セカンドショットで飛距離を必要とするときに、頼れるクラブがフェアウェイウッドです。
スリクソンはアスリート向けに開発された機種が多いなか、フェアウェイウッドは幅広い人が使えるモデルを用意しています。
最新モデルだけではなく、歴代の名器と言われるクラブも含めて、おすすめ5選をご紹介します。
同時にフェアウェイウッドを使うメリットやデメリット、さらには選び方についてもご案内しますので、最後までご覧ください。
目次
スリクソンのフェアウェイウッドを使うメリット
飛距離性能を有効利用できる
フェアウェイウッドとロングアイアンに比べると、ヘッド内部の空間を活かして飛距離性能をアップさせていることです。
しかも、ウッドタイプのヘッドはソール幅があるので、芝の上を滑ってミートできることから、ダフリを心配する必要はありません。
力まずに確実なミートを狙えば、あとはターゲットに向けて飛んでいきます。
高い弾道で攻略できる
ロフトの大きなタイプであれば、距離のあるショットでも、ターゲットエリアにボールを運ぶことができます。
ロフト角に合わせて弾くと適正な角度で飛び出すので、距離感を心配する必要はありません。
大きなロフト角ほど高く打ち出せるので、高い地点から鋭角に落下するボールは、距離を把握しやすいと言う利点があります。
打ちやすさが装備されている
ロングアイアンと比べてヘッドサイズが大きなウッドタイプは、フェースの反発力も強く、少ない力で飛距離を出すことができます。
しかも低重心設計なのでスイング軌道が安定し、ロングアイアンに比べると打ちやすいと感じることでしょう。
ただし、ミスヒットを防ぐためには、力まずにコンパクトなスイングを心掛けることが必要です。
ラフからのリカバリーにも使える
その名の通りフェアウェイでの使用するクラブですが、ラフでも広いソール幅を有効に使うことができます。
ロフト角の大きな4番以降であれば、ラフからのリカバリーでも有効なショットが可能、ダフリの心配もありません。
短く握ってコンパクトに打ち込むだけで、ボールは勢いよく飛び出し、簡単に距離を稼ぐことができます。
汎用性が高い便利なクラブ
フェアウェイのショットだけでなく、ラフからも使えますし、またドライバーが苦手であればティーショットでも活躍します。
特に長めのショートホールや、打ち上げのセカンドショット、さらには短く握ってパターのように打つテキサスショットにも有効です。
さまざまな場面で使うことができる、便利なクラブと言えるでしょう。
スリクソンのフェアウェイウッドを使うデメリット
低い打ち出しで失速の可能性がある
適切なヘッドスピードで、しかも芯でヒットしないと、初速やスピン量が低下して、ボールは低空で飛び出すことになります。
適正な打ち出し角が得られなければ、ボールは失速してしまい、想定した飛距離が得られません。
素振りと同様のスイングができるように、日ごろから練習マットのボールを打って経験を重ねることが重要です。
距離感を習得するまでに時間がかかる
クラブの持つ性能よりも短い距離を打つとき、経験による対応力がないと、距離感を合わせることが難しい場合があります。
特にコントロールが必要な短い距離への適応性は低くいため、エリア狙いのショットは限定されるかもしれません。
飛距離を活かして方向を定める、ゾーン狙いのような使用法が向いているクラブと言えるでしょう。
ライの状況によってはリスクを伴う
ヘビーラフやディープライのような条件下では、ほぼ使用できる機会はなく、試みたとしてもリスクを生じるショットになります。
そもそもフェアウェイでの使用を想定しているクラブなので、対応が難しいライで使用することが間違いと言って良いでしょう。
脱出に適したクラブでリカバリーしてから、使用するのが正しい選択です。
精度と飛距離のバランスが難しい
シャフトの長いクラブなので、フルスイングすると、ミート精度が落ちることがあります。
ミート精度の低下によって、飛距離ダウンやスライス等のミスショットに陥るかもしれません。
精度を上げるために、短くグリップを握る・コンパクトなスイングと言うような対処法をとると、長い距離の利点が失われてしまう可能性があります。
性能とスキルが合わない場合がある
ゴルフレベルによっては、フェアウェイウッドに「扱いにくさ」が感じられるクラブです。
ティーアップしたボールを打つドライバーの練習量に比べると、マットから打つフェアウェイウッドの練習量は少ないかもしれません。
長い距離を打てるクラブほど、難易度の高く感じる傾向が強く、習得するまでには相応の時間が必要となります。
