寝袋って色々種類があるけど、どれを選べば良いの?
結論からいうと、ソロキャンプをするなら、寝袋はコンパクトで持ち運びやすいものを選びましょう!理由はソロキャンプは車での移動だけでなく、徒歩での移動も想定しなければならないからです。
この記事では夏用、3シーズン、冬用のコスパの良いおすすめシュラフをご紹介します!
目次
【ソロキャンプ】寝袋(シュラフ)とは
シュラフとは、ドイツ語の「シュラフザック(Schlafsack)」が名前の由来となっています。略して「シュラフ」です。
シュラフの中綿はすべて同じ素材ではなく、大きく分けて2種類に分類できます。
化学繊維
価格は安いが、重くなったり、収納時にかさばる寝袋が多い。【夏向き】
ダウン(羽毛)
価格は高いが、軽量、コンパクト性、保温性に優れている。【冬向き】
さらに形にも違いがあります。
封筒型
画像①
布団のような形状をしており、寝心地が良い。【夏向き】
マミー型
画像②
フードが付いているので、保温力が高いが、封筒型に比べると窮屈。【冬向き】
以上の特徴があります。
使用する季節によって、寝袋の素材や形状を把握しておきましょう!
ソロキャンプに適した寝袋(シュラフ)を使うメリット・デメリット
ソロキャンプとファミリーキャンプでは寝袋の選び方が異なります。
ソロキャンプで寝袋を選ぶときの注意点をしっかり押さえて、自分に合った寝袋を選びましょう!
メリット
ソロキャンプで使用する寝袋を選ぶ際に、意識しておきたいポイントがあります。結論からいうと、コンパクト性があり、軽量の寝袋を選びましょう。
なぜかというと、ソロキャンプをする人は電車での移動も多いからです。徒歩での移動は、車と違い持ち運べるギアが限られます。
例えば、軽くてコンパクトな寝袋を選ぶことで、調理器具を余分に持っていけるなら、キャンプ場での料理がより華やかになるかもしれません。
デメリット
寝袋の素材は、化学繊維と羽毛(ダウン)の2種類がありますが、コンパクト性と軽量を同時に実現しようとすると、羽毛(ダウン)の商品が大半になります。
羽毛(ダウン)のデメリットは、化学繊維に比べて価格が高いことです。
特に3シーズンから冬用のシュラフを選ぶときは、コンパクト性、軽量、保温性の3つが重要になります。
冬用の寝袋は3シーズンよりもダウンの量が多くなるので、さらに価格が高くなる傾向にあります。
ソロキャンプ寝袋(シュラフ)の選び方
ソロキャンプ用の寝袋は価格が高くなるというお話をしました。
とはいえ、初期費用にお金がかかると、それだけでハードルが高くなってしまうので、サイズ感に気を付けつつ、価格も意識して選びましょう。
サイズ(コンパクトさ)
ソロキャンプに適した寝袋のサイズ感は、16×25cmくらいに収まっているのが理想的です。
画像③
ザックにキャンプ道具を詰め込む場合、寝袋がかさばることは致命傷になり得るので、1~2人用のテントと同じくらいのサイズを選ぶと、ザックへの収まりが良いのでおすすめです。
価格(コスパの良さ)
価格は夏用、冬用、3シーズン用で変わってきます。
目安は以下の通りです。
・夏用=2000~10000円
・冬用=10000~60000円
・3シーズン用=10000~50000円
中綿の素材によりますが、保温性を高めるためには、中綿を大量に詰めて保温性を上げるか、質の高い羽毛(ダウン)を使って保温性を上げる方法があります。
価格に関しては、質の高い羽毛(ダウン)を使用している寝袋の価格が高くなる傾向にあります。
使用季節
夏用
夏用のシュラフは化学繊維の素材を選んでOKです。
夏用の寝袋に限っては、2000~3000円程度でも、コンパクト性と軽量を実現できます。
低価格で軽量、コンパクト性を実現できる理由は、夏用の寝袋に保温性はあまり必要なく、少ない綿で済むので、その分、収納がコンパクトになります。
ダウン用のシュラフもありますが、夏は汗をかきやすいので、すぐに洗濯できる化学繊維の寝袋がおすすめです。
キャンプ場の気温によりますが、快適使用温度は10℃あれば基本は大丈夫です。
冬用
寝袋を選ぶ上で、1番気を付けなければいけないのが、冬用の寝袋です。
冬用の寝袋を適当に選んでしまうと、低体温症になったり、命に関わることもあるので、妥協せずに、信頼できるメーカーを選びましょう。
冬用の寝袋は基本的に価格が1番高くなる傾向にあり、ダウン(羽毛)の中綿だと、50000円くらいが相場です。
価格が安い冬用の寝袋もありますが、中綿が化学繊維のタイプが多く、収納するとすごくかさばるので、コンパクト性と軽量を重視しているソロキャンプとの相性は悪いです。
3シーズン用
1番汎用性の高い寝袋で、冬を除く3シーズンに対応しています。
夏、冬はあらかじめ気温が予想ができるので、使用する寝袋を決めていれば、問題ないですが、春、秋は寒暖差が非常に激しく、夜に何℃になるかが、非常に読みづらいのです。
なので、少し余裕を持たせて、快適使用温度の目安は0℃がおすすめです。
価格の相場は30000円くらいで、3シーズン用の寝袋を持っていれば、基本的に寝袋で困ることはありません。
3シーズン用のソロキャンプ寝袋(シュラフ)おすすめ4選
【タケモ】
スリーピングバッグ5(型番不明)
3シーズンダウンの寝袋の中ではコストパフォーマンスが良い寝袋です。
タケモは、寝袋メーカーに勤務していた、武本さんが設立した寝袋の個人ブランドです。
