しなり剛性の高さ、やわらかい打感などを求めて、パターシャフトをカーボンシャフトにカスタマイズする人が増えています。
爆発的人気となったスタビリティシャフトや、LA GOLFは PGAツアーでも多く採用されており、その性能の高さがうかがえます。
そんな最近注目されているパター用カーボンシャフトですが、種類も多く迷ってしまいますよね。
そこで本記事では、パター用カーボンシャフトのメリットやデメリット、おすすめ商品を紹介しています。
人気で定番のモデルから、知る人ぞ知る地クラブメーカーのものまで集めていますので、参考にしてみてください。
目次
- 1 パター用カーボンシャフトを使うメリット
- 2 パター用カーボンシャフトを使うデメリット
- 3 パター用カーボンシャフトの選び方
- 4 パター用カーボンシャフトおすすめ10選
- 4.1 【BGT】 スタビリティーカーボン
- 4.2 【BGT】 スタビリティ ツアー2 ポーラー
- 4.3 【フジクラ】 MC PUTTER
- 4.4 【三菱ケミカル】 Diamana PUTTER
- 4.5 【マスダゴルフ】 TOURPROTO 3004
- 4.6 【コンポジットテクノ】 Fire Express PT
- 4.7 【CRAZY-SHAFT】 CRAZY DEAD PT
- 4.8 【CRAZY-SHAFT】 CRAZY DEAD PT-125
- 4.9 【LA GOLF】 P-SERIES
- 4.10 【LA GOLF】 P-SERIES-SOHO
- 4.11 【LA GOLF】 TP ZONE PUTTER SHAFT
- 5 まとめ
パター用カーボンシャフトを使うメリット
ねじれに強い
パター用カーボンシャフトの大きな特徴に、低トルクでねじれに強く、左右へのバラつきが少ないパッティングができるということがあります。
パターと言えども、ストローク中のヘッドにはねじれる力が働き、インパクトの際に正しくスクエアに戻らないと左右のミスの原因になります。
カーボンシャフトでは、1°などの低トルクパターが多く、ねじれ剛性が高いため、狙った方向に打ち出しやすいのでおすすめです。
しなりを使ってテンポを作れる
パター用カーボンシャフトの中には、左右に振っただけでしなるほどに柔らかいモデルをはじめとして、しなりやすい傾向にあります。
一見すると狙い通りに打ちづらそうに感じますが、このしなりが切り返しのタイミングを合わせやすくし、一定のテンポを作ってくれます。
繊細なパターにおいて、打ち急ぎや緩みすぎなどのミスは起こりやすいので、テンポを一定にパッティングできるのは大きなメリットです。
ミスヒットにつよい
しなり剛性が高いということは、ストローク中のヘッドのブレだけでなく、芯から外したミスヒットの際にも効果を発揮します。
通常、ミスヒットをすると左右にヘッドがブレるため、その分距離をロスしてしまいます。
一方、低トルクパターでは、ミスヒットした際にもねじれることなくそのまま押し込む動きになるため、距離のロスが生じにくくおすすめです。
パター用カーボンシャフトを使うデメリット
高価な場合が多い
パター用のスチールシャフトの値段はあまり知られていませんが、おおよそ数千円で購入することができます。
一方で、パター用カーボンシャフトでは安いもので2万円前後から高額なもので5万円近くになります。
また、カスタム使用であったり差し替えの工賃が発生したりと、費用がかかる傾向にあるため注意が必要です。
パター用カーボンシャフトの選び方
おもさ
まず、一つ目に重さを考えると良いいでしょう。
スチールシャフトと同じような重量バランスとすれば、今まで通りの感覚でパッティングできます。
一方で、シャフトを軽くすることでヘッドの重みがより感じやすくなり、しなりを上手く使ったパッティングをすることができます。
硬さ
ドライバーなどのカーボンシャフトを選ぶ際にも重要な項目の硬さについても考慮する必要があります。
やわらかいシャフトほど、遊びの部分が大きいので多少のズレを補ってくれる効果があります。
一方で硬いシャフトは、遊びがすくなくわずかな操作がそのままヘッドに伝わるため、技術力の低いアマチュアには難しい場合が多いでしょう。
メーカー
メーカーによって考え方が異なり、細かいことを言うとそれぞれの特色があります。
