冬キャンプで一番重要なのは、しっかり冬用の装備を準備して防寒することです。
特に、寝袋は冬用の防寒性の高いものを使わないと、夜や明け方はさらに気温が下がるため寒くて寝付けません。
しかし、冬用の寝袋は値段が高くて手を出しづらく、冬以外には使えないので収納場所にも困ってしまいます。
そこでおすすめなのが、今持っている寝袋に付け足すだけで冬も使えるようになる、冬用インナー寝袋です。
手軽に使えて便利な冬用インナー寝袋について、メリットや選び方など詳しく解説するので、ぜひ参考にしてみてください。
目次
- 1 冬用インナー寝袋を使うメリット
- 2 冬用インナー寝袋を使うデメリット
- 3 冬用インナー寝袋の選び方
- 4 冬用インナー寝袋おすすめ10選
- 4.1 【Bears Rock】くるむん(IB-301K)
- 4.2 【HOLOMUA】インナーシュラフ 寝袋
- 4.3 【MYSTIC EARTH】寝袋 封筒型 インナーシュラフ
- 4.4 【Litume】オールシーズン対応 インナーシュラフ(E625_E628_J)
- 4.5 【Xnwe】インナーシュラフ 寝袋
- 4.6 【通販のトココ】インナーシュラフ ブランケット
- 4.7 【Sumolux】インナーシュラフ 寝袋
- 4.8 【Coleman】フリースインナー(2000016148)
- 4.9 【visionpeaks】インナーシュラフ 毛布(VP161001K02)
- 4.10 【Hilander】フリースインナーシュラフ(N-045)
- 5 まとめ
冬用インナー寝袋を使うメリット
手持ちの寝袋に付け足すだけで使える
寝袋はかさばって収納場所にも困るため、そう何個も買うのは難しいですよね。
特に、冬用の寝袋は厚みがあって収納時のサイズも大きいため、買うのを躊躇してしまう方も多いでしょう。
冬用インナー寝袋であれば、すでに持っている寝袋の中に入れて使うだけで、寒い時期でも暖かく眠ることができるようになります。
インナー寝袋はコンパクトに収納できるため、置き場所にも困りません。
価格が安め
冬用の高機能な寝袋は数万円以上と高額なものが多いため、よほど冬キャンプにしょっちゅう行くという方以外は手を出しにくいでしょう。
冬用の寝袋は、逆に暖かい時期には向いていないため、一年の中でも使える時期が限られてしまいます。
冬用インナー寝袋であれば5,000円以下の安い商品も見つかりやすく、冬キャンプにはたまにしか行かない方にもぴったりです。
いろいろな用途で使える
冬用インナー寝袋は、冬以外にもいろいろな用途で使えるのが大きなメリットです。
暖かい時期はインナー寝袋単体で使えますし、チャックを空けて広げるとブランケットとして使える商品もあります。
また、商品によっては専用の収納ケースに入れて、クッションや枕として使うことも可能です。
冬用インナー寝袋を使うデメリット
真冬の厳しい寒さには適さない
毛布のような肌触りで暖かい冬用インナー寝袋ですが、春夏用の寝袋と組み合わせるのであれば真冬の使用には防寒性が足りないでしょう。
真冬にキャンプをする場合は、冬用のマイナス温度対応の寝袋にさらにプラスして使用するか、テント内に暖房設備を用意してください。
「そこまでの装備を準備するのは大変」という方は、電気毛布や電熱マットを併用するのがおすすめです。
寝袋の中が窮屈になる
インナー寝袋は普通の寝袋の中に重ねて使うため、少し窮屈になってしまいます。
特に、冬用のインナー寝袋は起毛素材で厚みがあり、より圧迫感を感じやすいため注意が必要です。
寝袋の中で厚着をする方や、ゆとりのある空間で寝たい方は、封筒型の大きめのインナー寝袋を同タイプの寝袋と合わせて使いましょう。
荷物が増える
インナー寝袋自体は、普通の寝袋よりも薄手なため軽くてコンパクトです。
しかし、冬用の寝袋をひとつ持つのに比べると、春夏用の寝袋に加えて冬用インナー寝袋を持つのはかなりかさばります。
なるべく荷物を減らしたいツーリング・登山キャンパーにとっては、負担になってしまうため向きません。
枕やブランケットとしても使える多機能な商品もあるため、かわりの荷物を減らせる場合もあります。
冬用インナー寝袋の選び方
機能性
冬用インナー寝袋は、防寒性以外にも防水性や耐久性などの機能性をチェックしましょう。
冬でも気温によっては急な雨に見舞われることもあるため、テント内の浸水や朝霜で体が冷えないよう防水性が備わっていると安心です。
