テントは、キャンプの満足度を左右する重要なアイテムであり、安くない買い物です。
だからこそ、失敗はしたくないですよね。
テント購入する際に、注意しなくてならないポイントは色々ありますが、その中でも重要度の高いことがあります。
キャンプを楽しむ上で雨対策は必須なので、雨に強いテントを選ぶということです。
この記事では、雨に強いテントを選ぶ際にどのようなポイントがあるか詳しく解説していきます。
目次
- 1 雨に強いテントを使うメリット
- 2 雨に強いテントを使うデメリット
- 3 雨に強いテントを選ぶためのポイント
- 4 雨に強いテントおすすめ10選
- 4.1 【Coleman】4Sワイド2ルームコクーンⅢ(2000036431)
- 4.2 【snowpeak】アメニティドームL(SDE-003RH)
- 4.3 【Coleman】タフスクリーン2ルームハウス/MDX(2000039084)
- 4.4 【CAPTAIN STAG】エクスギア 2ルームドーム270(UA-18)
- 4.5 【DOD】ザ・テント(L)(T5-624-KH)
- 4.6 【ネイチャーハイク】NH18A095-D
- 4.7 【CAPTAIN STAG】トレッカー (UA-63)
- 4.8 【Husky】Fighter
- 4.9 【UNPLUGGED CP】HYDE
- 4.10 【DOD】ライダーズワンタッチテント (T2-275-TN)
- 5 まとめ
雨に強いテントを使うメリット
安心してキャンプを楽しむことができる
もしかすると、雨の日はそもそもキャンプをしないので、自分には関係ないと思う方もいるかも知れません。
たしかに雨が降るとわかっていて、キャンプに出かける人は少数派でしょう。
しかし、キャンプ予定日に必ずしも、降水確率が0%で、絶対に雨は降らないと確証はありません。
天気予報で、キャンプ予定地の降水確率が低いことを確認して、出発して、設営してみたはいいものの、滞在中雨に降られてしまうというケースも十分に考えられます。
雨に強いテントを選ぶことで、「万が一、長時間雨に降られてしまっても大丈夫」という安心感・心の余裕を得ることができます。
雨に強いテントを使うデメリット
結露しやすくなる
雨に強いテントというのは、水を通さないテントです。
水を通さない=通気性が悪いともいえます。
通気性が悪いと水分の行き場所がなく、テント内に結露してしまいやすくなります。
上からの雨からには、強いけど、結露でテント内ビッショリなんてことにもなりかねません。
しかし、ベンチレーション付きのテントを選ぶことで、このデッメリットは軽減することができます。
雨に強いテントを選ぶためのポイント
耐水圧の数値が高い
耐水圧とは、生地に染み込もうとする水の力を押さえる数値のことで、大抵の場合、スペックとして、明記されています。単位は「mm」で表します。
この数値が高いほど、耐水圧が高い=雨に強いテントということになります。
雨に強いテントを選ぶ際に、最も確認しなければいけない数値で、テントに求められる耐水圧は1500mmとされています。
主要なアウトドアブランドであれば、この基準をクリアしています。
しかし、この基準は各メーカー独自の基準であり、どのような検査をして、算出されているか明記されていません。
なので、スペックの耐水圧はあくまで目安だということを踏まえると、耐水圧は余裕を持ったほうがよいでしょう。
ダブルウォール構造であること
シングルウォールとは一層構造のテントで、ダブルウォールは2層構造のテントです。
スペック表記で、「インナーテント」や「フライシート」という表記があれば、ダブルウォールということになります。
構造を家で例えるのであれば、壁が1枚なのが、シングルウォール。
壁が2枚なのがダブルウォールということになります。
雨に強いという観点からすると、当然ながら壁が2枚のテントの方に軍配が上がります。
ベンチレーションがついている
ベンチレーションとは、換気ができる小窓のことです。
ベンチーションがあることで、デメリットを軽減することができ、快適性の向上に寄与するでしょう。
雨に強いテントで快適性も重視したい方は、必ずベンチレーションのあるテントを選びましょう。
前室つきのものを選ぶ
前室とはインナーテントと、フライシートの間のスペースのことです。
家で例えると、庇(ひさし)や軒(のき)に当たります。
前室がないと、雨が降っている時に、出入りするたびテント内に雨水が入り込んでしまうことがあります。
また、靴を脱いだり、履いたりすることも一苦労します。
前室があるテントでは、雨が降っていても、前室の中で、レインウェアを着たりすることができます。
雨に強いテントを選ぶ際は、前室付きのテントを選ぶことをオススメします。
雨に強いテントおすすめ10選
【Coleman】
4Sワイド2ルームコクーンⅢ(2000036431)
Colemanの最高峰モデルである、ファミリー向けの2ルームテントです。
耐水圧は安心のアウターが3000mm、 ボトムが10000mmという
ファミリー向けでは、“雨に強いテント”の代表格であるテントです。
また風にも強く、風速18m/sにも耐えることができる強度を持ちながら、身長の高い男性でもスムーズに移動できる居住性を両立しています。
4シーズン対応のテントなので年間通して、安心・快適にキャンプを楽しみたいファミリー向けのテントです。
