「サーフボードにワックスを塗る際、ベースワックスは必要なの?」
「種類が多くてどれを選んだら良いかわからない。」
そのような悩みをもつ方に向け、今回はワックスの基礎として重要なベースワックスの選び方やおすすめなどについてご紹介します。
サーフィン用のワックスは主に、下地となるベースワックスと水温に合わせて使い分けるトップワックスの2種類があります。
種類によってワックスの特徴が異なりますので、ぜひ今回の内容をワックス選びの参考にしてみてください。
目次
- 1 サーフボード用ベースワックスとは
- 2 サーフボード用ベースワックスを使うメリット
- 3 サーフボード用ベースワックスを使うデメリット
- 4 サーフボード用ベースワックスの選び方
- 5 サーフボード用ベースワックスおすすめ10選
- 5.1 【Sticky bumps】サーフィン用WAX ベースコート
- 5.2 【SEX WAX】Quick Hump(110306ffquickhump)
- 5.3 【FU WAX】ベースコート(W-07001000050)
- 5.4 【FCS】ベースコート(sf11-1433-031)
- 5.5 【グリーンフィックス】サーフワックス(D201051)
- 5.6 【サーフオーガニック】サーフワックス(80101)
- 5.7 【EZLURE】BUBBLE GUM トロピカル(BG-WAX-TROPICAL-3)
- 5.8 【EZLURE】Rob Machado's Organik Blend(BG-ROBWAX-TB-3)
- 5.9 【WAXY WAX】サーフワックス ホワイトベース
- 5.10 【RANSON】ベースコートワックス(sf-etc-wax-ransom)
- 6 まとめ
サーフボード用ベースワックスとは
サーフボード用のベースワックスとは、サーフボードの表面に最初に塗るワックスのことです。
つまり、ワックスの下地となる重要な基礎部分のことを言います。
水温に応じて硬さが異なるトップワックスに比べ、ベースワックスはすべてのトップワックスの基礎となるため、硬く作られているのが特徴です。
ベースワックスを入念に塗ることでトップワックスの効果も大きく変わってくるため、とても重要な役割を担ったワックスです。
サーフボード用ベースワックスを使うメリット
トップワックスが塗りやすくなる
ベースワックスを下地として塗ることで表面に塗るトップワックスがくっつきやすくなり、きれいに塗れるようになります。
トップワックスはベースワックスの上から塗ることを想定して作られているものが多く、直接サーフボードに塗ることはおすすめできせん。
直接塗ることができるタイプのトップワックスを除いては、必ずベースワックスを使用するようにしましょう。
グリップ力が向上する
ベースワックスを下地として入念に塗っておくことで、トップワックスのグリップ力の向上に繋がります。
トップワックスはサーフィン前に毎回塗ることでベースワックスに少しずつ蓄積され、凹凸が大きくなります。
その結果サーフボードの表面が滑りづらくなり、より快適なサーフィンが可能です。
ワックスの凹凸が大きいほうが滑りにくいですが、ぼこぼこした表面が好きではない方も多いでしょう。
そのようなサーファーは、定期的にベースワックスから塗り直すことをおすすめします。
ワックスが剥がれにくくなる
ワックスは水温や気温によって、サーフボードの表面から剥がれてしまうことがあります。
剥がれる際は、ほとんどが下地であるベースワックスの塗りが甘いことが原因です。
また、ベースワックスを塗らずにサーフボードに直接塗ってしまうと、少しの水温や気温の変化に対応できず、剥がれやすくなります。
そのため、トップワックスが剥がれることを防ぐためにも、必ずベースワックスを入念に塗ることをおすすめします。
サーフボード用ベースワックスを使うデメリット
種類によって合わないものがある
同じブランドのワックスであれば、ベースワックスとトップワックスが合わさることで、よりグリップ力の良い状態を保てます。
しかし、ベースワックスとトップワックスの相性が悪いと、すぐに剥がれてしまうことがあるため注意が必要です。
たとえば、比較的柔らかいベースワックスの上に硬めのトップワックスを塗ると、塗っている最中にベースワックスを落としてしまうことがあります。
環境に悪影響を及ぼす可能性がある
サーフボード用ワックスの素材や成分によっては、環境に悪影響を及ぼす可能性があります。
気づかない間に、サーフボードに塗ったワックスが剥がれているという経験をしたことがある方も多いのではないでしょうか。
ワックスが剥がれてしまうと、ワックスの油分が海を汚してしまうことに繋がってしまいます。
最近ではオーガニック素材で作られたワックスも多く販売されているため、できるだけ環境にやさしいワックスを選びましょう。
手間がかかる
一般的には、サーフボード用のワックスを使用する際は、ベースワックスの上にトップワックスを塗ります。
そのため、トップワックスのみを塗る場合に比べ、手間が二倍になります。
特にベースワックスは入念に塗る場合は2~30分かかることもあるため、面倒に感じる方も多いです。
手間はかかりますが、快適にサーフィンを楽しむためには時間をかけて念入りにベースワックスを塗ることをおすすめします。
サーフボード用ベースワックスの選び方
グリップ力
グリップ力はサーフィン用ベースワックスを選ぶ際、最も重要な要素と言っても過言ではないでしょう。
サーフィンを快適に楽しむためにも、グリップ力の高いワックスが必要です。
グリップ力はサーファーの好みにもよるため、ワックスの特徴を理解したうえで、自分好みのワックスを選ぶようにしましょう。
素材や成分
サーフワックスのデメリットとして、素材や成分によっては環境に悪影響を及ぼす可能性があります。
そのため、できる限り自然由来の地球に優しい成分で作られたワックスを使用することを心がけましょう。
自然への感謝の気持ちを忘れないことも、サーファーとしての重要な心構えです。
