今の走りを変えたいのであれば、ホイールを交換することがおすすめです。
しかし、ロードバイクのホイールは様々な種類があって、何を基準に選んだら良いのかわからないという方もいるのではないでしょうか。
そんな方向けに、今回はリムブレーキ用に絞ってロードバイクのホイールのご紹介をします。
メリットとデメリット、選び方のポイントと合わせて、最後にはおすすめ商品も記載していますので、きっと求めていた一品と出会えるはずです。
ぜひ最後までご覧いただき、今以上の爽快ライドを体験してください。
目次
- 1 リムブレーキ用ロードバイク向けホイールを使うメリット
- 2 リムブレーキ用ロードバイク向けホイールを使うデメリット
- 3 リムブレーキ用ロードバイク向けホイールの選び方
- 4 リムブレーキ用ロードバイク向けホイールおすすめ10選
- 4.1 【Campagnolo】BORA ONE 50 WO F/R HG
- 4.2 【SHIMANO】TIAGRA クリンチャー エアロスポーク(WH-R501-A-CL-F)
- 4.3 【FULCRUM】RACING ZERO C17
- 4.4 【Vision 】METRON 40 SL DISC チューブラー
- 4.5 【Campagnolo】SHAMAL ULTRA C17
- 4.6 【SHIMANO】クリンチャー(WH-R501-A-CL-F)
- 4.7 【Campagnolo】ZONDA C17
- 4.8 【FULCRUM】RACING 5 C17
- 4.9 【SUPERTEAM】700C カーボン クリンチャーロードホイール
- 4.10 【SUPERTEAM】700C UD Matteクリンチャーロードホイール
- 5 まとめ
リムブレーキ用ロードバイク向けホイールを使うメリット
軽量である
物によって異なる場合もありますが、リムブレーキ用ホイールはディスクブレーキ用のホイールよりも一般的に軽量な作りになっています。
自転車全体の重量は、登り坂を進む際や加速や走行スピードに影響が出るものです。
ホイールは中でも最も走行に影響が出るアイテムの一つですので、リムブレーキ用のホイールを選ぶことで、優れたパフォーマンスを発揮します。
コストが比較的安価
リムブレーキ用ホイールはディスクブレーキ用のホイールに比べてコストが低い傾向にあり、予算を抑えてホイールを購入したいという方におすすめです。
また、ディスクブレーキと比較してメンテナンス性も高いため、自転車店でのメンテナンス時にも安価に済むケースが多いです。
ディスクブレーキ用ホイールと比べて機構がシンプルなため、自身でメンテナンスしやすいメリットもあります。
ブラケットが握りやすい
ディスクブレーキは油圧により制動力を発揮しますが、油圧機構をブラケットに盛り込む必要があるため、ブラケットがサイズアップしてしまいます。
手の大きい男性であれば大きな影響はありませんが、女性や手の小さい方はブラケットに握りづらさを感じるでしょう。
リムブレーキであればブラケットもシンプルな作りになり、スリムで握りやすくなります。
リムブレーキ用ロードバイク向けホイールを使うデメリット
制動性能が低め
リムブレーキは天候や摩耗による影響を受けやすく、ディスクブレーキに比べて制動力が劣る点は否めません。
特に雨や悪天候下では、水の影響を受けて制動距離は明らかに延びてしまいます。
ウェット用のブレーキシューもありますが、その性能は限定的であり、ディスクブレーキの制動力には敵いません。
リムが摩耗してしまう
リムブレーキ用ホイールは、ブレーキパッドがリムの表面に直接摩擦するため、リムが摩耗により擦り減ってしまいます。
リムが摩耗した状態で使用を続けるとブレーキ性能が低下してしまうため、ディスクブレーキホイールと比較するとメンテナンスの頻度が高くなります。
また、ホイールの摩耗が進んでしまった場合には、ホイールの交換が必要です。
リムの取付原因でパンクが起きる場合がある
リムの摩耗が進行した際には、リムの取り換えが必要となります。
その際に、タイヤと干渉する位置にリムを取り付けてしまった場合、タイヤのパンクを引き起こしてしまうおそれがあります。
これによりタイヤもリムも損傷してしまう可能性があるため、リムはメンテナンスが容易でも慎重な作業が必要です。
リムブレーキ用ロードバイク向けホイールの選び方
ホイールの重量を確認する
ロードバイクの性能において、ホイールの重量はとても重要な要素です。
軽量なホイールは加速性能が向上するため信号待ち後のスタートが楽になり、上り坂の走行もより軽くなります。
ただし、過度に軽量なホイールは耐久性に影響を与えることがあるため、適切なバランスを見つけることが重要です。
ホイール素材で選ぶ
ホイールの素材は、一般的にアルミかカーボンが主流です。
アルミは比較的重たい傾向ですが、安価で耐久性に優れているメリットがあります。
一方のカーボンは軽量で走行性能は高いものの、外傷がつきやすく、価格も高くなりやすい点がデメリットです。
軽量且つ剛性であることからカーボンが人気ですが、使用用途や頻度によって検討することをおすすめします。
メンテナンスしやすさをチェック
ホイールはメンテナンスが必要なアイテムですので、メンテナンスしやすさを考慮することも大切です。
一部のカーボン製ホイールは、特別なメンテナンスが必要で扱いが難しい場合があります。
メンテナンス性の低いホイールは、ショップに任せる分メンテナンスに高い費用を必要とすることがあるため、ランニングコストも考慮する必要があります。
ブランドと評判で選ぶ
信頼性のあるブランドから購入することで、品質の高さが確保されます。
仮に、聞きなれないメーカーなどのものを購入する場合には、他のライダーや専門家の評判を調査し、慎重に選ぶことが必要です。
最近では、ネット通販での購入も主流になってきていますので、豊富なレビューも参考になります。
リムブレーキ用ホイールのメーカーは?
