気温が0℃を下回る厳冬期のキャンプで、快適に眠るためには保温性に優れた寝袋が欠かせません。
マイナス40℃まで対応できる保温性に優れた寝袋であれば、翌日に疲れを残すことなく快適に眠れるでしょう。
しかし、さまざまなブランドから発売されているため、どれを選べばよいかわからない方も多いのではないでしょうか?
そこで今回は、0℃以下の厳冬期にも安心して使用できる寝袋の選び方や、おすすめ12選を詳しく紹介します。
目次
- 1 マイナス40度対応寝袋を使うメリット
- 2 マイナス40度対応寝袋を使うデメリット
- 3 マイナス40度対応寝袋の選び方
- 4 マイナス40度対応寝袋おすすめ12選
- 4.1 【Coleman】コルネットストレッチ2(2000031103)
- 4.2 【LOGOS】抗菌防臭 丸洗いアリーバ(72940162)
- 4.3 【ISUKA】アルファライト700X(111809)
- 4.4 【Snugpak】ソフティー エリート レフトジップ(10110300209)
- 4.5 【Takemo】スリーピングバッグ5
- 4.6 【Takemo】スリーピングバッグ 7
- 4.7 【mont-bell】ダウンハガー800#3(1121360)
- 4.8 【ISUKA】ニルギリEX(158421)
- 4.9 【ISUKA】エア プラス 450(149533)
- 4.10 【snowpeak】セパレートオフトン ワイド(BDD104)
- 4.11 【NANGA】AURORA light 750 DX(AURLT750DX)
- 4.12 【NANGA】オーロラスクエアフット 800(N1Q8KH14)
- 5 まとめ
マイナス40度対応寝袋を使うメリット
保温性に優れる
保温性に優れた寝袋を使用することで、厳冬期のキャンプでも安心して眠ることができるでしょう。
寝心地が良く、気温の低い日のキャンプでも快適に眠れるため、翌日に疲れを持ち越すこともありません。
標高の高い場所でのテント泊はもちろん、最低気温がマイナスを下回るような地域でのキャンプにも向いています。
ダウン素材は軽量な商品も多い
0℃以下の厳冬期にも対応可能な寝袋は、中綿に保温性に優れたダウン素材を使用する商品が多いです。
ダウン素材を使用した寝袋は、空気を多く含む分軽量で、比較的コンパクトに収納することができます。
徒歩や公共交通機関、バイクなどを移動手段とする人や、ソロキャンプを楽しむ方におすすめのアイテムです。
マミー型は持ち運びしやすい
寝袋には「封筒型」と「マミー型」の2つの形状の寝袋がありますが、厳冬期にはマミー型の寝袋が適しています。
マミー型は肌と密着するため保温性に優れていて使用する生地が少なく、コンパクトに収納できます。
登山でのテント泊やソロキャンプなどの、荷物をなるべくコンパクトにしたい方に向いているでしょう。
マイナス40度対応寝袋を使うデメリット
価格の高い商品が多い
0℃以下の厳冬期にも安心して使用できる性能の高い寝袋は、価格設定がやや高い商品が多いです。
そのため、これからさまざまなキャンプギアを購入する予定の、初心者の方にはあまりおすすめできません。
初心者の方はまず3シーズン用の寝袋を購入し、冬キャンプを楽しめるようになった段階で高性能な寝袋を購入するとよいでしょう。
メンテナンスに手間や時間がかかる
メリットで先述した通り、保温性に優れた寝袋の中綿には、ダウン素材を使用する商品が多いです。
ダウン素材の寝袋は水濡れや汚れに弱く、使用後のメンテナンスに手間や時間がかかります。
万が一汚れてしまった場合、自宅の洗濯機で洗濯できないため、清潔な状態を保てるようシュラフカバーを使用しましょう。
就寝中は窮屈に感じやすい
保温性に優れたマミー型の寝袋は、体と密着する構造のため、就寝中は窮屈に感じやすい方が多いです。
そのため、自宅の布団のように、キャンプでも快適に眠りたいという方には、あまりおすすめできません。
また、封筒型のように、寝袋を連結して使用することもできないため、小さなお子さんのいるご家庭にも向いていないでしょう。
マイナス40度対応寝袋の選び方
