冬のソロキャンプで薪ストーブを使用するなら、薪ストーブ対応のテントが安全面からも居住性からも最適です。
薪ストーブ用の煙突穴が付いた、ソロ用の小型テントもたくさん展開されているので、選ぶ楽しみも充分に感じられることでしょう。
ゆっくりと薪ストーブの炎で寛ぐソロキャンプは、他の季節では味わえない極上の楽しみでもあります。
今回は薪ストーブ対応の、ソロキャンプにもぴったりな小型のテントを、メリットやデメリットと共にご紹介します。
目次
- 1 薪ストーブ対応ソロキャンプテントを使うメリット
- 2 薪ストーブ対応ソロキャンプテントを使うデメリット
- 3 薪ストーブ対応ソロキャンプテントの選び方
- 4 薪ストーブ対応ソロキャンプテントおすすめ10選
- 4.1 【DOKICAMP】ワンポールテントTC素材(TON660)
- 4.2 【Preself】ワンポールテント
- 4.3 【ATEPA】 薪ストーブテント
- 4.4 【lixinixil】チムニーホールコットンテント(lx00167)
- 4.5 【GOGlamping】山稜二又ティピーテント(TPP1-2111-KI-JP)
- 4.6 【WAQ Alpha】 TC SOLO DX ソロ用テント
- 4.7 【OneTigris】CONIFER ピラミッドテント
- 4.8 【Pomoly】MANTAワンポールテント(055)
- 4.9 【POMOLY】STOVEHUT BLACK パップテント(130)
- 4.10 【OneTigris】ROC SHIELD 軍幕
- 5 まとめ
薪ストーブ対応ソロキャンプテントを使うメリット
熱に強い素材を使用しているので安心
薪ストーブ対応のテントは、TC素材や、難燃加工を施したポリエステル、コットンなど、熱や火の粉に非常に強い素材を使用しています。
一般的なナイロンなどの化学繊維は熱にとても弱く、火の粉やバーナーの熱にも注意を払わなければなりません。
薪ストーブを安全に使用するためには、断熱効果が高い薪ストーブ対応テントが最もベストな選択でしょう。
薪ストーブ用の煙突穴がある
テントに標準装備で煙突穴があるのは、非常に使いやすく大きなメリットです。
数年前までは煙突穴が装備されているテントが少なく、自らテントに細工をするか、危険を承知でワンポールテントのチャック部分を利用していました。
この煙突穴は、安全な位置で薪ストーブを設置するのにベストな場所に設けられており、高い耐熱効果のある素材を使用しています。
これから薪ストーブ対応のテントを選ぶなら、煙突穴がついた製品を選んで間違いはないでしょう。
居住性が高い
コンパクトなソロ用のテントでも、薪ストーブ対応の製品は広さと居住性の良さを考えてデザインされています。
これは薪ストーブを使用する場合、キャンパーが安全に過ごすには、どうしても広さや高さがある程度は必要になるためです。
さらにTC素材やコットン製なら、冬キャンプの大敵の結露も起こりにくく、非常に快適に過ごすことができます。
コスパが良い
コンパクトな小型のテントでも、ゆったり過ごせる大きめのテントでも、薪ストーブ対応のテントはコスパが良く、手に取りやすいのもメリットです。
これはフロアレスのワンポールテントなど、単純な構造で製造のコストがあまりかからないのも大きな理由のひとつでしょう。
オールシーズン快適に使用できるため、春〜秋用のテントとしても非常におすすめです。
薪ストーブ対応ソロキャンプテントを使うデメリット
重くて嵩張る
居住性も高く断熱効果の高い頑丈な素材を使用しているため、軽量コンパクトとはならないのが、薪ストーブ用テントのデメリットといえます。
薪ストーブを使用するなら、徒歩や自転車などで移動することはあまりないとはいえ、女性のソロキャンパーには設営や撤収がひと苦労かもしれません。
難燃加工されたポリエステル製のテントなら、比較的軽量で力が弱い方にも扱いやすく、気軽に使用できるのでおすすめです。
フロアレスなので別途インナーテントが必要
冬限定での使用なら問題はないかもしれませんが、春〜秋の使用も考えているなら、虫対策としてインナーテントは必要になるかもしれません。
標準装備で付属している製品もありますが、別途購入しなければならない場合もあるので注意が必要です。
虫が苦手な方はその点も考慮して選ぶ必要があります。
薪ストーブ対応ソロキャンプテントの選び方
素材で選ぶ
この数年で知名度が上がり、今や定番となったTC素材は熱や火の粉に強く、扱いやすい素材のため、薪ストーブ用のテントの主流になります。
TC素材はコットンとポリエステルのハイブリット素材で、コットンより軽量で耐水性もあり、結露しにくいという素晴らしい素材です。
難燃加工のポリエステルはとても軽量で、設営や撤収はしやすいですが結露はしやすく、快適性はTC素材やコットンには敵いません。
コットン製は非常に重く、水に濡れると乾かすのが大変ですが、快適性や癒し効果、自然との一体感は抜群です。
大きさで選ぶ
薪ストーブ対応のテントはソロ用のテントでも大きめに広くデザインされていますが、あえて3〜4人用のテントでのおこもおりスタイルも人気があります。
小型のテントは無骨なスタイルやミニマルスタイルにぴったりで、薪ストーブを使いつつ焚き火も楽しみたい方にぴったりです。
大きなテントではお気に入りのギアをレイアウトして、ソロで贅沢にゆったり過ごすのに向いています。
どちらのスタイルも非常に人気で楽しく、冬キャンプを充分堪能できるでしょう。
形で選ぶ
