スケートボードパーツの中でも非常に重要なパーツとなる「トラック」ですが、このトラックも様々な部品で構成されております。
その中で乗り心地を大きく左右するパーツが、今回ご紹介させていただく「ブッシュゴム」です。
今回はこのブッシュゴムにこだわる必要性や、そもそもブッシュゴムとは何なのかについて詳しく解説をさせていただきます。
また、記事の後半ではスケボーのブッシュゴムおすすめ10選をご紹介。
ぜひ本記事を読んでいただき、最終的にご自身が気に入るブッシュゴムを見つけていただければ幸いです。
目次
- 1 スケボーのブッシュゴムとは
- 2 スケボーのブッシュゴムにこだわるメリット
- 3 スケボーのブッシュゴムにこだわるデメリット
- 4 スケボーのブッシュゴムの選び方
- 5 スケボーのブッシュゴムおすすめ10選
- 5.1 【INDEPENDENT】CUSHIONES STANDARD CYLINDER MEDIUM(168124)
- 5.2 【INDEPENDENT】CUSHIONS STANDARD CYLINDER HARD(168126)
- 5.3 【INDEPENDENT】CUSSIONES STANDARD CYLINDER SOFT(168123)
- 5.4 【INDEPENDENT】CUSHIONS STANDARD CYLINDER MIDEUM-HARD(168125)
- 5.5 【INDEPENDENT】CUSHIONS STANDARD CYLINDER SUPER-HARD(168127)
- 5.6 【INDEPENDENT】CUSHIONS STANDARD CYLINDER SUPER-SOFT(168122)
- 5.7 【OMG!】スケートボード コアブッシュ(10151)
- 5.8 【DLX】Super Cush
- 5.9 【MINI LOGO】BUSHINGs
- 5.10 【THUNDER】REBUILD KIT 100DURO(114483)
- 6 まとめ
スケボーのブッシュゴムとは
ブッシュゴムとは一言でいうと「足の関節部分」です。
進行方向の変更をする際、この関節部分が硬ければ曲がりにくく、柔らかければかなり曲がると、いうパーツとなっております。
また、ブッシュゴムはトラックのキングピンに挟みこんであるパーツです。
キングピンナットを緩めたり締めたりすることによって、トラックの柔らかさが変化します。
ですが、そもそもこちらのブッシュゴムを別売りのものに交換することによって、更なる変化が生まれるのです。
また、ブッシュゴムは文字通りゴム製品であり、足回りで酷使されるパーツのため、劣化することもあります。
劣化すると一定方向に勝手に曲がってしまったり、キングピンの調節ができなくなる場合も。
重要なパーツですが、トラック購入時に最初からついているので、こだわる必要性があるのか?という疑問が湧いてくる方もいるでしょう。
交換することによってどのような変化が生まれるのかについてもご説明させていただきます。
スケボーのブッシュゴムにこだわるメリット
自分好みの乗り心地に変化する
ブッシュゴムはウィールと同じく、柔らかさを自由に変えることができます。
例えば有名トラックメーカーのTHUNDERからは、4種類の硬さを持つブッシュゴムが販売中。
簡単に説明すると、「かなり柔らかい」「まあまあ柔らかい」「純正品のような柔らかさ」「やや硬め」に分類できます。
乗り心地は実際に装着しなければ実感が難しいですが、お気に入りの硬さを見つけることで、好みの乗り心地に変化させることが可能です。
デッキの安定性が増す
こちらも、自分好みのブッシュゴムに変えることによって得られるメリット。
特にやや硬め〜硬めのブッシュにおいて実感することのできる「デッキの安定性向上」です。
特にスケボー初心者の方や回し系トリックを綺麗かつビタビタのエアキャッチでメイクしたい方には、大きなメリットとなります。
初めてスケボーに乗る方にとっては、不安定なデッキの上でバランスをとる、ということ自体が難しく感じてしまうかもしれません。
ですが、ブッシュゴムを変更することによってその悩みを払拭し、トリックの練習に集中できるというメリット面もあります。
ターンがしやすくなる
こちらは柔らかめのブッシュゴムに変更した際に実感することのできるメリットです。
ダウンヒルやランプ、ボウルを楽しむスケーターは、柔らかいブッシュを好む傾向があります。
柔らかいブッシュゴムはR面などでもターンがしやすく、クイックな動きをすることが可能に。
中には、いくらキングピンのナットを緩めても曲がりづらいと感じる方もいると思います。
そのような方でも、柔らかめのブッシュゴムに変更することで、快適な乗り心地に変化することでしょう。
壊れても交換できる
ブッシュゴムも消耗品なので、スケボーに乗り続けているうちに破損や摩耗が発生します。
ブッシュゴムが割れてしまった場合、とてつもなくグラグラな乗り心地に。
稀にそのまま乗る方もいますが、やや危険な状態のため、早急にブッシュゴムを交換された方が良いでしょう。
