現在日本で主流となっているスケボーデッキのインチサイズは8インチです。
ですが、ひと昔前までは7.75インチのデッキが主流でした。
筆者も結構最近までは7.75インチのデッキを使っており、その使い心地についても良く解っています。
この記事では7.75インチのメリットやデメリット、そしておすすめのコンプリートを紹介していきます。
目次
- 1 7.75インチのスケボーコンプリートを使うメリット・デメリット
- 2 7.75インチのスケボーコンプリートの選び方
- 3 7.75インチのスケボーコンプリートおすすめ10選
- 3.1 【KROOKED】BIRDS MD
- 3.2 【GIRL】GASS 93 TIL COMPLETE
- 3.3 【PLAN B】TEAM OG COMPLETE
- 3.4 【SANTA CRUZ】Screaming Hand
- 3.5 【REAL】OVAL CAMO MD COMPLETE
- 3.6 【WELCOME】TASMA ANGEL COMPLETE ORANGE
- 3.7 【TOY MACHINE】PIZZA SECT COMPLETE
- 3.8 【ELEMENT】SOLAR VIBES COMPLETE
- 3.9 【STEREO】SUPER YOSHI WORLD COMPLETE
- 3.10 【PRIMITIVE】DIRTY P SCORPION COMPLETE
- 4 まとめ
7.75インチのスケボーコンプリートを使うメリット・デメリット
メリット
回し系トリックがしやすい
まず、なによりも回し系トリック(フリップ)がしやすいです。
これが幅が細いデッキの最大のメリットと言っても過言ではないかと思います。
冒頭でもお話しさせていただいた通り、筆者もここ最近までは7.75インチのデッキを愛用しておりました。
それから現在は8インチ以上のデッキを使用しておりますが、やはり7.75インチデッキを使用していた時の方がバリアルフリップなどが簡単に乗れていました。
足のサイズが小さめの方でも乗りやすい
シンプルにデッキの横幅が狭めなので、足のサイズが小さめな方でも乗りやすいです。
デッキ面に足がすっぽり収まってしまうぐらいのデッキ幅だと、ターンがしづらかったりトリック時に重たく感じてしまうなどの懸念点があります。
そのため、足のサイズが小さめの方で始めてスケートボードを買う方はまず小さめのデッキから試してみることをお勧めします。
在庫数が多い
冒頭で「現在日本で主流のインチサイズは8インチ」とお話ししましたが、実は現在も7.7〜7.8のインチサイズは結構人気なのです。
そのため、各スケートボードショップでも7.75インチの在庫数は比較的多めですのでご安心ください。
スケートボードショップによって異なりますが、おおよそ7.7〜8.1までのインチサイズが一番在庫数が多いです。
デメリット
安定感が失われる
やはり8インチなどのデッキと比べると横幅が細めなので「安定感」という面では劣るかもしれません。
ただし、やりたいスケートボードのスタイルによってこの点はメリットにもなり得ます。
具体的にはストリート系のスタイル(フラットトリック、カーブトリック、レールトリックなど)で滑る方であれば、細めのデッキの方を好んで使っているスケーターも多くいらっしゃいます。
足が大きい方は乗りづらいかも
こちらもシンプルに、足が大きければデッキからはみ出す面積も広くなるということになります。
そのため、足が大きい方はどちらかというと8インチ〜それ以上のデッキを選ぶと良いでしょう。
いずれにしても、ご自身の体格に合ったデッキを選ぶ事がとても大事です。
欲しいデザインのデッキがない事も
インターネットでデッキやコンプリートを探しているとこのような事が稀にあります。
「おっ、このデッキのデザインお洒落だな!どれどれインチサイズは…えっ!9インチ?!」
買う前に気付ければセーフですが、買って家に届いて箱を開けたらとても大きいデッキだった、なんてことにならないように事前にインチサイズはしっかり調べておきましょう。
7.75インチのスケボーコンプリートの選び方
シェイプ(形状)で選ぶ
7.75インチですとシェイプはかなり重要なポイントになります。
幅が細めなので、トリック目的で買う方もいらっしゃるかと思います。
そうすると、キックやコンケーブのキツさ緩さによってトリックのしやすさが大きく変わってきますので、購入前にシェイプをしっかりと調べておくことをお勧めします。
調べ方の一例は以下となります。
「〇〇〇〇(スケートボードブランド名) デッキ 特徴」
是非参考にしてみてください。
デザインで選ぶ
やはりスケートボードをやるのであれば、お洒落、かっこいい、可愛いデッキを使いたいという方もいらっしゃるかと思います。
