ロールトップバックパックは、バックパックの上をくるくると巻いてある特徴的なデザインのもので、登山で見かけることが増えてきました。
大きさやメーカー、機能など、目的によって選び方は多種多様です。
そこで本記事では、登山向けロールトップバックパックのメリットや選び方、おすすめの商品を紹介しています。
人気のものから最新のものまで、さまざまな商品を紹介していますので、ぜひ参考にしてみてください。
目次
- 1 登山向けロールトップバックパックを使うメリット
- 2 登山向けロールトップバックパックを使うデメリット
- 3 登山向けロールトップバックパックの選び方
- 4 登山向けロールトップバックパックおすすめ10選
- 4.1 【mont-bell】キトラパック 30(#1133238)
- 4.2 【MAMMUT】Ducan Spine 28-35(2530-00340)
- 4.3 【NORDKAMM】ハイキングバックパック ANTARES ALPINE(NORDKAMM40)
- 4.4 【MILLET】トリロジー 30(MIS2224-5724-U)
- 4.5 【Aconcagua】防水リュック アタックザック IGUAZU 23+7L(iguazu)
- 4.6 【Mystery Ranch】Bridger 35(19761529)
- 4.7 【karrimor】cleave 30 Medium(50142)
- 4.8 【Naturehike】リュック ハイキングRockバッグ 登山 多機能(NH20BB113)
- 4.9 【RowLow Mountain Works】Antelope(R13009)
- 4.10 【macpac】ヘスパー40(MM62201)
- 5 まとめ
登山向けロールトップバックパックを使うメリット
大きさを調整できる
荷物入れの部分をくるくると巻いて使用するので、荷物の容量に合わせてコンパクトに使うことができます。
例えば、食材を持参して登って調理・食事をすると、下りではバックパックの中は隙間ができた状態です。
そういった、荷物が減ってパッキングがしづらいときも、くるくると巻いてコンパクトにまとめることができます。
もちろん荷物が多いときには、最大限まで広げて使うことができるのもメリットです。
荷物の出し入れがしやすい
開口部が大きく開くデザインで荷物のパッキングがしやすく、中が見やすいため荷物を探すのに手間がかかりません。
また、雨蓋がないので、急いでいるときに手を煩わせることなく開閉することができます。
開口部を開くと筒状に大きく開いた状態になるので、縦長な荷物や大きな荷物もそのまま入れることができます。
さらに、中が見やすいことから取り出しやすくなることもおすすめポイントです。
防水性に優れている
バックパックの中が雨水で濡れてしまうときは、大体ジッパーの隙間から侵入していることが多いです。
しかし、ロールトップバックパックはジッパーとは違い、開口部を巻いて閉じることで密封性が高くなります。
すると、隙間から水が浸入しにくく、雨の被害を受けることも少なくなり、カメラや携帯などの精密機器を水から守ることができます。
登山向けロールトップバックパックを使うデメリット
小物の収納
開口部が大きく深く開く構造上、大きい荷物の出し入れには便利でも、小物の収納には工夫が必要です。
小物を取り出す際に、ロール部分をその度に開け閉めするのは手間なので、サイドポケットが充実したものを選ぶことをおすすめします。
他にも、頻繁に出し入れするものは、サコッシュやウエストバッグを活用して工夫しましょう。
底の荷物の出し入れ
縦長の形になるので、どうしても底の荷物へのアプローチが不便になります。
パッキングの際に、使用頻度の低いものから底に入れておくと、荷物の出し入れが不便になることを防ぐことができるでしょう。
また、ロールトップを開けずに中の荷物を取り出せるサイドファスナーがついているものだと、底の荷物の取り出しがスムーズになります。
登山向けロールトップバックパックの選び方
容量
登山は人によって目的が様々なので、行程にあった容量のバックパックを選びましょう。
目安としては、30Lまでが日帰り登山、40Lが1泊登山、50L以上がテント泊を含んだ行程の登山となります。
登山をこれから始めるという人は、30L前後のバックパックで十分荷物を積み込めるので、ステップアップするまで長く使えておすすめです。
デザイン
ロールトップバックパックは開口部が大きく開くので、大きな荷物の出し入れがしやすいというメリットがありました。
しかし、小物や底の荷物を取り出すのには手間がかかるので、サイドファスナーやポケットが多数あるデザインのものがおすすめです。
