どこでも気軽に音楽が聴けるという手軽さから、Bluetoothスピーカーはコンパクトで持ち運びに便利なものが主流となっています。
スピーカーの技術が進み、コンパクトでありながら十分なパワーを持った商品も多いですが、大型スピーカーの音量にはやはり劣ります。
そこでご紹介したいのが、2台同時再生ができ、複数台の接続にも対応したBluetoothスピーカーです。
本記事では、2台同時再生ができるスピーカーについて詳しくご紹介していきますので、是非参考にしてください。
目次
- 1 2台同時再生可能なBluetoothスピーカーとは
- 2 2台同時再生可能なBluetoothスピーカーを使うメリット
- 3 2台同時再生可能なBluetoothスピーカーを使うデメリット
- 4 2台同時再生可能なBluetoothスピーカーの選び方
- 5 2台同時再生可能なBluetoothスピーカーおすすめ10選
- 5.1 【Bose】SoundLink Flex(SLink Flex BLK)
- 5.2 【Bose】SoundLink Micro(SLink Micro BLK)
- 5.3 【ソニー】ポータブルスピーカー(SRS-XB13)
- 5.4 【ソニー】ワイヤレスポータブルスピーカー(SRS-XB23)
- 5.5 【JBL】FLIP6(JBLFLIP6BLK)
- 5.6 【Anker】Soundcore 3(A3117)
- 5.7 【Marshall】Emberton Ⅱ
- 5.8 【Bang & Olufsen】Beosound Explore(1626004)
- 5.9 【Creative】MUVO Play(SP-MVPL-BK)
- 5.10 【DENON】Envaya Pocket(DSB-50BT-BK)
- 6 まとめ
2台同時再生可能なBluetoothスピーカーとは
Bluetoothには「プロファイル」と呼ばれる、接続するための仕様があり、マウスやスピーカーなど、接続する機器によって異なります。
2つのBluetoothのチップを搭載している場合を除き、1台の親機から、プロファイルが同じ2台の機器に同時接続することはできません。
そのため、1対1で親機とBluetoothスピーカーをペアリングし、あとはスピーカー同士で接続し合うという仕組みになっています。
よって、本来は1台しか再生できないスピーカーを、2台、機種によっては100台以上のスピーカーを同時再生することができるのです。
2台同時再生可能なBluetoothスピーカーを使うメリット
配線なしでステレオサンドが楽しめる
一般的なステレオスピーカーは、2台のスピーカーに分かれており、それぞれを線でつなげるため、設置場所が固定されてしまいます。
いっぽう、2台同時再生が可能なBluetoothスピーカーであれば、配線が不要で、どこでも気軽にステレオサウンドが楽しめます。
防水機能の付いたモデルであれば、屋外でのイベント等で使用することにより、よりいっそう場の雰囲気を盛り上げてくれることでしょう。
音の拡張性が高まる
複数台接続が可能なモデルを選ぶことにより、最初は1台購入し、音量を増やしたい時に追加購入をしたりと、拡張性が高まり便利です。
1人で音楽を聴く時は1台で、数人で聴く時は2台にしたりと、音楽を聴くシチュエーションによって接続の仕方を変えることができます。
ただし、メーカーを合わせるのはもちろん、機種を合わせる必要があったりもするので、注意事項を事前によく確認するようにしましょう。
2台同時再生可能なBluetoothスピーカーを使うデメリット
接続の設定が面倒
機種によってもさまざまですが、2台同時再生をするためには、スピーカーを2台並べてボタンを長押ししたりと、設定がやや面倒です。
設定方法を覚えてしまえば問題ないのですが、最初はうまく接続できなかったりして、戸惑ってしまうこともあるでしょう。
メーカーによっては、アプリ上で設定できるものもあるので、アプリのほうが直感的に使えて設定しやすいのではないでしょうか。
対応コーデックが制限される
スピーカー単体では高音質のコーデックに対応していても、2台つなげることにより、標準的なコーデックに落ちる場合もあります。
音質や低遅延にこだわる場合は、1台で再生する必要がありますが、臨場感を求めるのであればステレオ再生に軍配が上がります。
音楽を再生するシチュエーション、音楽のジャンルなどにより1台接続、2台接続と使い分けていくとよいでしょう。
2台同時再生可能なBluetoothスピーカーの選び方
メーカースペック表で対応の有無を確認
2台同時再生可能の有無は、メーカーホームページ、またはショッピングサイトの商品説明欄に必ずと言っていいほど記載されています。
最近では、安いBluetoothスピーカーにも機能として備わっているものが多く、「TWS対応」と記載されているものが多いです。
大手メーカーになると、Stereo Pair機能(ソニーの場合)など、独自の呼び方をしている場合もあります。
2台同時接続の方法をマニュアルなどで確認
その機種の2台同時接続の方法については、メーカーホームページにアップされている製品マニュアルを見ればおおかた確認ができます。
多くのモデルが、メーカーの専用アプリで同時接続の設定ができますが、安いモデルになると、アプリに対応していない場合があります。
アプリで対応できないモデルの場合、2台のスピーカーのボタン操作が必要だったりと、接続に若干手間が発生しますのでご注意ください。
2台同時再生可能なBluetoothスピーカーおすすめ10選
【Bose】
SoundLink Flex(SLink Flex BLK)
