ロードバイク用セラミックBBおすすめ5選!ボトムブラケットを厳選して紹介!

ロードバイクに慣れてきて自分なりのカスタマイズをしていくと、ボトムブラケット(BB)のアップグレードに興味がわいてきます。

初心者は聞いたこともないような少しマニアックな部品ですが、BBのアップグレードがもたらす効果は絶大です。

また、ホイールやコンポーネントの交換に比べると、良心的な価格のものが多いため交換のコスパも高いのが魅力です。

今回は、BBの中でも特に効果が実感しやすいセラミック製ベアリングを用いたBBに注目しておすすめの商品を紹介します。

ロードバイク用セラミックBBを使うメリット

耐腐食性・メンテナンス性に優れる

一般に完成車に初めから組み込まれているBBのベアリングは、材質が鋼であることがほとんどです。

鋼も錆に非常に強い金属ではありますが、セラミックはそもそも金属ではないため錆ることはなく、高い熱耐性もあります。

これによって、メンテナンス作業時間の短縮やベアリング自体の寿命延長など、様々な恩恵が受けられます。

踏力がストレスなく伝わる

セラミックベアリングは、金属ベアリングに比べて軽量で、かつ高い回転効率を合わせ持っています。

また、腐食防止のためのグリスを大量に注入しなくて済むことから、同じ踏力でもセラミックBBのほうが非常に滑らかに回転します。

よって、平地はもちろんですが、ヒルクライムでも今まで以上に踏力がダイレクトにスピードへと変換可能です。

体力が温存できる

セラミックBBのほうが回転性能が良く、軽量であることから、少ない力で回転を維持することができます。

踏力を温存できるので、ロングライドでは元々のBBに比べて体力を温存しながら走ることが可能になります。

セラミックBBに変えることで、サイクリングの航続距離延長につながること点もみ魅力の一つです。

ロードバイク用セラミックBBを使うデメリット

価格が高い

ホイールやコンポーネントに比べると安価と書きましたが、それでもセラミックBBは通常のBBに比べ値段が数倍高いです。

通常のBBは大体1万円以内で収まりますが、セラミックBBでは2~3万円が多く、中には6万を超えるような商品もあります。

耐久性が高いとはいえBBは消耗品ですので、自身の予算に合わせてグレードや材質、メーカーを選ぶ必要があります。

防塵性能低下のリスク

セラミックBBはプロのレースでも広く使われているため、ハイエンドモデルでは回転性能に特化している場合があります。

そのため防塵性能が犠牲になっている場合があり、BB内に水や泥等の異物が侵入に注意が必要です。

異物の侵入は、BBやその周辺機器損傷につながるため、レース専用での購入でないなら回転性能を追い求めすぎないのが得策です。

規格が複雑で交換が困難

BBは規格が統一されておらず、フレームメーカーによって異なります。

また、BBの交換作業も初心者が見様見真似でできるほど簡単ではないので注意が必要です。

折角セラミックBBを買ったものの、自分のロードバイクには組み替えられなかったとなっては無駄な出費となってしまいます。

購入と取り付け時には、一度普段見てもらっているショップに相談することをおすすめします。

ロードバイク用セラミックBBの選び方

自身のロードバイクに適合するか情報収集をする

デメリットの部分でも記載した通り、BBの規格は多岐にわたり、フレームメーカーによってバラバラです。

折角セラミックBBを買っても、自身のロードバイクに組み込めないとなってはあまりに残念なことになってしまいます。

まずは自身のロードバイクのメーカー公式HP等でスペック表を確認し、BBの規格をよく調査することが重要です。

何をどこまで求めるのか明確にする

セラミックBBは高い回転性能を持つため、交換により走行能力の底上げが期待できます。

一方で回転性能を求めると防塵性能を犠牲にせざるをえないため、日常使いがメインであればメンテナンスの負担は増加します。

何のためにBBを交換するのか、どういったシチュエーションがメインなのかを明確にしておきましょう。

メーカーで選ぶ

セラミックBBはネット上でも購入可能であり、様々なメーカーの商品がヒットします。

しかし折角付け替えるのであれば、よく分からないメーカーではなく、信頼性の高いメーカーの商品を選ぶのがおすすめです。

価格が高価でも構わないので、とにかく走りの性能向上を求めるのであれば「ceramicspeed」がおすすめです。

価格はほどほどで、セラミックBBの効果を明確に体感したいのであれば、「WISHBONE」を選んでみましょう。

価格帯

セラミックBBの価格はメーカーやグレードによって様々ですが、およそ1~2万円位の予算があれば購入可能です。

