サーフィンをする際、あまり重視されないワックスコーム。
ワックススクレイパーなどとも呼ばれます。
ワックスを剥がすときに使用したり、ボードに塗られたワックスにスジを入れ、滑り止めの効果を高めてくれるアイテム。
面倒なワックスを剥がす作業が少しでも楽になるよう、自分に合ったワックスコームを選ぶことが重要です。
お手入れをきちんとすることでアイテムが長持ちし、サーフィンライフがより充実します。
今回はワックスコームをそれぞれの特徴とともに、10アイテムご紹介します。
ワックスコームを選ぶ参考にしてください。
目次
サーフィン用ワックスコームとは
ワックスコームとは、サーフボードに塗ったワックスを剥がしたり、グリップ力を高めるために使用するサーフィングッズです。
何カ月もワックスを剥がさずボードを使用すると、デッキの表面に油分が浮いてきてしまい、滑り止めの効果は低減します。
サーフィンを楽しむためにも、定期的なワックスの塗り替えは必須です。
また、ただワックスを剥がすだけでなく、ギザギザの部分はデッキに塗られたワックスにスジを入れる役目があります。
ワックスを塗りやすくしたり、スジを入れて滑り止めの効果を高めてくれます。
サーフィン用ワックスコームにこだわるメリット
ワックスを落としやすく
自分に合ったワックスコームを選ぶことで、面倒なワックスを塗り替える作業を楽にしてくれます。
サーフボードに塗られたワックスを綺麗に落とすときは、ワックスコームで剥がした後、リムーバーで拭き取るやり方が一般的。
当然、リムーバーで拭き取る際、残っているワックスが少ないほど拭き取りやすくなります。
面倒な作業だからこそ、きちんとしたアイテムを使用し、スムーズに進めましょう。
ワックスのグリップが復活する
ワックスコームにはワックスを剥がすだけでなく、グリップを復活させる使い方もあります。
コームのギザギザ部分で、デッキに塗られたワックスにスジを入れることで、滑り止めの効果を高め、グリップ力を高めてくれます。
スジが入ることでワックスが塗りやすくなることもメリットです。
ワックスの塗り替えが面倒という方は、しっかりとコームを活用しましょう。
ワックスオフを有意義な時間に
ワックスを塗り替える作業が面倒で好きではない人もいるでしょう。
ですが、ワックスコームにこだわることによって、ボードや自分と向き合う有意義な時間にできます。
大きなコームで一気に剥がしたり、小さめのコームで細部を綺麗にしたりと、自分に合うものを使い少しでも楽に進めましょう。
「今回、塗ったワックスで乗った波はどうだったかな」と振り返ることもでき、有意義な時間になるはず。
また、相棒であるサーフボードを綺麗にすることでより愛着が湧き、大切に扱うことにもつながります。
サーフィン用ワックスコームにこだわるデメリット
ワックスを完全に落としきれない
ワックスを綺麗に落とす際、コームを使用した後にリムーバーをしなければ完全にワックスを落とすことができません。
気温や海水温の変化で使用するワックスが変わり、シーズンの切り替え時には必須の作業です。
ですが、リムーバーを使用するこの一手間が意外と面倒。
少しでも作業をスムーズに進めるために、コームをしっかりと選びましょう。
コーム自体も掃除が必要
ワックスを剥がす際にコームを使用すると、どうしてもコーム自体にもワックスが付着します。
そのままにしておくと、車内や洋服、ほかの場所についてしまう可能性が。
サーフボードを綺麗にした後は、コームの掃除も必要です。
「こんなところにワックスが」となる前に、綺麗にしてから収納しましょう。
サーフィン用ワックスコームの選び方
サイズ
ワックスコームを選ぶポイントの一つに、サイズがあります。
コームのヘラ部分の大きさはワックスを剥がす面積ですので、使用感に大きく関わるポイントです。
一度に多くの面積を剥がしたいのなら大きめを、少しずつ細かい部分も丁寧に剥がしたいのであれば小さめを選びましょう。
デザイン
ワックスコームのデザインもさまざまです。
持ち手がついているものや、片面がクレーパーでもう片面がギザギザ部分になっているもの、フィンキーが収納できるものまであります。
サイズももちろんですが、ご自身の重視したいポイントに合わせて選びましょう。
素材
ワックスコームに使用される素材は硬いものから柔らかいものまでさまざまで、特徴も異なります。
硬いものは力を入れしっかりワックスを剥がすことができ、柔らかいものはボードに傷がつきにくく、カーブ部も剥がしやすいです。
どちらが良い、悪いということはなく、使用するご本人の好みになってきますので、自分が使いやすいものを選びましょう。
カラー
ほかのサーフアイテムと同様に、ワックスコームも色々なカラーがあります。
サイズやデザインといった機能面だけでなく、見た目も重視することで、使用するときに少しでも気分を上げて使うことが可能に。
