キャンプをしているとギアがどんどん増えてきてしまい、車に積めなくなる問題が出てきます。
積載量を増やす手段としてルーフボックスとルーフバッグがありますが、最近では軽自動車やレンタカーの方でルーフバッグを取り付けて来られるキャンパーさんをよく見かけます。
本記事では、ルーフバッグの高速道路での安全性や使用方法など知らない方に向けて、ルーフボックスと比較しながら解説していきます。
高速道路向けルーフバッグを使うメリット
コスパがいい
ルーフボックスは安くても4~5万円ほどしますが、ルーフバッグは安いものだと1万円以下で購入できるので、安価に積載量を増やすことができます。
さらにルーフボックスの場合は重量があるため個人で取り付けるのが難しく、作業工賃がかかりますが、ルーフバッグは1人で簡単に取り付けることができるため工賃はかかりません。
ルーフボックスよりコスパを重視したいという方にオススメです。
軽量で扱いやすい
ルーフボックスはルーフバッグに比べて安定性がありますが、その分非常に重いです。
重さは15kgほどあるので1人で車体の上に設置をするのは難しく、専門業者へ依頼または知人、家族などの協力が必要です。
ルーフバッグは約3~4kg程度で女性1人でも持ち上げることができますので、人の手を煩わせることなく1人で取り付け、取り外しがしたい方にオススメです。
取り付け、取り外しが簡単でコンパクト
ルーフボックスは洗車機や立体駐車場など車高制限がある場所に入れないことがありますが、ルーフバッグならシチュエーションに合わせて簡単に取り外し、取り付けができます。
取り外した際にはコンパクトに収納が可能で、車や家の中で保管場所に困ることがないため、ルーフボックスに比べてルーフバッグの方が柔軟性があり、実用的です。
ルーフレールがなくても取り付けができる
ルーフボックスではルーフレールのディーラーオプションまたは取り付けが必要ですが、ルーフバッグは社内にフック等で引っ掛けて固定するだけです。
ルーフレールがある車もレールにフックを引っ掛けて取り付けるだけですので、問題なく使用できます。
小型乗用車やレンタカーなど、どんな車でも取り付けられるため、オートキャンパーをメインにやる方ならオススメです。
高速道路向けルーフバッグを使うデメリット
風切り音が大きい
高速道路ではルーフボックスもルーフバッグもどちらも風切り音はしますが、ルーフボックスは風の抵抗が受けにくい形状になっています。
ルーフバッグは積載すると形も大きくなるため、風の抵抗を受けやすく風切り音は大きく感じます。
音がするだけで特に大きな影響はありませんが、風切り音が気になる方は注意が必要です。
積載量が少ない
ルーフボックスは大きいものでサーフボードやスノーボードを詰めるほどの積載量があります。
ルーフバッグは大容量のものでもルーフボックスほどの積載量はなく、キャンプギアの小物類限定になります。
大きいキャンプギアはトランクに積み、チェアや焚き火台、フィールドラックなどの小物類を積むようにしましょう。
悪天候には向いていない
ルーフボックスに比べてソフトに作られている分、雪の重さで大切なキャンプギアを破損してしまう可能性があります。
潰れないようなキャンプギアなど、積載方法の工夫が必要となります。
また、耐水・防水性はありますが長時間雨にさらされる環境では浸水することもありますので、雨天の時はシュラフや衣服など、濡れては困るものを積載するのは避けるようにしましょう。
車高が高くなる
ルーフバッグとルーフボックスのどちらも、車の屋根の上に荷物があるため、SUVやワンボックスカーなどの車高の高い車は脚立が必須です。
また、積載時は車高が高くなるため、車高制限がある場所では思わぬ事故につながります。
初めて使用する際には必ず積載時の車高をメジャーなどで測り、車高制限がある場所を通行する際には必ず標識を確認するようにしましょう。
高速道路向けルーフバッグの選び方
安全性・安定性の高さ
特に高速道路では長時間風の抵抗を受けるため、簡単には外れない、ズレない安全性・安定性は絶対に必要です。
