キャンプや登山などのアウトドアシーンで、十分に睡眠をとるために欠かせないアイテムである「寝袋」。
軽量でコンパクトに収納できる寝袋であれば、持ち運びも簡単でミニマリストの方にもおすすめです。
しかし、ナンガやイスカなどのさまざまなブランドから発売されているため、どれが自分に合うか、わからない方も多いのでは?
そこで今回は、ミニマリストの方におすすめの、コンパクトで持ち運びしやすい寝袋の選び方やおすすめ10選を詳しく紹介します。
目次
- 1 ミニマリスト向け寝袋を使うメリット
- 2 ミニマリスト向け寝袋を使うデメリット
- 3 ミニマリスト向け寝袋の選び方
- 4 ミニマリスト向け寝袋おすすめ10選
- 4.1 【LOGOS】neos 丸洗いアリーバ(72940340)
- 4.2 【Hilander】洗えるダウンフェザーシュラフ 400
- 4.3 【Naturehike】ダウンシュラフ(RM40-L)
- 4.4 【ISUKA】チロルX(137830)
- 4.5 【NEMO】RIFF30(NM-RIF-M)
- 4.6 【mont-bell】シームレスダウンハガー800#3(1121401)
- 4.7 【NANGA】AURORA light 350 DX(AURLT350DX)
- 4.8 【NANGA】AURORA light 750 DX(AURLT750DX)
- 4.9 【mont-bell】ドライ シームレス ダウンハガー900#1(1121389)
- 4.10 【THERMAREST】ハイペリオン(040818107218)
- 5 まとめ
ミニマリスト向け寝袋を使うメリット
軽量で持ち運びしやすい
ミニマリスト向けの寝袋は、ダウンなどの軽量な素材を使用している商品が多いため、持ち運びやすいでしょう。
そのため、自宅の収納場所から車、車からキャンプサイトへと、持ち運びの機会が多くなりがちなキャンプでは活躍します。
とくに、荷物の軽量化を目指したいソロキャンパーや、徒歩やバイク、公共交通機関を移動手段として使用する方におすすめです。
コンパクトに収納できる
中綿にダウン素材を使用したミニマリスト向け寝袋は、空気を多く含んでいるため、コンパクトに収納できます。
購入する商品にもよりますが、小さなものであれば2Lのペットボトル程度のサイズまでコンパクトになる商品もあります。
そのため、バックパックに寝袋を収納したい方はもちろん、自宅の収納スペースが小さい方におすすめのアイテムです。
ダウンは保温性が高い
中綿にダウン素材を使用した寝袋はコンパクトに収納できるだけではなく、保温性にも優れます。
そのため、気温の下がる冬でも安心して使用でき、寝袋の性能によってはオールシーズンキャンプで活躍するでしょう。
寝袋を購入する際は、自分がキャンプで使用するシーズンに合わせて、適切な保温性を持った商品を選んでください。
ミニマリスト向け寝袋を使うデメリット
価格がやや高い傾向にある
ミニマリスト向けのコンパクトな寝袋は、一般的な寝袋と比較すると価格帯がやや高い傾向にあります。
そのため、これからキャンプを始める方にとっては、なかなか手を出しにくいアイテムと言えるでしょう。
しかし、価格の高い寝袋は耐久性に優れた商品が多く、メンテナンスを行うことで長く愛用できてコスパ抜群です。
マミー型は窮屈に感じやすい
コンパクトに収納できるマミー型の寝袋は、封筒型の寝袋と比較すると窮屈に感じやすいです。
そのため、キャンプでも寝心地の良さを重視する方や、体の大きな方にはあまりおすすめできません。
ただし、商品によってはショート・ロングなどのサイズ展開もあるため、体の大きな方はぜひチェックしてみてください。
ダウン素材は水濡れに弱い
コンパクトに収納できて保温性にも優れるダウン素材ですが、水濡れに弱いというデメリットがあります。
朝晩の気温差が激しい冬キャンプでは結露などによって寝袋が濡れやすく、使用後のメンテナンスは必須となるでしょう。
