安定感と回しやすさが均等に50/50取れたデッキサイズが8.0となり、今のスケートボードシーンでは最も人気が高いサイズです。
それより0.125インチ太い8.125インチは、より安定感を持たせたり、トリックのキャッチ率を上げるのに最適なサイズになります。
安定感が増すことで、ストリートスケートのみならず、ランプやパークなどオールマイティーに滑ることが可能です。
今回の記事では、8.125インチのスケボーデッキのメリットデメリットや、おすすめのデッキをご紹介します。
目次
- 1 8.125インチのスケボーデッキを使うメリット
- 2 8.125インチのスケボーデッキを使うデメリット
- 3 8.125インチのスケボーデッキおすすめ10選
- 3.1 【MADNESS】FACE MELT POPSICLE SLICK
- 3.2 【ELEMENT】KIMETSU TANJIRO NEZUKO
- 3.3 【PRIMITIVE】MEGADETH SILVAS PEACE SELLS
- 3.4 【CHOCOLATE】CRUZ POP SECRET DECK
- 3.5 【Almost】YURI HAROSHI MONSTER SUPER SAP
- 3.6 【POP TRADING COMPANY】TEAM BIRD
- 3.7 【STOKE】OG ANIMALS DECK DOG
- 3.8 【POLAR】PAUL GRUND NOTRE DAME SLICK DECK Multi
- 3.9 【LESQUE】TEAM LOGO
- 3.10 【SILVER FOX】スーパーハードブランクデッキ(SBDKSH8109SQ)
- 4 まとめ
8.125インチのスケボーデッキを使うメリット
安定感があるオールマイティーなデッキ
8.125インチのデッキはやや太めのデッキサイズと例えられ、程良い安定感と回しやすさを兼ね備えています。
数年前までのスケボーシーンだと、ストリートをやる人、ランプをやる人で分かれていました。
ですが、今日のスケートシーンではその両方を一枚のデッキで滑るスタイルがスタンダードになりました。
東京オリンピック男子ストリートで金メダルを獲得した堀米選手もまさにその一人です。
ストリート、パーク、両方を一枚のデッキでやるのであれば、8.125インチは最適なデッキサイズとなります。
キャッチがしやすくなる
フリップやポップショービットと呼ばれる回し系トリックをする際に、回した板を取ることをキャッチと言います。
このキャッチが、8.125インチより上になると非常に行いやすくなるのです。
板が太いことにより、足で捕まえられる面積が広くなるので、キャッチ率が向上するという理論になります。
では、太くすればするほどキャッチしやすくなるのでは、と思われるかもしれませんが、それはイエスでありノーです。
板が太くなるほど、回すのに力と高度な技術が必要となってしまい、キャッチどころではなくなってしまいます。
回しやすさとキャッチのしやすさを考えると、8.125インチ前後のデッキサイズがベストなバランスです。
日本でも海外でも人気のサイズ
8.0インチ未満になってしまうとアメリカのスケーターの需要が少ないため、リリースが少なくなってしまいます。
8.125インチのデッキは、本場アメリカでも大人気のデッキサイズなので、販売数が非常に多いことが特徴です。
そのうえ、人気サイズということもあり、テクノロジーデッキや特殊なプリント技術が使われたデッキなどもあります。
このように、デッキを選ぶ幅が非常に広がるのが、8.125インチに乗るメリットなのです。
8.125インチのスケボーデッキを使うデメリット
使うトラックサイズが大きくなる
トラックは、デッキ幅に合わせたセットアップをします。
デッキ幅が大きくなればなるほどにトラックサイズは上がっていき、比例して重量も上がってしまいます。
ストリートでオーリーや回しトリックを練習する際には、スケボーコンプリートの重量が軽い程に行いやすいです。
重量が上がると回すのに力が必要となったり、デッキの上りが遅くなってしまうためです。
大き目のトラックサイズを使用される際は、軽量化が施されたトラックが発売されているので、そちらの使用をおすすめします。
女性には向かないデッキサイズ(ストリート)
回しトリックやカーブトリックを練習している女性には、8.125インチのデッキはオーバースペックとなってしまいます。
板が太くなることによって安定感が増すのですが、逆に回しやすさが損なわれてしまいます。
ですので、ストリートスケートをこれから練習しようとお考えの女性の方には、8.125インチはおすすめしません。
逆にランプやパークスケートを練習したい女性には、安定感が高く最適なサイズとなります。
8.125インチのスケボーデッキおすすめ10選
【MADNESS】
FACE MELT POPSICLE SLICK
ロサンゼルス発、コンクリートパークやDIYスポットを得意とするヘッシュな奴らが集まり結成されたデッキブランド、マッドネス。
太い板のリリースが多いマッドネスには珍しい、スタンドードなダブルキックシェイプになります。
ウィールが板に接触し急ブレーキがかかるのを防ぐため、接触部分が彫られたウィールウェル加工が施されています。
北米メイプル素材を使用した非常に硬質なデッキとなり、長期間使用しても経たりにくい一枚です。
