スケートボードのウィールには大きく分けて2つのウィールが存在します。
一つ目がトリック用のハードウィール。
そして二つ目が今回ご紹介させていただくソフトウィールとなります。
ソフトウィールの特徴はいくつかありますが、何よりも滑走音が非常に静かとなっており、スケートボードを楽しむときの騒音対策にもなるのです。
本記事は「ソフトウィールについて知りたい」方や、「おすすめのソフトウィールを知りたい」方などに是非読んでいただきたい記事となっています。
本記事を一読いただければきっとあなたにぴったりのソフトウィールが見つかることでしょう!
目次
- 1 ソフトウィールとは
- 2 ソフトウィールを使うメリット・デメリット
- 3 ソフトウィールの選び方
- 4 ソフトウィールおすすめ10選
- 4.1 【SPITFIRE】80HD CHARGERS CONICAL CLEAR/BLUE
- 4.2 【SATORI WHEEL】POWERED WITH HEMP CRUISER
- 4.3 【ENJOI】VX-54 WHEELS
- 4.4 【SATORI WHEEL】 MAKE V4
- 4.5 【SM BLANKS】ソフトウィール 78a
- 4.6 【POWELL】CLEAR CRUISER WHEELS
- 4.7 【BONES WHEEL】ATF FILMERS
- 4.8 【MINI LOGO】AWOL WHEELS
- 4.9 【OJ Wheels】Super Juice
- 4.10 【Shark Wheel】カリフォルニアロールス
- 5 まとめ
ソフトウィールとは
ソフトウィールとは読んで字の如く「柔らかいウィール」です。
トリック用の硬くて小さいハードウィールとは異なり、主にクルージングや移動用などのスケートボードで使う大きくて柔らかいウィールとなっています。
また、別名「クルーザーウィール」とも呼ばれているものです。
ウィールの硬さは、ハードウィールが99Aや100Aですが、ソフトウィールは78Aや80Aぐらいが平均的な硬さとなっています。
スケートボードは目的に合ったウィール選びが非常に重要となってきます。
「トリック用とは別に散歩や移動用でスケートボードに乗りたい」といった方は、今回ご紹介するソフトウィールを使用すると良いでしょう。
ソフトウィールを使うメリット・デメリット
メリット
悪路でも失速しづらい
上述させていただきました通り、ソフトウィールは「移動」に特化したウィールとなっています。
通常のトリック用で用いられるハードウィールですと、少々路面が悪いだけでもすぐに失速してしまいがちです。
ですが、ソフトウィールは移動や散歩などの滑走時に用いられるウィールとなっているため、多少の悪路ではそうそう失速しません。
具体的な例で説明すると、少し小石が飛び出ているアスファルト路面があるとします。
仮にハードウィールを使ってその路面上を滑走すると、1メートルも進むかどうか怪しいほどです。
ですが、そこでソフトウィールを使って滑走してみるとどうでしょうか。
先ほどは1メートルも進むことができない状態でしたが、余裕を持って何10メートルも進むことができるようになります。
それほどソフトウィールというものは失速しづらく、何度もプッシュを行う必要性がない移動に特化したウィールとなっているのです。
振動や騒音が少ない
ソフトウィールは設置面が広く、素材が柔らかいと冒頭で説明しました。
その性質上、振動を吸収及び分散し滑走時の快適性を保つことができるウィールとなっています。
さらに、柔らかい素材が使われていることから、滑走時の騒音が発生しづらいといった特徴も兼ね備えているのです。
そのため、快適な走り心地と静寂な滑走音を兼ね備えた移動に特化した素晴らしいウィールとなっています。
安定感がある
重複した説明となりますが、ソフトウィールそのものが大きなウィールなので設置面が広い特徴もあります。
設置面が広いということは走行時の安定性も向上することにつながります。
ハードウィールと比べると一目瞭然なので、是非スケートボードショップに行った際や、実際にソフトウィールを購入した際はハードウィールとその大きさの違いを見比べてみてください。