ボトルポケットがあるものや、大きめなフロントポケットがあるものだと、地図などすぐ取り出したいものがあるときに便利です。
メーカー
多くのメーカーが、様々な工夫を施してロールトップバックパックを販売しています。
mont-bell、MAMMUTなどの商品は高い機能性を誇っているので、性能でも妥協したくない人におすすめです。
一方、販売数は少ないけれど、オリジナル性の高い製品を販売している小規模メーカーも人気です。
独自のこだわりや、デザイン性が高いものなど、登山だけでなく幅広く使用したい人におすすめです。
価格帯
よく使われている30L~40Lのものだと、2万円から4万円で購入可能です。
安価なものだと、1万円前後で購入可能で、高価なものだと、5万円超えるものもあり、幅広い価格帯から選べます。
価格だけでなく、求めている機能や好みのデザインをしっかり吟味して選ぶことをおすすめします。
登山向けロールトップバックパックおすすめ10選
メーカー・製品名 | 重さ | サイズ | 素材 |
---|---|---|---|
mont-bell キトラパック 30 | 1250g | 高さ59×幅34×奥行き25cm | バリスティックナイロン |
MAMMUT Ducan Spine 28-35 | 1400g | 高さ58×幅28.5×奥行き15.5~24cm | ナイロン |
NORDKAMM ハイキングバックパック ANTARES ALPINE | 1180g | 高さ54×幅28×奥行き13~18cm | ナイロン |
MILLET トリロジー 30 | 940g | 高さ58×幅27×奥行き13cm | ダイニーマ |
Aconcagua 防水リュック アタックザック IGUAZU 23+7L | 450g | 高さ50×幅31×奥行き14cm | ナイロン |
Mystery Ranch Bridger 35 | 1700g | 高さ60×幅30×奥行き30cm | ナイロン |
karrimor cleave 30 Medium | 900g | 高さ52×幅25×奥行き24cm | ナイロン |
Naturehike リュック ハイキングRockバッグ 登山 多機能 | 1060g | 高さ56×幅26×奥行き18cm | ナイロン |
RowLow Mountain Works Antelope | 650g | 高さ42×幅42×奥行き17cm | ナイロン |
macpac ヘスパー40 | 1030g | 高さ70×幅31×奥行き17cm | ナイロン |
【mont-bell】
キトラパック 30(#1133238)
防水素材を使用しているので、レインカバーが不要となります。
急な雨でも、レインカバーを出して取り付ける手間がなく、もちろん中身が濡れることもありません。
左右のショルダーハーネスにはボトルポケットが付いていて、600mlまでのボトルが入ります。
このボトルポケットには内ポケットが付いているので、行動食などの小物を入れるのにも便利です。
重さ | 1250g |
---|---|
サイズ | 高さ59×幅34×奥行き25cm |
素材 | バリスティックナイロン |
【MAMMUT】
Ducan Spine 28-35(2530-00340)
小物などの収納や、荷物の取り出しやすさなどに特徴があるバックパックです。
ショルダーハーネス、ウエストベルトにそれぞれポケットが付いているので、携帯や行動食などを入れることができます。
また、ドリンクを入れることができるサイドポケットも付いています。
表面にフロントジッパーがあるので、開口部を開けなくても、直接外から荷物を取ることができて便利です。
重さ | 1400g |
---|---|
サイズ | 高さ58×幅28.5×奥行き15.5~24cm |
素材 | ナイロン |
【NORDKAMM】
ハイキングバックパック ANTARES ALPINE(NORDKAMM40)
バックパック表面がダブルジップの構造で大きく開くので、荷物の出し入れが非常に便利です。
背面の長さを3段階で調節することができ、自分の体にフィットするように調整することが可能です。
また、バックパックのフォルムを円錐形にすることで、身体がより密着するので、長時間の登山でも安定して歩行することができます。
重さ | 1180g |
---|---|
サイズ | 高さ54×幅28×奥行き13~18cm |
素材 | ナイロン |
【MILLET】
トリロジー 30(MIS2224-5724-U)
他とは一味違うインパクト大の見た目で、ルックスで差をつけたい人におすすめです。