また、ブッシュゴムは片減りすることもあり、乗り心地に多大な影響を与えます。
具体的には、デッキがメインスタンスの場合は乗りやすいが、スイッチスタンスになるとトリックがしづらいといったことなどです。
そのようなときはぜひブッシュゴムを交換しましょう。
そして、お気に入りのブッシュゴムがあれば、また快適な乗り心地が復活します。
今後のために、自分が乗りやすいと感じるブッシュゴムをピックアップしておくと、購入の際に迷う事なく即決できて良いでしょう。
ブッシュゴムのカラーを変えられる
純正のブッシュゴムのほとんどは、ホワイトカラーです。
ですが、別売りのブッシュゴムは様々なカラーがありますので、足回りの雰囲気を変えることができます。
通常、トラック周りのデザインを変えることは難しく、どうしても単調な雰囲気となりがち。
ですが、ブッシュゴムのカラーでその概念を壊していきましょう。
スケボーのブッシュゴムにこだわるデメリット
想像していた乗り心地になるとは限らない
ブッシュゴムは様々な硬さがありますが、実際に交換してみると思っていたような硬さではなかった、ということも。
せっかく交換しても、あまり気に入らない乗り心地になってしまうこともあります。
これは仕方ないことではありますが、キングピンナットの調節でどうにかなることもあるので、心配しすぎなくても良いです。
また、もし周りのスケーターでブッシュゴムを交換している方がいる場合、試しに乗らせてもらうのも確実な方法のひとつでしょう。
サイズが合わないこともある
各トラックメーカーからブッシュゴムが販売されておりますが、微妙にサイズが異なっていることもあります。
そのため、「今INDEPENDENTのトラックを使っていて、THUNDERのブッシュゴムに交換したい」ということができない可能性も。
せっかく買ったのにサイズが合わなかった、なんてことがないようにしたいですよね。
そうならないよう、自分の使っているトラックのメーカーや高さなどを確かめ、購入したいブッシュゴムの商品詳細を読みましょう。
また、スケボーショップの店員さんに質問すると、詳しく回答してもらえると思います。
店頭での購入の際は店員さんにも聞いてみて下さいね。
トリックがしづらくなることも
ブッシュゴムを変えるということは、今までとは少し違う乗り心地になるということです。
すると、交換前の感覚でトリックができなくなってしまうこともあります。
スケートボードは全てにおいて「慣れ」が重要なので、この点も慣れて仕舞えば全く問題ありません。
ですが、初めてブッシュゴムを交換される方にとっては少し驚いてしまう点かと思い、お伝えいたしました。
ですが、トラックの硬さはキングピンナットで調節可能ですので、そこまで心配されなくてもいい点でもあります。
スケボーのブッシュゴムの選び方
自分のスケートスタイルで選ぶ
ブッシュゴムを買う前に、ご自身のスケートスタイルは何に当てはまるのか考えてみて下さい。
回し系トリックやカーブ、レールを好むストリートスタイルであれば、スタンダード〜やや硬めのブッシュゴムがおすすめです。
ランプやボウルのパークスタイル、スラッピーやダウンヒルを好むスケーターであれば、やや柔らかめのブッシュゴムがおすすめ。
ですが、好みのトラックの硬さは人それぞれ。
そのため、上記に当てはまらなくても自分のスケートスタイルに合う硬さのブッシュゴムを選んでみて下さい。
きっと今まで以上に快適な乗り心地となり、スケートボードのスキルもぐんぐん上達するはずです。
メーカーで選ぶ
稀に自分が使っているトラックと別売りのブッシュゴムのサイズが合わないこともあります。
そのため、チェックするポイントとしては、トラックのメーカー、HighかLowか、などです。
また、購入予定のブッシュゴムがメーカーのものか、適合するトラックは商品説明欄に記載があるか、を確認しておくと間違いありません。
さらに、メーカーによって反発性や耐久性、硬さの種類などが異なります。
色々なメーカーのブッシュゴムを試してみるのが一番ですが、あまりにも数が多くて不可能ですね。
そのため、オンラインショップであればお問い合わせで、実際に店頭で購入する場合は店員さんに質問をしてみましょう。
確実な答えが返ってくると同時に、より自分自身に合ったブッシュゴムを購入することができるでしょう。
形状で選ぶ
ブッシュゴムも実は種類によって形状が異なるのです。
例えばINDEPENDENTから販売されているブッシュゴムだと、CYLINDER TYPEとCONICAL TYPEが存在します。
CYLINDER TYPEは純正品の形状と同じで、耐久性と反発性が高く、一番人気なタイプです。
CONICAL TYPEは上下どちらのブッシュゴムも斜めにカットされ、よりクイックにターンができるタイプ。
このように形状で選ぶことで、より自分のスタイルに合わせたブッシュゴムをチョイスでき、非常に快適な乗り心地となります。
スケボーのブッシュゴムおすすめ10選
【INDEPENDENT】