安定性と滑走時の速度に関しては、ソフトウィールでしか味わえない体験です。
デメリット
ウィールバイトが発生する確率が上がる
ウィールバイトとは、ウィールとスケートボードのデッキが擦れてしまい急ブレーキがかかってしまうことです。
このウィールバイトは大変危険なもので、急ブレーキされてしまうことで前方に大きく吹き飛ばされてしまうこともあります。
そうすると打撲や骨折、脳震盪など、大きな怪我や後遺症に繋がってしまう可能性もあるのです。
ですが、ウィールバイトを防ぐ方法が存在し、それは「ライザーパッド」を使用することです。
ライザーパッドとはスケートボードのデッキとトラックの間に挟めてデッキとウィールの間隔を開け車高を上げるパーツのこと。
こちらをスケートボードに取り付けるだけでウィールバイトの発生確率を大幅に現象させることが可能です。
また、ライザーパッドは他のスケートボード用パーツと比較しても、非常に安い金額の商品ですので、気兼ねなくお買い求めできるパーツとなっています。
ターンがしづらくなる
シンプルにウィールの横幅が大きくなるため、幅が狭いハードウィールと比べるとターンがしづらくなってしまうかもしれません。
ですが、こちらも対処法は存在し、それは「トラックの硬さを調節する事」です。
トラックの中央部分には「キングピン」と呼ばれるナットが存在します。
そちらの部分を緩めたり締めたりするだけで、トラックの硬さを調節することができます。
少しターンがしづらいな、と感じる方はトラックを今より少し緩めに調節してあげることで、ターンがしやすくなります。
ですが、緩めすぎると安定感が失われますので、ここはご自身の感覚でうまく調節してみてください。
ベストなトラックの硬さを見つけることができると非常に快適な滑走を楽しむことができます。
また、トラックの中に存在する「ブッシュゴム」というパーツを別売りのものに取り替えることでもトラックの硬さや感覚を変えることができますので、ぜひこちらの方法も参考にしてみてください。
スケートボードが重たくなる
こちらもシンプルな理由となりますが、ソフトウィールは質量が大きいので、スケートボードの総重量が増えることにつながります。
そのため、スケートボード用バッグに括りつけたりしまったりして持ち運びをする際に重たく感じてしまうかもしれません。
こちらの対処法はなかなか少ないのですが、強いて言うのであれば「軽いトラックに替えてみる」で合ったり、「軽いデッキに替えてみる」などの方法はあります。
軽いトラックであれば中空ピンと呼ばれる、トラックの一部が空洞となっていて軽い質量のトラックがあります。
デッキで言うと、「カーボンファイバー製」の軽いデッキがあります。
これらのパーツに取り替えることで、少しながらではありますが総重量を減らすことができるでしょう。
ソフトウィールの選び方
ウィールの硬さで選ぶ
ソフトウィールは「ガッツリ悪路でも走れる硬さ」から「街中などややキレイめな路面で走れる硬さ」まで、さまざまな硬さが存在します。
普段どのようなところで滑っているのか、実際の路面状況はどうなのか、目的は散歩などのクルージングなのか移動用なのかなど、ご自身の状況や目的に合わせてウィールの硬さを選ぶと良いでしょう。
例えば「ガッツリ悪路派」なら78A、「ややキレイ目な路面派」であれば90Aなどで選んでみると良いと思います。
ですが、せっかくのクルーザーウィールですので、いつでもどこでも走りやすい結構柔らかめなウィール(78Aなど)を選ぶと、さまざまな状況で滑れるので後々重宝するかもしれません。
デザインやカラーで選ぶ
ハードウィールにもソフトウィールにも共通していえることではありますが、ウィールにはさまざまなデザインやカラーのものが存在します。
ベーシックなホワイトカラーから、単色の別カラー、他にもグラフィックがプリントされているものなどその種類はさまざまです。
そして各種スケートボードメーカーからも販売されているので、ブランドロゴやブランドネームがデザインされているものも多くあります。
ご自身のお気に入りスケートボードブランドから販売されているウィールや、好きなカラーなどでソフトウィールを選んでみるのもひとつです。
