サーファーなら誰もが、質の変わらない良い波を何度も乗りたいと思います。
サーファーが求めるマシンウェイブは、サンゴやテットラポットなどのリーフによって作られます。
私はサーフィンを5年以上続けてきて、過去にはリーフで足を切るなどの怪我を経験しました。
怪我の恐れがあるリーフポイントでも安心してサーフィンを楽しめるアイテムがリーフブーツです。
今回はリーフブーツのメリット・デメリットに加えて、リーフブーツの選び方とおすすめ10選をご紹介します。
サーフィン用リーフブーツを使うメリット
足を保護して怪我を予防
リーフブーツはその名の通り、リーフから足を保護し、傷の防止になります。
サーフィンにおいて一般的に同じコンディションの波を生むポイントは、足元がリーフなことが多いです。
私もリーフポイントで足を切ったり刺したりした経験がありますが、リーフポイントは怪我のリスクを伴います。
そのようなリーフポイントにおいて、リーフブーツは足をしっかりと保護し、怪我のリスクを減らしてくれます。
滑り止めでサーフボードをグリップする
サーフボードが滑らないよう、しっかりとグリップしてくれるリーフブーツ。
リーフブーツのソール部分には、防寒用サーフブーツ同様に、各社が技術を結集したグリップ力の高い防滑ソールを採用しています。
そのため裸足でのサーフィンよりも滑らずにしっかりとサーフボードをグリップし、良いパフォーマンスを発揮できるのです。
真夏のビーチでも足裏が熱くない
リーフブーツは足の保護を目的としているため、真夏の火傷しそうなビーチでも安心して歩くことができます。
リーフブーツは尖ったリーフの足場でも足を怪我から守る程の厚みがあります。
そのため、サーファーなら誰もが経験する真夏の熱いビーチでも、焦らずにエントリーできるのです。
防寒もできる
リーフブーツは冷えやすい足先の防寒もできます。
リーフブーツは身体で冷えやすい箇所の1つ、足先を包み込み保護するサーフギアです。
そのため、リーフブーツは足の怪我を防止するだけでなく、寒い日の防寒具としても活用できます。
いざというときに寒さと怪我の予防ができる便利なサーフギアです。
サーフィン用リーフブーツを使うデメリット
足裏の感覚が分からない
リーフブーツは裸足でのサーフィンに慣れている人からすると、足裏の感覚が無くなるのと変わりません。
なぜならば、リーフから足を保護するためにソール部分が厚く丈夫に作られているためです。
そのため足裏の感覚が分かりにくく、サーフボードの些細な変化を足裏で感じ取るサーファーには致命傷にもなりかねません。
足裏だけでなく、視覚や膝のバネによりサーフボードをしっかりとコントロールする技術が必要になります。
乾きにくく衛生面でも心配
形状にもよりますが、リーフブーツは乾きにくい物が多く、衛生面でも管理が難しいです。
リーフブーツはリーフから足を保護するために、ソール面が固く丈夫にできています。
また、先割れタイプやブーツの内側に足の指が独立する形状の場合、裏返すことができません。
裏返して早く乾かすと衛生的に保てるものの、乾かしにくく不衛生になる物があります。
ボードに力が伝わらないことも
リーフブーツの内部で足がずれて、踏ん張りが効かずにサーフボードに力が伝わらないことがあります。
リーフブーツはソール面に各メーカー独自の滑り止め技術を採用しており、グリップ力が高いです。
しかし、リーフブーツの内側の滑り止めはグリップ力が低く、踏ん張りたいタイミングでブーツ内の足がグリップされません。
サーフィン用リーフブーツの選び方
足のサイズ
リーフブーツは自身の足のサイズに合った物を選んでください。
リーフブーツのサイズがご自身の足のサイズに合わない場合、足が詰まるように圧迫されたり、リーフブーツ内で遊びができます。
小さい場合はつま先が圧迫されるため非常に窮屈で、さらには痛めることもありリラックスしてサーフィンを楽しめません。
逆に足のサイズよりも大きい場合はリーフブーツ内で足が簡単に動いてしまい、踏ん張りが効かないこともあります。
そのため、自身の足のサイズに合ったリーフブーツを選ぶことは非常に重要なポイントです。
サイズ調整器具の有無
リーフブーツはくるぶしソックスのように履くだけのものや、サイズ調整器具が付いているものなどがあります。
フィット感の調整器具があるとリーフブーツ内の遊びが減るため、アグレッシブなサーフスタイルの人には必須の要素と言えます。
しかし、逆にベルクロベルトなどでフィット感が増すことで圧迫感を感じてしまい、鬱陶しく思うこともあるかもしれません。
そのため、開放的なクルージングスタイルで楽しみたいサーファーには、フィット感の調整器具が少ないものがおすすめです。
形
リーフブーツは大きく分けて、靴下のような形状と足の指が独立した先割れタイプの2種類があります。
靴下のような形状は履きやすく温かい特徴があり、乾かすときにも裏返しやすいため管理がしやすいのが特徴です。
先割れタイプは足の親指、もしくは5本全ての指が独立しているため、踏ん張りが効き裸足同様のパフォーマンスを発揮できます。
サーファーによって求める性能が変わるため、一概におすすめできるわけではありません。
