ソロキャンプで調理をする際やちょっとした湯を沸かす時などに必要となるのが熱源です。
アウトドアで使用する熱源の種類はたくさんあります。
その中で人気のアイテムと言えばガスを用いたカセットコンロでしょう。
シンプルな構造と扱いやすい使用方法が魅力なアイテムです。
カセットコンロだと普段のソロキャンプ以外の家庭内でも使用できてしまうので他のキャンプギアに比べてコスパは高くなります。
今回は万能プレイヤーであるカセットコンロのメリットや選び方を解説しながら、最後に筆者おすすめのカセットコンロ10選をご紹介させていただきます。
目次
- 1 【ソロキャンプ】カセットコンロとは
- 2 ソロキャンプでカセットコンロを使うメリット・デメリット
- 3 ソロキャンプに適したカセットコンロの選び方
- 4 ソロキャンプ用カセットコンロおすすめ10選
- 4.1 【岩谷産業 イワタニ】アウトドアコンロ タフまる CB-ODX-1
- 4.2 【岩谷産業 イワタニ】アウトドアコンロ タフまるJr 4901140904868
- 4.3 【RJTEK】アウトドアコンロ ガスストーブ B08YWZ66CT
- 4.4 【岩谷産業 イワタニ】カセットフー 風まる2 CB-KZ-2
- 4.5 【CAPTAIN STAG キャプテンスタッグ】ポータブルカセットコンロ UF-0028
- 4.6 【FORE WINDS】ラック・キャンプ・ストーブ ブラック FW-LS01-BK
- 4.7 【岩谷産業 イワタニ】カセットフー マーベラスⅡ CB-MVS-2
- 4.8 【LVYUAN リュクエン】ガスストーブ 卓上キングヒーター B09195N9YW
- 4.9 【kovea】TABLE TOP STOVE Cube キューブ KGR-1503
- 4.10 【岩谷産業 イワタニ】カセットフー 達人スリム3 CB-SS-50
- 5 まとめ
【ソロキャンプ】カセットコンロとは
最近はIHクッキングヒーターが家庭内では主流になってきたので見たことない方や使ったことがない方もおられると思います。
昔はどこのご家庭にもあるくらい馴染み深い物でした。
基本的にカセットコンロはガス缶を使用するコンロで、使用するガス缶の種類はCB缶がオーソドックスです。
その名の通りカセット式でガス缶をセットし着火することで使用できます。
非常に作りがシンプルで操作手順も簡単なので耐久性が高いです。
着火方式は圧電素子を使用する圧電式点火装置なのでライターなどを使用せずつまみを回すだけで簡単に着火できます。
ソロキャンプでカセットコンロを使うメリット・デメリット
メリット
最近のカセットコンロは高火力のアイテムが多いので調理や湯沸しが手早く行えます。
操作手順が簡単で圧電式点火装置なので慣れてしまえばすぐに着火することができ、ソロキャンプに慣れていない方でも安心です。
またその単純な構造から故障は比較的少なく燃料はカセットボンベなので入手難易度が低くスーパーでも入手できます。
アウトドア用ですが基本的に安全なので屋外でも屋内でも使用可能です。
これはカセット式であるため電源コードや、ガスコードが無く場所を選ばないからこそ可能な大きな利点でしょう。
アイテムによってはダッヂオーブンも対応可能と使用できる調理器具の幅が広いです。
アウトドア用ですが家に一つあるともしもの災害時でも活躍できるなど防災グッズとしても利用できます。
デメリット
CB缶の規格は統一されてはいるものの、コンロメーカーは同一メーカーのガス管使用を訴えていますので他メーカーのガス管使用時は自己責任です。
ガス管挿入口のゴムパッキンが劣化するとガス漏れの危険性があり火災の原因にもなるため注意が必要になります。
圧電式点火装置にも寿命があるため着火できないと基本的に買い替えです。
CB缶の成分によっては寒冷地や冬など気温が低いと点火しない、火力が弱い、すぐに消えるなどが生じます。
風防を搭載していない機種がほとんどで風にめっぽう弱いので別途風防が必要か風防付きコンロの選択が重要です。
カセットコンロ自体も時代とともに薄型になってきましたが、やはりサイズは大きいのでパッキングなどに影響を及ぼすでしょう。
ガス管1本の費用はそこまで高くないですが、燃費はそこまで良くないので長時間煮込むなど使用用途によっては不向きな場面もあります。
ソロキャンプに適したカセットコンロの選び方
火力
