美しい光沢を放つステンレスペグは、そのフォルムに憧れる方も多いことでしょう。
その魅力は見た目だけにとどまらず、高い強度を誇り、他にも防錆性能など、多くの優れた点があります。
本記事ではステンレスペグのメリットや注意点、おすすめの製品について詳細に解説していきます。
それぞれの形、そして素材の違いを比較しているので、自分のキャンプスタイルに合ったステンレスペグを見つけてみてください。
目次
- 1 ステンレスペグを使うメリット
- 2 ステンレスペグを使うデメリット
- 3 ステンレスペグの選び方
- 4 ステンレスペグおすすめ12選
- 4.1 【Soomloom】 ステンレスペグ
- 4.2 【キャンピングムーン】 マルテンサイト系ステンレスペグ(R-20-8P)
- 4.3 【バンドック】ハードペグ 薄型(BD-203)
- 4.4 【ユニフレーム】ステンレスペグ(681534)
- 4.5 【森の鍛冶屋】エリッゼステーク NEWステンレス(MK-280ST)
- 4.6 【TSUNAGU】TSUNAGUペグ ステンレス
- 4.7 【Ganydet】ステンレスペグ
- 4.8 【福善】打刀 ステンレスペグ
- 4.9 【テンマクデザイン】ステンレススリムペグ40
- 4.10 【ロゴス】Xステン タフネスベースペグ(71991012)
- 4.11 【ネイチャーハイク】ステンレスペグ
- 4.12 【プリグレース】くるくるペグ ステンレス
- 5 まとめ
ステンレスペグを使うメリット
強度に優れる
元々強度のある鉄にクロムやニッケルといった金属を混ぜることでできているステンレス。
硬い地面のサイトでも、曲がったり折れたりせずに打ち込める頑丈さを持っています。
汚れに強く、長く美しさを保つ
ステンレスの表面は不動体皮膜というバリアーを形成しており、汚れや水の付着しにくい素材になっています。
元々ステンレスは「Stain-Less」という言葉から来ていることもあり、サイトの土汚れなどがついても、簡単に洗浄可能。
使うにつれ汚れが落ちにくくなっていく鉄製ペグや、変色・褪色するプラスティックペグに比べ、その輝きを失わないのがステンレスペグの強みです。
水に濡れても錆びにくい
常にハードな使い方で、常に地面に晒され、濡れることもしばしばなペグにとって、水分による錆は大敵。
ステンレスの皮膜によって錆の発生確立は、極めて低くおさえられます。
海辺など土中に塩分の多い地域では、土汚れを放置することでごくまれにステンレスペグにも錆が発生するケースがあるので、撤収後の手入れを忘れないようにしましょう。
ステンレスペグを使うデメリット
重量は鉄製ペグと同程度
ペグは一本あたりの重量は小さくても、大型テントやタープなども加わると総重量はかなりのものになります。
ステンレスは見た目は軽量そうに見えて、スチールペグと重量は同程度なので注意が必要です。
近年、薄くても強いステンレスペグの製品が増えてきているため、運搬性を重視される方は重さをチェックして購入することをお勧めします。
一本あたりの価格が高価
強い、汚れにくい、錆びない、と性能に優れたステンレスペグですが、その分全体の価格帯は高くなる傾向にあります。
ペグは曲がる・折れる物として、消耗品として割り切り、安価な製品を選ぶ方もいらっしゃいます。
一方、高価でも長く使えることから愛用者は増えていますが、紛失にはくれぐれも注意しましょう。
水垢が目立ちやすい
錆には強いものの、表面の鏡面光沢により、通常より汚れが目立ちやすいのが欠点の一つ。
通常の汚れは落ちやすいものの、水分中のカルシウムなどが長い時間を掛けて沈着すると、落とすのは少し難しくなります。
水洗いした後に放置せず、乾燥させたりクロスなどで水分を拭き取ることで、水垢の付着を防ぐことが可能です。
ステンレスペグの選び方
地面の状態に合わせて選ぶ
キャンプサイトの種類によって適したペグは異なります。
地面が柔らかく、風などによる引き抜きの恐れのある場合は、長さの長いものや、V字型ペグなど断面形状に特徴のあるものを選ぶと抜けにくくおすすめです。
また楕円型ペグを選ぶと、土中で回転しにくく、安定して支持力を発揮します。
予算に合わせて選ぶ
全体的にコスト高めなステンレスペグですが、コスパに優れたステンレスペグも存在します。
安価で軽量なピンペグや、頭の部分が広く打ち込みやすいネイルペグは、コストと扱いやすさのバランスがよく、おすすめです。
芝生サイト・土サイトであれば十分性能を発揮しますが、硬い地面では曲がるリスクもありますので注意しましょう。