いかにアマチュアゴルファーに扱いやすく楽にするかと考えていたり、プロに要望されたように設計しているというメーカーもあります。
パッティングだけは、プロと同じようにストロークできるものなので、プロ設計のものに挑戦するのも良さそうですね。
価格帯
価格帯は、限定モデルなどで非常に高価なものを除けば、2万円台から5万円ほどになります。
価格によるブランド力や性能差よりも、重量や硬さで選択すると良いでしょう。
ひとえにパター用カーボンシャフトと言っても、千差万別ですので自分のストロークに合ったものを選びましょう。
パター用カーボンシャフトおすすめ10選
| メーカー・製品名 | 重さ | 長さ |
|---|---|---|
| BGT スタビリティーカーボン | 125g | 37インチ |
| BGT スタビリティ ツアー2 ポーラー | 102g | 37インチ |
| フジクラ MC PUTTER | 115g | 35インチ |
| 三菱ケミカル Diamana PUTTER | 138g | 915mm（36インチ） |
| マスダゴルフ TOURPROTO 3004 | 約140g | 915mm（36インチ） |
| コンポジットテクノ Fire Express PT | 96/137/153g | 35/36/36インチ |
| CRAZY-SHAFT CRAZY DEAD PT | 105/165/200g | 30/38/46インチ |
| CRAZY-SHAFT CRAZY DEAD PT-125 | 128g | 35.5インチ |
| LA GOLF P-SERIES | 107/135/185g | 36/36/46インチ |
| LA GOLF P-SERIES-SOHO | 136g | 36インチ |
| LA GOLF TP ZONE PUTTER SHAFT | 105/135/180g | 36/36/46インチ |
【BGT】
スタビリティーカーボン
スタビリティシャフトは、今までのパターシャフトはスチール製という概念を覆し、パッティングを大きく改善しました。
高弾性炭素繊維シャフトによってトルクが大きく低減され、シャフト内部のアルミインサートによって先端部の曲げ合成が大幅に強化されています。
これらの技術によって、インパクト時のパターフェースがスクエアに保たれ、シャフトのしなりを活用し安定したパッティングを実現しています。
| 重さ | 125g |
|---|---|
| 長さ | 37インチ |
【BGT】
スタビリティ ツアー2 ポーラー
オリジナルのスタビリティシャフトから、よりスリムな流線型の外観となりスチールシャフトに近い重量バランスになっています。
カーボンファイバーが増量されており、心地よく反応の良い打感とコントロール性能となっています。
スチールシャフトと感覚は似ているものの、目標方向に真っすぐ安定した距離感でパッティングできると大人気のシャフトです。
| 重さ | 102g |
|---|---|
| 長さ | 37インチ |
【フジクラ】
MC PUTTER
SpeederやVENTUSといった人気シャフトを製造しているトップシャフトメーカーのフジクラから出ているパター用カーボンシャフトです。
カーボンの設計自由度を生かして重心調整し、金属やゴムとの複合化によってクリアな打感とフィーリングになっています。
3つのフレックスが用意されており、柔らかいsmoothはしなりが生まれ切り返しの間が取りやすく、硬いFIRMやX-FIRMになると操作性が鋭敏になります。
| 重さ | 115g |
|---|---|
| 長さ | 35インチ |
【三菱ケミカル】
Diamana PUTTER
大人気シャフトシリーズのDiamanaのパター専用カーボンシャフトです。
カーボンならではのしなりから、ゆったりとしたストロークリズムで打ちやすく押し出すタイプのFlex1.0と、硬く鋭敏な反応のFlex2.0の2種類があります。
引きはじめと切り返し時の安定感が抜群によく、マイルドな打感で狙ったラインに乗せやすいという高評価が多く得られています。
| 重さ | 138g |
|---|---|
| 長さ | 915mm（36インチ） |
【マスダゴルフ】
TOURPROTO 3004
クラブデザイナーのオーナーが独創的な発想とクラフトマンシップで、こだわり抜かれたゴルフクラブを製造しているブランドです。
