地面に接地し続ける唯一のパーツであるタイヤをそのまま屋内に入れることは、土足のまま部屋に入ることに近く、あまり衛生的とは言えません。
ロードバイクの汚れを屋内に持ち込まないためには、ロードバイク用のタイヤカバーの活用がおすすめです。
この記事では、ロードバイク用タイヤカバーをお探しの方に向けて、タイヤカバーを使うメリットやデメリット、選び方のポイントを解説します。
記事の最後には、おすすめのタイヤカバー10選もご紹介しますので、ぜひ最後までご覧ください。
ロードバイク用タイヤカバーを使うメリット
汚れを持ち込まない
ロードバイクのタイヤやホイールは、地面から拾う泥汚れやチェーンの油汚れが蓄積しやすく、手で触れるとすぐに黒くなってしまいます。
油汚れは手であればすぐに洗って落とせますが、カーテンやソファなどの家具についてしまうと落とすのは容易ではありません。
自宅に持ち込む前にタイヤカバーを装着しておけば、ロードバイクの汚れが移るのを防いでくれます。
持ち運びに便利
輪行や自動車への積み込みなど、ロードバイクを分解して運ぶ機会がある方はホイールカバーの活用がおすすめです。
ホイールカバーは汚れを防ぐだけでなく、移動中の振動などによりホイールやスポークが傷ついてしまうことを防いでくれます。
レースに出場するのであれば、パンクなどのトラブルに備えて予備ホイールを持ち運ぶ際にもホイールバッグが便利です。
ロードバイク用タイヤカバーを使うデメリット
付け外しが面倒
タイヤカバーのデメリットは、位置が低いタイヤへのカバー装着は体勢がキツく、付け外しが面倒に感じる点でしょう。
購入直後は都度付け外しをしていても、次第に面倒になり使わなくなってしまうというケースもよくあります。
ロードバイクの汚れが付かないようにしたければ、ロードバイク全体に被せるカバーの方が手軽で効果が高いかもしれません。
カバーの内側が汚れる
ホイールやタイヤ周りはロードバイクの中でも、特に泥汚れなどが付着しやすい部品です。
タイヤなどが汚れたままタイヤカバーを使用すると、当然ですがカバーの内側も汚れてしまいます。
カバー内側が汚れていると、せっかくホイールやタイヤを綺麗に洗ってもまた汚れがついてしまうことで、却ってストレスを感じてしまう可能性もあります。
ロードバイク用タイヤカバーの選び方
タイプから選ぶ
タイヤを覆うカバーには、「タイヤカバー」「ホイールカバー」「ロードバイクカバー」と大きく分けて3種類あります。
タイヤカバーは、主にタイヤやリム周辺のみを覆うカバーです。
ホイールカバーは、ホイール全体を包むカバーで、バッグタイプはホイールの保管や持ち運びにも便利にお使いいただけます。
ロードバイクカバーは、タイヤやホイールを含むロードバイク全体を覆うカバーです。
それぞれ用途や利便性が異なりますので、使い方を事前に想定してモデル選びをしましょう。
サイズを確認する
タイヤカバーの中には、ホイールとタイヤのサイズに合わせてピッタリめに作られていることも多くあります。
万が一サイズが小さくて入らないということの無いよう、カバーとタイヤのサイズはあらかじめよく確認しましょう。
持ち運びが多いのであればピッタリめを、自宅内の保管用であれば大きめの方が使い勝手が良くなります。
生地の厚みをチェック
タイヤカバーは使われている生地の厚みもまちまちですので、用途に合わせて厚みを選ぶことも大切です。
車などに積み込むために使うカバーであれば、振動や衝撃からタイヤを守るために、厚手の生地が使われているカバーがおすすめです。
屋内保管時の汚れ対策として使うのであれば、薄手生地のカバーの方が付け外しがしやすくなります。
メーカーから選ぶ
タイヤカバーは、輪行バッグなどのナイロン製品で高いシェアを誇る「オーストリッチ」が最も有名です。
他にも、総合サイクルパーツメーカーである「タイオガ」や、コスパの高いサイクル用品を展開する「ゴリックス」も評価の高いモデルを揃えています。
モデル選びに迷った時には、これらのメーカーから選べば失敗しにくいでしょう。
ロードバイク向けタイヤカバーの価格帯は?