薪ストーブ用のテントは大きく分けて、ワンポールか二又ポールのピラミッド型や六角形と、ワイルドな軍幕タイプが主流です。
完全に、好みとキャンプスタイルで選ぶ形が変わってきますが、設営が簡単なワンポールテントに比べ、軍幕タイプは少々コツが必要になります。
しかし、ソロキャンプでは快適に過ごせるうえに雰囲気も抜群に良いので、これから薪ストーブに挑戦するなら非常におすすめです。
ワンポールテントはセンターにポールがある為、小型のテントでは少々不便を感じますが、設営の簡単さと耐風性、デザイン性からとても人気があります。
最近では二又ポールで居住製が大幅に向上した製品もあり、今後は選択肢ももっと広がっていくでしょう。
薪ストーブ対応ソロキャンプテントおすすめ10選
【DOKICAMP】
ワンポールテントTC素材(TON660)
非常にコスパが良く、お手頃価格でインナーテント付属のTC素材、薪ストーブ用の煙突穴も付いた、至れり尽くせりのワンポールテントです。
薪ストーブ使用時に何かと便利なのが、出入口が二箇所あるタイプですが、こちらのテントもしっかり前後から出入りができるので使いやすさ抜群です。
渋いグリーンの色も無骨感満載で、薪ストーブにとてもマッチするでしょう。
【Preself】
ワンポールテント
難燃処理をされたポリエステル素材のテントなので、軽量コンパクトに収納できるのが特徴です。
煙突カバーはシリコン製の材質で、-70度から300度まで使用可能なので安心して使用できます。
MサイズとLサイズがあり、スカートの有無も選べるため、好みによって選択できるのも嬉しいポイントです。
【ATEPA】
薪ストーブテント
重量が1.7kgと軽量なポリエステル製のワンポールテントで、難燃素材の煙突穴がついています。
小さな薪ストーブを入れたミニマルなソロキャンプにぴったりで、自転車キャンプや徒歩キャンプでも薪ストーブを実現できそうなほど軽量な製品です。
コスパも良く、気軽に手に取りやすいのも大きなポイントです。
【lixinixil】
チムニーホールコットンテント(lx00167)
コットン製の3〜4人対応の広めのテントなので、こだわりのギアを持ち込んだ、おこもりソロキャンプにぴったりのワンポールテントです。
前面を立ち上げキャノピーになるのがとても使いやすく、コットン製なのでテントの近くで焚き火をしても穴が空きにくいのもポイント。
重量があるので車での移動がメインなら非常におすすめの製品になります。
【GOGlamping】
山稜二又ティピーテント(TPP1-2111-KI-JP)
ワンポールテントの欠点を解消した、テント内を広く使える二又ポールのテントです。
前幕を取り外してフルオープンにしたり、タープのように使用したりと、様々なバリエーションに変化させられます。
TC素材を使用しており、煙突穴付きで広さも充分なため、贅沢な冬キャンプを楽しむのに最適な製品です。
【WAQ Alpha】
TC SOLO DX ソロ用テント
ソロで薪ストーブを楽しむのにちょうど良い大きさのワンポールテントです。
こちらも二又のポールでテント内を広々と使え、従来のテントより居住性が大幅にアップしました。
薪ストーブ用の煙突穴とスカートも標準装備で、冬キャンプにぴったりの快適な製品です。
【OneTigris】
CONIFER ピラミッドテント
アーミーグリーンの雰囲気抜群な二又ポールテントで、背面に大きな通気口を設けることで圧迫感を軽減しています。
両サイドのファスナーを開けて、前幕をキャノピーとして使用することも可能で、別売のインナーテント使用で虫の多い季節にも快適です。
シンプルで無骨なキャンプスタイルに非常にマッチする、デザイン性に優れた製品です。
【Pomoly】
MANTAワンポールテント(055)
頑丈な300Dオックスフォード生地を使用した4人対応のワンポールテントです。
メッシュのインナーテントが標準装備で、冬のおこもりキャンプにも、夏のおしゃれキャンプにも対応できるのも使用範囲が広がり重宝します。
上部と下部のベンチレーションが、薪ストーブ使用を想定して、充分に装備されているのも嬉しいポイントです。
【POMOLY】
STOVEHUT BLACK パップテント(130)
軍幕タイプの、ワイルドなブッシュクラフターに最適なテントです。
サイドに薪ストーブを設置するスペースと煙突穴が付いていて、大きな前室とゆったりした幕内で居住性も最高。
薪ストーブ対応のソロテントとして、とにかくカッコ良いテントを探している方にも、ベテランキャンパーにも、非常におおすすめの製品です。
【OneTigris】
ROC SHIELD 軍幕
背面に薪ストーブ用の煙突穴が付いた、オーソドックスな軍幕タイプのテントです。
TC素材の軍幕でありながら、重量は7.4kgと比較的軽量なので、設営や撤収も楽に行えるのも嬉しいポイントです。
表面に防カビ加工がされているので、雨の日にも安心して使用できます。
まとめ
ほとんどの薪ストーブ対応テントは、煙突穴や通気口を増やし、安全に使用できるよう設計されています。
ソロキャンプで薪ストーブを使用するキャンパーも増え、今後は更に冬キャンプは人気のスタイルになるでしょう。
今回の記事を参考に、薪ストーブ対応テントを選ぶときの参考にしてみてくださいね。
薪ストーブ対応ソロキャンプテントの購入で失敗しないために、各ショッピングサイトのレビューもしっかり確認して自分にピッタリなモノを見つけましょう。
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