サーフィン用リーフブーツおすすめ10選
【FELLOW】
REEF BOOTS
「体に馴染む最高の一着を」をモットーに、着用のストレスを感じることなく思いっきり海で楽しめるウエットスーツです。
足首のサイズ調整可能なゴムスピンドルに加えて、太くしっかりとしたベルクロベルトにより足にしっかりとフィットします。
ブーツ内で親指だけ独立しており、踏ん張りが効き、裸足のときに近いコンディションを発揮できる設計です。
また、ソールにはスパイダーグリップを採用することでグリップ力を向上しています。
【FELLOW】
TRIP BOOTS
FELLOWから、軽量で柔らかくコンパクトに折りたためるリーフブーツです。
ベルクロベルトを無くしたことで折りたためるため、サーフトリップやマリンレジャーにも活躍します。
ブーツ内の設計や優れた足首のゴムスピンドル、ソール形状により、高いパフォーマンスを発揮できます。
【O'NEILL】
SUPERFREAK REEF BOOTS(AO-8250)
ウエットスーツを世界で初めて開発したウエットスーツメーカーのO'NEILLが開発した、リーフによる怪我を予防するブーツです。
親指が独立した形状に加え、グリップ力の高いソールを採用したことで、しっかりと踏ん張りが効きます。
足首にはお好みのフィット感に調整ができるドローコードに、ブーツ内の遊びを調整できるストラップベルト付きです。
【O'NEILL】
NINJA SUMMER SOCKS(AO-1800)
ウエットスーツのパイオニアO'NEILLから、柔軟性の高い新配合フォームの薄型プラズマソールにより折りたためるリーフブーツです。
新配合フォームのソールにより、まるで素足でいるかのようなフィッティング力とグリップ力を体感できます。
ボードショーツのポケットに収納できるほどコンパクトにできるため、サーフトリップや家族でのマリンレジャーにも最適です。
【FCS】
SP2 REEF BOOT
サーフボードのフィンメーカーとして有名なFCSから、履き心地と軽量さでは類を見ないリーフブーツのご紹介です。
耐久性と防護性に優れた工学的デザインで、2か所のベルクロベルトと足首のアジャスタブルロープにより、フィッティング力を調整できます。
ソール部分は伸縮性のある0.5mmのゴムをベースとし、なかでも特に防護性が必要な部分には1mmラバーにより怪我を予防します。
【TOOLS】
TLS REEF BOOTS
運動性を損なわない先割れデザインが魅力で、フィット感を向上させるベルクロベルトを搭載したブーツです。
足の脇までグリップにこだわったTOOLSオリジナルソールパターンを採用し、ラジアルソールにより高い安全性を実現しました。
足をしっかりと保護しながらも高いパフォーマンスを発揮できるTOOLSの技術を盛り込んだリーフブーツです。
【TOOLS】
リーフブーツ(10003163-01)
ブーツ内に水を溜めずに排水しやすいデザイン・生地を採用したリーフブーツのご紹介です。
足の怪我を予防するために厚手に作られたソールは防滑性能の高いデザインで、しっかりとグリップします。
2か所のベルクロベルトに加え、足首のドローコードによりフィット感を調整できるため、繊細な足の感覚を最大限引き出せます。
【SURF8】
トリップサーフシューズ(8SA1S1)
SURF8はサーファーのことを考えたアイテムを送り出すブランドです。
そのようなSURF8が出すこちらは、ベルクロベルトを敢えて付けないことで圧迫感を軽減したリーフブーツです。
足首のドローコードによりフィット感が生まれ、コンパクトに折りたためることでトリップ時にも荷物にならずに持ち運べます。
【SURF8】
リーフブーツ(83140-1)
SURF8から、トリップサーフシューズにベルクロベルトが付いたモデルのご紹介です。
トリップサーフシューズと比べて基本は変わりませんが、ベルクロベルトを付けることでフィット感を向上しています。
適度な圧迫感を求めるサーファーには、ベルクロベルト付きのこちらのリーフブーツをおすすめします。
【OCEAN&EARTH】
POCKET REEF BOOTY
ボードコントロール性が優秀な、薄めで滑りづらいパターンのラバーソールを採用したリーフブーツです。
ベルクロベルトや足首のドローコードを省き、装着時の圧迫感を極限まで減らしたラフな履き心地を実現します。
また、簡単に折りたためるデザインのため、サーフトリップやマリンレジャーでもかさ張ることなく持ち運べます。
まとめ
フィールドを自然界におくサーフィンで、唯一マシンブレイクを生むリーフポイントは危険が多いです。
そのようなリーフポイントでも安心してサーフィンを楽しむために欠かせないリーフブーツ。
ぜひお気に入りの1点を見つけて安全にサーフィンを楽しんでください。
サーフィン用リーフブーツの購入で失敗しないために、各ショッピングサイトのレビューもしっかり確認して自分にピッタリなモノを見つけましょう。
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