750フィルパワーと高品質の、ホワイトダックダウンを使用生地には、撥水加工を施しています。ジッパーもYKK製で良コスパながら、品質の高い寝袋です。
【イスカ】
エア450X(148812)
イスカの3シーズン用のシュラフです。
ダウン最高品質の800フィルパワーのホワイトグースダウンを使用しています。
足元と胸側にダウンを多めに充填しているので、保温効率が高く、寒さ対策もバッチリ。アウターのナイロン生地には引き裂き、耐摩に強いナイロン66を使用しているので、長く付き合えるシュラフです。
【ナンガ】
オーロラライト450DX(N15017)
ナンガのオーロラは高い防水生地を採用しているので、シュラフカバーいらずの寝袋です。
結露によるダウンの保温力低下を防ぎつつ、860フィルパワーという高品質のダウンで保温力は抜群です。
さらに、永久保証付き。安心・安全のメイドインジャパンで、最高の品質を保証しています。
寝袋といえばナンガという名前にふさわしい品質と保証です。
【モンベル】
ダウンハガー♯2(1121374)
伸びる寝袋というくらいストレッチ性に長けた寝袋です。
寝ている最中は無意識に動いているものなので、ストレッチ性の生地だと、窮屈さが減ります。
800フィルパワーの高品質ダウンで、超軽量ながら高い保温性も備えています。
ネックバッフルとトラフトチューブなどの構造で冷気をしっかりシャットダウンします。
夏用のソロキャンプ寝袋(シュラフ)おすすめ4選
【コールマン】
パフォーマーC15(2000034776)
洗濯機で気軽に洗える封筒型の寝袋です。夏は寝汗をかきやすいので、すぐに洗濯できる化学繊維がおすすめです。
アウトドアブランドで有名な、コールマンブランドでありながら、コストパフォーマンスが高いです。
同じ製品同士のファスナーを合わせることで、連結ができ、ファミリーでも使えます。
封筒型で寝心地が良い夏用の寝袋です。
【ネイチャーハイク】
1人用シュラフ(型番不明)
ポリエステルマイクロファイバーの生地なので肌触りが抜群です。
中わたは中空ポリエステルを使用しているので、適度な保温性もあり、夏場の急な冷えにも対応。コンプレッションベルト付きで、収納サイズも小さく、コンパクト性と軽量化を兼ね備えた、封筒型の寝袋です。
ネイチャーハイクはコストパフォーマンスが良く、品質も良いのでおすすめです。
【スナグパック】
トロピカル マミー ライトハンド(SP92890DT)
英国軍、NATO軍で採用された寝袋です。
快適使用温度は7℃と夏キャンプでは、少し高めですが、避暑地や高山の夜は、冷えることもあるので、高めのスペックも常備していると安心です。
化学繊維の素材なので、洗濯機で丸洗い可能。マミー型なので、夏場の保温性重視の寝袋として活躍してくれます!
【イスカ】
ウルトラライト(105202)
軽量とコンパクト性を最優先に設計した寝袋で、裏地は肌触りのいい、マイクロファイバー生地で、夏の寝苦しい夜でも、快適な寝心地を実現できます。
夏の低山やキャンプ、自由旅行の人にも愛用者が多いです。
収納袋はコーデュラ素材のため、耐久性に優れているので、摩耗に強くハードに使用しても大丈夫です。
冬用のソロキャンプ寝袋(シュラフ)おすすめ4選
【タケモ】
スリーピングバッグ7(型番不明)
保温材には、750ファルパワーのホワイトダックダウンを700g封入しているので、保温性抜群です。
生地には撥水加工を施しており、強くて軽い20Dのポリエステルリップストップを採用しているので、水にも摩耗にも強い生地で、ハードな環境にも対応しています。YKKジップでスムーズな開閉も可能です。
【イスカ】
エアプラス630(152314)
イスカの冬用シュラフです。800フィルパワーの高品質ダウンを使用しているので、保温性は抜群ながら、軽量、コンパクト性も一級品です。
厳冬期の中級山岳や、縦走登山を想定して作られているので、ショルダーウォーマー、ドライチューブを装備しています。ソロキャンプでの冷える夜でも、安心して眠ることができます。
【ニーモ】
ソニック0(NM-SNC-0)
800フィルパワーの高品質ダウンを封入しています。
抜群の保温性を保ちながら、寝返りや、横を向いたときの快適性を高めるために、ストレッチ構造を採用しています。
撥水ダウンで、結露対策も完璧なので安心して、朝まで快眠できます。胸元にはベンチレーションがあり、通気性も抜群です。
【シートゥサミット】
スパークSP3(ASP3-R)
スパークは軽量とコンパクト性を追求しながら、保温性を高めたシリーズです。
「気候に適合しつつ最軽量」という設計思想をしっかりと反映しています。
寒さ対策として、850+ロフトのプレミアムグース・ウルトラドライダウンと、ジッパーからのヒートロスを抑える、ドライチューブ付きです。
ソロキャンプの荷物を少しでも削りたい、というウィンターミッションに最適な寝袋です。
まとめ
ソロキャンプの寝袋は、種類が多いですが、住んでいる場所や移動手段、キャンプスタイルによって選び方が異なります。
素材や形状の特徴をしっかり把握して、自分のスタイルに合った寝袋を選んでみてください!
この記事がみなさまのキャンプライフのお役に立てれば、幸いです。
ソロキャンプの寝袋(シュラフ)の購入で失敗しないために、各ショッピングサイトのレビューもしっかり確認して自分にピッタリなモノを見つけましょう。
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