最高峰を求めるのであれば、「Campagnolo(カンパニョーロ)」がおすすめです。
イタリアの老舗メーカーであるカンパニョーロは、高品質なコンポーネントやホイールを提供しており、デザインと性能にも優れた製品が多くあります。
日本製で選ぶのであれば、「Shimano(シマノ)」がおすすめできます。
シマノは品質も高く、国内メーカーのためメンテナンスのしやすさでも高い評価を得ているメーカーです。
その他にも、信頼性が高く幅広い予算に対応している「Fulcrum(フルクラム)」や、パンクに強い「Mavic(マビック)」などもあります。
価格帯
価格帯は幅広く、ブランドやデザイン、性能や重量などによってかなり変動します。
有名メーカーの高価格帯のモデルだと、20万円〜30万円とそれなりの完成車を購入できるほどの金額です。
ハイグレードは軽量ながらも頑丈さを備えたものなど、クオリティは非常に高いものが揃っています。
リーズナブルなホイールをお求めであれば、10万円以下で購入できるエントリーモデルがおすすめです。
ホイールは価格が高いアイテムですので、予算との兼ね合いで慎重に検討しましょう。
リムブレーキ用ロードバイク向けホイールおすすめ10選
メーカー・製品名 | 素材 | リムハイト | 重量 |
---|---|---|---|
Campagnolo BORA ONE 50 WO F/R HG | カーボン | 50.0mm | 1,485g |
SHIMANO TIAGRA クリンチャー エアロスポーク | アルミ | 24.0mm | 1,900g |
FULCRUM RACING ZERO C17 | アルミ | フロント25mm、リア30mm | 1,518g |
Vision METRON 40 SL DISC チューブラー | カーボン | 40mm | 1,350g |
Campagnolo SHAMAL ULTRA C17 | アルミ | フロント26mm、リア30mm | 1,470g |
SHIMANO WH-RS100クリンチャー | アルミ | 24mm | 1,105g |
Campagnolo ZONDA C17 | アルミ | フロント24mm、リア27mm | 1,596g |
FULCRUM RACING 5 C17 | アルミ | フロント24.5mm、リア27.5mm | 1,650g |
SUPERTEAM 700C カーボン クリンチャーロードホイール | カーボン | フロント50mm、リア88mm | 1,780g |
SUPERTEAM 700C UD Matteクリンチャーロードホイール | カーボン | 38、50、60、88mm | 2,000g |
【Campagnolo】
BORA ONE 50 WO F/R HG
最高峰と呼べる「Campagnolo(カンパニョーロ)」のリムブレーキ用ホイールです。
トップレーサーになったかのような感覚になれるほどのスピードが出せ、乗り手をレベルアップさせてくれる商品です。
軽量でも安定感があり、品質の割にコスパが良いものとなっています。
多くのライダーから評価されている一品です。
素材 | カーボン |
---|---|
リムハイト | 50.0mm |
重量 | 1,485g |
【SHIMANO】
TIAGRA クリンチャー エアロスポーク(WH-R501-A-CL-F)
前後のホイールをセットにして1万円前後で購入できるリムブレーキ用ホイールです。
シマノの信頼できる安全性を持ってのこの値段は、かなりコストパフォーマンスが高いと言えます。
また、空気抵抗を減らした設計となっており、加速性能が高く、頑丈でもあり、初心者の方からどなたでも使用できる仕様となっています。
素材 | アルミ |
---|---|
リムハイト | 24.0mm |
重量 | 1,900g |
【FULCRUM】
RACING ZERO C17
デザインがかっこいいと、ライダーの中でも評判が高いホイールです。
カーボン級の軽量さにも関わらず、高い剛性を持ち合わせています。
レースに出られる方などにもおすすめできる性能の高さを兼ね備えており、すべてにおいて完成されたホイールといっても過言ではありません。
ただし、初心者やエントリーで購入されるのには少し値が張ります。
素材 | アルミ |
---|---|
リムハイト | フロント25mm、リア30mm |
重量 | 1,518g |
【Vision 】
METRON 40 SL DISC チューブラー
