スケボーで用いられるウィールにはサイズの他に硬さや形などの違いがございます。
10年ほど前は101Aより硬めのハードウィールがストリートスケーターの主流だったのですが、ここ数年でウィールの品質向上もあり、少し柔らかめの99Aのウィールが最も使用率の高いウィールとなりました。
なぜ99Aのウィールが今人気なのか、その理由も踏まえて99Aのスケボーウィール10選をご紹介致します。
目次
- 1 99Aのスケボーウィールを使うメリット
- 2 99Aのスケボーウィールを使うデメリット
- 3 99Aのスケボーウィールおすすめ10選
- 3.1 【SPIT FIRE】F4 99 CLASSICS
- 3.2 【SPIT FIRE】F4 99 DURO CONICAL FULL
- 3.3 【BONES】STF RETROS V2 LOCKS
- 3.4 【OJ WHEELS】ELITE HARDLINE WHITE
- 3.5 【ORBS】SPECTER SOLIDS LAVENDER
- 3.6 【TOY MACHINE】MONSTER BLACK
- 3.7 【ELEMENT×PEANUTS】SQUAD WHEEL (BB027-300)
- 3.8 【RICTA】NATURALS REFLECTIVE
- 3.9 【DARKROOM】TRICLOPS GEMINI
- 3.10 【DARKSTAR】FORTY WHEELS
- 4 まとめ
99Aのスケボーウィールを使うメリット
路面から受ける影響が少ない
少し柔らかめのハードウィールになる99Aは、硬めの101Aや103Aなどと比べ、地面から受ける影響が少なくなります。
硬めのウィールは面の綺麗な場所を走るのに適していますが、路面が粗い所は不得意です。
99Aですと多少路面が粗くても安定して走るので、路面が整備されたスケートパーク以外に、公園や道路など様々な環境で滑る事が出来ます。
適度なグリップ感
ウィールを横に滑らせてブレーキをかけるパワースライドと呼ばれるトリックがございます。
起伏のあるパークを速いスピードで走ると、ターンをした際に意図しないパワースライドが入ってしまい転倒してしまう事がありますので、慣れていないうちはグリップの利く99Aのウィールの方がおすすめです。
ホコリ等の影響で横滑りしやすい室内パークなどは特に、99Aの少し柔らかめのハードウィールがおすすめです。
様々なメーカーから発売されている定番硬度
ウィールの定番である99Aは、ソフトウィール専門のメーカー等でなければ必ずラインナップされている硬度で、ショップに行けば必ずおかれており、今後生産が無くなることもまずないので供給が安定していて種類も豊富です。
メーカーから発売されているウィールの硬度はあくまで目安な所があり、同じ99Aでもメーカーにより少し硬く感じたり逆に柔らかく感じたりと微妙な違いがあります。
色々なパーツを使ってスケボーを楽しむのもスケボーの醍醐味の一つですので、一つのメーカーに拘らず是非いろいろな99Aのウィールをお試しください。
99Aのスケボーウィールを使うデメリット
過度なグリップ感
メリットで上げた 「適度なグリップ感」 を デメリットとしてとらえるスケーターも少なくありません。
綺麗な路面のスケートパークやスポットをメインとし、レッジやマニュアルなどのテクニカルスケートを得意とするスケーターは逆に「ウィールが滑りやすい」101Aや103Aなどの硬めのウィールを選ぶ方が多いです。
この先に多く回す練習がしたいとお考えであれば、99Aより硬めのウィールがよろしいかもしれません。
特定の状況で最高速が硬めのウィールに劣る
綺麗な路面でよーいどんで走った際の伸びやスピードは、ウィールが硬ければ硬いほどに向上します。
路面が粗い場合には柔らかい方がスピードが出ます。
整備されたコンクリートパークで滑るトランジッションスケーターにはこのスピードや伸びが重要となり、99Aよりも101Aや104Aなどの硬めのハードウィールの方が好まれる傾向にあります。
ですが、先ほどもお話しした通り、スピードが出る反面、急な横滑りなどが発生してしまう事があるので、そこを太めのウィールなどを選ぶ事でグリップ力を上げて調整しています。
安定感を求めるなら99A、よりスピードや伸びを求めるなら硬めのハードウィールがよろしいかと思います。
99Aのスケボーウィールおすすめ10選
【SPIT FIRE】
F4 99 CLASSICS
99Aのウィールが主流となる転換期となったウィール、SPITFIREによるFOURMULA FOURシリーズになります。
今では中級者以上のスケーターの半数以上がこのウィールを使っているほど人気があり、2020東京オリンピックで優勝した堀米ゆうと選手もこちらを愛用しています。
