日本の羽毛商品メーカー「ナンガ」から発売される寝袋は、高品質なダウンを使用しており、保温性の高さが魅力です。
また、軽量でコンパクトに収納できるため、キャンプはもちろん登山でテント泊をする方にもおすすめのアイテム。
しかし、さまざまな種類の商品があるため、どれが自分に合うのかわからない方も多いのではないでしょうか?
そこで今回は、ナンガから発売されている寝袋を使用するメリットや選び方、おすすめ10選を詳しく紹介します。
ナンガのコンパクト寝袋を使うメリット
高品質なダウン素材を使用している
ナンガから発売されるダウンシュラフは、すべて国内の工場で安全性と質の高さにこだわって作られています。
とくに、ダウンは国内羽毛加工メーカーである「河田フェザー」の三重工場で洗浄されたものしか使用していません。
理想的な温度や湿度で作られたダウンシュラフは、キャンパーやハイカーからの人気も高いです。
職人による丁寧な縫製
ナンガから発売されるダウンシュラフは、日本国内の自社工場でのみ製造されています。
その工場で働く熟練の職人の手によって作られるため、他のブランドの寝袋と比較すると、一つ一つ丁寧に縫製されています。
日本の工場で作られた証拠として、ナンガのダウンシュラフには日の丸のマークがついたタグが付けられているのです。
使い勝手の良さ
ナンガの寝袋は、先進的な技術を積極的に取り入れることで、品質と使い勝手の良さの向上を図っています。
暗い場所でも光る「蓄光樹脂ジッパー」は生地も噛みにくく、シュラフのダメージ軽減にも効果的です。
また、寝袋表面の生地には防水性や透湿性の高い素材を使用しているため、結露や寝汗などによる寝冷えを防げます。
アフターケアが充実している
ナンガから発売されるダウンシュラフには、基本的に永年保証が付帯されています。
そのため、万が一使用中に生地の破れや劣化が起こってしまっても、新しい寝袋を買い替える必要はありません。
他のブランドの寝袋と比較するとやや高価なナンガの寝袋ですが、アフターサービスがある分、キャンプでも安心して使用できます。
羽毛の増量ができる
ナンガから発売されるダウンシュラフは、保温性能が足りないと感じた場合、購入後であってもダウンの増量ができます。
ダウンの増量は50g単位で料金が加算されていく仕様で、寝袋のモデルによっては最大200gまで増量可能です。
また、ダウン増量後は無料でサイズに合った収納袋に変更してくれるため、収納に困ることもないでしょう。
寝袋の種類が豊富
ナンガではサイズや保温性、素材などの異なるさまざまな種類の寝袋が発売されています。
そのため、使用するシーズンや用途に合った適切な機能を搭載した寝袋を見つけられるでしょう。
とくに、冬キャンプでも使用する場合は保温性の高さが重要なため、キャンプをする地域の気温に合ったものを選んでください。
ナンガのコンパクト寝袋を使うデメリット
価格は高い
ナンガから発売される寝袋は高品質の素材を使用しているため、他のブランドの商品と比較すると価格が高い傾向にあります。
そのため、一年に数回しかキャンプに行かない方や、初心者の方にとってはなかなか手を出しにくい商品かもしれません。
しかし、アフターケアが充実しているため一度購入すれば長く使用できて、長い目で見るとコスパの良い商品と言えるでしょう。
マミー型なので窮屈に感じやすい
寝袋の形状には「マミー型」と「封筒型」の2つのタイプがあります。
ナンガから発売される寝袋はコンパクトなマミー型の商品が多く、人によっては就寝中に寝返りが打てず、窮屈と感じる場合もあります。
そのため、自宅の布団のように広々と寝たいという方には、ナンガのマミー型シュラフはおすすめできません。
メンテナンスには手間や時間がかかる
寝袋の中綿には「ダウン」と「化繊」があり、ナンガから発売される寝袋は中綿にダウンを使用している商品が多いです。
ダウンは水濡れに弱く、キャンプなどで使用した後に収納袋に入れたまま放置すると、最悪の場合カビてしまう可能性もあります。
ダウン製品は使用後のメンテナンスに手間や時間がかかるため、お手入れに時間をかけたくない方には向いていません。
ナンガのコンパクト寝袋の選び方
コンパクトなマミー型がおすすめ
寝袋には「マミー型」と「封筒型」の2つのタイプがあります。
それぞれの特徴を理解して、自分の使用用途に合ったタイプの寝袋を選びましょう。
マミー型
ミイラのような形状をした、軽量でコンパクトに持ち運びができるタイプです。
生地が体に密着するため保温性が高く、冬キャンプでも活躍します。
封筒型
自宅の布団のように寝返りがしやすく、窮屈に感じることのないタイプです。
連結させて広々と使うこともでき、春から秋にかけてキャンプを楽しむ方に適しています。
使用する季節に合わせて快適使用温度をチェック
寝袋を選ぶ際は、使用する季節や地域に合わせて快適使用温度をチェックしましょう。