火力(発熱量)はカセットコンロの商品ごとに違いが大きいです。
カセットコンロとしての火力は最低でも2500kcal/h(2.9kW)はないと使い勝手が悪いでしょう。
ソロキャンプ用のアウトドア用途だと現実的には3000kcal/h(3.5kW)は欲しいところです。
私のオススメも3000kcal/h以上の高火力です。
火力が強いと調理時間も短縮し、炎の安定性もあるのではかどります。
中には省エネルギーアイテムや、高効率タイプは表示火力よりも一回り上の火力相当の能力を有する商品もあるので注意が必要です。
燃費性能
カセットコンロの機種ごとに火力も定められていますが、同じようにガス1缶に対する燃焼時間(ガス消費量・燃費)に違いがあります。
燃費性能が良いに越したことはないのでできるだけ低燃費の製品を選びましょう。
1つの目安として、3000kcal/h(3.5kW)の強火で60分以上の燃焼時間が確保されたものがいいと思います。
火力を優先するか、燃費性能を優先するかで好みが分かれるかもしれません。
さくっと調理や湯沸かしがしたいなら高火力を、煮込みや鍋など長時間使用するものなら燃費性能を優先するといいでしょう。
サイズ
どうしてもカセットコンロの形状的にそこまでコンパクトにはなりません。
ソロキャンプだと荷物の制限がある人もいるのでなるべくコンパクトな製品を選ぶ必要があります。
1つの目安だと横幅35㎝以内・重さだと2kg前後が基準で横幅30cm以下だとかなりパッキングが楽です。
サイズに相反して火力が落ちる傾向にあるので総合的に考える必要があります。
ソロキャンプでも大きな鍋・ダッジオーブンなどを使用する場合は比較的大きなサイズの方が五徳に乗せても安定するので用途に応じて使い分けることも大事です。
装備
ガスコンロの弱点は温度と風です。
ここをどう攻略するかによってカセットコンロの満足度が変わってくるでしょう。
まず温度ですが、カセットコンロは使用時の気温が低いことや長時間使用でガス缶の温度が下がりドロップダウン現象が起きます。
それにより火力が急激に弱まったり、そもそも点火ができなくなったりするのです。
それを防ぐためにガス缶カセット部にヒートパネルが装着されているアイテムがあります。
またアウトドアは野外なので風は必発の問題です。
風防を備えているタイプか別途風防を用意する必要があります。
ソロキャンプ用カセットコンロおすすめ10選
【岩谷産業 イワタニ】
アウトドアコンロ タフまる CB-ODX-1
間口×奥行×高さ(mm):341×283×129 重量2.4kg
ソロキャンプで使用するカセットコンロの代表格アイテムです。
キャリングケース付きで持ち運びが便利に行えます。
2800kcal/h(3.3kW)の火力を有しながら燃焼時間1時間15分と低燃費です。
空気は通すが風は通さない特許登録済みの「ダブル風防ユニット」搭載で野外でも強い加熱性能が得られています。
12インチサイズの調理器具まで積載可能で、耐荷重20kgなのでダッジオーブンも対応可能です。
【岩谷産業 イワタニ】
アウトドアコンロ タフまるJr 4901140904868
間口×奥行×高さ(mm):286×196×122 重量1.6kg
先ほど紹介した「タフまる」を持ち運びしやすいようにコンパクトなサイズに変更したものです。
こちらも「ダブル風防ユニット」を搭載しているのでソロキャンプでも安心できます。
8インチサイズの調理器具まで積載可能で、耐荷重10Kgなのでソロキャンプでも十分に対応可能でしょう。
火力は2000kcal/h(2.3kW)と少し控えめですが、多孔式バーナーでヒートパネル装着など細かいところは抑えられているので総合点は高いアイテムです。
【RJTEK】
アウトドアコンロ ガスストーブ B08YWZ66CT
間口×奥行×高さ(mm):340×255×120 重量1.58kg
風防止機能の役割を果たすよう鋳造アルミニウムをスタンピングした一体型バーナーで効率よく加熱することができます。
2150kcal/h(2.5kW)の火力なので控えめですがソロキャンプで使用するなら可能でしょう。
キャリングケースも付属しているので持ち運びは便利です。
サイズも手ごろで、値段も比較的安価なのでコスパは良い商品でしょう。
【岩谷産業 イワタニ】
カセットフー 風まる2 CB-KZ-2
間口×奥行×高さ(mm):357×278×115 重量2.2kg