寝袋のタイプを選ぶ
寝袋は「封筒型」と「マミー型」2つのタイプがあります。
それぞれ特徴があるので、自分に合ったタイプを選びましょう。
封筒型
自宅の布団の形に近く、寝心地の良さを重視した寝袋です。
保温性は低く、かさばるので持ち運びには不便です。
マミー型
身体と密着する構造のため保温性に優れ、コンパクトに持ち運べます。
価格はやや高い傾向で、窮屈に感じやすいです。
中綿の素材をチェック
寝袋の中綿は「ダウン」素材と「化繊」素材の2つが使われます。
それぞれの特徴を理解して、自分に合った素材を選びましょう。
ダウン
保温性に優れ、コンパクトに持ち運びができます。
価格は高く、自宅で洗濯できないためメンテナンスに手間がかかります。
化繊
比較的安価で購入でき、使用後のメンテナンスも簡単です。
保温性は低く、かさばるため持ち運びには不便です。
快適使用温度を確認
発売されている寝袋には、寒さを感じることなく過ごせる気温である「快適使用温度」が記載されています。
そのため、寝袋を購入する際は使用する季節や地域に合った、快適使用温度の寝袋を購入しましょう。
人によって寒さの感じ方は異なるため、+5℃程度の余裕を持った商品を選ぶことがおすすめです。
また、やや保温性能の低い寝袋でも、マットやシュラフカバーを使用することで保温性を高めることができます。
自分の体格に合ったサイズを選ぶ
寝袋には、レギュラーサイズの他にロングやショートサイズのさまざまな身長に適した商品が発売されています。
保温性を重視した寝袋を選ぶ際は、大きすぎる寝袋を使用すると性能を十分に発揮できない可能性があります。
さらに、反対に小さすぎる寝袋を使用すると、就寝中に窮屈に感じてしまう可能性も。
寝袋の性能を十分に発揮できるよう、自分の体格に合ったサイズの寝袋を購入しましょう。
機能性をチェック
寝袋を購入する際は、機能性も確認しましょう。
とくに、ストレッチ性に優れた生地を採用していると、就寝中も窮屈に感じにくく、快適に眠れます。
体温調節のために、ジッパーの位置や開き具合などを確認することも、重要なポイントです。
保温性に合わせて、適切な機能性をもつ寝袋を購入して、厳冬期のキャンプでも快適に睡眠をとりましょう。
人気の高いおすすめメーカー
人気の高いおすすめメーカーを3つ紹介します。
ナンガ
1941年に羽毛の町から生まれた、寝袋メーカーです。
国内生産の寝袋にこだわり、機能性の高い商品が人気です。
モンベル
1975年に日本で生まれた、総合アウトドアブランドです。
豊富な商品数で、初心者からベテランまで満足できるギアが揃っています。
イスカ
大阪に本社がある寝袋専門メーカーです。
耐久性が高く、雪山登山でも安心して使用できる寝袋を揃えています。
気になる価格帯を確認
0℃以下の厳冬期でも使用できる寝袋は、安くて10,000円から60,000円を上回るものまで、価格帯にやや幅があります。
価格の高い寝袋は保温性や機能性に優れた、厳冬期にも安心して使用できる商品が多い印象です。
しかし、使用する季節や地域によっては、オーバースペックとなる可能性もあります。
そのため、寝袋を購入する際は価格をあまり気にせずに、自分の使用する地域や季節に合わせて適切な寝袋を購入しましょう。
マイナス40度対応寝袋おすすめ12選
メーカー・製品名 | 重さ | サイズ | 素材 | 快適使用温度 |
---|---|---|---|---|
Coleman コルネットストレッチ2 | 1.6kg | 205×67~84cm | ポリエステル | -5℃ |
LOGOS 抗菌防臭 丸洗いアリーバ | 2.5kg | 80×220cm | ポリエステル | -15℃ |
ISUKA アルファライト700X | 1.3kg | 81×203cm | ポリエステル | -6℃ |
Snugpak ソフティー エリート レフトジップ | 1.6kg | 220×150cm | ナイロン | -5℃ |
Takemo スリーピングバッグ5 | 0.96kg | 158×205cm | ポリエステル | -6℃ |