【ELEMENT】
KIMETSU TANJIRO NEZUKO
世界的に有名なデッキブランドのエレメントと、テレビアニメ鬼滅の刃とのコラボレーションモデルになります。
アメリカ発のデッキブランドと日本のアニメの異質なコラボレーションで、発売当時大きな話題を生んだ一枚です。
鬼滅の刃コレクションとして発売されており、8.125インチが主人公である二人をデザインしてモノになっています。
価格も非常に安くなっており、コスパ最強クラスなので、エレメントの高品質デッキを一度試してみたい方にもおすすめです。
【PRIMITIVE】
MEGADETH SILVAS PEACE SELLS
世界最強チームとも呼ばれる歴代のスタープレイヤーが所属するデッキブランド、プリミティブ。
2017年にグラミー賞を獲得した、メタルシーンを代表するバンド、MEGADEATHとのコラボレーションモデルです。
PRIMITIVEの代名詞とも言える、全面をゴールドフォイルで加工したインパクト抜群の黄金のデッキになります。
他のスケーターからの注目度が高いのはもちろん、回した際にデッキの表裏が分かりやすくいです。
そのため、フリップなどのトリックがやりやすくなっています。
【CHOCOLATE】
CRUZ POP SECRET DECK
1994年にGIRLの姉妹ブランドとして誕生し、スタイルを重視したライダーが集まり人気を博すチョコレート。
デッキ全面にカーボンファイバー素材をストライプ上に敷き詰めた、高強度・高反発のPOP SECRETモデルです。
カーボン素材が組み込まれたデッキは折るのが不可能なレベルで、強度が非常に高いです。
板が折れやすい方や、一枚の板を長く使いたい方におすすめの一枚となっています。
【Almost】
YURI HAROSHI MONSTER SUPER SAP
回しトリックの生みの親、ロドニー・ミューレン手掛けるデッキブランド、オルモスト。
スケボーデッキの廃材を素材にした彫刻作品で、世界的に有名なHAROSHIによるアートワークデッキになります。
スケボーデッキでは珍しいホログラムプリントを採用しており、見る角度によって光り方が変わる面白い一枚です。
地球環境に優しいバイオベースの接着剤を使っているSUPER SAPデッキで、業界一位の弾きの良さを持つデッキです。
【POP TRADING COMPANY】
TEAM BIRD
オランダはアムステルダムを拠点に活動するデッキブランド、ポップトレーディングカンパニー。
洗礼されたデッキデザインで、ヨーロッパのおしゃれなデザインが好きな方におすすめの一枚です。
ステインデッキを活かしたシンプルな一枚となり、長期間使用しても傷が付きにくい特徴があります。
【STOKE】
OG ANIMALS DECK DOG
神奈川県の登戸に店舗を構えるスケートショップ、ストークによるオリジナルデッキです。
日本人向けのデッキプレスを採用しており、8.125の太さながら、短めのレングスとホイールベースになっています。
質の良いカナディアンハードメイプル製の木を使用しているので、弾きが良く、軽いデッキに仕上がっています。
【POLAR】
PAUL GRUND NOTRE DAME SLICK DECK Multi
スウェーデン出身のプロスケーターの鬼才ポンタス・アルブ手掛ける、北欧を代表するデッキブランド、ポーラー。
こちらはスケーター人気の特に高いフォトデッキとなり、ノートルダム大聖堂の火災を写真に収めたものになります。
デッキ表面に滑りやすくさせるスリック加工を施しており、ワックスいらずでスライド系トリックが滑る一枚です。
【LESQUE】
TEAM LOGO
日本を代表するデッキブランドの一つ、レスケによるチームデッキです。
レスケのデッキで一番人気が高いロゴグラフィックとなり、レスケを初めて乗る方はこちらをおすすめします。
コンケーブとキックは万人受けする中程度、レングスが海外のブランドと同等でやや長めなものとなります。
テールの弾きは軽くないものの、打てば上りが良いデッキなので、長めの板がお好きな方に相性が良い一枚です。
【SILVER FOX】
スーパーハードブランクデッキ(SBDKSH8109SQ)
コスパ重視ならこの一枚、日本のスケートボード製造会社シルバーフォックスによるオリジナルブランクデッキです。
長年日本のスケートボードシーンを支える、コスパを重視した用品を制作する会社です。
非常に安いので心配される方も多いと思いますが、こちらの板には硬質なメイプル素材が使われているのでご安心ください。
柄の無いブランクデッキにはなりますが、価格が安いうえに質も良いので、コスパを重視する方におすすめの一枚です。
まとめ
時代の進歩とともにスケボーのレベルも進化を続け、一枚の板で全てをこなすオールマイティーなスケーターが増えました。
そのためには安定感のあるスケボーデッキが必要となり、8.125インチは回しやすさも兼ね備えたぴったりな一枚です。
ぜひこの機会にオールマイティーな8.125インチのデッキをお試しください。
8.125インチのスケボーデッキの購入で失敗しないために、各ショッピングサイトのレビューもしっかり確認して自分にピッタリなモノを見つけましょう。
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