シェイプ(ウィールの形)で選ぶ
実はソフトウィールもさまざまなシェイプ(ウィールの形)が存在します。
クラシックシェイプやコニカルシェイプ、そしてメーカー独自で開発している特殊構造のシェイプなど。
シェイプは見た目の変化はもちろんですが、設置面の広さや滑り心地にも影響を与える要因のひとつとなります。
そのため、シェイプの違いでソフトウィールを選んでみるのもひとつです。
ソフトウィールおすすめ10選
【SPITFIRE】
80HD CHARGERS CONICAL CLEAR/BLUE
まず初めにご紹介するのはSPIT FIREのソフトウィールです。
シェイプは設置面が広めのコニカルシェイプ、そしてウィールの硬さが80HD(80A相当)となっています。
サイズは56mmで、クルーザーウィールと考えるとやや小さめなサイズ。
そのため、やや路面がキレイめな場所や街乗りに適しているでしょう。
デザインはベースがホワイトカラーで、サイド面にブルーのブランドロゴがデザインされています。
【SATORI WHEEL】
POWERED WITH HEMP CRUISER
SATORI WHEELのソフトウィールをご紹介します。
こちらはクラシックシェイプで、ウィールの硬さが78Aと柔らかめです。
サイズは同じく56mmですが、結構柔らかめなタイプとなっているので、ややキレイ目な路面から少々荒い路面まで使用することができるでしょう。
デザインはベースがホワイトカラー、サイドにはSATORI MOVEMENTの文字とヘンプグラフィックがデザインされています。
【ENJOI】
VX-54 WHEELS
可愛いブランドロゴでも有名なENJOIのソフトウィールをご紹介します。
こちらもクラシックシェイプとなっており、ウィールの硬さは83Aとソフトウィールとしては結構硬めとなっています。
また、サイズは54mmと小さめ。
そのためキレイ目な路面の街中や公園、スケートパークなどで気持ちよく滑ることができるウィールです。
デザインはベースカラーがホワイト、サイドにはenjoi skateboardingのレタリングと可愛いフィルムカメラのグラフィックがデザインされており、小さく「x54mm degital zoom」とウィールの硬さとカメラのズームをかけた面白い表記が施されています。
【SATORI WHEEL】
MAKE V4
SATORI WHEELのオレンジカラーソフトウィールをご紹介します。
こちらのウィールは設置面が最大のシェイプとなっており、ウィールの硬さは82A。
ここまで紹介してきたソフトウィールの中では硬めなウィールですが、こちらのウィールの最大の魅力はなんと言ってもその設置面の広さです。
サイズが63mmでかなり大きめで設置面が広く、衝撃や振動も分散されるため、快適に失速しないで走り続けることができます。
そのため、82Aというウィールの硬さでも、やや荒れた路面からキレイな路面まで気持ちよく滑走することが可能です。
ベースカラーはオレンジ、サイド面にはブランドネームと植物の可愛らしいデザインが施されています。
【SM BLANKS】
ソフトウィール 78a
低価格でスケーターを応援し続けるSM BLANKSのソフトウィールを紹介します。
シェイプは設置面が最大のタイプとなっており、ウィールの硬さが78Aと柔らかめです。
サイズは59mmで設置面最大&柔らかウィールなので、ワンプッシュで長い距離を滑走することが可能となります。
ガッツリ悪路ももってこい、そして低価格なこちらのウィール。
デザインはベースカラーがブラック、サイド面にブランドネームがレタリングされています。
【POWELL】
CLEAR CRUISER WHEELS
POWELLのソフトウィールをご紹介します。
こちらもシェイプが設置面最大タイプとなっており、ウィールの固さは80Aです。
サイズは55mmと63mmから選べます。
こちらもガッツリ悪路で快適な走行性を発揮してくれるでしょう。
デザインは独特で、ベースカラーがなんとクリアブルーとなっており、サイド面にはブランドネームとブランドロゴがデザインされています。