Takemo スリーピングバッグ 7 | 1.18kg | 158×205cm | ポリエステル | -15℃ |
mont-bell ダウンハガー800#3 | 555g | 183cm | ナイロン | -1℃ |
ISUKA ニルギリEX | 1.27kg | 80×213cm | ポリエステル | -15℃ |
ISUKA エア プラス 450 | 0.84kg | 78×213cm | ナイロン | -6℃ |
snowpeak セパレートオフトン ワイド | 1.8kg | 110×200cm | ナイロン | -8℃ |
NANGA AURORA light 750 DX | 1.28kg | 210×80cm | ナイロン | -20℃ |
NANGA オーロラスクエアフット 800 | 1.58kg | 210×85cm | ナイロン | -6℃ |
【Coleman】
コルネットストレッチ2(2000031103)
ストレッチ性に優れたポリエステル素材を使用しているため、就寝中も窮屈に感じにくいマミー型の寝袋です。
チャックを開ければ手足を出した状態で歩くことができるため、キャンプ中にも活躍するアイテムです。
また、使用後は自宅の洗濯機で丸洗いができるため、メンテナンスに手間や時間がかかりません。
重さ | 1.6kg |
---|---|
サイズ | 205×67~84cm |
素材 | ポリエステル |
快適使用温度 | -5℃ |
【LOGOS】
抗菌防臭 丸洗いアリーバ(72940162)
足から頭までをすっぽりと覆える、快適使用温度-15℃以上と保温性に優れたマミー型の寝袋です。
抗菌防臭加工が施されていることに加え、自宅の洗濯機で丸洗い可能なため、清潔な状態を保つことができます。
また、窮屈に感じやすい足元はフットアングルストラクチャー構造が採用されているため、寝心地も抜群です。
重さ | 2.5kg |
---|---|
サイズ | 80×220cm |
素材 | ポリエステル |
快適使用温度 | -15℃ |
【ISUKA】
アルファライト700X(111809)
重さ1.3kgと超軽量で、登山時のテント泊やソロキャンプにピッタリな持ち運びやすいマミー型の寝袋です。
イスカ独自の3D構造で広々とした作りとなっているため、就寝中も窮屈に感じにくいでしょう。
また、引き裂き強度に優れた耐久性の高い素材を採用しているため、アウトドアでもタフに使用できます。
重さ | 1.3kg |
---|---|
サイズ | 81×203cm |
素材 | ポリエステル |
快適使用温度 | -6℃ |
【Snugpak】
ソフティー エリート レフトジップ(10110300209)
寝袋の縦と横のサイズを自分の体に合わせて調節可能なため、フィット感の高さが魅力のマミー型の寝袋です。
防風性や撥水性、通気性に優れた素材を採用しているため、万が一汗をかいても蒸れにくく快適に使用できます。
また、寝袋の内側の素材には柔らかく肌触りの良いナイロン素材を使用しているため、寝心地も抜群です。
重さ | 1.6kg |
---|---|
サイズ | 220×150cm |
素材 | ナイロン |
快適使用温度 | -5℃ |
【Takemo】
スリーピングバッグ5
撥水加工が施されたポリエステル生地を採用した、水濡れにも強いマミー型の寝袋です。
ダウンの特徴を最大限に活かしたボックス構造により、冬の使用も安心の保温性の高さを発揮します。
また、足元からも開閉可能なファスナー仕様のため、暑いときは足元を出して体温調整も可能です。
重さ | 0.96kg |
---|---|
サイズ | 158×205cm |
素材 | ポリエステル |
快適使用温度 | -6℃ |
【Takemo】
スリーピングバッグ 7
秋から冬にかけての厳しい高所登山にも対応可能な、保温性の高さが魅力のマミー型寝袋です。
軽量で耐久性に優れたポリエステル素材に撥水加工が施されているため、水濡れにも強い仕様です。
また、長期保存にも最適なストリージバッグがセットになっているため、コンパクトに持ち運べるでしょう。
