シーバスロッドの硬さの選び方を解説!表記の意味やおすすめの硬さを紹介!

シーバスロッドには様々な硬さがあり、釣り場や状況に合わせて選択することがシーバスゲーム攻略の鍵となります。

初心者のアングラーにはどのロッドを選べば良いか、選び方についても悩むことも多いのではないでしょうか。

カタログやメーカーのサイトを見ていると、ロッドの硬さや長さについての表記がされています。

表記からどのようなロッドなのか特徴を読み取れるようにすると、ロッド選びがより楽しくなるでしょう。

今回はシーバス釣りにおすすめの硬さや表記の読み取り方について解説するので、ぜひご参考にしてください。

ポイント
  • シーバス用ロッドの表記について理解できる

  • 初めの一本に最適な硬さがわかる

  • 硬さ毎の使い道が理解できる

山下洋太
執筆者
  • 釣り歴18年
  • 年間釣行300日超え
  • 調理師資格あり

三浦半島、真鶴半島、伊豆半島の地磯がメインフィールド。ターゲットは主にロックフィッシュで、アカハタやオオモンハタ、メバルを狙っています。家の近くにも海があり、時間があまりない日は近所でシーバス釣りやチニング、アジングなどを楽しんでいます。また調理師資格を持っており、釣り魚を使った料理も得意です。