また、インナー寝袋は体と地面で擦れたり、寝返りを打ってよじれたりと負荷がかかりやすいため、耐久性も重要なポイントになります。
形状
寝袋には、主に「封筒型」と「マミー型」の2種類の形状があります。
インナー寝袋にも同様にこの2種類の形状があるため、併用する予定の寝袋のタイプに合わせて選びましょう。
また、マミー型のインナー寝袋は封筒型の寝袋にも使用できるため、より保温性を高めたい場合は体に密着するマミー型がおすすめです。
サイズ
インナー寝袋は普通の寝袋の中に入れて使うため、外側の寝袋のサイズに合わせて選ばなければなりません。
冬用のインナー寝袋は、厚みがあってかさばるため、ぴったりだと思ってサイズを選ぶと少し大きすぎたという場合がよくあります。
可能であれば寝袋の内側の寸法を測って、心持ちゆとりのあるサイズを選びましょう。
メーカー
冬用のインナー寝袋は、大手の人気メーカーから海外のマイナーメーカーまで多くの取り扱いがあります。
人気メーカーのColeman(コールマン)は、寝袋の商品ラインナップが豊富で、春夏用から冬用までさまざまなインナー寝袋を扱っています。
価格重視であれば、海外のマイナーメーカーの商品がおすすめです。
また、品質重視の方であれば、日本企業が開発した登山家向けの本格的な商品もあります。
価格帯
インナー寝袋は普通の寝袋に比べると価格も安く、ほとんどの商品が5,000円以内で手に入ります。
安いものだと1,000円台の商品もありますが、機能性の高さと価格は比例する場合が多いため、バランスを考慮して選びましょう。
ブランケットやクッションとしても使える多機能な商品であれば、さらにコスパ抜群です。
冬用インナー寝袋おすすめ10選
メーカー・商品名 | 形状 | 展開サイズ | 収納サイズ |
---|---|---|---|
Bears Rock くるむん | 封筒型 | 180cm×75cm | 35cm×20cm |
HOLOMUA インナーシュラフ 寝袋 | 封筒型 | 180cm×75cm | 28cm×16cm |
MYSTIC EARTH 寝袋 封筒型 インナーシュラフ | 封筒型 | 180cm×80cm | 32cm×15cm |
Litume オールシーズン対応 インナーシュラフ | マミー型 | 215cm×80cm | 16cm×11cm |
Xnwe インナーシュラフ | 封筒型 | 180cm×80cm | 41cm×27cm |
通販のトココ インナーシュラフ ブランケット | 封筒型 | 180cm×75cm | 28cm×16cm |
Sumolux インナーシュラフ 寝袋 | 封筒型 | 180cm×75cm | 30cm×16cm |
Coleman フリースインナー | 封筒型 | 190cm×83cm | 28cm×17cm |
Visionpeaks インナーシュラフ 毛布 | 封筒型 | 190cm×75cm | 45cm×33cm |
Hilander フリースインナーシュラフ | 封筒型 | 200cm×80cm | 38cm×25cm |
【Bears Rock】
くるむん(IB-301K)
封筒型とマミー型のどちらでも使える、便利な冬用のインナー寝袋です。
外側はボアフリースで暖かさとクッション性を高め、内側はマイクロフリースでより肌触りのよさをアップしています。
ゆとりのあるサイズ感で寝返りを打ちやすい封筒型ですが、首元をギュッとしばると熱が逃げにくくなる便利な設計です。
形状 | 封筒型 |
---|---|
展開サイズ | 180cm×75cm |
収納サイズ | 35cm×20cm |
【HOLOMUA】
インナーシュラフ 寝袋
国内で企画販売されている、一年保証付きで安心の品質を持つ商品です。
公認のキャンプインストラクターが監修し、公益財団法人日本キャンプ協会の認証も取得した高い機能性を誇っています。
肌触り抜群のフリース素材で、防寒性が高く、コンパクトで持ち運びも楽な使い勝手のいいインナー寝袋です。
形状 | 封筒型 |
---|---|
展開サイズ | 180cm×75cm |
収納サイズ | 28cm×16cm |
【MYSTIC EARTH】
寝袋 封筒型 インナーシュラフ
珍しいインナー寝袋を主に扱っている日本ブランドの商品になっています。
インナー寝袋専門のブランドというだけあって、保温性や通気性など機能性は抜群です。
肌触りがよく厚みのあるフリース生地で、気温の低い秋冬のキャンプでも快適に眠ることができます。
形状 | 封筒型 |
