/Mφ7.3mm | A6061アルミニウム |
carctr 二又化パーツ | 195g | φ33mm | 6061アルミニウム合金 |
FIELDOOR 二又化パーツ | 80g | φ5.5m×2.5×14.5cm | アルミニウム |
Gearfly フタマタ | 1500g | 240x150cm | 鉄 |
DOD フタマタノサソイS | 390g | φ6×2.5×69cm | スチール |
BUNDOK フタマタ | 650g | φ1.5×190x110cm | アルミ合金 |
8tail 二又ポール | 660g | 16.5×47cm | アルミ |
NEMO アジャスタブル タープポール | 440g | φ3.5x72x10cm | アルミ |
ogawa 二又フレーム | 1.6kg | φ22mm×280cm | アルミ合金 |
Coleman XPヘキサタープMDX+ | 8.2kg | 460×435×230cm | スチール/ポリエステル |
【Soomloom】
二股化パーツ90°ポールジョイント
軽量で耐久性に優れ、濡れてもサビにくいA6061アルミニウムを使用した二股化可能なジョイントパーツです。
重量わずか115gと軽量なため、徒歩やバイク、公共交通機関を使用してキャンプに行く方にもおすすめです。
また、1,000円以下というお手ごろな値段のため、まずは試しに購入してみたいという方にも向いているでしょう。
重さ | 115g |
---|---|
サイズ | Sφ6.8mm/Mφ7.3mm |
素材 | A6061アルミニウム |
【carctr】
二又化パーツ
軽量で耐久性に優れる航空グレードの6061アルミニウムを使用した、機能性に優れた二股化ジョイントパーツです。
実用的なY字型デザインとなっており、真ん中部分にはライトなどのキャンプギアを吊り下げることができます。
また、1,000円台で購入できるため、試しに購入してみたいという方にもおすすめのコスパの良い商品です。
重さ | 195g |
---|---|
サイズ | φ33mm |
素材 | 6061アルミニウム |
【FIELDOOR】
二又化パーツ
ポールを二股化してタープ内を広々と快適に過ごせる、わずか85gと超軽量な二股用のジョイントパーツです。
タープ下にポールを入れこむ際に便利な「先端ピン」がセットになっているため、タープを傷つける心配がありません。
また、ポールを固定可能なベルトがついているため、ロープを使わずにポールだけで固定することもできますよ。
重さ | 80g |
---|---|
サイズ | φ5.5m×2.5cm×14.5cm |
素材 | アルミニウム |
【Gearfly】
フタマタ
タープ内の居住空間を広々と使える、二股ジョイントからポールまでがセットになった商品です。
ポール下部は「固定ストラップ」で張り具合を調整できるため、不整地でも安定性に優れます。
また、耐久性に優れる鉄製のため重量はありますが、収納時45x8x8cmとコンパクトなため、持ち運びには便利でしょう。
重さ | 1500g |
---|---|
サイズ | 240x150cm |
素材 | 鉄 |
【DOD】
フタマタノサソイS(FA1-897-BK)
軽量でコンパクトに収納可能で持ち運びしやすく、ソロ~デュオサイズのタープに合う二股化ジョイントパーツです。
DODから販売されている「コンパクトタープポール」と同じ規格のため、セットで使用するとよいでしょう。
高さ調整可能なポールを使用すれば、高さや角度の微調整が可能なため、不整地であっても問題なく使用できます。
重さ | 390g |
---|---|
サイズ | φ6×2.5×69cm |
素材 | スチール |
【BUNDOK】
フタマタ(BD-79)
ポールを二股化しタープ内の空間を最大限に活用できる、ジョイントからポールまでがセットになった商品です。
ポール下部には「ビルディングベルト」がついているため、張り具合を調整しながらしっかりと固定できます。
ポールと合わせても重量650gと軽量で、収納袋がセットになっているため、持ち運びにも便利でしょう。
重さ | 650g |
---|---|
サイズ | φ1.5×190x110cm |
素材 | アルミ合金 |
【8tail】
二又ポール
素材にA6061アルミ合金を使用しアルマイト加工を施しているため高級感のある、ジョイントとポールがセットになった商品です。
2本セットで660gと軽量で持ち運びしやすいため、ソロキャンパーの方にもおすすめ。
また、タープ使用後は2本のポールを並べて、タープを干して乾かすこともできるという汎用性の高い商品です。
重さ | 660g |
---|---|
サイズ | 16.5×47cm |
素材 | アルミ |
【NEMO】
アジャスタブル タープポール(NM-AC-TPEX)
NEMOから発売されている「タープポール」と組み合わせて使用することで二股化可能なジョイントパーツです。
使用することでタープ内の空間を広々と使えて、自由にタープレイアウトが可能になります。
また、ポールを直接固定できるベルトがセットになっているため、ロープを張る必要がなく狭い場所でも設営できます。
重さ | 440g |
---|---|
サイズ | φ3.5x72x10cm |
素材 | アルミ |
【ogawa】
二又フレーム(3045)
ogawaから発売されている「ツインピルフォーク」と組み合わせて二股化可能な、フレームです。
タープ内を二股化することによって、オプション商品のハーフインナーを吊り下げ可能でさらに快適に過ごせるでしょう。
1本で2万円弱と価格は高いですが、購入し使用すれば居住性は格段に高くなるため、おすすめの商品です。
重さ | 1.6kg |
---|---|
サイズ | φ22mm×280cm |
素材 | アルミ合金 |
【Coleman】
XPヘキサタープMDX+(2000036441)
タープやペグ、ロープなどとともに二股ポールがセットになった、1つあればタープの設営が可能なセット商品です。
タープの生地はUVカットや防水加工が施されているため、タープ下の気温上昇を防ぎ熱中症予防としても活躍します。
8.2kgと重量はありますが、大型サイズのため3~4人のファミリーキャンプにもおすすめのタープです。
重さ | 8.2kg |
---|---|
サイズ | 460×435×230cm |
素材 | スチール/ポリエステル |
まとめ
今回は、キャンプが快適になるタープ用二股ポールを使用するメリットや選び方、おすすめ10選を詳しく紹介しました。
ぜひ今回の記事を参考に、自分に合った二股ポールを見つけて、キャンプを快適に楽しんでください。
タープ用二股ポールの購入で失敗しないために、各ショッピングサイトのレビューもしっかり確認して自分にピッタリなモノを見つけましょう。
さらに探したい方