そのような方は難しいことは考えずにシンプルに好きなデザインでデッキを選んでみるのも良いかと思います。
好きなデザインのデッキであればどのようなシェイプだとしても、乗りたい気持ちが勝ると思います。
結果としてそのシェイプに慣れる事ができると思うので、迷ったらデザインで選びましょう。
付属ウィールの固さで選ぶ
スケートボード=滑るものなので、ウィールの固さはかなり重要なポイントとなります。
例えば小石が浮き出ているようなガタガタコンクリートの上で101Aのウィールを使うと振動が酷すぎる上に直ぐに減速して1mぐらいで止まってしまうかもしれません。
逆にとても綺麗な舗装路やスケートパークで柔らかすぎるウィールを使うと、トリック時のレスポンスが遅く感じるかもしれません。
なので、いつも滑る場所にあわせて付属ウィールの固さを選ぶと良いでしょう。
7.75インチのスケボーコンプリートおすすめ10選
【KROOKED】
BIRDS MD
2002年に創業したスケボーブランド「KROOKED」(クルキッド)のコンプリートです。
可愛らしいフリーハンド調のイラストと白、青、オレンジを基調としたデザインはポップな印象を受けますね。
キック及びコンケーブはおおよそ平均的でありますので、どのような方でも乗りやすいシェイプです。
【GIRL】
GASS 93 TIL COMPLETE
京都のおしゃれかっこいいプロスケーター「森中一誠」さんもスポンサードされている「GIRL」のコンプリートです。
真ん中に大きくGIRLのブランドロゴを配置し、黄色を基調としたシンプルめなデザインとなっております。
ウィールの固さは98Aで、トリックするにも街中で滑るにもちょうどいい固さになっております。
走り出しもスムーズなので、初心者の方からプロの方まで幅広く使用することができます。
【PLAN B】
TEAM OG COMPLETE
ライアン・シェクラーやクリス・コールなど、超有名豪華プロスケーターが多く所属する「PLAN B」のコンプリートです。
キックは緩めな設計となっておりますので、軽い力でトリックを行いたい方や、これからトリックの練習を行なっていく方にもおすすめできるデッキです。
ウィールは100Aでやや硬めとなっておりますので、綺麗な舗装路やスケートパークなどでその本領を発揮する事ができるでしょう。
【SANTA CRUZ】
Screaming Hand
1973年にアメリカ合衆国カリフォルニア州サンタクルーズで誕生した、スクリーミングハンドでお馴染み「SANTA CRUZ」のコンプリートです。
個人的な話ですが筆者が最初に手にしたデッキもサンタクルーズのデッキでした。
コンケーブやキックなどはややきつめな印象を受けますが、初心者用のコンプリートとしてもよく販売されているところを目にします。
実際にサンタクルーズのデッキを使ってみた印象としては「THEスケボーの板」といった印象でした。
それもそのはず、サンタクルーズはスケートボードの基礎を培ってきたブランドと言っても過言ではありませんので、そのようなシェイプなのでしょう。
結果として、初心者の方にもお勧めできますし、ビッタビタなエアキャッチを決めたい玄人の方にもおすすめできるコンプリートです。
ちなみにデザインはクラシックなスクリーミングハンドのデザインとなっています。
スケボーをやらない方でも、見たことがある方も多いのではないのでしょうか。
【REAL】
OVAL CAMO MD COMPLETE
「本物を追求するスケートボード会社を設立する」といった意味合いも含まれる「REAL」のコンプリートです。
REALのデッキのキック及びコンケーブは弱め〜普通程度となっております。
また、こちらのコンプリートに付属しているウィールの固さは95Aとなっておりますのでどのような路面状況でもスムーズに滑走する事ができるでしょう。
上記を踏まえ初心者の方にもおすすめできるコンプリートです。
【WELCOME】
TASMA ANGEL COMPLETE ORANGE
南カリフォルニア発祥、そのお洒落なデッキデザインと個性的なシェイプで有名な「WELCOME」のコンプリートです。
こちらのスケートボードブランドは2010年に設立されました。
そのためか、日本国内でWELCOMEのデッキを使っている方は比較的少ないかと思います。
ですが、その面白いシェイプは見ているだけでも虜になる。
所属スケーターはなんとテクニカルな滑りをするのでしょうか。
とにかく、デザインやシェイプなどどこをとても個性的なこのブランドのコンプリートを使っているだけで、パーク内のスケーターから「かっこいいデッキ使っているね!」と声をかけられる事間違いなしでしょう!