走破性が高いのにスライドする、昔のウィールからは想像が付かない高性能なウィールとなっています。
【SPIT FIRE】
F4 99 DURO CONICAL FULL
上記と同じくSPITFIREのF4シリーズより接地面を広くとったコニカルシェイプとなります。
クラシックシェイプよりも接地面が広い為、グリップ力が向上し、よりハイスピードにも耐えられるようになっています。
ウィールの角が角ばった形状となっているので、カーブトリックとの相性も良くストリートスケーターにもおすすめです。
【BONES】
STF RETROS V2 LOCKS
品質の高いウィール製造で数十年前から圧倒的人気を誇るウィールメーカー、BONESのSTFになります。
STFとはSTREET TECH FORMULAの略で、ストリートスケーティングにて性能を発揮するように制作されています。
SPITFIREと並びウィールブランド2強といえるブランドですので、是非こちらの高品質ウィールも体感してみてください。
【OJ WHEELS】
ELITE HARDLINE WHITE
老舗ウィールメーカーのOJ WHEELSによる高品質ウレタンを使用したエリートモデル。
スタンダードモデルよりも高性能となっており、パークでもストリートでも滑りやすい絶妙なグリップ感となっています。
高品質ウレタンを使用しているのでパンクなどの故障もおきづらく、長持ちするウィールです。
【ORBS】
SPECTER SOLIDS LAVENDER
ユニークなシェイプのデッキを発売し、コアなファンが多いWELCOME SKATEBOARDが手掛けるウィール専門ブランド。
独自開発したPLASMATHANE FORMULAを使用し、パンクがしづらくスピードが付きやすい特徴がございます。
接地面が広くとられているので、パークスケーティングでの使用が特におすすめです。
【TOY MACHINE】
MONSTER BLACK
プロスケーター・アーティスト・フォトグラファーと様々な肩書を持つ「エド・テンプルトン」手掛けるデッキブランドTOY MACHINEのオリジナルウィール。
普通のウィールの半額程の価格で販売されており、性能としては高品質のウレタンを使用したウィールには劣りますが、コスパを重視したい方におすすめです。
【ELEMENT×PEANUTS】
SQUAD WHEEL (BB027-300)
大手デッキブランドのELEMENTとスヌーピーで有名なPEANUTSとのコラボレーションモデル。
ウィールは4つで1セットですが、多くのウィールが統一したグラフィックを使用している物が多い中、PEANUTSのキャラクターが一つ一つに別の物が描かれた特別なモデル。
ボックスも特別仕様となっているので、飾ってよし、乗ってよしなウィールです。
【RICTA】
NATURALS REFLECTIVE
アメリカの大手スケートカンパニーのNHS社が出がけるウィールブランドRICTAによるレギュラーモデルの99Aハードウィール。
高い技術力を持つRICTAのウィールは性能が高く、パンクしづらく多少粗い路面でもスムースに走れて尚且つスライドがかかりやすいよう設計されています。
【DARKROOM】
TRICLOPS GEMINI
Alien Work Shopのデザイナーとしてデビューし、ベテランスケーターから高い評価を集めるアーティストDon Pendeletonが手掛けるDARKROOMのウィールです。
TEK FORMULAと呼ばれる独自の技術を用いて開発した高品質ウレタン仕様のハイクオリティーウィール。
デザイン良し、性能良しで価格も安いのでコスパも抜群です。
【DARKSTAR】
FORTY WHEELS
1997年に創立したデッキカンパニーDARK STARによる99Aハードウィール。
シンプルなグラフィックとなっており、どのようなデッキにも合わせやすいデザインとなっているのでプレゼントにも最適です。
ウィールとしての性能は並クラスで、高性能ウレタンを使用した物よりは劣りますが、価格が安いのでコスパを重視したい方におすすめです。
まとめ
同じ99Aのハードウィールと言えど、メーカーによって性能が大きく変わり、使用者によって好みも分かれてきます。
自分に合ったウィールを探すには実際に使って試してみるのが一番ですので、是非、こちらの記事を参考に自分に合うスケボーウィールをお探しください。
99Aのスケボーウィールの購入で失敗しないために、各ショッピングサイトのレビューもしっかり確認して自分にピッタリなモノを見つけましょう。
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