長距離移動で途中外れてしまうと不安に感じてしまう方は、ルーフバッグが車にどのように装着、固定、取り付けるのかを購入前に必ず確認をするようにしましょう。
無理に積載をしたり過剰なスピードを出したりはせず、説明書通りに取り付けをして使用方法を守れば外れてしまうようなことありませんので、ご安心ください。
防水性・耐久性の高さ
長距離移動をする高速道路の道中や標高の高いキャンプ場では、天候がガラッと変わり急な雨に打たれる事なんてよくあります。
ルーフバッグは車の外に設置をするものになりますので、気温の変化、夏場の強い紫外線、高速走行によって受ける強い風や雨、雪が直にさらされます。
過酷な環境下でも浸水しにくい防水性と劣化しにくい耐久性は、ルーフバッグを選ぶ基準としてマストです。
使いやすさ
普段使う上で使いにくいものでは、せっかくのキャンプライフが台無しになってしまいますのでキャンプに行くときをイメージして購入をするようにしましょう。
ルーフバッグの着脱のしやすさ、荷物の出し入れがしやすさ、ギアが入る容量があるかどうか等々、自分が使いやすい基準とはなんなのかを整理をして、商品を選びましょう。
高速道路向けルーフバッグおすすめ5選
【SNDMOR】
SNDMOR(SND1009A-2)
防水・耐久性のある強い素材と高強度のジッパーを採用し、強風や大雨、雪に耐えられる構造です。
ルーフレールがなくても取り付けが可能、キャンプには十分な容量があり、車体を傷つけないための滑り止めマットをも付属しています。
海外では人気商品で人と違うルーフバッグを取り付けたいという方にオススメです。
【Rightline Gear】
Rightline Gear(100S30)
XLサイズは機内持ち込み用のスーツケースが12.5個分の荷物が入る大容量が特徴です。
強固な素材と縫い方に工夫がされており耐久性と防水性が高いルーフバッグで、ルーフレールの有無にかかわらず、どの車にも使用することができます。
SNSでよく見かけるルーフバッグで口コミや使用感を調べやすく、キャンパーから大変人気です。
【GFUN】
GFUN(GM-823)
バッグの素材は高強度のポリエステルを採用しており、かなりの耐久性があります。
表地と裏地に二重の防水加工と隠れ式のファスナーにも防水加工されているため、錆びにくいのも特徴です。
コンパクトな容量とルーフレールがないと取り付けができないため、ルーフキャリア・頑丈ボックスと組み合わせて使用したい方にオススメです。
【SMONTER】
SMONTER(CDB-0002)
ポリエステル生地、防水ジッパーの二重保護、防水マジックテープにより100%防水を実現しているルーフバッグです。
高強度ナイロンストラップは、車に合わせて長さを調整でき、ルーフレールの有無にかかわらず荷台に固定することができます。
低価格なのに口コミ評価も高いので、コスパ重視の方にオススメです。
【AUPERTO】
AUPERTO(Cudnfsdk003-JP)
頑丈な生地とダブルフラップカバーによる耐久性の高さと滑り防止のゴム製のシートの付属、ルーフレールがなくても設置が可能です。
また、ルーフバッグに付属のポータブルバッグがあるため、使用しないときは保管がしやすいのも特徴です。
大容量で強固なつくりとなっているため、年間を通してキャンプをされる方におススメです。
まとめ
家族が増えた、大勢でキャンプを楽しみたい、新しいキャンプギアを買ったので持っていきたい、重装備で冬キャンプをやりたいなど様々な積載問題を解決してくれるアイテムがルーフバッグです。
ご自身のキャンプスタイルに合ったルーフバッグを選定し、キャンプライフを楽しみましょう。
高速道路向けルーフバッグの購入で失敗しないために、各ショッピングサイトのレビューもしっかり確認して自分にピッタリなモノを見つけましょう。
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