スケートボードにおいてサイズ(インチ)選びは非常に重要です。
最初は標準サイズの8インチから乗り始める方がほとんどかと思います。
ですが、乗り続けていくうちにほかのサイズも気になってくることでしょう。
たとえば、細めのデッキなら回し系に特化しており、太めのデッキなら安定感に特化しています。
このように「自分の理想的なスケートスタイル」に合うサイズを選ぶことが大事です。
今回は数多くのサイズの中から、8.25インチのスケボーデッキを紹介させていただきます。
目次
- 1 8.25インチのスケボーデッキを使うメリット
- 2 8.25インチのスケボーデッキを使うデメリット
- 3 8.25インチのスケボーデッキおすすめ10選
- 3.1 【GIRL】BANNEROT 93 TIL DECK
- 3.2 【BAKER】HAWK RIBBON STACK B2 SHAPE DECK
- 3.3 【DGK】LOADED
- 3.4 【Primitive】RODRIGUEZ THREAT
- 3.5 【WKND】SILVER GLITTER LOGO DECK
- 3.6 【Fucking Awesome】TYSHAWN JONES LOGO CLASS PHOTO FA
- 3.7 【MADNESS】CLAY TANTRUM IMPACT LIGHT DECK
- 3.8 【Santa Cruz】McCoy Flamingo VX Deck
- 3.9 【Chocolate】RANCHO CAPSULE Kenny Anderson
- 3.10 【POLAR】DANE BRADY THRASH CAN DECK
- 4 まとめ
8.25インチのスケボーデッキを使うメリット
安定感とフリップのしやすさを両立
8.25インチのデッキは現在標準サイズとされている8インチのデッキよりもやや太めなサイズです。
そのような8.25インチデッキは、標準よりも安定感がありながらも、回し系トリックもやり易いといった特徴を持っています。
そのため、「今までストリートで滑っていたが、これからはランプもチャレンジしていきたい」といったスケーターにおすすめなサイズ感です。
取り扱っているブランドが非常に多い
8.25インチを取り扱っているブランドは非常に多く、ほかのサイズと比べてもその差は歴然です。
よって、デザインのバリエーションも多く、より好きなグラフィックのデッキを選ぶこともできるのです。
たとえば「このデッキのグラフィックすごく好きだけどサイズが合わない」という経験をされたことはないでしょうか。
そのような不安も一切無く、安心してデッキを選ぶことができるのも8.25インチの魅力なのです。
諸外国では最も主流のサイズ
初めて日本でスケートボードが流行った世代の方であれば、この変化に驚きを感じていることでしょう。
たった10年ほど前までは、日本で最も主流のサイズといえば7.75インチでした。
それから時を経て、現在は8インチが主流とされ、ついに諸外国では8.25インチが最も主流のサイズとされているのです。
日本人スケーターも8.25インチやそれ以上のサイズを扱っていることは珍しくありません。
それはスタイルの変化や日本スケーターのスキルが上がってきたことを意味します。
特にオリンピックの影響もあり、ランプやボウルなどの「パークスタイル」に興味を持ち始めた方は非常に多いことでしょう。
そのような方にはまさに、8.25インチのデッキが非常におすすめなのです。
8.25インチのスケボーデッキを使うデメリット
回し系トリックがやりづらく感じるかも
8.25インチのデッキは安定感と回し系トリックのしやすさを両立しています。
ですが、どうしても細めのデッキよりは回しづらさを感じてしまうことでしょう。
それもそのはず、デッキの幅が広がると今までのスタンスではトリックがうまくメイクできないことがあるのです。
もちろんデッキ自体の質量も増えるので、シンプルに重たいです。
特に7インチ台から急に8.25インチに変えると、非常に大きく重たく回しづらいと感じ、自分には合わないと感じるかもしれません。
スケートボードは全てにおいて「慣れ」なのですが、急激なデッキサイズの変化は慣れるまでに時間がかかってしまうことでしょう。
トラックの買い替えが必要かも
デッキサイズに合わせてトラックのサイズも変えなければなりません。
そのため、今まで細いデッキにぴったりサイズのトラックを使用していた方は、やや大きめのトラックを買う必要があります。
例えばインディペンデントのトラックだと、7.5〜7.75インチに合うトラックが「129」に対し、8.25〜8.5インチに合うトラックは「149」です。
これはAXLE (アクスル) 幅の長さを数字で表しています。
デッキとトラックのサイズが合っていないとバランスが不安定になり、足にウィールが引っ掛かり急ブレーキがかかるなど非常に危険です。
そのため、大幅なデッキサイズの変更をする場合はトラックの買い替えも視野に入れておきましょう。
力が弱い人にはあまり向かない
8.25インチは標準サイズよりも大きく重たいデッキのため、弾く際により強い力が必要となります。
そのため、お子様や女性にとっては少々扱いづらいデッキに感じてしまうかもしれません。
あまり力に自信のない方や小柄な方には、7.75インチや7.8インチなどのやや細めなタイプがおすすめです。
また、現在8インチが標準サイズとされてはいますが、全ての人に合うサイズではなく、あくまでも使用者が多いサイズとなります。
自分自身に合ったデッキサイズを選ぶことに重点をおいて選んでいきましょう。
8.25インチのスケボーデッキおすすめ10選
【GIRL】
BANNEROT 93 TIL DECK
GIRLのデッキは軽量であることが特徴的で、ブランド名通りガールズスケーターにも人気なブランドです。
キックとコンケーブはやや強めで回し系トリックがしやすく、安定感にも優れたシェイプとなっています。
こちらのデッキデザインはクラシカルなブランドロゴがプリントされており、淡い色がおしゃれな一枚です。
【BAKER】
HAWK RIBBON STACK B2 SHAPE DECK