ただし、寝袋専用のシュラフカバーを使用することで、寝袋を水濡れから守れるためおすすめです。
ミニマリスト向け寝袋の選び方
コンパクトなマミー型がおすすめ
寝袋には「マミー型」と「封筒型」の2つのタイプがあります。
それぞれに特徴があるため、自分の使用用途に合うタイプを選びましょう。
マミー型
軽量でコンパクトに収納できるので、持ち運びに便利です。
窮屈に感じやすいため、寝心地の良さは封筒型に劣ります。
封筒型
自宅の布団と同じように眠れ、寝心地を重視する方におすすめです。
収納時はかさばる商品が多く、持ち運びには不便でしょう。
ダウン素材は保温性に優れる
寝袋に使われる中綿には「ダウン」素材と、ポリエステルなどの「化繊」素材の2種類があります。
それぞれの特徴を理解して、自分の使用用途に合う商品を選びましょう。
ダウン
空気をため込むため保温性が高く、コンパクトに収納できます。
ただし、水濡れには弱いため、使用後はメンテナンスが必要です。
化繊
価格の安い商品が多く、水濡れに強いため、メンテナンスが簡単にできます。
ただし、保温性はダウンに劣り、かさばりやすいため持ち運びに不便です。
快適使用温度をチェック
キャンプで快適な睡眠をとるためには、保温性の高さが重要です。
寝袋を購入する際は、表記されている「快適使用温度」をチェックして、保温力を確認しましょう。
快適使用温度とは、一般的な成人女性が寒さを感じずに快適に眠れる温度帯を指します。
一般的には「快適使用温度+5℃」を目安に、自分の使用する季節や地域に合った寝袋を選ぶのがおすすめです。
商品によっては3シーズンと表記されているものもあり、冬にキャンプをしない方は3シーズン用でも十分でしょう。
軽量でコンパクトな寝袋を選ぶ
寝袋を購入する際は、軽量でコンパクトに収納できる商品を選びましょう。
コンパクトな寝袋の目安として、収納時のサイズが2Lのペットボトルほどであれば、かさばりにくいです。
また、寝袋は軽量な商品であれば、500g程度の商品もあるため、目安にするとよいでしょう。
ただし、使用する季節が冬であれば、重視するポイントは保温性になります。
そのため、性能の高さとコンパクトさの、バランスを考慮しながら適切な性能を持つ商品を選んでください。
自分の身長に合ったサイズを選ぶ
発売されている寝袋によっては、ショート・ロングなどのサイズ展開のある商品もあります。
身長の大きな方や小さな方、寝袋を広々と使いたい方はぜひチェックしてみてください。
ただし、自分の身長に対して大きすぎる寝袋の場合、保温性が下がる傾向にあります。
反対に、自分の身長に対して小さすぎる場合、足を曲げなければいけないなど、窮屈に感じてしまうでしょう。
自分の身長に合わせて、適切なサイズの寝袋を見つけてください。
キャンパーに人気の高いおすすめメーカー
人気の高いおすすめメーカーを3つ紹介します。
ナンガ
大阪に本社がある、日本のアウトドアメーカーです。
高品質なダウン素材を使用した寝袋や、アウトドアウェアが人気です。
イスカ
大阪に本社がある、寝袋に特化したアウトドアメーカーです。
軽量でコンパクトに収納できる寝袋が多く、登山をされる方におすすめです。
モンベル
登山用品を取り扱う、日本の総合アウトドアメーカーです。
寝袋に限らず、アイテムの種類が豊富なため、自分にぴったりな商品が見つかるでしょう。
気になる価格帯をチェック
ミニマリスト向けの寝袋は、安い商品で10,000円程度から80,000円を上回るものまで、価格帯にやや幅があります。
高価な寝袋は、高品質なダウン素材を使用した商品や、保温性に優れた商品が多い印象です。
価格の高い寝袋を購入しても、使用する人によってはオーバースぺーーくとなってしまう可能性もあります。
そのため、寝袋を購入する際は、高価な商品を選ぶのではなく、必要な性能を確認し、自分に合う商品を選びましょう。
ミニマリスト向け寝袋おすすめ10選
メーカー・製品名 | 重さ | サイズ | 素材 | 快適使用温度 |