カーボン製で軽量設計となっているホイールです。
職人の手組により作られた見た目のカッコよさも売りの一つになっています。
チューブレスタイヤにも対応しており、ライダー好みに合わせることも可能なのがうれしいポイントです。
エアロホイールでありながら、横風にあおられる心配も軽減されています。
素材 | カーボン |
---|---|
リムハイト | 40mm |
重量 | 1,350g |
【Campagnolo】
SHAMAL ULTRA C17
ロングライドや、長い登板でも安心して使用できる高い剛性を持ったアルミ製ホイールです。
滑らかさを長時間維持できる「USBセラミックボール」を使用しており、回転の滑らかさを維持できます。
見た目も高級感があるカーボン製のハブを使用しているので、より軽量となっている点が特徴です。
素材 | アルミ |
---|---|
リムハイト | フロント26mm、リア30mm |
重量 | 1,470g |
【SHIMANO】
クリンチャー(WH-R501-A-CL-F)
コスパ重視で、エントリーモデルの商品です。
初めてのホイール交換でも安心して購入できるシマノクオリティで、初心者にもおすすめです。
安いからと言って、性能が悪かったり、壊れやすかったりする心配はありません。
前後セット約1万円でこのクオリティは、お財布に優しい値段設定です。
素材 | アルミ |
---|---|
リムハイト | 24mm |
重量 | 1,105g |
【Campagnolo】
ZONDA C17
トップのプロにも支持される軽量アルミホイールです。
優れた性能と抜群の安定性から、プロライダーが練習などでも使用する製品となっています。
コーナリングの際のグリップ性能や風の抵抗が従来品よりも一段と向上したことが、高い評価を獲得したきっかけです。
ロングライドやツーリングにもおすすめできる商品となっています。
素材 | アルミ |
---|---|
リムハイト | フロント24mm、リア27mm |
重量 | 1,596g |
【FULCRUM】
RACING 5 C17
エントリークラスではトップレベルの性能を誇るアルミ製のロードバイクホイールです。
低価格でありながらも、高いデザイン性や技術が搭載されており、日常使いからレースでも対応できる万能ホイールです。
前後で異なるリムハイトにより、パワー伝達効率の向上を実現するなど、初心者でもワンランク上を目指したい方におすすめの商品となっています。
素材 | アルミ |
---|---|
リムハイト | フロント24.5mm、リア27.5mm |
重量 | 1,650g |
【SUPERTEAM】
700C カーボン クリンチャーロードホイール
ディープリムで見た目にインパクトがあり、フロントが50mm・リアが88mmと、前後でリム高が違うホイールを使用しているのも特徴的な商品です。
初心者でも扱いやすい設計と値段設定である点がポイントとなっています。
ロゴのあるもの、ないもの、また色なども選択できることから、自分好みのロードバイクを検討されている方に特におすすめです。
素材 | カーボン |
---|---|
リムハイト | フロント50mm、リア88mm |
重量 | 1,780g |
【SUPERTEAM】
700C UD Matteクリンチャーロードホイール
38mm、50mm、60mm、88mmの4種類のリム高から選べる珍しいカーボンホイールです。
価格も手の出しやすい設定となっていることから、自分のロードバイクにあったホイールを選ぶことが可能となっています。
品質検査の合格も確認できるため、安心してご使用いただけます。
欠点としては、比較的重量が重いことから、スピード重視のライダーには不向きです。
素材 | カーボン |
---|---|
リムハイト | 38、50、60、88mm |
重量 | 2,000g |
まとめ
ホイール一つで走行スピードやハンドリングが変わるため、自分の目的や走行タイプにあったモデルを選ぶことで、ライドがより楽しくなります。
ロードバイク用のホイールといっても、リムハイトや素材により多数の種類がありますので、ぜひこの記事をご参考にしていただければ幸いです。
リムブレーキ用ロードバイク向けホイールの購入で失敗しないために、各ショッピングサイトのレビューもしっかり確認して自分にピッタリなモノを見つけましょう。
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