BAKERのデッキは先端がやや細めに設計された「OGシェイプ」となっています。
キックは強めでコンケーブは緩めであることも特徴的。
トリックに高さを出しつつ脱力感のあるフリップをメイクすることが可能です。
ナチュラルウッドの下地に黄色でブランドネームをパターンプリントした一枚となっています。
【DGK】
LOADED
DGKのデッキはやや幅広なシェイプと、弾きに優れていることが特徴的です。
キックとコンケーブはやや強めとなっており、グラフィックはHIPHOPスタイルのものが多いブランドとなっています。
そのため、よりストリートに特化したスケートボードブランドと言えるでしょう。
こちらのデッキデザインは、グラフィティスタイルのアートワークが非常に個性的です。
ドル札をモチーフとした背景とホッケーマスク、さらにポップな字体でブランドネームをレタリングしています。
【Primitive】
RODRIGUEZ THREAT
Primitiveのデッキは上質なカナディアンメープルウッドを使用し、非常に軽量であることとクセのないシェイプが特徴的です。
キックは弱めでコンケーブが強めとなっているため、初心者スケーターにもおすすめできるデッキと言えるでしょう。
また、脱力系トリックもやり易く、初心者だけでなく玄人スケーターにまで愛されているブランドとなっています。
こちらは赤色とシルバーを半分ずつ使用した個性溢れるグラフィックです。
中央には手裏剣と薔薇も描かれており、洗練された雰囲気の中に抜け感を演出しています。
【WKND】
SILVER GLITTER LOGO DECK
WKNDのデッキはノーズ&テールがやや丸く、安定感に優れたデッキとなっています。
コンケーブは標準的でキックが強めなため、トリックに高さが出しやすいです。
そして、シェイプも相まってデッキコントロールがしやすいことも特徴的です。
デザインはシンプルで、緑色の下地にシルバーでブランドロゴをスタンプしたグラフィックとなっています。
【Fucking Awesome】
TYSHAWN JONES LOGO CLASS PHOTO FA
Fucking Awesomeのデッキはノーズ&テールが四角く、非常に個性のあるシェイプとなっています。
また、キックとコンケーブも強めでクセの強いデッキのため、どちらかというと玄人向けのブランドと言えるでしょう。
さらにはデッキ自体も重たく、グラフィック面には滑り加工が施され、スライドトリックがやり易いと言った特徴も持っています。
よって、安定感とコントロール性を兼ね備えているこちらのデッキは、R系セクションでの使用率が高いです。
デザインも個性的で、クラスフォトを中央にプリントしたグラフィックとなっています。
【MADNESS】
CLAY TANTRUM IMPACT LIGHT DECK
MADNESSのデッキはスケートボード用に植林されたメイプルウッドを使用しており、軽量で高い耐久性が特徴的な板です。
キックとコンケーブはやや強めで、トリックに高さが出しやすく、コントロール性にも優れているため乗り手のスタイルを選びません。
また、こちらのデッキはメイプルウッドのほかに、軽量かつ反発性の高いカーボンプレートをエポキシレジンでプレスしています。
グラフィックも非常におしゃれで、色使いから起用デザインに渡り、まるでモダンアート作品のような一枚になっています。
【Santa Cruz】
McCoy Flamingo VX Deck
Santa Cruzのデッキはクセがなく、初心者にもおすすめできる高品質な板となっています。
キックやコンケーブは気持ち強めで、フラットトリックからカーブ、R系セクションにまで対応しているオールラウンダーデッキです。
また、こちらのVXデッキの厚さは衝撃の約6mmとなっています。
さらにグラスファイバー素材をトップとボトムに使用していることから、「薄いのに折れない」という最強のデッキなのです。
薄く軽く、耐久性に優れ高反発といった、文句のつけどころなしの一枚となっています。
デザインはフラミンゴが特徴的で、淡い色使いがビーチサイドを連想させるグラフィックです。
【Chocolate】
RANCHO CAPSULE Kenny Anderson
Chocolateは軽くて弾きが良いデッキを取り扱っています。
GIRLとの姉妹ブランドでもあるため、同じくガールズスケーターにも人気なブランドです。
キックは弱めでコンケーブが強めとなっているChocolateのデッキ。
小さな力で弾くことができ、デッキを回転させやすいといった特徴を持っています。
デザインは色使いが非常におしゃれで、馬のアートを起用しているところにもセンスを感じる一枚です。
【POLAR】
DANE BRADY THRASH CAN DECK
POLARはデザイン性に優れたデッキを多く販売しており、同じくアパレルアイテムもおしゃれなことで有名なブランドです。
キックとコンケーブは強めで、トリックに高さが出しやすく、テクニカルライダーにも人気なデッキとなっています。
また、ノーズがやや長めであることも特徴的で、ストリートはもちろん、R系セクションでもトリックがやりやすいシェイプです。
デザインは黄色をベースとし、POLARのアイコニックロゴ「Trash Can」がプリントされたグラフィックとなっています。
まとめ
8.25インチは標準サイズに比べ安定感に優れており、太めではあるものの回し系トリックもメイクしやすいサイズ感となっています。
また、同じ8.25インチでも各ブランドによってシェイプや使用素材などがさまざまなので、ご自身に合うデッキを選んでください。
もしデッキ選びに迷った場合は、思い切ってグラフィックだけで選んでみるのもおすすめです。
自分自身が気に入るグラフィックのデッキを所有するだけで、スケートボードに対するモチベーションが大きく上がることでしょう。
8.25インチのスケボーデッキの購入で失敗しないために、各ショッピングサイトのレビューもしっかり確認して自分にピッタリなモノを見つけましょう。
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