ロードバイク向けタイヤカバーの多くは、2〜3,000円ほどで購入可能です。
ホイールを2本収納できる高機能なバッグや、耐衝撃性の高い厚手の生地が使われているモデルだと、4〜5,000円と少し価格帯が高くなります。
使用頻度や使い勝手などを見比べて、予算内に合わせてモデルを選びましょう。
ロードバイク用タイヤカバーおすすめ10選
メーカー・製品名 | タイプ | 適応サイズ | 材質 |
---|---|---|---|
オーストリッチ タイヤカバー ネイビーブルー | タイヤカバー | 27インチ | PE250D/CLC |
オーストリッチ タイヤカバー極太 ネイビーブルー | タイヤカバー | 29×2.6(mm) | PE250D/CLC |
オーストリッチ 車輪カバー | ホイールバッグ | 27インチ、32C | NL420D/HPC |
タイオガ ホイールバッグ 2本用 | ホイールバッグ | 700C | 70Dナイロン |
ソーヨー タイヤぱんつ | タイヤカバー | 700C | コットン |
TRIWONDER ホイールバッグ | ホイールバッグ | 700C | 400Dポリエステル |
CAMPWAY ホイールバッグ | ホイールバッグ | 700C | ポリエステル |
ゴリックス ホイールバッグ 2本用 | ホイールバッグ | 700C | 210Dナイロンオックスフォード |
ゴリックス 自転車カバー ホイールカバー | ホイールカバー | 全長1400~1800mm大径車用(24インチ~) | ナイロン、弾性繊維スパンデックス |
granc 自転車カバー ホイールカバー | ホイールカバー | 全長1400~1800mm | ナイロン、弾性繊維スパンデックス |
【オーストリッチ】
タイヤカバー ネイビーブルー(23314)
タイヤとリムを保護するこちらのタイヤカバーは、手軽な付けやすさと効果の高い保護性能を特徴としています。
伸縮性があるためタイヤが太いマウンテンバイクにも使用でき、幅広いタイヤサイズに対応している汎用性の高さも人気ポイントです。
ロードバイクをバラさずに車に積載する際にこちらの商品を活用することで、車内にタイヤ周りの汚れが付着するのを防ぎます。
タイプ | タイヤカバー |
---|---|
適応サイズ | 27インチ |
材質 | PE250D/CLC |
【オーストリッチ】
タイヤカバー極太 ネイビーブルー(YD-183)
極太サイズのタイヤカバーは、ロードバイクのタイヤにゆとりを持って装着したい方におすすめです。
カバー先端に付いているS字フックをスポークに引っ掛けるだけでカバーを装着できるため、ホイールを外す必要はありません。
生地は250デニールの厚手ポリエチレン素材を採用し、しっかりとした縫製で簡単に破れることもなく、タフにお使いいただけます。
タイプ | タイヤカバー |
---|---|
適応サイズ | 29×2.6(mm) |
材質 | PE250D/CLC |
【オーストリッチ】
車輪カバー(YD-184)
ホイールを取り外して保管・持ち運びをする機会がある方には、ホイールを全て包み込めるホイールバッグがおすすめです。
対応サイズはロードバイク用の700cのホイールと、タイヤサイズは32Cと太めのサイズまで対応しています。
価格は少し高めですが、縫製も安心のオーストリッチ品質で長く使えるため、長期的に見ればコスパの高いカバーです。
タイプ | ホイールバッグ |
---|---|
適応サイズ | 27インチ、32C |
材質 | NL420D/HPC |
【タイオガ】
ホイールバッグ 2本用(BAG30700)
70デニールのナイロン生地で頑丈さと軽量性を兼ね備えた、ホイールを2本収納可能なホイールバッグです。
ホイール運搬用のバッグとしてはもちろん、使用していないホイールを室内で保管する時にも活躍します。
生地には撥水加工が施されているため、多少の雨の中でも大切なタイヤやホイールを水濡れから防いでくれます。
タイプ | ホイールバッグ |