香り
サーフィン用ワックスは良い香りがするものが多く、好みの匂いでワックスを選ぶ方もいます。
ワックスの香りは、移動中の車内やサーフボードを管理する部屋の中などでふと感じるものです。
そのため、匂いを重視して自分の好きな香りのするワックスを選択することも選び方の一つです。
コスパの良さ
サーフィンで使用するワックスの相場は、おおよそ250円〜1200円程度です。
ワックスの成分などにより価格帯が異なるため、よく理解したうえで購入することをおすすめします。
価格が高いものには長持ちするタイプのワックスもあるため、コスパに優れたワックスを選ぶことをおすすめします。
サーフボード用ベースワックスおすすめ10選
【Sticky bumps】
サーフィン用WAX ベースコート
こちらは世界的にも有名なサーフィン用ワックスです。
Sticky(ネバネバした)bumps(コブ)という意味をもつ名前の通り、サーフボードの表面にネバネバしたコブを作れます。
そのため、凹凸が大きいワックスが好みのサーファーにおすすめです。
【SEX WAX】
Quick Hump(110306ffquickhump)
SEX WAXは、奇抜なネーミングがインパクトを与えたことをきっかけに、世界中のサーファーから愛されるようになったワックスです。
こちらのベースコートの特徴は、小さな粒ができやすいことです。
サーフボードの表面に小さな粒を無数に作ることで、ベースワックスの上から塗るトップワックスがより密着しやすくなります。
グリップ力にも大変優れており、競技としてサーフィンを行う方からも高く評価されているワックスです。
【FU WAX】
ベースコート(W-07001000050)
ご存知の方も多い、世界的に有名なサーフィン用ワックスです。
強力なグリップ力を誇ることから、世界中のプロサーファーから支持されています。
特徴は、ほかのワックスに比べて薄く塗ることができる点です。
プロサーファーなど競技としてサーフィンをしている方は、少しでもサーフボードを軽くしてパフォーマンス性を高めています。
そのため、少量でグリップ力の強いこちらは競技者向けと言っても良いでしょう。
【FCS】
ベースコート(sf11-1433-031)
こちらは2020年にリリースされたFCSのサーフワックスです。
サーフアクセサリーを数多く扱うブランドFCSから新しく販売されたワックスということで、大変注目を集めています。
特徴は、繰り返し塗り重ねることでグリップ力が増していく点です。
ベースワックスとトップワックスの相性が良く、塗り重ねる毎に下地にしっかりと密着し、高いグリップ性能を維持できます。
【グリーンフィックス】
サーフワックス(D201051)
こちらはフランス生まれのサーフィン用ワックスです。
グリーンフィックスのワックスの一番の特徴は、熱に強く溶けにくい点です。
太陽を浴びても溶けにくい天然素材が採用されているため、ほかのワックスに比べて溶けにくい特性があります。
また、石油を一切使用していないため、環境にやさしいサーフィン用ワックスとしてもおすすめです。
【サーフオーガニック】
サーフワックス(80101)
サーフオーガニックは、オーストラリアのシドニーで生まれたワックスブランドです。
こちらのワックスは、その名の通り環境に優しい素材で作られています。
ワックスの主な成分は大豆で、パッケージにもリサイクルペーパーが使われているなど、地球に優しいワックスです。
グリップ力などのパフォーマンス性にも優れており、自然を大切するという意味でもおすすめのワックスです。
【EZLURE】
BUBBLE GUM トロピカル(BG-WAX-TROPICAL-3)
こちらは、主に海外で支持されているサーフィン用ワックスです。
海水温の高い真夏に使用するワックスですが、ベースワックスとしても使用することができます。
粘り気があり、サーフィン中も足の裏がしっかりとホールドされるため、一般サーファーから競技者まで幅広く支持されているワックスです。
【EZLURE】
Rob Machado's Organik Blend(BG-ROBWAX-TB-3)
こちらは世界中のサーファーから愛されるレジェンドサーファーの、ロブマチャドモデルのBUBBLE GUMワックスです。
クラシックなスタイルで有名なロブマチャドのモデルとあって、無駄を省いたシンプルなサーフワックスに仕上がっています。
ベースワックスもグリップ力が高く、海水温によってはベースワックスのみでの使用も可能です。
【WAXY WAX】
サーフワックス ホワイトベース
こちらはアメリカのカリフォルニアで誕生したサーフィン用ワックスです。
WAXY WAXの特徴は、カラーバリエーションです。
ワックスの色は白をイメージされる方が多いと思いますが、こちらは白以外にも10色以上のカラフルなワックスが販売されています。
そのため、滑らないようにするなどの性能面だけでなく、デザインとしても楽しめます。
おしゃれを楽しみながらワックスを使用したい方に特におすすめです。
【RANSON】
ベースコートワックス(sf-etc-wax-ransom)
こちらのベースコートワックスは、比較的柔らかく作られていることで、サーフボードの表面にも馴染みやすい特徴があります。
また、すべてのワックスに色付きのラメが混ざっているため、ラメの色でワックスの種類を見分けられます。
そのため、ワックスのラベルが剥がれてしまっても、ワックスの種類を間違えることなく使用することが可能です。
まとめ
サーフィン用ワックスは、サーフィンを楽しむうえで欠かせないアイテムの一つです。
特にベースワックスは、時間をかけて入念に塗ることでグリップ性能を高め、トップワックスの効果にも良い影響があります。
種類によって特徴が異なるため、自分に合ったベースワックスを選んでみてください。
サーフボード用ベースワックスの購入で失敗しないために、各ショッピングサイトのレビューもしっかり確認して自分にピッタリなモノを見つけましょう。
さらに探したい方