【snowpeak】
アメニティドームL(SDE-003RH)
snowpeakの入門者向けである、ファミリー向けドーム型テントです。
耐水圧は、アウターが1800mm、 ボトムが1800 mmです。
他のテントと比べると、耐水圧が1800mmなので、低いと思われるかもしれません。
しかし、snowpeakでは、しっかりと耐水圧に関して、どのような検査基準なのかが、明記されています。
耐水圧に関して、しっかりと裏付けされた根拠を重視する人には、snowpeakはおすすめしたいメーカーです。
【Coleman】
タフスクリーン2ルームハウス/MDX(2000039084)
主に、夏向け用のファミリー向け2ルームテントです。
耐水圧はアウターが3000mm、 インナーテントとボトムが2000mmです。
遮光性に優れた生地を素材に施しており、テント内の温度上昇を大きく抑える技術が採用されています。
暑さ対策に特化しているテントは、Colemanが一歩先を行っていると言えそうです。
夏場がメインで、寒い時期はキャンプはやらないというファミリー向けのテントです。
【CAPTAIN STAG】
エクスギア 2ルームドーム270(UA-18)
CAPTAIN STAGのファミリー向け2ルームテントです。
耐水圧はアウター、ボトム共に2000を超えており、雨に強いテントと言えます。
全高が155cmと、少し低く抑えられており、居住性においてはマイナスですが、その分耐風性の向上と、設営がしやすいというメリットがあります。
価格もリーズナブルなので、2つの意味で“高すぎない”テントです。
【DOD】
ザ・テント(L)(T5-624-KH)
DODは、遊び心のあるテントメーカーですが、オーソドックスなファミリー向けドーム型のテントです。
耐水圧はアウターが 2000mm、 ボトムが 5000mmです。
DODも、しっかりと、耐水圧の基準について明記されており、安心できるメーカーです。
ボトムの耐水圧が5000mmあるので“雨に強い”と言えるでしょう。
設営がシンプルなドーム型テントは、2ルームテントに比べると設営がとても簡単です。
初めてのファミリーテントに、失敗のないおすすめできるテントです。
【ネイチャーハイク】
NH18A095-D
ソロ用でコスパが良く、耐水圧を重視したい人向けなのがこちらのドーム型テント。
耐水圧はアウター、ボトム共に4000mmあります。
重量が約2kgと携帯性に優れているので、サイクリングツーリングや登山向き。
専用のグランドシートが付属しており、荷物が少なくて済むのもよいです。
居住性を重視ないのであれば、オススメなテントです。
You Tube検証動画で「豪雨の中7時間耐えた」実績を持つテントです。
【CAPTAIN STAG】
トレッカー (UA-63)
快適装備をプラスした、アウター+インナーの2層構造のソロ用パップテントです。
耐水圧はアウターが 2000mm、 ボトムが3000mmあります。
インナー側面の空間にスペースがあり、インナー内には入れたくない荷物だけど、濡らしたくはない物がある場合には重宝しそうです。
また、前後全てを開放することができるので、タープのように使うこともできるのなど、バリエーションに富んだ設営が可能です。
【Husky】
Fighter
HUSKYのソロ用ドーム型テントです。
HUSKYはまだ日本では知名度は低いかもしれませんが、1997年にチェコのプラハで設立したアウドドアメーカーで、ヨーロッパを中心に28カ国で人気のあるブランドです。
その品質の良さから、軍隊や、アルピニストなどのアウトドアのプロから愛用されているそうです。
耐水圧はアウターが7000mm、 ボトムが11000mmと、ソロ用では断トツでトップクラスとなっています。
【UNPLUGGED CP】
HYDE
とにかく、雨に強いソロ用パップテントを求めている人には、おすすしたいテントです。
耐水圧4000mmに加え、全ての縫製部分裏面に、防水シームテープが施されており、防水性が強化されています。
ベンチレーションは背面株全体と、左右下部の合計3箇所。
デザインもブラック×シンプルでカッコイイです。
【DOD】
ライダーズワンタッチテント (T2-275-TN)
簡単なのに高機能なソロ向けのドーム型テントです。
紐を引くだけでアウターテント、インナーテント、グランドシート、荷物の置ける前室がすべて完成する、ワンタッチテントです。
ワンタッチと言っても、侮るなかれ、耐水圧はアウター3000mmとボトムで5000mmあり、前室、ダブルウォール構造と、雨に強い要素を高いレベルで満たしています。
キャンプツーリングをするバイカーにおすすめなテントです。
まとめ
テント選びにおいて、雨に強いテントを選ぶ重要性と、雨に強いテントを選ぶ際の4つのポイントをご紹介させていただきました。
雨に強いテントを持っていると、「多少の強い雨に降られても大丈夫」という精神的な余裕を持った状態で、キャンプを心の底から楽しむことができます。
この記事が、テント選びの一助になれば幸いです。
雨に強いテントの購入で失敗しないために、各ショッピングサイトのレビューもしっかり確認して自分にピッタリなモノを見つけましょう。
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