---|---|---|---|---|
LOGOS neos 丸洗いアリーバ | 2.5kg | 80×210cm | モイスポリ | -15℃ |
Hilander 洗えるダウンフェザーシュラフ 400 | 0.7kg | 210×80cm | ナイロン | 7℃ |
Naturehike ダウンシュラフ | 1.13kg | 220×80cm | コットン | -2℃ |
ISUKA チロルX | 0.63kg | 75×205cm | ポリエステル | 6℃ |
NEMO RIFF30 | 0.8kg | 183cm | ナイロン | -4℃ |
mont-bell シームレスダウンハガー800#3 | 0.53kg | 183cm | ナイロン | 4℃ |
NANGA AURORA light 350 DX | 0.75kg | 210×80cm | オーロラテックス | 5℃ |
NANGA AURORA light 750 DX | 1.2kg | 210×80cm | オーロラテックス | -8℃ |
mont-bell ドライ シームレス ダウンハガー900#1 | 0.86kg | 183cm | ゴアテックス | -3℃ |
THERMAREST ハイペリオン | 0.46kg | 203×72cm | ナイロン | 0℃ |
【LOGOS】
neos 丸洗いアリーバ(72940340)
頭まですっぽりと体全体を覆い、-15℃の厳しい寒さにも対応できる保温性に優れた、マミー型の寝袋です。
LOGOS独自の「フットアングルストラクチャー構造」を採用しているため、足元が窮屈に感じにくいでしょう。
また、抗菌加工が施されているため清潔な状態を保てるため、自宅の洗濯機で丸洗い可能でメンテナンスも簡単です。
重さ | 2.5kg |
---|---|
サイズ | 80×210cm |
素材 | モイスポリ |
快適使用温度 | -15℃ |
【Hilander】
洗えるダウンフェザーシュラフ 400
650FPの高品質なダウン素材を中綿に使用した、保温性が高い3シーズン向けのマミー型シュラフです。
重量700gと軽量で、持ち運びの機会が多いキャンプでも活躍するでしょう。
また、ボックスキルト構造によりダウンがへたりにくく、1万円以下で購入できるコスパの高さも魅力的です。
重さ | 0.7kg |
---|---|
サイズ | 210×80cm |
素材 | ナイロン |
快適使用温度 | 7℃ |
【Naturehike】
ダウンシュラフ(RM40-L)
肌触りの良いコットン素材を使用しているため、寒い季節でもひんやりすることなく快適に使用できるマミー型の寝袋です。
保温性に優れるボックスキルト構造を採用し、ダウンには撥水加工が施されているため、水濡れを防げます。
また、同じサイズの寝袋を連結して使用できるため、広いスペースを窮屈に感じることなく、快適に眠れるでしょう。
重さ | 1.13kg |
---|---|
サイズ | 220×80cm |
素材 | コットン |
快適使用温度 | -2℃ |
【ISUKA】
チロルX(137830)
耐久性が高く肌触りの良いポリエステルマイクロファイバー素材を使用した、夏登山で活躍するマミー型のシュラフです。
シングル縫製でコンパクトな仕上がりとなっているため、持ち運びがしやすく、ミニマリストの方に最適です。
また、サイドにはロングファスナーがついており、蒸し暑い季節には足を出して簡単に温度調節ができます。
重さ | 0.63kg |
---|---|
サイズ | 75×205cm |
素材 | ポリエステル |
快適使用温度 | 6℃ |
【NEMO】
RIFF30(NM-RIF-M)
NEMO独自開発の、肘周りと膝周りに余裕を持たせた寝返りのしやすい、横向きで眠る方に最適なマミー型のシュラフです。
800FPの高品質ダウンを使用しているため保温性が高く、撥水加工が施されておりメンテナンスも簡単でしょう。