ハイエンドモデルでは7~8万円のものもありますが、初めて付け替えるのであればオーバースペックとなってしまいます。

まずは1~2万円のものに付け替え、それがまた交換を要するようになった際にハイエンドモデルを検討しても十分です。

ロードバイク用セラミックBBおすすめ5選

メーカー・製品名 重さ サイズ・規格 素材

TNI External-24

87g JIS(68mm) グレード3 セラミック
WISHBONE BB86-SH 104g BB86 グレード5 セラミック
スギノ SHPF(BB86) PWS CE Ver.2 記載無し BB86 日本製セラミック

CEMA SRC-BT-86CBPR

記載無し BB86 グレード5 セラミック

CERAMICSPEED BB BSA

記載無し BSA ROAD グレード3 セラミック

【TNI】
External-24

なるべく安くセラミックBBに付け替えたいのであれば、こちらの商品がおすすめです。

2万円以内で購入可能でありながら性能や信頼性は高く、コストパフォーマンスに優れた商品となっています。

完成車に付属している純正BBと比較すると、十分にその回転性能の違いを体感できるはずです。

重さ 87g
サイズ・規格 JIS(68mm)
素材 グレード3 セラミック

エクスターナル セラミックBB (シマノ/JIS) External-24

【WISHBONE】
シマノホローテック2クランク用(BB86-SH)

引用:Amazon

2万円弱で確かな性能アップを求めるのであればこちらの商品がおすすめです。

セラミックベアリングによる回転性能向上だけでなく、BBボディの質の高さから、クランク周辺の剛性アップも体感できます。

幅広い規格展開があるため、自身のロードバイクに適合したBBが見つかりやすい点もおすすめです。

重さ 104g
サイズ・規格 BB86
素材 グレード5 セラミック

【スギノ】
SHPF PWS CE Ver.2(BB86)

引用:Amazon

高品質の日本製セラミックベアリングを採用した、低価格でありながら非常に高品質なセラミックBBとなっています。

スギノ独自のシール構造を採用することで、高い回転性能を維持しながらも、防水・防塵性能を犠牲にしていない点がおすすめです。

レースで勝つためというより、日常使いがメインでありながらもロードバイクの性能アップを狙っている方におすすめの商品です。

重さ 記載なし
サイズ・規格 BB86
素材 日本製セラミック

https://www.suginoltd.co.jp/products/bb/powerSleeve.html

【CEMA】
SRC-BT-86CBPR

ベアリング製造メーカーである「CEMA」が自社開発・製造したベアリングで、高い技術力を誇ります。

回転性能はさることながら、低騒音・低振動で耐久性にも優れたおすすめの商品です。

値段も1~2万とセラミックBBの中では安価な部類に入るため、コストパフォーマンスの面からも優れた商品です。

重さ 記載なし
サイズ・規格 BB86
素材 グレード5 セラミック

 【CERAMICSPEED】
BB BSA

硬度の高いセラミックベアリングは耐摩耗性にも優れながら、最高峰の回転性能を発揮します。

値段は5万円弱とかなり高価ですが、最高のパーツを導入して限界を追い求める方にはおすすめしたい商品です。

ただ、腐食にはやや弱くなってしまうためメンテナンスは必死となります。

もし気になる方はSTANDARDモデルではなくCOATEDモデルを選択すると、防塵性能も一緒に手に入れることができます。

重さ  
サイズ・規格 BSA ROAD
素材 グレード3 セラミック

https://www.cog.inc/ceramicspeed/product/bsa-road 

まとめ

セラミックBBは比較的安価でありながら、交換によって効果を実感しやすいパーツの一つです。

レースを目指していなくても、セラミックBBの交換は日常使いの中で大きな恩恵を得ることができます。

目立たないパーツではありますが、より自分好みのロードバイクにカスタムすべくセラミックBBの導入を検討していただければ幸いです。

紹介アイテム一覧

ロードバイク用セラミックBBの購入で失敗しないために、各ショッピングサイトのレビューもしっかり確認して自分にピッタリなモノを見つけましょう。

TNI
External-24
WISHBONE
シマノホローテック2クランク用(BB86-SH)
スギノ
SHPF PWS CE Ver.2(BB86)
CEMA
SRC-BT-86CBPR
CERAMICSPEED
  BB BSA