ヒラメやマゴチなど狙うサーフの釣りは、遠投性が求められるので専用ロッドが必要です。
長さを生かして広範囲を探りながらランガンすることが釣果を上げる秘訣です。
しかし、長いロッドは携帯性が悪く電車での釣行や車へ積み込む際に苦労します。
この問題を解決するために開発されたのが、3ピースのサーフロッドです。
メリット・デメリットについて解説し、おすすめ商品もご紹介しますので、ロッド選びの参考にしてください。
- 釣り歴20年
- 釣り大会の出場経験あり
静岡県在住。 小学生のころ、父とサビキ釣りをきっかけに釣りに熱中するようになりました。 ルアー釣りがメインですが、餌での上物釣りや底物釣りまで幅広いジャンルを楽しんでいます。 魚は釣るのも食うのも大好きで釣りバカ人生まっしぐらです。 釣り方や魚への拘りが強く数釣りよりも理想の釣りを求めています。 現在の目標はイシダイ70㎝オーバーです。 離島まで足を運んでもなかなか出会えない王者の魅力に憑りつかれてしまいました。
目次
- 1 3ピースのサーフロッドを使うメリット
- 2 3ピースのサーフロッドを使うデメリット
- 3 3ピースのサーフロッドおすすめ10選
- 3.1 【シマノ】ネッサBB(S104M)
- 3.2 【シマノ】ネッサSS(S108M+)
- 3.3 【ジャッカル】BRS(S106M+SURF)
- 3.4 【シマノ】ネッサXR(S112M+)
- 3.5 【テイルウォーク】SURFLAT サーフラット SSD(S102ML-P3)
- 3.6 【アブガルシア】ソルティステージ KR-X フラットフィッシュ モバイル3(SXFS-963MH-KR)
- 3.7 【シマノ】ネッサ エクスチューン(S104M)
- 3.8 【シマノ】ネッサリミテッド(S108M)
- 3.9 【フィッシュマン】BRIST VENDAVAL(10.1M)
- 3.10 【ソルフィエスタ】LURE GAMERS TROIS(903fM)
3ピースのサーフロッドを使うメリット
携帯性に優れている
サーフロッドの多くは10ft前後に作られており、2ピースロッドの仕舞寸法は160cmほどです。
同じ長さでも3ピースのサーフロッドは仕舞寸法が120cmほどになり、携帯性が向上します。
この長さでしたら、電車での釣行でも邪魔になりませんし、コンパクトカーにも気軽に積み込めます。
また、一般的なロッドケースに収納できる長さですので、普段使用しているものを使えるでしょう。
しなやかに曲がる
3ピースのサーフロッドは、支点が1つ増えるので力が分散されて折れにくくなります。
サーフは青物など思わぬ大物が掛かることも珍しくないので、安心してファイトできるでしょう。
また、ロッドの曲がりも2ピースロッドに比べてしなやかになり、口切れしにくくなります。
掛かりの浅いフッキングでも針先が伸びにくく、波打ち際で一気に寄せてもバラシが軽減されます。
操作性が高い
ロッドを3ピースに分けることで、セクションごとに最適な設計を行えるようになります。
携帯性の向上が目的と認知されていますが、実は実釣時の性能が向上している点も注目すべきメリットです。
ティップ部の#1を短くすることで操作時のブレを抑制し、#2のベリー部でスムーズな曲がりを実現させます。
そして、バットセクションの#3をロングバット化することで大型ヒラメにも負けないパワーを生み出します。
キャスト精度、ファイト時の安定感が増しているので、使いやすさを体感できるでしょう。
3ピースのサーフロッドを使うデメリット
商品数が少ない
サーフロッドの主流は2ピースロッドですので、3ピースロッドを探すのに苦労します。
最近はシマノが3ピースのサーフロッド開発に注力していますが、他のメーカーはほとんど3ピースロッドを販売していません。
折れない強度を確保するためにはコストや技術力などが求められるためです。
そのため、自分好みのブランド、調子などこだわりのある方は、妥協すべき点がでてきます。
サーフからのヒラメ釣りに適したシーバスロッドや汎用ロッドも合わせて検討するとよいでしょう。
折れるという先入観が邪魔をする
3ピースロッドは継数が1つ増えるので、折れるという先入観が釣りの邪魔をします。
ロッドは正しい使い方をして限界を超えると、2~3カ所でバラバラに破断します。
必ず継ぎ目付近で折れるということはなく、3ピースロッドだから折れやすいということもありません。
2ピースロッドに比べて3ピースロッドの方が強度面は劣る事実があるものの、製造技術の向上で問題ない強度に作られています。
もし、3ピースという構造自体に問題があれば、GTを狙うフィッシャーマンの3ピースロッドは開発されなかったでしょう。
ロッドのセットが面倒
3ピースのサーフロッドはパーツが長いので3本真っ直ぐにつなぐのが面倒です。
砂の上に置くと継ぎ目に砂が挟まり傷の原因となるので、慎重に繋がなければいけません。
周りに釣り人がいると、早く投げたい焦りが生じて面倒に感じることがあります。
しかし、最近のロッドはマーカーが印されているので、真っ直ぐに繋ぐことは難しくありません。
3ピースのサーフロッドおすすめ10選
【シマノ】
ネッサBB(S104M)
テクニカルに攻めるフィネスシーンに最適なサーフロッド
3ピースそれぞれに役割を持たせることで、高い操作性を実現したサーフロッドです。
繊細なティップと強靭なバット、この2つを違和感なくつなぐベリーを組み合わせることで、初心者でも使いやすい調子に仕上げました。
ミノーやメタルジグを使ったテクニカルな釣りに適しており、フィネスなシーンで活躍します。
また、軽くて投げやすいのでロングロッドの扱いに慣れていない方でも振り切れます。
また、青物を想定したパワーを持たせてあるので、不意に大物を掛けても安心です。
【シマノ】
ネッサSS(S108M+)
安定したキャストを可能にしたコスパ最高のサーフロッド
「S108M+」はシリーズの中でも汎用性が高いサーフロッドですので、プラグやジグヘッド+ワームなど様々なルアーを使えます。
曲げ込みやすいブランクスを採用しおり、キャスト技術が未熟な方でも遠投できます。
ペンデュラムキャスト、オーバーヘッドキャストどちらでも精度のある遠投を行いやすく、点を意識した釣りが展開できるでしょう。
また、パワーロスを防ぐ連結機構を採用しているので、不意に大型ヒラメを掛けても安心です。
【ジャッカル】
BRS(S106M+SURF)
サーフ、港湾、河川など幅広いシーンで使えるロッド
汎用性が高くサーフ、港湾、河川など幅広いシーンで様々な魚種を狙えるロッドです。
マイクロピッチ製法で圧力を加えながら巻き上げたブランクスを採用することで、パワーと軽さを両立させました。
ミノーやジグヘッド+ワーム、メタルジグなどサーフで使用するルアーすべてをこの1本でカバーできます。
繊細なティップでルアーの動きを感じ、ベリーからバットのパワーでフッキングする理想的な釣りを展開できます。
【シマノ】
ネッサXR(S112M+)
長さを生かしてロングレンジを攻略!