せっかく使うのであれば、自分のお気に入りのカラーを選び、面倒なワックスを剥がす時間を楽しくしましょう。
サーフィン用ワックスコームおすすめ10選
【Zzxia】
サーフィンワックスコームリムーバー
深めのギザギザが特徴的で、シンプルなカラーのワックスコーム。
しっかりとした溝を作ってくれるアイテムで、コームを使ってワックスのグリップ力を維持したい方におすすめです。
フィンキー内蔵型で、FSCフィンを使用している方には嬉しいポイント。
【TOOLS】
パワースクレーパー
持ち手がついたタイプで、効率良くワックスを剥がしたい人におすすめ。
持ち手が握りやすいようにゴム製グリップになっており、しっかり力を入れることが可能です。
左右非対称で、レール部分などのカーブしているところでもフィットしてくれます。
カラーも4色から選べるおすすめのアイテムです。
【DECANT】
ソフトスクレーパー ワックス剥がしセット
こちらはリムーバーがセットになった、お得なアイテム。
大きいヘラでワックスを一気に剥がすことができます。
このセットひとつで、ワックスを剥がしリムーバーで拭き取ることも可能。
そのため、初心者で何を買えばいいかわからない方はこのセットがおすすめです。
【TRANSPORTER】
カーボンスクレーパー
ヘラの部分がやや小さいアイテムですが、削る部分の角度がしっかりついています。
そのため、かんなのようにワックスを剥がすことができるアイテム。
素材にカーボンが配合されており、強度を高めたアイテムとなっております。
一度でしっかりとワックスを落としたい方におすすめです。
【TOOLS】
フレックススクレーパー
フレックス素材でボードにも優しく、へこみにもフィットしてくれる優れもの。
ヘラも大きく、持ち手部分にフィンキーが内蔵されている使い勝手が良いアイテムとなっております。
カラーも6色と、お気に入りを見つけることができる豊富なカラーバリエーション。
ポップなカラーもあるので女性にもおすすめです。
【Maneuverline】
グレーターグリップ
卸金のような形のワックスコーム。
「剥がす」よりも「削る」アイテムで、ボードについたワックスをしっかり削り、ワックスの小さな山を簡単に作ってくれます。
古いワックスを削って重ね塗りするもよし、綺麗にしたボードにベースコートを塗った後に削ってグリップ力を高めるもよし。
ワックスのグリップ力を高めたい方は、一度使ってみる価値があるアイテムです。
【Cunhill】
サーフボードワックスコーム
通常プラスチックやゴムでできているものが多いワックスコームですが、こちらは環境に優しい木製のワックスコーム2個セット。
ギザギザ部分でしっかりとワックスに溝を作ることができ、側面でワックスを剥がすことができます。
自然を相手にするサーフィンだからこそ、環境に配慮したアイテムもおすすめです。
【Maneuverline】
Wax Buddy
髪をとかす「くし」のような形のワックスコーム。
持ち手の部分は人工工学に基づき設計されているため、持ちやすく、力が伝わりやすくなっています。
ほかのワックスコームに比べ、ギザギザ部分が細かいことが特徴です。
反対側はカーブしており、ワックスを剥がす際にボードにしっかりフィット。
正面部分は約7cmの幅があり、一気に剥がすことができます。
これひとつで3役こなす、使い勝手の良いアイテムです。
【Maneuverline】
Wax Scraper Case
「持ち歩くアイテムは増やしたくない」という方におすすめな、ワックスケースとワックスコームがひとつになったアイテム。
このコームで溝を作り、塗ったワックスを収納できる便利なもの。
普段海に持っていく用と、しっかりワックスを剥がすとき用にアイテムを分けることも良いかもしれません。
カラーもピンクで、一目でどこにあるか見つけやすくなっています。
【SEXWAX】
ワックスコーム
ワックスで有名な「SEX WAX」のワックスコーム。
横幅が約11cmあり、一回で広い面積のワックスを剥がすことや、溝を作ることが可能です。
カラーも5色から選べます。
さすがワックスブランドというべき使い勝手の良いアイテムです。
まとめ
ワックスコームは、なければサーフィンができない、というアイテムではありません。
しっかり活用することでサーフィンライフをより充実させることが可能です。
サイズやデザイン、カラーなど、自分の性格やライフスタイルに合わせたアイテムを選んでみましょう。
そうすれば、海に入っていない時間もサーフィンを楽しむことができます。
自分に合ったワックスコームを、ぜひ見つけてください。
サーフィン用ワックスコームの購入で失敗しないために、各ショッピングサイトのレビューもしっかり確認して自分にピッタリなモノを見つけましょう。
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