ステンレスペグおすすめ12選
【Soomloom】
ステンレスペグ
一体成形により製造された、強度に優れたステンレスペグです。
25cmの十分な長さで、砂地などの柔らかく不安定なサイトでも強力にテントを固定してくれます。
細身のため重量が1本55gと比較的軽量で、多くの本数でも持ち運びの負担が小さいです。
【キャンピングムーン】
マルテンサイト系ステンレスペグ(R-20-8P)
ステンレス鋼の中でも硬度に優れたSUS420を使用しており、通常のペグが打ち込みにくい硬いサイトで威力を発揮します。
さらに強熱を施した鍛造工程により製造しているため、より強度を高めています。
抜けを防止する耳のディテールや丸穴など、細かな部分の使い勝手にも配慮し設計されているのが特徴です。
【バンドック】
ハードペグ 薄型(BD-203)
金属加工で有名な新潟県燕市で、一本一本丁寧に生産されています。
バリでロープが擦れて切れたり怪我することのないよう、表裏両面から面取り、および研磨加工しています。
焼き入れ作業は刃物生産と同じ工程によることで、ステンレスの強度を更に高めることに成功した製品です。
【ユニフレーム】
ステンレスペグ(681534)
スタッキングできる形状で、本数が多くても嵩張らないため、荷物をミニマムにまとめたい方におすすめの製品です。
湾曲した断面形状は、打ち込みやすいと同時に、ペグの抜けにくさにも貢献しています。
【森の鍛冶屋】
エリッゼステーク NEWステンレス(MK-280ST)
一般的なSUS304の倍の強度を誇る、高強度の鍛造ステンレスペグ。
摂氏1000度以上に熱した上、1トンの力で圧縮力をかけることで楕円形状とし、強度を上げています。
また楕円形断面は土中で回転しないので、安定した引っ張り抵抗力を維持してくれます。
【TSUNAGU】
TSUNAGUペグ ステンレス
一本のペグを3段階に分割し、長さを変えられる構造の大変珍しいステンレスペグです。
サイトの状況や天候によって調節できるので、通常は短めに設定し、風の強い時は長さを伸ばすことも可能。
さらにペグ同士を繋ぐことで、焚き火代やランタンのスタンドなど、多用途に使いこなせるのが魅力の製品です。
【Ganydet】
ステンレスペグ
ステンレスの中でも高強度のSUS402を採用。
焼き入れ作業を行うことで、格段に強度を高めているので、硬い地面に打ち込んでも曲がる可能性が少ないです。
厚みを薄くすることで、同じサイズの鍛造ペグに比較しその重量は半分程度、重ねてコンパクトにまとめられます。
【福善】
打刀 ステンレスペグ
創業80年の老舗である、刃物メーカーの技術を集約して開発されたステンレスペグです。
名前の通り、「日本刀」のように、美しいフォルムが印象的な形状。
形のみならず、その鍛え上げられた強度は、御影石に50回打ち込んでも先端が曲がらないほどです。
【ロゴス】
Xステン タフネスベースペグ(71991012)
断面がアルファベットの「X」のような形状をしている珍しいステンレスペグです。
複雑な断面形状は、土中での高い貫入力と引き抜き抵抗力を発揮し、強い風や軟弱な地盤でもテントを安定してくれます。
その分打ち込む力がかかりますが、大きめの頭部分でハンマーがヒットしやすく打ち込みやすい形状となっています。
【ネイチャーハイク】
ステンレスペグ
強度の高いSUS420を採用しています。
楕円形状としているので、地面での高いホールド力を発揮し、硬い地盤でも貫入しやすいのが特徴です。
円柱型のしっかりしたヘッド形状は、打撃力を無駄なくペグに伝え、確実な打設をサポートします。
【プリグレース】
くるくるペグ ステンレス
世にも珍しい、ハンマー不要のスクリュー型ペグです。
ワインのコルク抜きのように、手で回すことで徐々にペグが土中に入っていきます。
打設音が発生しないので、夜間の使用や、ちょっとした幕の固定など、幅広いシーンで活躍する製品です。
ペグの径が細いので、芝面を痛める心配も少ないのがポイントです。
まとめ
強度が高く変形しにくく、永い間美しさを保つステンレスペグは、末長く高品質なキャンプギアを好む方に大変おすすめです。
種類も様々ですが、機能や形状、コスパを総合的に判断して、公開のないよう十分に選定するようにしましょう。
ステンレスペグの購入で失敗しないために、各ショッピングサイトのレビューもしっかり確認して自分にピッタリなモノを見つけましょう。
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