重さ | 1.18kg |
---|---|
サイズ | 158×205cm |
素材 | ポリエステル |
快適使用温度 | -15℃ |
【mont-bell】
ダウンハガー800#3(1121360)
高品質なダウンと、撥水加工を施した軽量なナイロン生地を組み合わせて作られた、マミー型の寝袋です。
モンベル独自の「スパイダーバッフルシステム」によって、ダウンが偏ることを防げます。
また、伸縮性に優れた素材を使用しているため、就寝中に窮屈に感じることなく、快適に眠れるでしょう。
重さ | 555g |
---|---|
サイズ | 183cm |
素材 | ナイロン |
快適使用温度 | -1度 |
【ISUKA】
ニルギリEX(158421)
冬山でのテント泊や車中泊などで活躍する、快適使用温度-15℃と保温性の高さが魅力のマミー型寝袋です。
肌触りが良く耐久性にも優れたポリエステル素材を採用しているため、寝心地は抜群でしょう。
また、マフラーの働きをする「ショルダーウォーマー」や「ドラフトチューブ」など、機能性にも優れているアイテムです。
重さ | 1.27kg |
---|---|
サイズ | 80×213cm |
素材 | ポリエステル |
快適使用温度 | -15℃ |
【ISUKA】
エア プラス 450(149533)
春や夏の使用はもちろん、冬の平地キャンプまで幅広く活躍する軽量で持ち運びのしやすいマミー型寝袋です。
「セパレートボックス構造」を採用し、胸部の保温性を向上させているため、寒さの厳しい冬にも安心して使用できます。
また、足元にはジョイントテープがついているため、インナーシュラフを固定しての使用もおすすめです。
重さ | 0.84kg |
---|---|
サイズ | 78×213cm |
素材 | ナイロン |
快適使用温度 | -6℃ |
【snowpeak】
セパレートオフトン ワイド(BDD104)
掛け布団と敷布団として分離して使用可能なため、自宅で寝ているかのような快適な寝心地の寝袋です。
両側にジッパーがついた仕様のため、さまざまな体温調節方法があり、オールシーズン使用できます。
また、抗菌・消臭加工が施されているため、寝袋を清潔な状態で保つことができるでしょう。
重さ | 1.8kg |
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サイズ | 110×200cm |
素材 | ナイロン |
快適使用温度 | -8℃ |
【NANGA】
AURORA light 750 DX(AURLT750DX)
ナンガの独自の防水透湿素材AURORALIGHTを採用した、蒸れや汚れに強いマミー型の寝袋です。
ボックスキルト構造のため、使用を続けていても寝袋内のダウンが偏りにくいでしょう。
また、ダウンの他にチタンスパッタリング材を使用し、輻射による蓄熱・保温効果の高い仕様となっています。
重さ | 1.28kg |
---|---|
サイズ | 210×80cm |
素材 | ナイロン |
快適使用温度 | -20℃ |
【NANGA】
オーロラスクエアフット 800(N1Q8KH14)
窮屈に感じやすい、マミー型の足元が広い仕様である「スクエアフット構造」を採用した寝袋です。
L字のファスナーをすべて開くことで布団として使用することもでき、小さなお子さんのいるご家庭にもおすすめのアイテム。
また、中綿はダウン素材でボックスキルト構造が採用されているため、使用を続けてもダウンが偏る心配はありません。
重さ | 1.58kg |
---|---|
サイズ | 210×85cm |
素材 | ナイロン |
快適使用温度 | -6℃ |
まとめ
0℃以下にも対応できる保温性に優れた寝袋であれば、厳冬期でも寒さを感じることなく快適に眠れるでしょう。
ぜひ今回の記事を参考に、自分の使用する季節や地域に合った寝袋を購入して、キャンプを快適に楽しんでください。
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