快適使用温度とは、一般的な成人女性が寒さを感じることなく寝ることができる温度帯のことを指します。
寝袋の説明書などに記載されているケースが多いです。
目安として、快適使用温度+5℃の商品を選べば、寒さで眠れないということはないでしょう。
また、春から秋にかけてのみキャンプをする場合は、「3シーズン用」と記載された寝袋もおすすめです。
ダウン素材はコンパクトに収納できる
寝袋の中綿に使用する素材は「ダウン」と「化学繊維」の2種類です。
ナンガから発売される寝袋は、中綿にダウン素材を使用した商品がメインとなっています。
ダウン素材は空気を多く含むため、軽量でコンパクトに収納できるて持ち運びに便利です。
保温性にも優れますが水濡れや汚れには弱く、収納袋に入れたまま保管すると最悪の場合カビてしまう可能性も。
化学繊維を使用した寝袋と比べて、メンテナンスは丁寧に行う必要があるでしょう。
身長に合ったサイズを選ぶ
寝袋を購入する際は、身長や体格に合った適切なサイズの商品を購入しましょう。
ナンガから発売される寝袋は「ショート」「レギュラー」「ロング」の3つのサイズに分けられている商品が多いです。
自分の体格に対して大きすぎる寝袋を購入すると、隙間が空いてしまい、保温性能を十分に発揮できない可能性があります。
また、反対に小さすぎる寝袋を購入すると、スペースが無く窮屈に感じてしまうでしょう。
快適に眠れるよう、自分に合ったサイズの寝袋を選んでください。
気になる価格帯をチェック
ナンガから発売される寝袋は、安い商品で20,000円程度から65,000円を上回る商品まで、価格帯に大きな幅があります。
価格の高い商品ほど、高品質な生地を使用した商品や、保温性能に優れている商品が多い印象です。
そのため、価格だけを見て高価な商品を購入しても、使用する方によってはオーバースペックとなってしまう可能性も。
ナンガから発売される寝袋を購入する際は、価格は気にせずに自分の使用用途に合う、適切な機能を搭載した商品を選んでください。
ナンガのコンパクト寝袋おすすめ10選
製品名 | 重さ | サイズ | 素材 | 快適使用温度 |
---|---|---|---|---|
ダウンシュラフ450レギュラー | 940g | 175cm | ナイロンタフタ | -8℃ |
アルピニスト1500 | 1,500g | 180cm | ナイロンタフタ | -10℃ |
オーロラ 600STD | 1,250g | 180cm | オーロラテックス | -6℃ |
オーロラ 750DX | 1,280g | 185cm | オーロラテックス | -16℃ |
オーロラライト 封筒型 600DX | 600g | 180cm | オーロラテックス | 不明 |
オーロラテックス 800DX | 800g | 180cm | オーロラテックス | -17℃ |
オーロラ 900DX | 1,700g | 185cm | オーロラテックス | -16℃ |
オーロラ1000DX | 1,550g | 180cm | オーロラテックス | -21℃ |
ラバイマーバッグ | 1,600g | 180cm | ナイロン | -15℃ |
オーロラスクエアフット800 | 1,586g | 180cm | ナイロン | -6℃ |
【NANGA】
ダウンシュラフ450レギュラー
撥水加工が施されたナイロン素材を採用した、重量940gと軽量で持ち運びのしやすいダウンシュラフです。
縫製はボックスキルト構造となっているためダウンが偏りにくく、保温性にも優れています。
標高の低い場所や寒さが厳しくない地域であれば、冬でも問題なく使用できるため、オールシーズンキャンプをする方におすすめです。
重さ | 940g |
---|---|
サイズ | 175cm |
素材 | ナイロンタフタ |
快適使用温度 | -8℃ |
【NANGA】
アルピニスト1500
頭側と足側の両方からチャックの開閉が可能で、気温変化に対応して快適に眠れるダウンシュラフです。
自宅の洗濯機で洗濯可能のため、お手入れに手間や時間がかかりにくく、寝袋が清潔な状態を保てるでしょう。
セットの収納袋は正方形となっていてコンパクトに収納しやすく、車内や自宅ではクッションとして活躍します。
重さ | 1,500g |
---|---|
サイズ | 180cm |
素材 | ナイロンタフタ |
快適使用温度 | -10℃ |
【NANGA】
オーロラ 600STD
通常のレギュラーサイズよりやや大きく作られているため、マミー型でも比較的窮屈に感じにくいダウンシュラフです。
標高の低い場所や温暖な地域であれば冬キャンプでも問題なく使用できるため、一年中キャンプを楽しむ方におすすめです。
また、表地と裏地の間にはメッシュを配置し、偏りを防げるボックスキルト構造となっているため寝心地も抜群でしょう。