スリクソンのフェアウェイウッドの選び方
自分に必要なロフトを選択する
フェアウェイウッドのロフトは、ボールの飛び方に大きく影響を与えます。
ロフト角が小さくなるほど、長い距離を狙うことはできますが、一方で操作性は高くなり難しいと感いじるかもしれません。
大きなロフトだとボールは高く上がるので、簡単に操作ができ、範囲を絞って狙いを定めることができます。
ただし、操作性の高いミドルアイアンなど、他にも対応できるクラブがあるので、優先度を考えて選ぶ必要があります。
フレックスは長さや重さも含めて確認する
シャフトのしなりの度合いを示すフレックスは、長さや重さも考慮して選びましょう。
シャフトの長さはスキル、重さは体形や体力を考慮し、フレックスとの相性との確認が必要です。
ただし、自分との相性を決めるのは、「扱いすさ」のような感覚的なのではありません。
ヘッドスピードを計測し、科学的に分析した結果を得ることが大切です。
選ぶときには、数値を計測できる施設のあるショップで確認することが重要です。
シャフトの材質と特性を確認する
フェアウェイウッドに限ると、カーボン製とスチール製、どちらも根強い人気のあるシャフトです。
飛距離を重視するドライバーはカーボンが人気、強度を求めるアイアンはスチールの使用率が高くなっています。
主として圧倒的な飛距離を求めるか、ライに応じて使用できる操作性を求めるかで選び方は変わるかもしれません。
すでに操作性の高いクラブとしてユーティリティがあるので、できるだけ飛距離中心でシャフト選びをしたいものです。
キックポイントで相性の良さを確認する
選ぶときは実際に試打をしてみることで、感覚的な相性を確かめることができます。
ただ、便利なネットショッピングが定着している現代では、実店舗で確認するのは面倒と言う場合があるかもしれません。
表記されているキックポイントをチェックすることで、扱いやすさについて、ある程度のマッチングはできます。
ヘッドの効きが強い先調子、スイング軌道がブレない手元調子、操作によって両方の利点を活かせる中調子を確認しましょう。
レビューや評価を確認する
フェアウェイウッドの選ぶときに、メーカーが発している製品の特色や性能をチェックするのは大切なことです。
さらに、実際使用した人の感想である、レビューや評価もチェックすれば、より確かな選択肢として活用できます。
メーカー発の情報では気が付かない意見や経験談は、もしかすると自分にも適合するものかもしれません。
購入前に、他のゴルファーのレビューや評価を確認することで、「失敗した」は未然に回避できます。
スリクソンのフェアウェイウッドおすすめ10選
製品名 | 長さ (インチ) | ロフト角 (度) | ライ角 (度) | シャフト |
---|---|---|---|---|
2022年 スリクソン ZX Mk II | 3W:43 /D2 5W:42.25/D2 7W:42 /D2 | 3W/15 5W/18 7W/21 | 3W/575W/57.57W/58 | Diamana ZX-II 50(S、SR、R) カーボンシャフト |
2020年 スリクソン ZX | 3W:43 /D25W:42.25/D27W:42 /D2 | 3W/15 5W/18 7W/21 | 3W/57.55W/587W/58.5 | Diamana ZX50(S、SR、R) カーボンシャフト |
2018年 スリクソン Z-F85 | 3W:43 /D2 5W:42.25/D2 7W:42 /D2 | 3W/15 5W/18 7W/21 | 3W/595W/607W/60.5 | Miyazaki Mahana カーボンシャフトMiyazaki MIZU 6 カーボンシャフト |
2016年 スリクソン Z 355 | 3W:43 /D55W:42.5 /D57W:42 /D5 | 3W/17 5W/19 7W/22 | 3W/57.55W/587W/58.5 | MIYAZAKI JINSOKU (S) グラファイト フレックス |
2017年 スリクソン Z F65 | 3+W:43/D23W:43 /D25W:42.25/D27W:42 /D2 | 3+W:13.5 3W:15 4W:17 5W:18 7W:21 | 3+W:573W:574W:57.55W:587W:58.5 | Miyazaki Kaula MIZU 6 カーボンシャフトMiyazaki Kaula MIZU 5 カーボンシャフトSRIXON RX シャフト |
【ダンロップ】
2022年 スリクソン ZX Mk II