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シーバスロッドの型番表記から硬さの確認する方法

硬さの確認方法は?
  • ロッドには数字とアルファベットで特徴を示す型番表記がある

  • 硬さは型番表記にアルファベットで記載されている

  • メーカーによって表記方法が異なるので注意

  • 型番表記には対応するリールやロッドの長さも記載されている

シーバスロッドは硬さや長さを数字とアルファベットで表記しています。

釣具店で聞くと詳しく教えてもらえますが、インターネットで購入する場合は自ら表記をチェックして選ぶ必要があります。

そのため表記がどのようにされているかしっかりと理解しておきましょう。

メーカーによってこの表記方法が違うことがあるので注意する必要があります。

今回は代表的なメーカーであるシマノではどのように表記されているか紹介します。

シマノの場合はS96MやB86Mのように型番表記されます。

最初のアルファベットはSがスピニング、Bがベイトを示します。

次の数字がロッドの長さを示し、96だと9.6ft、86だと8.6ftとなります。

最後のアルファベットがロッドパワーを示し、MLやMと表記されています。

そのためS96Mはスピニングロッドで長さが9.6ft、ロッドパワーがミディアムと読み取ることができます。

シーバスロッドとして一般的に使われるおすすめの硬さ

ポイント
  • シーバスロッドにはL〜Hがある

  • 最初の一本はMLかMがおすすめ

  • 鉄板バイブレーションを使用するならMが最適

シーバスロッドにはL〜Hくらいまでのロッドが数多く販売されています。

その中でシーバスアングラーに広く使用されているロッドの硬さとしてはMLとMが挙げられます。

MLはミディアムライト、Mはミディアムと呼ばれています。

その硬さのロッドは使える場所、期間が幅広く、最初の一本を購入する際にはこのどちらかがおすすめとなります。

ミノーなどプラグ系のルアーしか使用しないアングラーはMLを、鉄板バイブレーションなど引き抵抗が強いルアーを使う予定があるアングラーはMを購入するといいでしょう。

シーバスロッドの硬さ別の用途や使用時期等を紹介

L(ライト)の用途や使い道

ポイント
  • シーバスロッドでは最も柔らかい

  • 軽量ルアーが扱いやすい

  • ハクパターンやバチ抜けパターンに最適

シーバスロッドの中で最も柔らかいのがLパワーのロッドとなります。

ロッドがしなやかなので、軽量ルアーを扱いやすいことが特徴として挙げられます。

硬いロッドで軽量ルアーにアクションを加えるとルアーが動きすぎることがあるますが、Lパワーのロッドであればこのようことは起きません。

軽量なシンキングペンシルでも程よく水を噛み、滑らかにルアーが動いてくれます。

またティップがしなやかなため、ショートバイトが多発する時でもフッキングまで持ち込むことができるでしょう。

そのため軽量ルアーを多用するハクパターンや、ショートバイトが多発するバチ抜けパターンが起こる冬から春にこのパワーのロッドを使用することをおすすめします。

ML(ミディアムライト)の用途や使い道

ポイント
  • 様々なルアーに対応できる硬さ

  • 最初の一本としておすすめ

  • アクションが加えやすくルアー操作性が高い

MLはシーバス釣りにおいて最も汎用性が高いロッドパワーの1つです。

時期やパターンを問わず使用することができるため、初心者に購入を勧めたいロッドパワーとなります。

シーバス釣りに最も使用されるルアーであるミノーをメインとして使うアングラーにはぴったりのパワーと言えるでしょう。

12センチほどのミノーであればジャーキングしてもルアーがしっかりと動き、シーバスに有効な誘いができます。

またバイブレーションも引き抵抗が軽いものなら快適に扱うことができ、リフトアンドフォールなどのアクションも加えやすいです。

M(ミディアム)の用途や使い道

ポイント
  • ML同様様々なルアーに対応できる

  • 引き抵抗が強いルアーが扱いやすい

  • ルアーをキレ良くアクションすることができる

MパワーのロッドはML同様、シーバスアングラーに幅広く使用されているパワーとなります。

こちらも時期やパターンを問わず使用することができます。

MLと違う点はより引き抵抗が強いルアーを快適に操作できることです。

鉄板バイブレーションは引き抵抗が強いため、Mパワーでの使用が最適となります。

遠投してもリトリーブしてもロッドが曲がりすぎず、疲れにくく長時間釣りに集中ができます。

また大型のジャークベイトでもキレ良くジャークすることができるため、シーバスの釣果につながることが期待されます。

鉄板バイブレーションやジャークベイトを使用することが多いアングラーはこのMパワーのロッドを購入するようにしましょう。

MH(ミディアムヘビー)の用途や使い道

ポイント
  • シーバスロッドとしては硬くパワーがある

  • ビッグミノーなど重量があるルアーを扱える

  • 大型シーバスでもパワーファイトできる

MHはシーバスロッドとしては硬く、パワーのあるロッドとなります。

そのため使用する場面は今まで紹介したロッドパワーよりも限定的となります。

時期としては、大型シーバスが釣れる秋から冬に使用することがおすすめです。

そのような時期には15センチを超えるイナッコがベイトになることがあり、使用するルアーサイズも大きくなります。

サイズが大きいビッグミノーなどのルアーは重量があるため、このMHパワーのロッドを使用することが必要です。

ロッドの種類にもよりますが、56g程度のビッグベイトが扱えるロッドもあるのでチェックしましょう。

また大型シーバスがヒットした時にもロッドにパワーがあるため、余裕を持ってアングラー主導のファイトができます。

障害物が多いポイントで強引なやり取りが必要な時でも、パワーファイトでシーバスを強引に寄せ、キャッチすることができるでしょう。

H(ヘビー)の用途や使い道

ポイント
  • ビッグベイトが扱える

  • ペンシルベイトの操作性が高い

  • 大型シーバスがヒットしても余裕でファイトできる

Hはビッグベイトをメインで使用するアングラーにおすすめです。

夏から秋がメインシーズンとなるコノシロパターンや落ち鮎パターンで絶大な効果を発揮してくれるでしょう。

近年ビッグベイトでシーバスを狙うアングラーが増え、Hパワーのロッドの選択肢も増えています。

メーカーやロッドの種類によりますが、80gくらいまで扱えることができるため、シーバスで使うビッグベイトはほとんど網羅することができます。

またビッグベイトにはジョイント式のものとペンシルベイトの2つがありますが、ペンシルベイトはドッグウォークなどのアクションを加える必要があります。

アクションを加える時にはロッドがある程度硬くないとうまく操作できません。

アクションをしっかりと加えるためにもHパワーのロッドが必要となります。

またビッグベイトでヒットする確率が高い、ランカーシーバスがヒットしても余裕があり、楽に寄せることができます。

まとめ

シーバスはオールシーズン狙うことができる人気のターゲットです。

シーバスロッドには様々な硬さがあるので、使用するルアーの重さや形状、季節、パターンに合わせて選択しましょう。

今回解説したロッドの表記についてしっかりと理解し、ご自分に合ったロッドを見つけていただけたら幸いです。