アルパインクライミングのために開発されたので、軽量ながら耐久性にも優れています。
サイドジッパーが付いているので、開口部を開かなくても荷物を取り出すことができ便利です。
防水ファスナーなので、荷物が濡れる心配もありません。
重さ | 940g |
---|---|
サイズ | 高さ58×幅27×奥行き13cm |
素材 | ダイニーマ |
【Aconcagua】
防水リュック アタックザック IGUAZU 23+7L(iguazu)
小型のバックパックなので、日帰りの登山におすすめです。
パーツを少なくすることで、バックパック自体がかなり軽量となっています。
両サイドについている防水ジッパー付きのポケットには、携帯やペットボトルを収納することができ便利です。
完全防水仕様なので、日帰りの沢登りや水辺のレジャーなどにも使用できそうです。
重さ | 450g |
---|---|
サイズ | 高さ50×幅31×奥行き14cm |
素材 | ナイロン |
【Mystery Ranch】
Bridger 35(19761529)
背面から腰にかけてのクッションは、背骨に沿って空間のあく構造になっています。
通気性がよく熱や蒸れを逃がせるようになっているので、暑い時期も快適に歩行できます。
ショルダーハーネスは肩から胸にかけて柔らかくフィットする素材で、左右にポケットが付いた仕様です。
また、ウエストベルトにもポケットが付いており、収納も十分です。
重さ | 1700g |
---|---|
サイズ | 高さ60×幅30×奥行き30cm |
素材 | ナイロン |
【karrimor】
cleave 30 Medium(50142)
ショルダーハーネスの機能が充実していて、携帯やボトルを収納できるポケットが付いています。
また、トレッキングポールやグローブを固定できるアタッチメントループも付いていて便利です。
バックアップを降ろすことなく、手が届く範囲に様々な工夫がある合理性の高さがおすすめです。
さらに、表面と側面にもメッシュポケットが付いていて、こちらも地図やタオルなどを入れておくのに活用できます。
重さ | 900g |
---|---|
サイズ | 高さ52×幅25×奥行き24cm |
素材 | ナイロン |
【Naturehike】
リュック ハイキングRockバッグ 登山 多機能(NH20BB113)
多機能なつくりで、上部と両サイドのロープにトレッキングポールやマットレスなどを収納することができます。
また、軽量でありながら耐荷重は約11kgと、多くの荷物を収納できる強度があります。
リュック下のポケットにレインカバーが内蔵されているので、急な雨にも困りません。
強度や機能性もありながら、コスパの高い点が魅力で、初心者でも揃えやすいメーカーです。
重さ | 1060g |
---|---|
サイズ | 高さ56×幅26×奥行き18cm |
素材 | ナイロン |
【RowLow Mountain Works】
Antelope(R13009)
デザインがとてもおしゃれで、普段使いしたい人にもおすすめです。
容量も大きく、岩などのスレに強い素材なので、テント泊や縦走にも活用できます。
背面パッドやショルダーハーネスのインナーパッドは、分厚くしっかりとした硬さを感じるものを使用しています。
それによって、荷物の重量を感じにくく、使うほどに身体に馴染む仕様になっています。
重さ | 650g |
---|---|
サイズ | 高さ42×幅42×奥行き17cm |
素材 | ナイロン |
【macpac】
ヘスパー40(MM62201)
背面にあるワイヤーフレームやウエストベルトは、取り外しが可能で、装備やエリア、距離などよってカスタムすることができます。
チェストベルトのバックルには、遭難などの緊急時に必要なホイッスルが内蔵されていて、いざというときに安心です。
目的や登山レベルに合わせて複数のバックパックを持ちたくない人は、これひとつで幅広く活用できるのでおすすめです。
重さ | 1030g |
---|---|
サイズ | 高さ70×幅31×奥行き17cm |
素材 | ナイロン |
まとめ
紹介したバックパックには、同じシリーズで、容量だけが違って、機能とデザインは変わらないモデルを販売しているものが多いです。
また、女性用と男性用とで販売しているものもあります。
自分に合ったロールトップバックパックを是非見つけてみてください。
登山向けロールトップバックパックの購入で失敗しないために、各ショッピングサイトのレビューもしっかり確認して自分にピッタリなモノを見つけましょう。
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