---|---|
適応サイズ | 700C |
材質 | 70Dナイロン |
【ソーヨー】
タイヤぱんつ(R2TRTYPNT0X)
コットン素材で通気性が高く、タイヤの品質低下防止や汚れ防止を目的としたタイヤカバーです。
35mmのリムハイトにぴったりな絶妙なサイズ感で、ホイールバッグのような大きなカバーは不要という方に向いています。
小さく折りたためるため、輪行にも使いやすく移動中のリムやタイヤの汚れ、傷つきを防ぎます。
タイプ | タイヤカバー |
---|---|
適応サイズ | 700C |
材質 | コットン |
【TRIWONDER】
ホイールバッグ(OS0204BL)
420デニールの耐摩耗性の高いポリエステル素材で、タイヤを保護してくれるホイールバッグです。
2つのホイールバッグにそれぞれホイールを入れられ、大きめの取っ手が付いているため持ち運びにも、フックに引っ掛けておくのにも便利にお使いいただけます。
18ヶ月にも及ぶ長期間の品質保証は、TRIWONDERの自信の表れです。
タイプ | ホイールバッグ |
---|---|
適応サイズ | 700C |
材質 | 400Dポリエステル |
【CAMPWAY】
ホイールバッグ
オックスフォード生地の中には5mm厚の特殊素材の綿が入っており、タイヤなどをしっかりと保護してくれるホイールバッグです。
耐引き裂き性能が高いため引っ掛けても破れにくく、防水素材のため濡れたタオルで拭くなどお手入れも簡単です。
バッグの中にはファスナー付きの小さな道具袋も付いているため、紛失しやすい小物も収納できます。
タイプ | ホイールバッグ |
---|---|
適応サイズ | 700C |
材質 | ポリエステル |
【ゴリックス】
ホイールバッグ 2本用
保管用や車載用として人気な、一つのバッグにホイールを2本収納できるタイプのホイールバッグです。
バッグ内部には仕切りが設けられており、2本のホイールをそれぞれ独立して収納できます。
ホイールバッグ自体を収納する袋もついているため、使用しない時には小さくしておくことで邪魔になることもありません。
タイプ | ホイールバッグ |
---|---|
適応サイズ | 700C |
材質 | 210Dナイロンオックスフォード |
【ゴリックス】
自転車カバー ホイールカバー
ストレッチ性の高い素材で前後のホイールを丸ごと包み込み、チェーン周りも含めて広く汚れの付着を防げるカバーです。
前輪を優しくロックするためハンドルが振れることもなく、屋内保管時のバイクの安定性向上にも寄与します。
収納袋も付属しており、使わない時にはコンパクトに保管できる便利なモデルです。
タイプ | ホイールカバー |
---|---|
適応サイズ | 全長1400~1800mm大径車用(24インチ~) |
材質 | ナイロン、弾性繊維スパンデックス |
【granc】
自転車カバー ホイールカバー
ロードバイクに限らず、クロスバイクやシティサイクルなどさまざまな自転車にマッチするホイールカバーです。
ホイール全体を覆うタイプは付けにくさが課題ですが、こちらのモデルはマルチフックループと専用ベルクロバンドにより装着が簡単になっています。
また、前輪を外した状態でも装着可能であったり、表裏がわかりやすいロゴなど、利便性にこだわったモデルです。
タイプ | ホイールカバー |
---|---|
適応サイズ | 全長1400~1800mm |
材質 | ナイロン、弾性繊維スパンデックス |
まとめ
ロードバイク用のタイヤカバーを適切に使用することで、部屋が汚れることを防いだり、ホイールやタイヤへの傷つきを防げます。
ぜひこの記事をご覧になり、利便性の高いロードバイク用タイヤカバーが見つかれば幸いです。
ロードバイク用タイヤカバーの購入で失敗しないために、各ショッピングサイトのレビューもしっかり確認して自分にピッタリなモノを見つけましょう。
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