CUSHIONES STANDARD CYLINDER MEDIUM(168124)
CYLINDER TYPEのブッシュゴムで、カラーはオレンジ、純正品同等の形状となっております。
INDEPENDENT STANDARDトラック用のブッシュゴムで、硬さは90A。
純正トラックのような乗り心地のため、初心者の方からプロまでおすすめできる一品となっております。
【INDEPENDENT】
CUSHIONS STANDARD CYLINDER HARD(168126)
CYLINDER TYPEのブッシュゴムでカラーはブラック、INDEPENDENT STANDARDトラック用のブッシュです。
硬さは94Aで硬めのブッシュゴムとなっておりますので、安定した乗り心地に変化します。
そのため、初心者の方にもおすすめできる一品です。
【INDEPENDENT】
CUSSIONES STANDARD CYLINDER SOFT(168123)
CYLINDER TYPEのブッシュゴムでカラーはレッド、INDEPENDENT STANDARDトラック用のブッシュです。
硬さは88Aで柔らかめで、ランプやボウルなどのパークスタイルのスケーターに最適。
また、ダウンヒルやテクニカルな動きを目的とする方にもおすすめできる一品となっております。
【INDEPENDENT】
CUSHIONS STANDARD CYLINDER MIDEUM-HARD(168125)
CYLINDER TYPEのブッシュゴムでカラーはブルー、INDEPENDENT STANDARDトラック用のブッシュです。
硬さは92Aでやや硬めとなっており、直線の動きが多いストリートスタイルにおすすめなブッシュゴムとなっております。
ビタビタエアキャッチのフリップをメイクしたいスケーターにおすすめな一品です。
【INDEPENDENT】
CUSHIONS STANDARD CYLINDER SUPER-HARD(168127)
CYLINDER TYPEのブッシュゴムでカラーはイエロー、INDEPENDENT STANDARDトラック用のブッシュです。
硬さは96Aでとても硬めで、デッキの上でバランスを取るのが難しいと感じるスケーターにもおすすめできます。
初心者からプロまで幅広くご利用いただける一品です。
【INDEPENDENT】
CUSHIONS STANDARD CYLINDER SUPER-SOFT(168122)
CYLINDER TYPEのブッシュゴムでカラーはホワイト、INDEPENDENT STANDARDトラック用のブッシュです。
硬さは78Aでとても柔らかめ。
かなりスケートボードに慣れている方や体重の軽いキッズスケーターなどにおすすめするブッシュゴムとなっております。
また、クルーザーデッキにも合わせやすい硬さです。
そのため、移動や散歩でスケートボードに乗ることが多いといった方でもご満足いただける一品となっております。
【OMG!】
スケートボード コアブッシュ(10151)
こちらは硬さ90Aの普通〜やや硬めのブッシュゴムで、各メーカーのトラックに適合する形状となっております。
また、レビュワーからも安定感があると評価の高い商品なので、初めてブッシュゴムを交換される方などにもおすすめです。
【DLX】
Super Cush
こちらのブッシュゴムは非常に安いことが特徴的です。
ブッシュゴムは消耗品ですので、この値段で購入できるのは非常に嬉しいですね。
硬さは88Aで普通〜やや柔らかめ。
トリック用としてもクルーザー用としても使用できる万能なブッシュゴムとなっております。
【MINI LOGO】
BUSHINGs
有名スケートボードメーカーのミニロゴから販売されているブッシュゴムは、他アイテムと同じくその低価格が非常に魅力的です。
また、硬さも三段階あり84AのSOFT、94AのMEDIUM、100AのHARDがあります。
ぜひご自身のスケートスタイルに合わせてお選びください。
【THUNDER】
REBUILD KIT 100DURO(114483)
こちらは100DUROのハードタイプのブッシュゴム。
耐久性や安定性はもちろん、反発性にも優れているため、クイックな動きを実現することができる万能な一品となっております。
ハードコアなストリートスタイルのスケーターは、ぜひこちらのブッシュゴムの感覚を体験してみてください。
まとめ
ブッシュゴムは様々な硬さ、カラー、形状のものが存在し、それぞれ異なった特徴を持っています。
自分自身のスケートスタイルに合わせたブッシュゴムを選ぶことによって、今以上に快適な滑り心地を体験できるでしょう。
また、それによってスケートボードのスキル上達にもつながります。
小さな部品ではありますが、スケートボードにおいて非常に重要な役割を担っていることをお分かりいただけたでしょうか。
本記事も参考にしていただきながら、ご自身が気にいるブッシュゴムをざひ見つけてみて下さい!
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