皆さんは普段の釣りでライフジャケットは着用していますか？
どんなことにも言えることですが、安全性を確保してはじめて楽しめるものだと思います。
SUPはサーフィンの延長として、ハワイで生まれたマリンスポーツです。
そのためかSUP自体にライフジャケットを着用する文化はあまりないように思います（競技では義務もしくは推奨されてきている）。
SUPフィッシングはあくまで釣りがメインなので、ライフジャケットの着用をおすすめします。
ショアの釣りでもライフジャケットを着用するのは当たり前ですよね。
釣り用にライフジャケットは持っているけど、SUPではどんなのを使えばいいの？という方に、SUPフィッシングでおすすめなライフジャケットと、人気のフローティングベストを紹介します。
- 釣り歴30年
愛知県出身在住。物心ついた時から竿を握り、小学生のころ近所の野池に釣りに行くようになり、完全にハマる。二十歳前後までバス釣りをメインに様々な釣りを経験し、現在はソルトをメインに日夜竿を振り回す。流行り、メディアに捕らわれない釣り方を日々模索中。マイボートを購入し、のんびりおにぎりを食べるのが目標。
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目次
- 1 SUPフィッシングでライフジャケット着用は義務？必要性を解説
- 2 SUPフィッシングに適したライフジャケットの選び方
- 3 SUPフィッシング用ライフジャケットおすすめ10選
- 3.1 【MAZUME】MZX コンタクトライフジャケット（MZXLJ-072）
- 3.2 【高階救命器具】BLUESTORM エレファンタ（L2-BSJ42）
- 3.3 【MORGEN SKY】ライフジャケット フローティングベスト（SKY101）
- 3.4 【MORGEN SKY】ライフジャケット フローティングベスト（L002）
- 3.5 【UNLIMITED】ネオプレンベスト（UV2101）
- 3.6 【UNLIMITED】ナイロンライフベスト（UV2102）
- 3.7 【JETPILOT】2020-21 ライフジャケット（JA20228）
- 3.8 【STARBOARD】インパクトベスト
- 3.9 【AZTRON】セーフティーベスト
- 3.10 【シマノ】ロックショアベスト（VF-029U）
- 4 まとめ
SUPフィッシングでライフジャケット着用は義務？必要性を解説
平成30年2月1日から小型船舶に乗船する場合には、ライフジャケットの着用が全面義務化されました。
小型船舶操縦士免許が必要なすべての小型船舶に、これが適用されます。
SUPは基本的にパドル（人力）のため船舶免許は必要ではなく、ライフジャケット着用の義務はありません。
（推進用のモーター等を取り付けた場合、船舶免許及び、船舶検査が必要になる場合があります。）
しかし、サーフィンなどと違い、できれば落水したくないSUPフィッシングでは、ライフジャケットを着用したほうが安全に釣りを楽しむことができます。
ライフジャケットを着用すると生存率が2倍以上になる、というデータからも着用するメリットがうかがえると思います。
SUPフィッシングをする際は、是非ライフジャケットを着用してください。
SUPフィッシングに適したライフジャケットの選び方
国土交通省認定の有無
現在の法律では、小型船舶や水上バイクに乗る際は、国土交通省が定めた基準に、合格した救命具でなければなりません。
SUPは船舶に当たらないため、認定品でなくても使用できます。
余程の怪しい物で無い限り、性能面に問題はないです。
怪しさを自分で見極める必要が出てきますが、審査を通さない分価格も安いため、こちらを選んでみるのも良いでしょう。
種類
ライフジャケットを分類すると、4種類に分類できますが、一般的に釣具屋さんやスポーツ用品店で見かける物は以下の2種類です。
浮き輪のように膨らむ膨張式と、浮力材が中に入った固型式です。
膨張式のライフジャケットは一旦膨らむとその場では戻すことができず、帰ることになります。
出船時は波を被ることがほとんどなので、もし自動膨張式を使ったら、出船と同時に帰船になってしまいます。
以上の理由から、SUPフィッシングでは固形式を使うのが一般的です。
タイプ
