PCの音源からノイズを取り除き、高音質化できるサウンドカードは、臨場感のあるサウンドを楽しみたい方にとって欠かせないアイテムです。
特に、asusのサウンドカードには機能的で便利なモデルが多く、どの商品を選べばいいか迷ってしまいますよね。
そこで本記事では、asusのサウンドカードを5つピックアップし、それぞれのモデルの魅力や選ぶメリットについて紹介します。
asusのサウンドカードの導入を検討している方は、ぜひ参考にしてみてください。
asusのサウンドカードを使うメリット
音質の向上
サウンドカードは、PCのPCIスロットやUSBポートに取り付けることで、PCの音源を高音質化できる拡張パーツです。
音楽・映画鑑賞の際に臨場感を上げたい方や、本格的に音楽活動を行いたいという方にとっては、必須のパーツと言えるでしょう。
ハイレゾ音源に対応しているモデルも多く、より情報量の多い高精細な音を表現することができます。
ノイズの軽減
殆どのPCには「オンボード」と言われる既存のサウンド機能がありますが、基本的には最低限の機能しか搭載されていません。
また、オンボードは名前の通りマザーボード上にあるため、ノイズの影響を受けて音質が劣化しがちです。
サウンドカードは、こうしたノイズを軽減を軽減することができ、よりクリアで本来の音源に近い音源を再生することが可能です。
機能・性能の拡張
PCの音に関する機能や性能を拡張できることも、asusのサウンドカードを使う大きなメリットです。
特定の音域の音量を調節できるイコライザー機能を使えば、音質を自分好みに調整し、特定の音を聞えやすいようにすることができます。
また、立体音響を疑似的に再現できるバーチャルサラウンド機能を使えば、音楽の立体感や映画の没入感を高めることも可能です。
ゲームで有利に
FPSやTPSなどのゲームを楽しんでいる方にも、asusのサウンドカードはおすすめです。
サウンドカードを使って環境を整えることで、足音や物音の位置関係や、会話の聞き取りやすさなどの重要な音情報の質を高めることができます。
ゲーム体験を今まで以上に向上させたい、ゲームで有利に立ち回りたいといった場合にも、サウンドカードは大きく役に立ちます。
入力音質も向上
サウンドカードは音の出力だけでなく、入力に関しても高音質化することが可能になります。
特に、高音質なマイクを使用している場合には、サウンドカードを使用することでより高い性能を発揮することが出来ます。
ボイスチャットや実況配信、オンライン会議を頻繁を頻繁に行う方などに、サウンドカードはおすすめです。
直感的な操作
asusのサウンドカードの最大の魅力は、独自機能である「Sonic Studio」です。
Sonic Studioは、1枚のインターフェースで音量はもちろん、入力/出力切り替えなどの操作をワンタッチで操作することが可能です。
特に「Sonic Radar Pro」では、音声の方向などを視覚化してディスプレイに表示することができ、FPSゲームなどにも役立ちます。
asusのサウンドカードを使うデメリット
高音質なオーディオ機器が必要
サウンドカードはあくまでも音源を高音質化するもので、それをそのまま出力するためには高品質なオーディオ機器が必要になります。
ハイレゾ音源対応のサウンドカードを搭載しても、スピーカーがハイレゾ音源に対応していなければ、機能を十分に発揮することができません。
サウンドカードを使う時は、先に自分の所持しているオーディオ機器の性能や仕様をチェックしておくべきでしょう。
音に拘らなければ必須ではない
サウンドカードはPCの音源のクオリティを大きく上げることができますが、オンボードでも最低限の音を出すことができます。
Youtube動画を見るなどの一般的な用途で用いる場合、音に拘らないのであればサウンドカードは必須ではありません。
サウンドカードは、オンボードの音質では満足できない方、PC音源のクオリティに拘りたい方の為の拡張パーツと言えるでしょう。
増設が難しい場合がある
サウンドカードを増設する場合、内蔵型はPCIスロットに接続する必要があり、PCの取り扱いに慣れていない人にはハードルが高いかもしれません。
差し込みが浅かったり差し込み方を間違えた場合、サウンドカードが認識されないだけでなく、故障の原因になることもあります。
また、ノートPCを使用している場合はPCIスロットに接続することが出来ないため、USBポートに取り付ける外付け型を使う必要があります。
asusのサウンドカードの選び方
接続方式
サウンドカードには大きく分けて内蔵型と外付け型の二つがあり、使用しているPCなどの条件に応じて選び方が変わります。
内蔵型の場合、デスクトップPC内部のPCIスロットに増設するための場所を取らないのが特徴で、デスク周りをスッキリさせたい方におすすめです。
対して、外付け型はUSBポートで接続するため取り外しが簡単で、サウンドカードを複数のPCに使用したい方や持ち運びたい方におすすめです。
環境
環境の確認も重要で、多くはWindowsに対応していますが、バージョンが古いと機能しない場合もあります。
また、マザーボードと相性が悪い場合もあるので、asusのサウンドカードを使う場合はマザーボードもasusの商品にすると良いでしょう。
なお、一部のモデルはMacに対応していたり、ゲーム機に接続できる場合もあります、自分の環境に合わせたモデルを選ぶことをおすすめします。
機能
asusのサウンドカードには、バーチャルサラウンド機能やハイレゾ音源など、様々な機能に対応しているモデルもあります。
臨場感に拘りたい方は、7.1chのバーチャルサラウンド機能に対応しているモデルを選べば、立体的で迫力満点の音楽を楽しむことができます。
音質に拘りたい方は、192kHz/24bitのハイレゾ音源に対応したモデルを選択すれば、CD音源の6.5倍もの高音質の音を再生可能です。
接続端子