4層構造のフェースで反発性能を高め、スリクソン史上で最速と言われるボールスピードを実現したモデルです。
飛距離に特化したクラブでありながらも、扱いやすい低重心設計なので失速の心配はありません。
3番は飛距離を重視したヘッド設計、5番・7番はスピン重視の止まる球が打てるモデルとして用意されています。
長さ(インチ) | 3W:43 /D25W:42.25/D27W:42 /D2 |
---|---|
ロフト角(度) | 3W/155W/187W/21 |
ライ角(度) | 3W/575W/57.57W/58 |
シャフト | Diamana ZX-II 50(S、SR、R) |
【ダンロップ】
2020年 スリクソン ZX
2020年モデルは、世界で活躍している松山英樹プロが使用クラブとして注目されました。
初心者からツアープロまで幅広い層が満足できる、ダンロップのテクノロジーを集約したモデルでもあります。
3番は高い反発性能で飛距離が狙えるモデル、5番と7番は高い弾道でピンポイントに狙えるシャローヘッドタイプとなってます。
長さ(インチ)/バランス | 3W:43 /D25W:42.25/D27W:42 /D2 |
---|---|
ロフト角(度) | 3W/155W/187W/21 |
ライ角(度) | 3W/57.55W/587W/58.5 |
長さ(インチ) | Diamana ZX50(S、SR、R) |
【ダンロップ】
2018年 スリクソン Z-F85
強弾道で飛距離アップの3番と、高弾道でダイレクトにグリーンを狙う5番・7番があります。
ヘッドデザインも3番はコロンと丸いディープタイプ、5番・7番は上下幅の小さな平らなシャロータイプです。
アスリートモデルでありながらも、使用目的は明確化しているので、限定されず幅広い層で使えるモデルと言えるでしょう。
長さ(インチ)/バランス | 3W: 43 /D2 5W: 42.25/D2 7W: 42 /D2 |
---|---|
ロフト角(度) | 3W/155W/187W/21 |
ライ角(度) | 3W/595W/607W/60.5 |
シャフト | Miyazaki Mahana カーボンシャフト Miyazaki MIZU 6 カーボンシャフト |
【ダンロップ】
2016年 スリクソン Z 355 (10216454)
滞空時間が長いほどトラブルに見舞われる可能は高くなりますが、大半のゴルファーは、ボールを空中でコントロールすることに時間をかけています。
シンプルに考えれば、よりランのあるボールを打つことで、安全に飛距離をのばすことができます。
低スピンで低弾道の球筋を得られることを考えれば、難易度が上がることはわずかな問題と言えるでしょう。
長さ(インチ)/バランス | 3W: 43 / D55W: 42.5/ D57W: 42 / D5 |
---|---|
ロフト角(度) | 3W/17 5W/19 7W/22 |
ライ角(度) | 3W/57.5 5W/58 7W/58.5 |
シャフト | MIYAZAKI JINSOKU グラファイト フレックス(S) |
【ダンロップ】
2017年 スリクソン Z F65
一般的な番手は、3番・4番に加えて、5番か7番をラインナップしていますが、Z F65は違うバリエーションとなってます。
飛距離に特化した3番・5番・7番に加えて、「3+(プラス)番」と言う珍しいタイプがります。
3番よりも飛ぶように設計された3+を加えたことで、さらに飛びを狙えるモデルと言えるでしょう。
長さ(インチ)/バランス | 3+W:43 /D2 3W:43 /D25W:42.25 /D27W:42 /D2 |
---|---|
ロフト角 | 3+W:13.5 3W:15 4W:175W:187W:21 |
ライ角 | 3+W:57 3W:57 4W:57.55W:587W:58.5 |
シャフト | Miyazaki Kaula MIZU 6 カーボンシャフト Miyazaki Kaula MIZU 5 カーボンシャフト SRIXON RX シャフト |
まとめ
セカンドショットでは、距離の出せるフェアウェイウッドは使いたいところです。
でもミスショットによるリスクを考えると、選択を躊躇することがあるかもしれません。
自信をもって使うためにも、自分に合ったモデルを選びましょう。
スリクソンのフェアウェイウッドの購入で失敗しないために、各ショッピングサイトのレビューもしっかり確認して自分にピッタリなモノを見つけましょう。
さらに探したい方