---|---|
展開サイズ | 180cm×80cm |
収納サイズ | 32cm×15cm |
【Litume】
オールシーズン対応 インナーシュラフ(E625_E628_J)
本体が390gとかなり軽量で収納サイズもコンパクトな、持ち運びしやすいインナー寝袋です。
暖かいベロアフリース素材で作られており、秋冬の寒い夜でも快適に眠ることができます。
ベロアの欠点である静電気を抑え、フリースなのに16cm×11cmと片手サイズに収納できる実用性の高い商品です。
形状 | マミー型 |
---|---|
展開サイズ | 215cm×80cm |
収納サイズ | 16cm×11cm |
【Xnwe】
インナーシュラフ 寝袋
ファスナーを開けてフルオープンにできるため、毛布やブランケットとしても使いやすい冬用インナー寝袋です。
厚みのあるフリース生地で作られており、冬キャンプで活躍してくれるほか、春夏も掛け布団や敷布団がわりに使うことができます。
自宅で丸洗い可能なため、寝汗をかいたり土などで汚れたりしても常に清潔に保てて安心です。
形状 | 封筒型 |
---|---|
展開サイズ | 180cm×80cm |
収納サイズ | 41cm×27cm |
【通販のトココ】
インナーシュラフ ブランケット
4色の豊富なカラーバリエーションから選べる、低価格でコスパ最強の冬用インナー寝袋です。
肌触りのいいフリース素材で、吸水性と通気性にもすぐれているため寝汗をかいても快適に眠れます。
首元の調節紐やファスナーガードなど細かなところもこだわりのある設計で、これで1,000円台はかなりお買い得でしょう。
形状 | 封筒型 |
---|---|
展開サイズ | 180cm×75cm |
収納サイズ | 28cm×16cm |
【Sumolux】
インナーシュラフ 寝袋
ゆとりのある封筒型でふんわりした寝心地の、寒い時期のキャンプでも快適に眠れるインナー寝袋です。
フリース生地はふんわりしながらもサラサラ感のある肌触りで、まとわりつかず気持ちのいい質感になっています。
フリースのわりに薄手でコンパクトですが、防寒性はしっかりしています。
形状 | 封筒型 |
---|---|
展開サイズ | 180cm×75cm |
収納サイズ | 30cm×16cm |
【Coleman】
フリースインナー(2000016148)
バンダナ柄のデザインがかわいい、コールマンの冬用インナー寝袋です。
ほかの商品よりも一回り大きめのサイズになっているので、大柄の男性でもゆったり使うことができます。
厚手のフリース生地で暖かく、暖かい時期は単体で、真夏は敷布団としても使えるので、1年中活躍してくれます。
形状 | 封筒型 |
---|---|
展開サイズ | 190cm×83cm |
収納サイズ | 28cm×17cm |
【visionpeaks】
インナーシュラフ 毛布(VP161001K02)
単体でもインナー寝袋としても使える多機能で便利な商品です。
掛け布団やひざ掛けとして使用できて、同じ素材でできた付属の収納ケースに入れるとクッションとしても使えます。
マルチコンポーネントシュラフのミッドレイヤー10℃と合わせて使うと、寒さの厳しい雪中キャンプでも安心です。
形状 | 封筒型 |
---|---|
展開サイズ | 190cm×75cm |
収納サイズ | 45cm×33cm |
【Hilander】
フリースインナーシュラフ(N-045)
ただの封筒型とは違い、首元が個性的なデザインになっている冬用インナー寝袋です。
中は広々としながらも、首元から熱を逃がさないよう工夫された設計になっています。
肌触りのいい起毛素材で、長さが2mと大きめのため、首元まですっぽりと包まれて暖かく快適です。
形状 | 封筒型 |
---|---|
展開サイズ | 200cm×80cm |
収納サイズ | 38cm×25cm |
まとめ
冬キャンプに興味があるけど、装備が足りなくてなかなかチャレンジできないという方も多いのではないでしょうか。
冬用のアイテムは何かと高額で、気軽に購入するのは難しいですよね。
なるべく手軽に冬キャンプ装備をそろえたいという方は、ぜひ冬用インナー寝袋を使ってみてください。
冬用インナー寝袋の購入で失敗しないために、各ショッピングサイトのレビューもしっかり確認して自分にピッタリなモノを見つけましょう。
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