固形式のライフジャケットにもタイプがあり、よく見るのはチョッキ式と首掛け式でしょう。
チョッキ式はベストのような形状で、着て使用します。
腹部のベルトなどで身体に密着させられるので、落水しても安定しています。
首かけ式は文字通り首からかけて使用し、腹部のベルトで固定します。コンパクトですが相対的に見て、浮力は低いです。
SUPフィッシングでは余程の理由がない限り、チョッキ式でいいと思います。
チョッキ式でさらに細かく見ていきます。
フロントバックルタイプ
前方のバックルのみで調整するフロントバックルタイプ。
閉じる部分がないため、サイズ調整の幅が広いですが、バックルが多く邪魔になります。
フロントバックル・ジッパータイプ
前方がバックルとジッパーになっている、フロントバックル・ジッパータイプ。
ジッパーで閉じるため、サイズ調整の幅は狭いですが、バックルが少なくスタイリッシュです。
プルオーバータイプ
前方に開いた部分がなく上から着る、プルオーバータイプ。サイドに調整機構があるので腕の邪魔になりにくいですが、着脱に手間がかかります。
サイズ
サイズはライフジャケット選びで重要です。サイズが合わないと設計上の安全性を保てません。
着てベルトを締めて、身体に密着している事が大事です。
少し小さいかな、と思うくらいが丁度良いです。大きいと落水時に、頭よりライフジャケットが上に行ってしまい、身体が沈んでしまいます。
股ベルトが付いているタイプだと、確実に浮き上がりを防いでくれるのでおすすめです。
SUPフィッシングの場合、漕ぐ以外にも、竿を振ったりリールを巻いたりする「操作性」もしっかり見極めて購入しましょう。
店頭で試着して購入する場合は問題無いですが、ネットで購入する場合は、試着後の返品が出来るところで購入しましょう。
Amazonは返品も簡単で便利です。
少し合わないけどめんどくさいし良いか、と妥協してはダメです。
素材
素材には、主にナイロンとネオプレンがあります。
ナイロンは軽量で撥水性があり、乾きやすく、価格もネオプレンと比べると安価です。
ネオプレンはウェットスーツと同じ素材で、柔らかくのびがあるため、動きやすくできています。
SUPフィッシング用ライフジャケットおすすめ10選
【MAZUME】
MZX コンタクトライフジャケット（MZXLJ-072）
釣りをしている方なら説明する必要のないメーカーだと思います。
ショアジギング用に設計されたライフジャケットなので、釣りでの使用は申し分ないです。
SUPボード上は不安定で個人的にはあまり動きたくなくなるので、プライヤーホルダーとフィッシュグリップホルダーはかなり便利かと思います。
ウエストベルトとサイドベルトで確実に身体にフィットさせる事ができます。
【高階救命器具】
BLUESTORM エレファンタ（L2-BSJ42）
日本の救命具ならこのメーカーで間違いないです。殆どの製品が高階救命器具のOEMで作られています。
このエレファンタは、”ゲームベスト”で、釣りに特化されているにもかかわらず、SUPでの使用も想定して作られている、まさにSUPフィッシング用です。
これ一つ着ればタックルボックスからプライヤー、フィッシュグリップなどが収納できるため、ライトな装備の方には特におすすめです。
【MORGEN SKY】
ライフジャケット フローティングベスト（SKY101）
MORGEN SKYはマリングッズとフィッシンググッズを販売しているメーカーで、日本では主にAmazonで展開されています。
大変コストパフォーマンスに優れているライフジャケットで、股ベルトもついているため、落水時でも確実に顔を水上に出すことができます。
フロント部分にリブがないため、若干背中を曲げにくいのがネックですが、とりあえずそれっぽい（マリンスポーツっぽい）ライフジャケットがほしい方にはおすすめです。
【MORGEN SKY】
ライフジャケット フローティングベスト（L002）
同じくMORGEN SKYからプルオーバータイプのライフジャケットをご紹介します。
商品名で説明は事足りているかと思います。
プルオーバータイプなので、フロントがすっきりしていて釣りの邪魔になりにくい構造です。
子供用もラインナップされており、子供用には股ベルトもついています。
お子さんとタンデムSUPを楽しみたい方にもおすすめです。
【UNLIMITED】