【TOY MACHINE】
PIZZA SECT COMPLETE
1993年に設立された独特なグラフィックで有名な「TOY MACHINE」のコンプリートです。
たまらない青色のデッキと、みんな大好きピッツァ、そして可愛いTOY MACHINEのキャラクターがプリントされているこのデッキ。
キックやコンケーブは比較的緩めに設計されております。
付属ウィールの固さは100Aなので、例えば綺麗な舗装路で脱力系のトリックをしたいスケーターはこのコンプリートを買うと間違いないでしょう。
【ELEMENT】
SOLAR VIBES COMPLETE
「木」のデザインのロゴでお馴染みの、名高いブランドである「ELEMENT」のスケボーコンプリートです。
スケートボードショップに行くと初心者向けデッキとして販売されている事が多いこのデッキ。
そのため、とてもクセがなく乗りやすいシェイプとなっております。
また、ウィールは99Aの固さとなっているので、これからスケートパークで練習をされる方にもおすすめできるコンプリートとなっております。
【STEREO】
SUPER YOSHI WORLD COMPLETE
1992年に設立された「STEREO」のコンプリート。
ここ最近ではオールドシェイプのクルーザーが注目されておりますね。
こちらのデッキのデザイン、どこかで見た事がないでしょうか。
そうですね、「マ○オ」ですね。
このような個性的なデッキに乗ってフリップを決めたらとてもかっこいいですね!
コンケーブやキックは緩い〜普通程度、ウィールの固さは99Aとなっておりオールラウンダー向けのコンプリートです!
【PRIMITIVE】
DIRTY P SCORPION COMPLETE
個性あふれるデッキデザインが際立つこちらのコンプリートは、スケボーブランドのPrimitiveによって販売されています。
コンケーブはややきつめとなっており、ウィールの固さは98Aとなっております。
また、こちらのデッキをよく見てください。
そう、金ピカですね。
このデッキでトリックを決めたらピカピカと光ってとても目立つでしょう。
また、キックもきつめなのでバチバチのキックフリップをビタビタでエアキャッチする事ができるでしょう。
そのようなフリップを是非みなさんもメイクしてみてください。
とても気持ちいいですよ!
まとめ
7.75は現在でも人気なインチサイズのひとつですし、在庫数も豊富です。
そのため、これからスケートボードを始められる方はまず7.75インチから乗ってみて、そこから徐々にインチ数をアップしていく事をお勧めします。
さまざまなインチのデッキを乗っているうちに自分自身に合うサイズを見つける事が必ずできます。
是非この記事を参考にしながらお気に入りのコンプリートを探してみてくださいね!
7.75インチのスケボーコンプリートの購入で失敗しないために、各ショッピングサイトのレビューもしっかり確認して自分にピッタリなモノを見つけましょう。
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