コンパクトなボディながら、1台でも十分な重低音を効かせることができ、高い防じん・防水性能を誇るため、アウトドアでも活躍します。
専用アプリで簡単に2台のスピーカーをつなげることができ、パーティモード(2台同じ音を再生)、ステレオモードの選択が可能。
2台使いでさらに迫力のある音量と、広音域のサウンドを実現できるので、Boseの有線スピーカーを使っていた方にもおすすめです。
【Bose】
SoundLink Micro(SLink Micro BLK)
Boseのポータブルスピーカのなかで、もっともコンパクトで持ち運びに便利で、音楽の再生だけでなくWeb会議にも使える商品です。
丈夫なストラップが付いているので、リュックや自転車に付けて音楽を再生することにより、外にいる時間をよりいっそう楽しめます。
5つのカラーから選べるので、友達同士で色違いで揃え、持ち寄ってステレオサウンドを楽しむ、といった使い方も面白いですね。
【ソニー】
ポータブルスピーカー(SRS-XB13)
コンパクトながら低音の効いたサウンドを実現し、そのうえ手頃な価格帯のため、もっとも売れているソニーのポータブルスピーカーです。
ストラップ付きなので、リュックに付けて持ち運んだり、キャンプではランタンスタンドなどに引っかけて音楽を楽しむのもいいですね。
防水性能もあるため、お風呂に2台置いてステレオ再生をするといった、贅沢な自分時間を過ごすにも一役買ってくれそうな商品です。
【ソニー】
ワイヤレスポータブルスピーカー(SRS-XB23)
ペットボトルのように縦に長い形状で、縦置き、横置きの両方に対応し、横置きにすると1台でもステレオサウンドを楽しむことができます。
スピーカーユニットの先端を狭くすることで音の広がりを良くした、ソニーの特殊技術により、コンパクトながら迫力のあるサウンドを実現。
置き場所があまり確保できない環境であれば、縦置きのモノラルにして、2台接続によりステレオサウンドにするという使い方もできます。
【JBL】
FLIP6(JBLFLIP6BLK)
JBLならではの、重低音の効いた迫力のあるサウンドはもちろん、2ウェイスピーカーにより、中音・高音もバランスよく再生できます。
さらにJBLの独自機能「Party Boost」を搭載しており、対応機種同士であれば、なんと100台もの機器を同時接続することが可能。
その名の通り、パーティなどたくさんの人が集まるようなシーンで、その威力を発揮できそうなBluetoothスピーカーです。
【Anker】
Soundcore 3(A3117)
そのコスパの良さで爆発的に売れた、AnkerのSoundcore 2を、さらにアップグレードさせたモデルになります。
ドライバーの改良により、より重低音を効かせた迫力のあるサウンドが特徴で、アプリを使えばさらに好みの音質に調整することも可能。
アプリ操作により、100台以上同時接続ができるようになったのですが、ステレオ再生が非対応になったのがマイナスポイントです。
【Marshall】
Emberton Ⅱ
小さなボディにマーシャルのサウンドをぎゅっと詰め込んだ、Embertonがアップグレードし、さらにアプリ対応となりました。
アプリではイコライザーで好みの音質に変えることができ、スタックモードで複数台のEmbertonⅡを接続することも可能。
1台でも十分なライブ感を発揮しますが、2台同時再生することにより、ライブハウスさながらの迫力に圧倒されることでしょう。
【Bang & Olufsen】
Beosound Explore(1626004)
デザインの美しさで知られるBang & Olufsenのスピーカーのなかで、もっとも手頃でアウトドアにも適した商品です。
コンパクトなボディからは想像できないような、低音をずっしりと感じるサウンドが魅力で、さらに2台接続でステレオ再生も可能。
インテリアの一部となりそうな洗練されたデザインでありながら、高い防水性でキャンプなどでも使用できたりと、マルチに活躍します。
【Creative】
MUVO Play(SP-MVPL-BK)
PCサウンドカードで有名なCreativeが放つ、高い防水性能と長時間の連続再生を可能にした、アクティブに使えるスピーカーです。
本製品を2台接続することにより、ステレオ再生が可能で、お風呂やアウトドアでも迫力のあるサウンドを楽しむことができます。
高音が若干弱い印象ですので、ボーカルメインの曲よりは、重低音の効いたロックやダンスミュージックの再生に向いているでしょう。
【DENON】
Envaya Pocket(DSB-50BT-BK)
低遅延のコーデック、aptX LLに対応しているため、テレビの手元スピーカーとして使用したり、映画の再生にも適した商品です。
コンパクトでありながら、5.5W×2のハイパワーを誇り、AACにも対応しているので、Apple製品からの音楽再生にも最適です。
ただし、2台のEnvaya Pocketを接続するステレオペアリング機能を使うと、標準のコーデックとなりますのでご注意ください。
まとめ
2台同時再生ができるBluetoothスピーカーは、低価格のものから高価格のものまで、さまざまな商品がリリースされています。
1台のスピーカーでは再現できないような臨場感あふれるサウンドを、是非体験してみてはいかがでしょうか。
2台同時再生可能なBluetoothスピーカーの購入で失敗しないために、各ショッピングサイトのレビューもしっかり確認して自分にピッタリなモノを見つけましょう。
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