重さ | 1,250g |
---|---|
サイズ | 180cm |
素材 | オーロラテックス |
快適使用温度 | -6℃ |
【NANGA】
オーロラ 750DX
ナンガの独自開発である防水透湿素材「オーロラライト」を使用した、軽量でコンパクトに持ち運べる寝袋です。
耐水圧や透湿性に優れるため就寝中に汗をかいても蒸れを感じにくく、スリーピングカバーを使用する必要もありません。
また、ショルダーウォーマーや顔周りのドローコードなどにより保温性も優れるため、冷気の侵入を防げます。
重さ | 1,280g |
---|---|
サイズ | 185cm |
素材 | オーロラテックス |
快適使用温度 | -16℃ |
【NANGA】
オーロラライト 封筒型 600DX
ナンガの独自開発素材である「オーロラライト」を採用した、自宅の布団のように寝返りが打てる封筒型の寝袋です。
大きく開いて使用することや同じ寝袋を連結することも可能なので、小さなお子さんとのファミリーキャンプにおすすめです。
また、マミー型シュラフの保温性を高めるために重ねて使用することもできるので、冬キャンプでも活躍するでしょう。
重さ | 600g |
---|---|
サイズ | 180cm |
素材 | オーロラテックス |
快適使用温度 | 不明 |
【NANGA】
オーロラテックス 800DX
防水性や透湿性、耐久性に優れたナンガ独自開発の素材であるオーロラライトを採用したダウンシュラフです。
シュラフの生地がファスナーに噛みこむ原因となる隙間を減らすことで、スムーズな開閉と、生地のダメージを軽減できます。
また、快適使用温度は-17℃となっているため、平地でのキャンプであれば冬でも寒さを感じることはないでしょう。
重さ | 800g |
---|---|
サイズ | 180cm |
素材 | オーロラテックス |
快適使用温度 | -17℃ |
【NANGA】
オーロラ 900DX
身長185cmの方まで使用できるロング仕様で、防水透湿素材オーロラテックスを採用したダウンシュラフです。
ネットに入れれば自宅の洗濯機でも丸洗い可能なため、使用後のメンテナンスに手間や時間がかかりません。
また、ショルダーウォーマーやドラフトチューブ などにより保温性も優れているため、冬キャンプでも快適に使用できます。
重さ | 1,700g |
---|---|
サイズ | 185cm |
素材 | オーロラテックス |
快適使用温度 | -16℃ |
【NANGA】
オーロラ1000DX
標高3,000m級の山間部を含めた極寒地域でも安全に使用できる、冬のテント泊におすすめのダウンシュラフです。
生地には撥水性や透湿性、耐久性に優れたオーロラテックスを採用しているため、気温に関わらず快適に使用できます。
また、ボックス構造となっているため使用中にダウンの偏りが起きにくく、保温性の維持にもつながるでしょう。
重さ | 1,550g |
---|---|
サイズ | 180cm |
素材 | オーロラテックス |
快適使用温度 | -21℃ |
【NANGA】
ラバイマーバッグ
春から秋にかけた3シーズン用で、小さなお子さんとファミリーキャンプを楽しむ方におすすめの2人用寝袋です。
一緒に眠るとお互いの体温を感じられるため、朝晩の気温が下がりやすい季節でも安心して使用できるでしょう。
また、準備・撤収する寝袋が一つで済むため、手間や時間がかかりにくく、いつも朝に時間がないという方に向いています。
重さ | 1,600g |
---|---|
サイズ | 180cm |
素材 | ナイロン |
快適使用温度 | -15℃ |
【NANGA】
オーロラスクエアフット800
ナンガで人気の高いオーロラシリーズのスペックは変えず、足元のみスクエア型に進化した寝袋です。
足元がスクエア型になることでスペースが生まれ、マミー型でも窮屈に感じることなく快適に眠れるでしょう。
また、ファスナーの周囲にダウンの入ったチューブを設けることで隙間から入る冷気を遮断し、保温能力が向上しています。
重さ | 1,586g |
---|---|
サイズ | 180cm |
素材 | ナイロン |
快適使用温度 | -6℃ |
まとめ
性能の高さに加えて、コンパクトに収納できるため持ち運びにも便利なナンガの寝袋は、一年中キャンプで活躍するアイテムです。
ぜひ今回の記事を参考に、自分のキャンプスタイルに合った適切な機能をもつ寝袋を見つけて、キャンプを快適に楽しんでください。
ナンガのコンパクト寝袋の購入で失敗しないために、各ショッピングサイトのレビューもしっかり確認して自分にピッタリなモノを見つけましょう。
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