【BONES WHEEL】
ATF FILMERS
有名メーカーBONES製のソフトウィールをご紹介します。
こちらはクラシックシェイプで、ウィールの硬さが80A、サイズが60mmとなっています。
やや大きめですが、クラシックシェイプで足回りをスタイリッシュに演出することができるでしょう。
やや悪路から街乗りまでオールランドに滑走することが可能なウィールです。
デザインはベースがホワイトカラー、サイド面にはブランドネームとフィルムカメラのグラフィックがデザインされています。
【MINI LOGO】
AWOL WHEELS
低価格かつ高品質なコストパフォーマンス最強のメーカーMINI LOGOのソフトウィールをご紹介します。
こちらは設置面最大のシェイプで、ウィールの固さが80A、サイズは55mm、59mm、63mmnの3パターンから選べます。
ご自身の滑りたい路面に合わせてサイズを選んだり、重量の観点から選んでみたりなど幅広いニーズに合わせた販売となっているので、どのような方でも選びやすく、そしてお求めになりやすいソフトウィールとなっているでしょう。
デザインはベースカラーがホワイト、サイドにシンプルなブランドネームがレタリングされています。
【OJ Wheels】
Super Juice
OJ Wheelsから派手目なソフトウィールをご紹介します。
こちらは設置面最大のシェイプで、ウィールの固さは78A、サイズは60mmとなっており「まさにクルージング用のソフトウィール」です。
OJ Wheelsは全世界で知名度もあり信頼されているウィールとなっているため、もしソフトウィール選びに困っている場合、こちらのソフトウィールを購入すれば間違いなしでしょう。
なぜならば「接地面最大」そして「柔らかく」「サイズも大きい」のでガッツリ悪路からキレイな路面までどこまでも走り抜くことができる条件が整っているためです。
デザインはベースカラーがイエローオレンジ、ベアリングをはめる部分はグリーン、サイド面には大きくSuper Juiceのイカした文字がイエローカラーでレタリングされています。
【Shark Wheel】
カリフォルニアロールス
圧倒的な個性を放つShark Wheelのソフトウィールをご紹介します。
まずはご覧ください、この波打った特殊な構造のシェイプを。
今までスケートボードのウィールで特殊なシェイプのウィールは見たことがありませんでした。
ですがShark Wheelは独自の研究によって生まれたボールとキューブのハイブリッド型正弦波形状のウィールを開発しました。
こちらはただ見た目が特殊なだけではなく、そのシェイプにはしっかりと効果があるのです。
まずは圧倒的なグリップ力です。
シェイプをよく観察すると、設置面が三つあることに気づくかと思います。
それが横方向のグリップ力を向上させ、接地面を少なくし摩擦を減らすことでスムーズな加速につながる秘訣となっているのです。
そして溝も複数あることがわかると思います。
こちらは水やゴミなど、滑走時に邪魔になる異物をスムーズに掃き出すことができる構造となっているのです。
また、ウィールの固さは78Aでサイズが60mm、カラーも8種類から選べます。
乗った人にしかわからない、その静音性と快適さ。
是非一度Shark Wheelをお試しください。
まとめ
今回ご紹介したウィールだけでも、結構な種類のソフトウィールがあると言うことがお分かりいただけたかと思います。
ソフトウィールで滑る気持ちよさは、スケーターはもちろん、そうではない人でも一度体験していただきたいものです。
早朝や夕暮れ時、シーサイドや田舎道など、開放感あふれるスケートボードは一度味わえば必ずと言っていいほど病みつきになります。
是非、本記事を参考にしていただきながらお気に入りのソフトウィールをチョイスしてみてくださいね!
ソフトウィール おすすめの購入で失敗しないために、各ショッピングサイトのレビューもしっかり確認して自分にピッタリなモノを見つけましょう。
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