11ftを超える長さを生かしてロングレンジを攻略できる中級者向けのサーフロッドです。
遠投先でもフッキングが決まるパワーを持っているので、遠浅サーフの攻略におすすめです。
また、カーボンモノコックグリップを搭載しているため、感度にも優れており繊細なリフト&フォールでボトムを攻められます。
胴にしっかり荷重をのせてファイトできる点も魅力であり、サーフで大物を狙う釣りにも適しています。
【テイルウォーク】
SURFLAT サーフラット SSD(S102ML-P3)
スレたヒラメの攻略に最適なサーフフィネス専用ロッド
激戦区でスレたヒラメを攻略するために開発された、サーフフィネス専用ロッドです。
ティップセクションを細身に仕上げることで、フィネスリグの操作性を向上させました。
5~15gのジグヘッド+ワームやコンパクトなメタルジグ、ミノーの操作に適しています。
リフト&フォールやストップ&ゴーなどの繊細なアクションで、追いが悪くなったヒラメを攻略するのがよいでしょう。
また、10ftのロングレングスを生かしたキャストができるので、遠投が求められる遠浅サーフでも活躍します。
【アブガルシア】
ソルティステージ KR-X フラットフィッシュ モバイル3(SXFS-963MH-KR)
12~30gのルアーにマッチする3ピースサーフロッド
12~30gのシンキングミノーやバイブレーションの操作に適したサーフロッドです。
遠投性よりも操作性を高めており、王道のアクションを駆使して口を使わせる釣りを展開できます。
どん深サーフやラインが波の影響を受けにくい釣り場の攻略に使用するのがよいでしょう。
また、小口径ガイドを採用することで感度を高めている点も特徴であり、ジグヘッド+ワームの繊細な釣りにも適しています。
【シマノ】
ネッサ エクスチューン(S104M)
軽量なルアーを使って繊細に攻められる高級ロッド
ミノーやジグヘッド+ワームの使用を想定して開発された上級者向けのサーフロッドです。
急深サーフ、大河川の河口など軽量級のルアーを使うシーンにおすすめの1本です。
10~30g程度のルアー操作に長けており、ストップ&ゴー、ジャーク&フォールなどの王道テクニックでアプローチできます。
カーボンモノコックグリップが優れた感度を生み出すため、細かいアクションを意図的に加える小技も駆使できます。
【シマノ】
ネッサリミテッド(S108M)
シマノ最高峰のサーフロッド
圧倒的な遠投性能、最高レベルの感度、そしてストレスフリーなキャストを実現したシマノ最高峰のサーフロッドです。
フルXガイドシステムを構築することで、ライントラブルも徹底的に排除しました。
脇ばさみファイトしやすいグリップを搭載しているため、波打ち際で激しい抵抗を見せる大型ヒラメも簡単に寄せられます。
「S108M」はシリーズの中でも小型ミノーやワームの操作に長けているので、接近戦エリアでは強い武器となるでしょう。
【フィッシュマン】
BRIST VENDAVAL(10.1M)
上級者におすすめのサーフ専用ベイトロッド
張りとしなやかさのバランスに優れたブランクスを採用することで、遠投を可能にしたサーフ専用ベイトロッドです。
ティップの外側に高弾性カーボンを巻くことで、遠投先でも探りやすい感度を実現しました。
リフト&フォールの操作性が向上しており、魚のいる場所をピンポイントに攻められます。
また、トリガー下を42㎝に設計することで、脇に挟んだファイトもやりやすく仕上げました。
ランカーサイズのヒラメやオオニベを掛けても、パワーを生かしたファイトで寄せられます。
【ソルフィエスタ】
LURE GAMERS TROIS(903fM)
初心者におすすめの汎用性が高いロッド
低価格で汎用性が高く、長さも気軽に振り切れる9fに設計された初心者向けのサーフロッドです。
シーバスやタチウオワインドなどにも使いやすいので、1本のロッドで様々な釣りを楽しめます。
MAX35gまでのルアーをキャストできるので、サーフで使用するほとんどのルアーを投げられます。
安価なロッドですがタメが効き、ねばり強いファイトができるので、大型のヒラメやマゴチを掛けても安心です。
3ピースのサーフロッドの購入で失敗しないために、各ショッピングサイトのレビューもしっかり確認して自分にピッタリなモノを見つけましょう。
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