快適性と持ち運びやすさのバランスが良く、ウィメンズモデルも発売されているため、女性にもおすすめのアイテムです。
重さ | 0.8kg |
---|---|
サイズ | 183cm |
素材 | ナイロン |
快適使用温度 | -4℃ |
【mont-bell】
シームレスダウンハガー800#3(1121401)
800FPの高品質なダウンと、撥水加工が施された軽量なナイロン素材を使用した、持ち運びに最適なマミー型のシュラフです。
モンベル独自の「スパイダーバッフルシステム」によって、気密性を高め、中綿ダウンの偏りを防ぎます。
また、ストレッチ性の高い生地のため、就寝中も窮屈に感じにくく、幅広いサイズに適したサイズ展開も魅力です。
重さ | 0.53kg |
---|---|
サイズ | 183cm |
素材 | ナイロン |
快適使用温度 | 4℃ |
【NANGA】
AURORA light 350 DX(AURLT350DX)
シュラフカバーを使用せずに、テントの結露によるダウンの水濡れを気にせずに使用できるマミー型の寝袋です。
シュラフ内側のナイロン素材は柔らかく手触りの良い素材のため、気温の下がる季節でもストレスを感じることなく使用できます。
また、「シングルキルト構造」を採用しているため、ダウンの偏りを気にすることなくコンパクトな作りで持ち運びも簡単です。
重さ | 0.75kg |
---|---|
サイズ | 210×80cm |
素材 | オーロラテックス |
快適使用温度 | 5℃ |
【NANGA】
AURORA light 750 DX(AURLT750DX)
NANGA独自の防水透湿素材オーロラライトを採用した、オールシーズン活躍する汎用性の高いマミー型のシュラフです。
「ボックスキルト構造」を採用しているため、ダウンの偏りを防いでムラなく体を暖められます。
また、ショルダーウォーマーや頭周りのドローコードにより、保温性能を最大限に高めてくれるため、真冬でも安心して使用できるでしょう。
重さ | 1.2kg |
---|---|
サイズ | 210×80cm |
素材 | オーロラテックス |
快適使用温度 | -8℃ |
【mont-bell】
ドライ シームレス ダウンハガー900#1(1121389)
防水透湿性素材であるゴアッテクスを採用し、高品質なダウンを水濡れから防ぐ、保温性に優れたマミー型のシュラフです。
ストレッチ性に優れるため就寝中の体の動きを妨げることなく、寝心地を重視したい方にもおすすめです。
また、スパイダーバッフルシステムを採用しているため、ダウンの偏りを防いで体全体を心地よく包み込んでくれます。
重さ | 0.86kg |
---|---|
サイズ | 183cm |
素材 | ゴアテックス |
快適使用温度 | -3℃ |
【THERMAREST】
ハイペリオン(040818107218)
メッシュ素材を使用したボックス構造を採用しているため、重量460gと超軽量で持ち運びやすいマミー型シュラフです。
中綿には900FPの高品質ダウン素材を使用しているため保温性に優れ、撥水加工が施されており、結露しても安心でしょう。
また、シナジーリンクコネクターがセットになっているため、マットレスと一体で使用できてストレスを感じにくいです。
重さ | 0.46kg |
---|---|
サイズ | 203×72cm |
素材 | ナイロン |
快適使用温度 | 0℃ |
まとめ
ミニマリストの方におすすめの、軽量でコンパクトな寝袋は、持ち運びの機会が多いキャンプで活躍します。
ぜひ今回の記事を参考に、自分の使用する季節や地域に合った寝袋を見つけて、快適にキャンプを楽しんでください。
ミニマリスト向け寝袋の購入で失敗しないために、各ショッピングサイトのレビューもしっかり確認して自分にピッタリなモノを見つけましょう。
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