ネオプレンベスト（UV2101）
UNLIMITEDは水上バイクの部品等を販売しているメーカーです。
このライフジャケットは小型特殊船舶の船舶検査に対応しているため、安全性は折り紙つきです。
フロントにリブを配しているので、動きやすさも問題ないでしょう。
緊急用のホイッスルも内ポケットに付属しています。
デザインが派手目ですが、位置が低く、他の船舶から見えにくいSUPでは、派手なことは視認性が上がるメリットになります。
【UNLIMITED】
ナイロンライフベスト（UV2102）
同じくUNLIMITEDよりナイロンタイプのライフジャケットのご紹介です。
こちらも小型特殊船舶検査対応なので、安心して落水できます。
カラーラインナップが豊富で、7色が展開されています。
デザインに自由が利くナイロン生地を生かした、ネオプレンよりもさらに派手なデザインで、視認性アップです。
【JETPILOT】
2020-21 ライフジャケット（JA20228）
マリンアクティビティのウエアやグッズを販売しているメーカーのJETPILOT。
こちらのライフジャケットは、水上バイクではなく、ウェイクボードやSUP向けに作られている製品です。
デザインが特徴的で、体に添うような絞り込まれたデザインで、フロントジップに1バックルのみなので、着脱も容易。前後にリブがあるので、動きやすくおすすめです。
カラーラインナップは地味目ですが、緑なんかは虫みたいで好きです。
【STARBOARD】
インパクトベスト
SUPを販売しているSTARBOARDから販売されている、ライフジャケットです。
SUP用に設計されているので漕ぎやすさは申し分ないでしょう。
フロントジップにサイドバックルの他にあまりないデザインをしています。
背面の浮力体は着脱できるようになっており、浮力の調整が可能です。
また、背面の浮力体を抜き取り、ハイドレーション（登山などで使われるチューブ付きのソフトボトル）を収納することが可能です。
体重と相談して調整してください。
【AZTRON】
セーフティーベスト
SUPメーカーのAZTRONより、サイドエントリータイプ（横から着る）のライフジャケットです。
カヤックやSUPなどのパドルスポーツでの動きやすさを追及し、アームホールが大きくとられているのが特徴です。
小物を収納できるポケットが正面に配置されているため、リーダーやスナップなどちょっとしたものを入れておくのに便利でしょう。
AZTRONらしい淡くて優しいカラーリングで2色が展開されています。
【シマノ】
ロックショアベスト（VF-029U）
大手釣り具メーカーのライフジャケットも紹介しておきます。
あまり釣り具メーカーを紹介していないのは、ホームページ等の情報が収納や軽量、快適などの機能面ばかりで、安全面について殆ど明記されていないからです。
明記されていないだけで、もちろん安全も考慮された設計をされていると思いますが、ライフジャケットの本質を忘れているような気がして個人的に不満です。
シマノはその点もしっかり明記されている製品が多いので、落水前提のSUPフィッシングでも安心しておすすめできます。
前置きが長くなりました。
このロックショアベストは、無駄を削ぎ落したシンプルなデザインが特徴です。
名前の通り磯での使用が前提とされていますが、素材はネオプレンが採用されていて、動きやすくなっています。
収納も最小限なのでSUPフィッシングでの使用もおすすめできます。
安全面も考慮されており、十分な浮力材と、股ベルトでSUPフィッシングでも安心して使用できるでしょう。
釣り具メーカーの製品がほしい方におすすめできます。
まとめ
万が一の時に命を守るためにも、ライフジャケットは必ず着用しましょう。
SUPフィッシングはハマると多少寒くてもやりたくなります。
泳ぎに自信のある方でも、防寒着を着て海を泳いだことのある方は少ないと思います。過信は禁物です。
各社から数多くの製品が販売されていますので、オシャレで”着たくなる”お気に入りの製品を見つけて購入しましょう。
SUPフィッシングのライフジャケットの購入で失敗しないために、各ショッピングサイトのレビューもしっかり確認して自分にピッタリなモノを見つけましょう。
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