パター用カーボンシャフトの中ではかなり重量級の140gであり、最近はやりの大型ヘッドに装着しても重量バランスが良く安定してストロークできます。
やわらかい打感で、カーボンならではのしなりによって切り返しのリズムがつかみやすくなり、距離感を合わせやすくなるシャフトです。
| 重さ | 約140g |
|---|---|
| 長さ | 915mm（36インチ） |
【コンポジットテクノ】
Fire Express PT
距離感やストローク中のブレ、目標方向に打ち出しやすい性能で、ロングセラーとなっているPT130の最新モデルです。
従来の性能は評判通りですが、重量別フレックス設計によって重さと硬さのバランスから安定したストロークを実現しています。
打感は柔らかく多少のミスヒットでは転がりが変わらなく、フィーリングと寛容性に優れているというレビューが多くあります。
| 重さ | 96/137/153g |
|---|---|
| 長さ | 35/36/36インチ |
【CRAZY-SHAFT】
CRAZY DEAD PT
1本1本丁寧に職人の手によって製作する地クラブメーカーのクレイジーが製造したパター用カーボンシャフトです。
パターに初めて80tフルレングス積層シャフトを採用し、ソフトな打感で安定した転がりを実現しています。
長さが長・中・短と3種類用意されており、パタースタイルに合わせてマッチした性能のものを選ぶことが可能です。
| 重さ | 105/165/200g |
|---|---|
| 長さ | 30/38/46インチ |
【CRAZY-SHAFT】
CRAZY DEAD PT-125
同じくクレイジーシャフトからPT-125ですが、重量が128gあるのでストロークの安定感が増し、大型ヘッドに合いやすくなっています。
重量級シャフトでありながらもスチールシャフトのようにしなりつつ、カーボンの寛容性をあわせ持ったシャフトです。
硬めの設計でありながら、しなりによる遊びの幅がありますので、操作性と寛容性のバランスが良くおすすめです。
| 重さ | 128g |
|---|---|
| 長さ | 35.5インチ |
【LA GOLF】
P-SERIES
LA GOLFは、USPGAツアープロからも愛用されており非常に高品質で高性能なシャフトを製造しているメーカーです。
P-SERIESは、非常に硬く低トルクでたわみや曲がりを抑え、目標方向に真っすぐ打ち出すことを助けてくれます。
重量も107gから185gまで3段階あり、パターヘッドの重量に合わせて最適なシャフトを見つけられます。
| 重さ | 107/135/185g |
|---|---|
| 長さ | 36/36/46インチ |
【LA GOLF】
P-SERIES-SOHO
一般的にパターでは、シャフトとヘッドをつなぐホーゼルに穴を開け、内側にシャフトを差し込むインセットホーゼルが主流です。
しかしこちらは、オーバーホーゼルと言ってシャフトの内側にホーゼルを差し込むタイプになります。
これによってシャフトとヘッドの一体感が増し、操作性がよく感じる、見た目がすっきりするなどのメリットがあります。
| 重さ | 136g |
|---|---|
| 長さ | 36インチ |
【LA GOLF】
TP ZONE PUTTER SHAFT
スチール並みの重量に、硬くねじれを抑えた低トルクを目標に、ザイロンファイバーという素材を用いて開発されたシャフトです。
スチールシャフトよりも数フレックス程度硬いことで、ストローク中のねじれによる目標方向からのズレに強くなっています。
重さは3種類あり、スチールより軽くヘッドの重さで打ちやすい105gとスチール同様にバランスよい135g、そしてアームロック用の180gが用意されています。
| 重さ | 105/135/180g |
|---|---|
| 長さ | 36/36/46インチ |
まとめ
ドライバーやウッド、アイアンなどのクラブだけでなく、パターにもカーボンシャフトは効果を発揮します。
様々な性能のシャフトがあるので、自分のパッティングに合うようなシャフトを探してみてください。
パター カーボンシャフトの購入で失敗しないために、各ショッピングサイトのレビューもしっかり確認して自分にピッタリなモノを見つけましょう。
さらに探したい方