イワタニ独自の「ダブル風防ユニット」をもちろん搭載しています。
風まる2の良さはこの風防と3000kcal(3.5kw)の高火力による安定した加熱性能でしょう。
キャリングケース付属で持ち運びも便利に行えます。
9インチサイズまで積載可能で耐荷重も15kgを有しているので不足はないでしょう。
風防ユニットはホーローを使用しているのでお手入れも簡単です。
【CAPTAIN STAG キャプテンスタッグ】
ポータブルカセットコンロ UF-0028
間口×奥行×高さ(mm):342×270×86 重量1.5kg
我らが鹿番長のとにかくシンプルでオーソドックスなカセットコンロです。
薄型・軽量なので持ち運びしやすいでしょう。
しかし火力は3000kcal/h(3.5kW)なのでソロキャンプでの使用においては及第点レベルです。
燃焼時間もガス缶1本で60分の燃費性能なので問題ないと思います。
シンプルで軽量なカセットコンロを希望されている方には選択肢に入るアイテムです。
【FORE WINDS】
ラック・キャンプ・ストーブ ブラック FW-LS01-BK
間口×奥行×高さ(mm):380×329×324(展開時) 重量2.8kg
岩谷産業(イワタニ)のアウトドアオリジナルブランドラインの製品です。
特徴はそのデザインでしょう。
無駄なくそれでいて無骨なデザインはカッコいいの一言に尽きます。
2021年発売の商品なのでまだそこまで出回っていないのでキャンプ場で人気者間違いなしです。
性能も風防付きで火力は3000kcal/h(3.5kW)なのでソロキャンプでの使用では支障はありません。
【岩谷産業 イワタニ】
カセットフー マーベラスⅡ CB-MVS-2
間口×奥行×高さ(mm):380×329×324(展開時) 重量2.8kg
イワタニブランドラインのラック・キャンプ・ストーブの姉妹アイテムです。
シャンパンゴールドのカラーがオシャレで高級感があります。
3000kcal/h(3.5kW)の火力で、燃焼時間は70分と燃費性能も良いです。
イワタニアクセサリーシリーズのアダプターを装着可能で調理の幅を広げることが可能になります。
イワタニラインの中では高級品ですが、所有欲を満たしてくれるアイテムです。
【LVYUAN リュクエン】
ガスストーブ 卓上キングヒーター B09195N9YW
間口×奥行×高さ(mm):625×275×110 重量2.5kg
珍しい2口カセットコンロです。
1口2150kcal/h(2.5kW)で火力的にはソロキャンプでも困ることはないでしょう。
2口コンロでも重量は2.5kgとそこまで重くないので持ち運びはそこまで負担にならないと思います。
ガス消費量も150/hなので燃費性能は悪くありません。
他にはないアイデンティティのあるアイテムであり、価格も手頃なのでコスパは高いでしょう。
【kovea】
TABLE TOP STOVE Cube キューブ KGR-1503
間口×奥行×高さ(mm):270×241×120 重量1.09kg
シンプルかつすっきりしたデザインのカセットコンロで、ミニマリストの雰囲気にもマッチするデザインはとても美しいです。
重量も軽いので持ち運びは簡単にできるでしょう。
火力調整ができない等機能もシンプルですが、専用アタッチメントでカスタムできるなど凝った仕様です。
性能表記が見当たらないのですが、ロマン機体としての存在価値は十分にあると思います。
【岩谷産業 イワタニ】
カセットフー 達人スリム3 CB-SS-50
間口×奥行×高さ(mm):335×275×84 重量1.3kg
スリムデザインのカセットコンロで薄さ80mm台と最薄クラスを有しておりコンパクトで持ち運びしやすいです。
スタイリッシュなデザインですが2800kcal/h(3.3kW)の縦炎燃焼の火力でガス消費量約236g/hと70分の燃費性能で能力は高いです。
しっかりとヒートパネルも採用されているのでドロップダウン現象も起きにくく、欲しい機能は搭載されているのでソロキャンプで十分に活躍してくれるでしょう。
まとめ
おすすめカセットコンロ10選を紹介させていただきました。
ソロキャンプ用のアイテムはたくさんあれど、シンプルなのに使い勝手のよいアイテムはなかなかありません。
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