サウンドカードの入出力端子の数や種類は、製品によって異なります。
ヘッドホンの出力端子やマイクの入力端子はどのサウンドカードにも標準搭載されていますが、中には他の端子が用意されているモデルもあります。
光デジタル端子があるモデルは、スピーカーなどのオーディオ機器や一部のゲーム機などに接続することが可能です。
デザイン
asusのサウンドカードの中には、機能性に優れているだけではなく、スタイリッシュでデザイン性の高いものも存在します。
動作中に光を放つサウンドカードは、PCケースを内部から装飾することができ、PCの装飾に役立ちます。
ゲーミングPCを構築する際に外見にも拘りたいという方は、こうしたサウンドカードを選ぶのもよいでしょう。
価格帯
asusのサウンドカードの価格帯は、5,000円から1万円台です。
もちろん、最安価のサウンドカードでもオンボードに比べて音質は向上しますが、高価格帯のサウンドカードであれば更なる高音質の実現が可能です。
自分の想定する用途や必要とする機能に合わせて、適切な価格のサウンドカードを選ぶとよいでしょう。
asusのサウンドカードおすすめ5選
商品名 | インターフェース | SN比 | I/O |
---|---|---|---|
Xonar SE | PCIe | 116dB | 3.5mm出力端子x3、3.5mm入力端子x1(ライン・マイク兼用)、光デジタル端子x1 |
Xonar AE | PCIe | 110dB | 3.5mm出力端子x5、3.5mm入力端子x1(ライン・マイク兼用)、光デジタル端子x1 |
STRIX SOAR | PCIe | 116dB | 3.5mm出力端子x5、3.5mm入力端子x1(ライン・マイク兼用)、光デジタル端子x1、BoX Link端子x1 |
STRIX RAID DLX | PCIe | 124dB | 3.5mm出力端子x5、3.5mm入力端子x1(ライン・マイク兼用)、光デジタル端子x1、BoX Link端子x1 |
Xonar U7 MKII | USB | 114dB | 3.5mm出力端子x4、RCA端子x2、3.5mm入力端子x1(ライン・マイク兼用)、光デジタル端子x1 |
【ASUS】
Xonar SE
5.1chサラウンド対応のオーソドックスなサウンドカードです。
asusのサウンドカードの中では安価ながら、平均的なオンボードの32倍に相当する明瞭度の、高品質なサウンドを発揮することが出来ます。
まずはオンボードとサウンドカードの音質を試してみたい、という方におすすめの入門用のサウンドカードです。
インターフェース | PCIe |
---|---|
SN比 | 116dB |
I/O | 3.5mm出力端子x3、3.5mm入力端子x1(ライン・マイク兼用)、光デジタル端子x1 |
【ASUS】
Xonar AE(90YA00P0-M0UA00)
Xonar SEのアップグレードモデルのサウンドカードです。
7.1chサラウンドに対応しており、150ohmのヘッドフォンアンプを搭載しており、Xonar SEより上質なサウンドを楽しむことができます。
雑音の除去にも優れており、入門用より一つ上の音質を体験してみたいという方におすすめです。
インターフェース | PCIe |
---|---|
SN比 | 110dB |
I/O | 3.5mm出力端子x5、3.5mm入力端子x1(ライン・マイク兼用)、光デジタル端子x1 |
【ASUS】
STRIX SOAR
リーズナブルでコスパが高く、デザインにも優れたサウンドカードです。
起動時に発光するフクロウの眼を模したオレンジ色のパーツが特徴的ですが、600Ωのヘッドフォンに対応するなど、性能面もy。
特徴的なゲーミングPCを組んでみたい、という方にもおすすめできるサウンドカードです。
インターフェース | PCIe |
---|---|
SN比 | 116dB |
I/O | 3.5mm出力端子x5、3.5mm入力端子x1(ライン・マイク兼用)、光デジタル端子x1、BoX Link端子x1 |
【ASUS】
STRIX RAID DLX
asusのサウンドカードの中でも、最高レベルの音質を再現できるモデルです。
7.1chサラウンドに加えてハイレゾ音源にも対応、ノイズの少なさを表すSN比も124dBとasusのサウンドカードの中でも最高の値になります。
また、付属のコントロールボックスで音量調節を行うことができ、RAID MODEボタンでは音域や仮想サラウンドの調節も可能です。
インターフェース | PCIe |
---|---|
SN比 | 124dB |
I/O | 3.5mm出力端子x5、3.5mm入力端子x1(ライン・マイク兼用)、光デジタル端子x1、BoX Link端子x1 |
【ASUS】
Xonar U7 MKII
USBでPCに接続する、コンパクトな外付け型のサウンドカードです。
7.1chサラウンドに対応していてSN比114dBと高い性能を持ち、音量調節と出力切り替え用のノブを備えるなど利便性も高くなっています。
ノートパソコンでサウンドカードを使用したい方や、サウンドカードを持ち運びたい方などにおすすめのモデルになります。
インターフェース | USB |
---|---|
SN比 | 114dB |
I/O | 3.5mm出力端子x4、RCA端子x2、3.5mm入力端子x1(ライン・マイク兼用)、光デジタル端子x1 |
まとめ
asusのサウンドカードは、音質向上の他にも音声の調整や音の視覚化など、便利な機能が数多く搭載されています。
PCのサウンドを改善したい方は、ぜひこの記事を参考にサウンドカードを選んでみてください。
asusのサウンドカードの購入で失敗しないために、各ショッピングサイトのレビューもしっかり確認して自分にピッタリなモノを見つけましょう。
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